忍者ブログ
10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/03月

≪02月  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  04月≫
[1144]  [1143]  [1142]  [1141]  [1140]  [1139]  [1138]  [1137]  [1136]  [1135]  [1134
先頃亡くなったスティーブン・ホーキング博士は生前こんなことを言っていたそうです。「我々(人類)が手にしている原始的な人工知能は、人間社会に有益な効果をもたらしている。しかし、完全な人工知能の開発は、人類の終局をもたらす可能性がある」と。


こんな話を聞くと、「ターミネーター」「マトリックス」などの映画を思い出してしまいます。人工知能による恐怖を描いた映画は、これまで数多く見ましたが、個人的にはテレビ映画になりますが、「ナイトライダー」に出てきたKARR(ナイト2000のプロトタイプ)」が一番印象に残っていますね。そのナイトライダーを制作するにあたって、参考にされた映画と言えばこれ。













オープニングテーマも超有名な「2001年宇宙の旅」。この映画に登場する「HAL9000」と呼ばれるAIは、木星探査船「ディスカバリー号」をコントロールするコンピュータ。この映画の後半は、HAL9000の反乱が描かれていました。なぜ、HAL9000が乗組員を襲ったのかについて、明確な理由は描写されていませんでしたが、有力な説は、HAL9000が「乗組員の指示に従うこと」と、「内密にされていたモノリス探査の任務について、そのことを乗組員に話してはならない」という2つの命令を受けていて、その2つの命令の矛盾に耐え切れなくなって異常をきたし、暴走を始めたのではないかと言われています。



冒頭の数分間、真っ暗な画面で「序曲」が鳴り続けたり、その後の不可思議な猿のシーンなど、スタンリー・キューブリックならではの難解な場面がたくさんありましたが、それにしてもCGもなかった1968年によくここまでリアルで雄大な宇宙空間を再現することができたなと今見ても感心することばかり。約37億8000万円の制作費がかかったそうですが、映像を見れば一目瞭然。8000万円かかったと言われてるディスカバリー号のメインセットや、スペースポッド(船外活動カプセル)のリアルな動き、美しい月面のシーンなどを見ていると、お金のかかり方が半端ではなかったことがよくわかります。











十数年ぶりに吹替版(テレビ朝日版)で拝見。フロイド博士の声は、科学特捜隊の隊長や、ライダーの親父さん役などで知られる小林昭二さんでした。











HAL9000の声は金内吉男。人工知能の声と言えば、どうしてもKITTの野島昭生さんの声をイメージしてしまうのですが、金内さんのHALの声も中々のハマり具合でイメージにぴったりでした。ちなみに、当初、HAL9000は「アテナ」という名前で、女性の声にする予定だったとか。










「CIAファイル・ナンバーA56-7W マッハ1プラス 攻撃用ヘリコプター・エアーウルフ トップ・シークレット・・・」の、エアーウルフのナレーションも金内さんが担当されていましたね。HAL9000やKITTのように、もしエアーウルフにも人工知能があったら・・・などと想像したのは私だけではないはず(笑)。





2001年宇宙の旅の続編「2010年」は、HAL9000の故障の原因を突き止めるため、米ソの合同調査チームがレオーノフ号に乗船して木星に向かうストーリーになっており、「ジョーズ」や「ブルーサンダー」などに出ていたロイ・シャイダ一がフロイド博士役を演じていました。ちなみに、2010年の吹替版(テレビ朝日版)のHAL9000の声も金内吉男さんが担当されていました。


人工知能社会はそう遠くない未来に実現しそうな気配ですが、AIが人類の従順なコンピュータであり続けるのか、それともターミネーターのように人類に取って代わるのかは、まだまだ未知未踏に満ち溢れていますね。私にとってはやはり、キットのような人工知能が一番の理想型です。生きてるうちにそんなAIと出会えるといいですが・・・(苦笑)。


拍手[1回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
ジェリー・アンダーソンと手塚治虫がスタッフとして参加する予定だった映画
ガースさん、こんばんは。

>≫オープニングテーマも超有名な「2001年宇宙の旅」。この映画に登場する「HAL9000」と呼ばれるAIは、木星探査船「ディスカバリー号」をコントロールするコンピュータで当初、HAL9000は「アテナ」という名前で、女性の声にする予定だったとか。

>「2001年宇宙の旅」のHAL9000といえば、「HALの頭文字を一文字ずつずらすとアイ・ビー・エムになる・・・」という話があるのを思い出しますね。wikipediaによるとIBMも映画に制作協力で参加するものの「コンピューターが人間を殺害する」ストーリーが判明して手を引いたというエピソードがあるそうですが、HAL9000が企画当初「アテナ」という名前で女性の声でしゃべるコンピューターという設定だったことを初めて聞きました。

この映画も公開から50年になりますが、1960年代の人々が「2001年宇宙の旅」で描いた21世紀は今どこまで実現しているだろうか?と思いました。

>≫それにしてもCGもなかった1968年によくここまでリアルで雄大な宇宙空間を再現することができたなと今見ても感心することばかり。約37億8000万円の制作費がかかったそうですが、映像を見れば一目瞭然。8000万円かかったと言われてるディスカバリー号のメインセットやスペースポッド(船外活動カプセル)のリアルな動き・美しい月面のシーンなどを見ていると、お金のかかり方が半端ではなかったことがよくわかります。

