10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
チャンネル銀河で放送中の大都会シリーズは、現在「大都会PARTⅡ」が放送中。前シリーズの「闘いの日々」にゲスト出演した松田優作が徳吉刑事=通称トク役でレギュラー出演したことでも有名なシリーズです。独特のユーモアセンスを持ち、ハードなストーリーの中に、ほのかな笑いを振りまくトク。時々、黒岩刑事役の渡哲也さんがマジ笑いしている場面が見受けられますが、きっと優作さんがアドリブ全開の名演技をされていたからでしょうね。優作さんは、この時点で日テレの刑事ドラマに3本出演(太陽にほえろ!・俺たちの勲章・大都会)したことになりますが、やはり、徳吉刑事が一段飛び抜けている感じがします。
「人質射殺7.PM」では、トクがおとり捜査で防犯協会の押し売りになりすまし、民家にたてこもった現金輸送車強奪グループに接触する。このエピソードは、まさにトクのコミカルなキャラがいかんなく発揮された話でしたね。トクだけでなく、黒岩をはじめ、城西署の刑事達が全員工事作業員に扮し、犯人達が潜伏する民家の前で水道工事をやり始めます。作業中に出る大きな音で犯人達を油断させ、その隙に民家に一斉に突入するという作戦でしたが、意外に早く犯人達に見つかってしまい、黒岩が腕を撃たれて負傷してしまいます。残されたトクは、かなり危険な状態に陥りますが、持ち前の陽気さで、なんとかその場を凌ぎます。トクが醸し出すコミカルな雰囲気・・・どことなくあぶない刑事を彷彿とさせます。犯人グループの中には、PARTⅢでは、白昼バズーカ砲を撃ちまくる凶悪犯を演じ、あぶない刑事でも何度か犯人役で出演していた片桐竜次氏が出ていました。優作氏との息の合ったやりとりや、殴られっぷりの痛快さも抜群でした。
黒岩が工事作業員の格好になるのは珍しいですが、その時に丸いメガネをかけている黒岩の姿も珍しかった。西部警察の大門は、私服姿や、PARTⅢの「燃える勇者たち」では、迷彩服姿になってレンジャーの訓練を受けたりしていましたが、さすがに工事作業員はなかったような…(苦笑)。捜査課のメンバー全員が変装しているところも、それまでのハードな雰囲気を覆しています。11話から登場した二代目捜査課長の武井課長は、二話続けて現場に出ていましたが、西部の二ノ宮さんや佐川さんももっと現場で活躍してもらいたかったですね。そう言えば、こんな方もゲスト出演されていました・・・。
一番左の人は小林専務?なぜか水をぶっかけられる坊主(笑)
最初の1クールの放送の間に、西部警察より凄いアクションシーンが一杯出てくる大都会PARTⅡ。初回の「追撃」では、連続婦女暴行殺人事件の犯人(剛達人)が女性の運転する車を乗っ取り、大暴走するのですが、犯人の車(カペラ)に追突されて、爆炎を上げるパトカーがいたり、白昼のカーチェイスシーンがもの凄い。

「白昼の狂騒」では、津軽弁の凶悪犯(三上寛)が坊主=大内刑事(小野武彦)を人質に取り、なんと東京タワーに逃げ込む。ハイスケールな映像に度肝を抜いた。
「対決」・・・敵対する組員を射殺した暴力団組員の青山(志賀勝)が乗る護送車がトラックに追突されて川に転落し、青山が逃走する。街中のコンクリートで固められた川に護送車が転落するような場面は西部警察でも拝めなかった。
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ついこの間21世紀を迎えたばかりと思っていたらあっという間に今年は2014年。喉元過ぎればなんとやらと言いますが、年々時間の経ち方が早まってるように思うのは私だけでしょうか。今から30年前の1984年当時に自分の中でイメージしていた2010年代の世界と言えば、人類は普通に宇宙旅行していて、車は自動走行で空を飛び、高層ビルが立ち並ぶメカニカルな巨大都市がたくさんあって・・・みたいなベタベタな未来を想像していましたが、30年前より革新的に進歩したと思うのは、やはりパソコンですね。携帯電話も当時は、まさか子供までもが持ち歩く時代が来るなんて考えもしなかった。映像記録機器も、84年は、VHSが一般に普及し始めた頃で、今のハードディスクレコーダーなんて夢のまた夢。テレビは今では薄型の液晶テレビが一般的になりましたが、その中身のほうは・・・。と言うことで、1984年は、どんな時代だったのか。今回は、音楽と共に振り返ってみます。
