今夜からファミリー劇場で『刑事貴族』の牧編がスタート。去年は、日テレプラスで放送されていたがファミ劇では、初放送のようです。牧と言えば、今年の1月に放送された『警視・深町征爾 狼は天使の匂い』と言うドラマで、舘さんが警視庁捜査一課の一匹狼・深町警視を演じられていた。事件の内容や銃を持った時の身のこなしや、BGM、ハードボイルドな演出も含めて、まるで20年後の牧を見ているような気分になりました。タイトルの「狼は天使の匂い」も、牧編のサブタイトルを彷彿とさせられます。あぶない刑事でナカさんを演じたベンガル氏が高見沢刑事部長役で出演されていたのも印象に残った。牧が生きていたら、ああいう感じになっていたんだろうな…。ローカルのテレビ神奈川では、風間編が放送中、日テレプラスでは、『刑事貴族2(本城編)』も放送されているし、今日から舘、郷、水谷それぞれの主演のシリーズが同時に放送されることになります。タイトルは、同じでも内容や演出には、それぞれに特色があって今見ても面白い刑事貴族。先月に武田刑事役の地井武男さんがお亡くなりになられてしまいましたが、改めてこのドラマでの地井さんの役割の大きさを噛み締めながら、もう一度牧編を味わいたい。
日テレプラスの刑事貴族2は、後期に入り、レギュラーメンバーが一部チェンジ。後に『相棒』で水谷氏とコンビを組むことになる寺脇康文氏が演じる藤村亮刑事と鳥越マリ氏演じる芝夏美刑事が新たに加入。亮は、繁尾刑事の後任でしたが、新人と言うよりは、中堅的で、実やタクよりも貫禄がありましたね。ショルダーホルスターやサングラスをつけていたので、あぶ刑事風味なワイルドなデカと言うのが最初の印象でした。実際、初登場回の「悪い奴ら」では、単独で突っ走って事件を解決しようとしていたし、愛用銃は、コルト・ナショナルマッチで気合が入っていたし、なんとなく牧の後継の誕生か?と当時は、期待したものです。青木順子刑事の後任の夏美も「間違えられた犬」では、「てめえー!」と小沢仁志氏演じる犯人に強烈なパンチを食らわして、「いかつい犯人にパンチしてやったぜ。ワイルドだろォ」と言わんばかりの男勝りの活躍をし、藤村に負けず劣らずのワイルドさを見せていた。
今のところ一番印象に残ったエピソードは「正夢」。亮に射殺される夢を見たタクがその悪夢に惑わされながら事件を追ういつもとは違ったタッチのストーリー。これまでにも犯人に撃たれて何度も死にそうな目にあってきたタクだけに、ましてや仲間に撃たれるとなったら二重の苦しみを負うことになるので、悪夢といえども生きた心地がしなかったではないだろうか。この回には、野外での射撃訓練があり、亮の出番の時に、牧のテーマソングとも言うべき、「Sneaking Up」のBGMが鳴っていた。一匹狼のハードな亮をもっと見てみたかったな…。そう言えば、動物病院の医者役を、西部警察のおやっさんでも有名な小林昭二が演じられていた。犯人役とか被害者役で事件に直接絡むのではなく、本筋から離れた役でさりげなく存在感を見せておられたのが新鮮。ラストの宮本課長のあのリアクションが衝撃的だった。牧編ではかなりシブかった課長が何かが融けてしまったかのように壊れてゆく(笑)。タケさんもかなりコメディアンになってしまった(笑)。
>≫夏美も「間違えられた犬」では、「てめえー!」と小沢仁志氏演じる犯人に強烈なパンチを食らわして、「いかつい犯人にパンチしてやったぜ。ワイルドだろォ」と言わんばかりの男勝りの活躍をし、藤村に負けず劣らずのワイルドさを見せていた。
「間違えられた犬」は、「夏美とアレックスを誘拐し、終始ハンカチで口を押える男」を演じた小沢仁志さんとその子分の珍妙なキャラクターと終盤で「てめえ!」と小沢さんを殴り飛ばす夏美のシーンが強烈でしたね。
この回では、「短縮ダイヤル専用のテレホンカード」と言う見慣れないアイテムが事件解決のカギを握ったり、「亮は刑事になる前は不動産屋だった」と「刑事課に来る前の夏美は保安課に勤務していた」と言う設定が出てきますが、犬違いでアレックスをさらった二人組からの電話がかかった場所(テニスコートとお寺から聞こえる木魚の音)を特定するリョウには「不動産上がり」と言う設定が生かされているように感じました。
考えてみると不動産屋から刑事に転職て異色ですよね。現実的にそういうのって可能なんでしょうかね(笑)。
>≫「正夢」は、亮に射殺される夢を見たタクがその悪夢に惑わされながら事件を追ういつもとは違ったタッチのストーリーだけど、これまでにも犯人に撃たれて何度も死にそうな目にあってきたタクだけに、ましてや仲間に撃たれるとなったら二重の苦しみを負うことになるので、悪夢といえども生きた心地がしなかったではないだろうか。そういえばこの回には、野外での射撃訓練があり、亮の出番の時に、牧のテーマソングとも言うべき「Sneaking Up」のBGMが鳴っていた。
>「正夢」は、いきなり「夢の中でリョウに射殺されるタク」と言うショッキングなファーストシーンでスタートしますが、強盗犯を追いかける本庁専従捜査班VS代官署刑事課の攻防戦や「不動産屋に次いで、製版所に勤務していた前歴のあるリョウが『酸っぱいにおい』から酢酸を割り出す」シーンがありましたね。
「リョウに打たれる悪夢と戦いながら行動するタク」とは別に、「俺がハマーだ!」の第4話でハマーとトランク署長が出撃した射撃大会を思わせる屋外の射撃訓練では「Sneaking Up」をバックにリョウが華麗に銃の腕を披露するシーンは牧編へのオマージュではないか?と感じました。
>≫そう言えば、動物病院の医者役を西部警察のおやっさんでも有名な小林昭二さんが演じられていた。犯人役とか被害者役で事件に直接絡むのではなく、本筋から離れた役でさりげなく存在感を見せておられたのが新鮮。
>小林昭二さんは、本筋と関係ないサブエピソードで「アレックスの診察より競馬中継を優先する動物病院の先生」を演じていましたね。
この回は「アレックスの診察より競馬を優先する小林さん演じる獣医」以外にも「たまたま練習していたアメフト部のボールを借りて犯人を逮捕するタク」や「引いたカードに書かれた動物のイラストを基にコンビわけ」と言う小ネタも充実していたように思いました。
牧も射撃訓練していたことがありましたが、ダーティハリー2のように、野外での射撃訓練シーンはなかったですね。
>小林昭二さんは、本筋と関係ないサブエピソードで「アレックスの診察より競馬中継を優先する動物病院の先生」を演じていましたね。
小林さんはサブレギュラー的に登場させて欲しかったですね。先生が事件に巻き込まれる話が一、二本ぐらいあってもよかったのでは。
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