>「2001年宇宙の旅」というと、オープニングにたたきつけるように流れる「ツァラトゥストラはかく語りき」や「ヒト猿が投げた骨が宇宙衛星に代わり、美しい地球は映し出され宇宙ステーションとフロイド博士を乗せたスペースプレーンが飛ぶ」シーンやクラビウス基地へ向かう月シャトルの場面でかかる「美しき青きドナウ」が印象深いですよね。
美しく青きドナウをバックに地球とその周りを飛ぶ衛星と軌道上を回る宇宙ステーションが映し出されるカットを見ると、CGもない時代にリアルな宇宙空間を描いた特撮スタッフの力量に圧倒されますが、「1960年代の人々が夢見た宇宙旅行はこうだ!」という60年代の未来予想図にも見えました。

「美しき青きドナウ」は「ルパン三世」の「1999ポップコーンの旅」という「不二子と一緒にポップコーンを使って月へ行こう」と考えるルパンがポップコーンを燃料にした宇宙船を作った科学者夫婦を誘拐するというエピソードの序盤や宇宙科学センターがポップコーンであふれるシーン・ルパンと不二子を乗せたロケットが逆噴射を起こし地中へもぐるエンディングでかかっていたのを記憶していますが、サブタイトルが「2001年宇宙の旅」を元ネタであることを感じました。

この映画といえば、スタンリー・キューブリック監督が手塚治虫さんに美術スタッフで参加してほしいとの依頼を出すも当時の手塚さんはアニメや漫画の仕事を抱えており「1年間も仕事を空けるわけにはいかない」と言ってご辞退されたエピソードがあるそうですが、「鉄腕アトム」がアメリカでもテレビ放映されたことが背景にあるように感じました。

また、この映画には月面行シャトルのクルーで「謎の円盤UFO」のストレイカー司令官役で知られるエド・ビショップが出ているそうですが、ジェリー・アンダーソンも「2001年宇宙の旅」に特撮スタッフで参加する予定があったもののアンダーソンが辞退した代わりにサンダーバードの特撮スタッフであるブライアン・ジョンソンが参加したエピソードがあるそうですが、アンダーソンが参加していたらサンダーバードやキャプテン・スカーレットで描かれたミニチュア特撮が大スクリーンで拝めたのではないか?と想像しました。
9人のコリない日本人 2018/03/20(Tue)21:29:54 編集
Re:ジェリー・アンダーソンと手塚治虫がスタッフとして参加する予定だった映画
>この映画も公開から50年になりますが、1960年代の人々が「2001年宇宙の旅」で描いた21世紀は今どこまで実現しているだろうか?と思いました。

公開されてから今年で丁度半世紀になりますよね。半世紀前の人たちが描いていた2001年の未来像がこの映画だったと思うのですが、2018年になってもまだ人類は人工知能も宇宙旅行も実現させていませんよね。後半世紀ぐらい経てば何か実現していそうな気もするのですが、おそらく、私は見れないでしょうね(苦笑)。

>「美しき青きドナウ」は「ルパン三世」の「1999ポップコーンの旅」という「不二子と一緒にポップコーンを使って月へ行こう」と考えるルパンがポップコーンを燃料にした宇宙船を作った科学者夫婦を誘拐するというエピソードの序盤や宇宙科学センターがポップコーンであふれるシーン・ルパンと不二子を乗せたロケットが逆噴射を起こし地中へもぐるエンディングでかかっていたのを記憶していますが、サブタイトルが「2001年宇宙の旅」を元ネタであることを感じました。

おそらくこの映画を元にしたエピソードだったのでしょうが、発想がとてもユニークでしたね(苦笑)。ポップコーンの爆発力を使ってロケットを飛ばしてしまうおうという実に夢のあるお話でしたが、誰か真面目に実験してくれないでしょうかね(苦笑)。


>この映画といえば、スタンリー・キューブリック監督が手塚治虫さんに美術スタッフで参加してほしいとの依頼を出すも当時の手塚さんはアニメや漫画の仕事を抱えており「1年間も仕事を空けるわけにはいかない」と言ってご辞退されたエピソードがあるそうですが、「鉄腕アトム」がアメリカでもテレビ放映されたことが背景にあるように感じました。

もし手塚さんが参加されていたら、かなり違った映画になったと思うのですが、せっかくのチャンスをもったいないことするなあと思いましたが、当時の事情を考えると、止むを得なかったのかなあと思いますね。


>アンダーソンが参加していたらサンダーバードやキャプテン・スカーレットで描かれたミニチュア特撮が大スクリーンで拝めたのではないか?と想像しました。

ロケットのシーンがもっと緻密に描かれて、ど派手な飛行シーンが見られたかも?しれないですね。
【2018/04/01 14:37】
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ガース
性別:
男性
カウンター
アーカイブ
バーコード
by thanks

Copyright © 超ぼやき宣言 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]