1984年と言えば、ロサンゼルス・オリンピックが開かれた年。開幕式では、ロケットマンと呼ばれるジェット推進飛行装置(ジェットパック)を背負った人が競技場を飛び回るパフォーマンスを披露した。このジェット推進飛行装置は、ナイトライダーをはじめ、007などテレビドラマや映画でもよく見かけましたね。そう言えば、日本でナイトライダー(日曜洋画劇場枠でパイロット版を放送)が始めて放送されたのもこの年。アメリカでは、2つの未来型攻撃ヘリのドラマが同じ時期に始まって大激突した。その視聴率競争に勝利したのは、超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ。もう一つのブルーサンダーは、前年に映画化され、その後のテレビシリーズ化でしたが、わずか1クールで終了してしまった。米ソ冷戦真っ只中のこの時代、その緊迫した空気感をストーリーに取り入れたエアーウルフのほうに軍配が上がったようです。日本でも、エアーウルフとブルーサンダーは、共にテレビ放送されましたが、エアーウルフの日本版のDVDは発売されていますが、ブルーサンダーのテレビシリーズのほうは、残念ながら未発売。ロイ・シャイダー主演の映画版のほうは有名でもテレビシリーズの知名度はいまいちなのでしょうかね・・・。
この年、印象に残ったニュースは、やはり関西を舞台に起きたグリコ・森永事件。食品会社が次々にターゲットにされて、江崎グリコの社長が誘拐されたり、毒入りのお菓子がばら撒かれるなど、ポッキーやらキャラメルなどなど当時お菓子大好き少年だった私にも人事とは思えない大変衝撃的な事件でした。かい人21面相を名乗るきつね目の男のモンタージュ写真が未だに記憶に焼きついておりますが、結局、犯人は捕まらず、未解決のまま捜査が終了してしまった事件でしたね。今みたいに小型の監視カメラが充実していれば、もっと犯人像に迫れたのかもしれませんが、でもあの頃よりも今のほうが未解決事件が増加している現状はなんとも皮肉な話です。この年の元旦に放送された刑事ドラマは、『西部警察』スペシャル「燃える勇者たち」。太陽にほえろ!(ボギー/ブルース編)や、特捜最前線など、まだまだ息の長い刑事ドラマが数多く放送されていた時代でした。海外ドラマの「特捜刑事マイアミバイス」がスタートしたのもこの年。マイアミバイスの登場によって、日本の刑事ドラマも80年代の後半から様変わりし、あぶない刑事スタイルのおしゃれで軽快なバディもの刑事ドラマが流行りました。
この年ヒットしたアルバムは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」。そして、大ヒットした映画は、「インディジョーンズ魔宮の伝説」「グレムリン」「ゴーストバスターズ」「ビバリーヒルズコップ」「ポリスアカデミー」「ベストキッド」などなど、ほとんどが続編が製作されたタイトルばかり。日本では、宮崎アニメの「風の谷のナウシカ」が公開された年でした。しかし、意外にもこの年一番ヒットしたアニメ映画作品は、「ドラえもん のび太の魔界大冒険」と同時上映の「忍者ハットリくん+パーマン超能力ウォーズ」。まだまだ藤子アニメ全盛の時代でしたね。個人的にテーマ曲で一番印象に残っているのは、「ネバーエンディングストーリー」。日本では、翌年の1985年に公開されヒットし、一時期日曜洋画劇場などテレビの映画放送枠で何度も放送されていました。これは名曲ですね。
この年、週刊少年ジャンプでドラゴンボールの連載が開始。北斗の拳のテレビアニメがスタートしたのもこの頃。戦隊は、「超電子バイオマン」。バイオマンのデザインは、それまでの戦隊と比べると、とてもスタイリッシュで、内容のほうもも新機軸が数多く盛り込まれて、戦隊の新時代を予感させる作品でした。関西では、バイオマンが放送されている裏で星雲仮面マシンマンが始まり、どちらを見ようか困ったのですが、ちょうどその頃にビデオの使い方を覚え、マシンマンのほうを録画して、バイオマンが終わった後よく見ておりました。当時は、金曜日に特撮の放送が集中していたので、金曜日になると、バイオマン、マシンマン、宇宙刑事シャイダーの3本立てになっていましたね。その後は、プロレス(もしくは太陽にほえろ!)、ハングマン、必殺仕事人と・・・この時代の金曜のテレビは、まさに黄金曜日でした。
最近の特撮ヒーローものは、ヒーロー側も怪人側もデザインがかなり複雑な造詣になっていますよね。昔から複雑な造詣の怪人はいたけど、さらに複雑度が増してきています。キョウリュウジャーに出てきた敵ボスや幹部は、複雑かつ色使いがカラフルで、一昔前の怪人みたいな怖さを感じさせず、ポップで楽しい雰囲気のデザインになっていました。キャンデリラとかラッキューロなんかは、昭和なら、不思議コメディシリーズに出てきそうな雰囲気のキャラクターだと思うのですが、今はロボコン路線の特撮は存在しないので、あのようなキャラクターも戦隊シリーズのほうで活躍しているみたいです。
特撮の歴史と言えば怪人の歴史。これまで様々なモチーフの怪人達が登場し、ヒーロー達と激戦を繰り広げてきたわけですが、個人的にその中でも今まで一番気になったのは、「カプセル型」の怪人達。頭をクリアなカプセル状のものに包んだ怪人のことなんですが、例えば、
こういう怪人達のことです。ちなみにこの怪人は、「宇宙鉄人キョーダイン」に登場したガス・マーダーと言うダダロイドですが、カプセル型でもっとも有名な怪人と言えばやはり・・・
「仮面ライダーストロンガー」に登場したジェネラル・シャドウ。ジェネラル・シャドウと言えば、トランプを武器に使い、トランプを撒いて姿を消し去るトランプフェイドなど、様々なトランプ技を持つブラックサタンの大幹部。以前は人間の血を引いていて、魔術師であったという噂もあるジェネラル・シャドウですが、カプセルの奥の素顔がなんとも不気味でした。腫れぼったい目に、毛細血管むき出しの肌、大きく裂けた口・・・。顔は不気味だけど、体は、全身白タイツ仕様で、喋ると声が渋くてとってもダンディという絶妙な特徴が素晴らしい味わいを醸し出しています。不気味なのに、カッコ良さもある。その理由は、やはり、卑怯な戦い方を拒み、敵なりに正々堂々とヒーローに挑む騎士道精神が備わっているからなのでしょうか。最近、スーパーヒーロー大戦などで復活しているが、新しいデザインの顔は、奥目の感じがゴッドネロスっぽくて、不気味と言えば不気味なんですが、なんか別人のようにも見えたり、ちょっと違和感が・・・。
「超電子バイオマン」のジューノイド5獣士の一人、メッツラー。初期のデザインは、ストロンガーに登場した一つ目タイタンとジェネラル・シャドウが合体したようなイメージに、かつカプセルの中の一つ目の顔が生物的で不気味だった。分身する能力や、液状に変化するなど、変幻自在の技を持っているところもより不気味さを感じさせるところでしたね。メタルメガスの砲撃に耐えて生き残り、改造手術を受けてパワーアップした時の顔は、完全に機械化しており、以前の生物的なイメージが消え、不気味な機械怪人になっていた。怪物くんのように腕を伸縮させたり、扱える能力もより不気味さが増していましたね。

「超人機メタルダー」のカプセル顔と言えば、凱聖ゲルドリングってのがいましたが、気になったのは、暴魂トップガンダーのほう。トップガンダーは、頭が真っ黒なカプセルで、カプセルそのものが顔であり、そこにちょいと刻まれた赤い片目が不気味に見えるが、なんとも言えないクールな雰囲気をも醸し出していた。メカニカルな太い左腕が特徴的で、武器は、大型のライフル。ジェネラル・シャドウやメッツラーみたいに、カプセルの中に本当の顔があるのではないか?と、リアルタイム視聴時は、色々と想像しながら見ておりましたが、一度、敵の攻撃によりトップガンダーが破壊されてしまった時に、傷ついたカプセル頭の中に、もしかしたら本当の顔が・・・?と思わせるような描写もありましたが、結局真相は闇の中・・・。メタルダーの良き理解者、良き仲間として最後まで活躍していましたね。しかしのっぺらなカプセル顔がここまでクールにカッコ良くなるなんて・・・当時は、その異端なデザインに圧倒されました。
特撮の歴史と言えば怪人の歴史。これまで様々なモチーフの怪人達が登場し、ヒーロー達と激戦を繰り広げてきたわけですが、個人的にその中でも今まで一番気になったのは、「カプセル型」の怪人達。頭をクリアなカプセル状のものに包んだ怪人のことなんですが、例えば、
こういう怪人達のことです。ちなみにこの怪人は、「宇宙鉄人キョーダイン」に登場したガス・マーダーと言うダダロイドですが、カプセル型でもっとも有名な怪人と言えばやはり・・・
「仮面ライダーストロンガー」に登場したジェネラル・シャドウ。ジェネラル・シャドウと言えば、トランプを武器に使い、トランプを撒いて姿を消し去るトランプフェイドなど、様々なトランプ技を持つブラックサタンの大幹部。以前は人間の血を引いていて、魔術師であったという噂もあるジェネラル・シャドウですが、カプセルの奥の素顔がなんとも不気味でした。腫れぼったい目に、毛細血管むき出しの肌、大きく裂けた口・・・。顔は不気味だけど、体は、全身白タイツ仕様で、喋ると声が渋くてとってもダンディという絶妙な特徴が素晴らしい味わいを醸し出しています。不気味なのに、カッコ良さもある。その理由は、やはり、卑怯な戦い方を拒み、敵なりに正々堂々とヒーローに挑む騎士道精神が備わっているからなのでしょうか。最近、スーパーヒーロー大戦などで復活しているが、新しいデザインの顔は、奥目の感じがゴッドネロスっぽくて、不気味と言えば不気味なんですが、なんか別人のようにも見えたり、ちょっと違和感が・・・。
「超電子バイオマン」のジューノイド5獣士の一人、メッツラー。初期のデザインは、ストロンガーに登場した一つ目タイタンとジェネラル・シャドウが合体したようなイメージに、かつカプセルの中の一つ目の顔が生物的で不気味だった。分身する能力や、液状に変化するなど、変幻自在の技を持っているところもより不気味さを感じさせるところでしたね。メタルメガスの砲撃に耐えて生き残り、改造手術を受けてパワーアップした時の顔は、完全に機械化しており、以前の生物的なイメージが消え、不気味な機械怪人になっていた。怪物くんのように腕を伸縮させたり、扱える能力もより不気味さが増していましたね。
「超人機メタルダー」のカプセル顔と言えば、凱聖ゲルドリングってのがいましたが、気になったのは、暴魂トップガンダーのほう。トップガンダーは、頭が真っ黒なカプセルで、カプセルそのものが顔であり、そこにちょいと刻まれた赤い片目が不気味に見えるが、なんとも言えないクールな雰囲気をも醸し出していた。メカニカルな太い左腕が特徴的で、武器は、大型のライフル。ジェネラル・シャドウやメッツラーみたいに、カプセルの中に本当の顔があるのではないか?と、リアルタイム視聴時は、色々と想像しながら見ておりましたが、一度、敵の攻撃によりトップガンダーが破壊されてしまった時に、傷ついたカプセル頭の中に、もしかしたら本当の顔が・・・?と思わせるような描写もありましたが、結局真相は闇の中・・・。メタルダーの良き理解者、良き仲間として最後まで活躍していましたね。しかしのっぺらなカプセル顔がここまでクールにカッコ良くなるなんて・・・当時は、その異端なデザインに圧倒されました。
D-LIFEでは、シーズン1・2、チャンネル銀河では、シーズン5が放送中のチャーリーズ・エンジェル。シーズン2では、ジル・マンロー(ファラ・フォーセット)の後釜に、シェリル・ラッドが演じるジルの妹クリス・マンローが登場する。シェリル・ラッドは、ファラほどの超絶なインパクトはないが、他の二人と並んでも違和感はないし、小動物的なかわいさがありますね。
以後、クリスは、最終シーズンまで出続けますが、私の中では、まだどうしてもエンジェル=ファラ・フォーセットのイメージのほうが強くて、どこかでまたジルが出てくるんじゃないかって根拠のない期待を持ってしまうのですが、なんと、ジル役のファラ・フォーセットは、レギュラー出演降板後も何度かゲスト出演していたようですね。シーズン3では、「FⅡ大暴走!帰ってきたジル(Angel Come Home)」「ジル監禁!テラスの惨劇(Mother Angel)」「復讐!レースに散った青春(Angel In a Box)」など、3本のエピソードに出演。また、シーズン4にも「ジル危うし!怪盗対エンジェル(Fallen Angel)」、「暗殺未遂!ジルと王子の物語(The Prince and the Angel)など、3本のエピソードに出演していたようです。
この間、そのうちの一本、「ジル捕わる!山岳突破死地脱出(An Angel s Trail)」を拝見。ジルが立ち寄ったガソリンスタンドで、親子の三人組の強盗に捕まり、エンジェル達がジルの行方を探すお話。エンジェル達とどんなやりとりをするのか注目したが、ジルは終始、三人組の強盗犯達と行動するため、エンジェル達との共演はほとんどなし。エンジェル達がジルを助けるのかと思いきや、なんとジルが自己解決してしまうというなんともびっくりな内容だった。最後のほうで、ジルとクリスが顔を合わせるが、本当にそれだけで他のメンバー(ケリーやティファニー)とは顔合わせも会話もなしと言う。まさに、ジルオンリーのエピソードと言う具合で、エンジェル達は完全に脇役扱い的な感じだった。レギュラー出演降板後も6度もゲスト出演していたわけですから、当時のジルの人気の高さを窺い知ることができます。しかし、このエピソードが事実上、最後のジル登場エピソードだっただけに、正直なところもう少しエンジェルと絡んだストーリーにしてもらいたかった。
ところで、3年前にリメイクされた「新チャーリーズ・エンジェル」は、わずか8話で打ち切りになってしまったわけですが、個人的には、それほど悪い内容とは思えなかった。ストーリーも演出も現代風にはなっているが、オリジナルの世界観を踏襲し、それなりに雰囲気は出ていた。エンジェルを演じる三人も今風の美人ばかりだし、ボスレーを若返えらせてイケメン男にしたのもそれほど違和感はなかった。2000年に公開されたドリュー・バリモアら主演の映画版は、続編が製作されるほどヒットしたわけですが、この映画版は、どちらかと言うと、ストーリーよりも派手なアクションを重視した作風になっていた。今回のテレビシリーズもアクションシーンはあるが、やはり映画版と比べるとやや大人しい印象だった。
オリジナルのエンジェル達は、元警官と言う設定だったが、リメイク版では、メンバー全員前科持ちの悪上がりと言う設定になっていた。この設定がどのように活かされるのか、そこがこの新シリーズの最大の持ち味でもあったが、8話で終了してしまったので、それも結局消化不良に終わった。でも、元罪人のエンジェルって魅力的かといわれると・・・ですね。自分達の過去に翻弄されるエンジェルてなんか違うような・・・。2010年代のテレビドラマにしては、やはり少々地味過ぎたのかもしれない。オーソドックスになりすぎず、かつ何か飛び抜けたものがないと今の時代のドラマは続かないのでしょうね・・・。
例えば、宇宙人の襲来によって日本の国会や総理大臣の官邸が爆撃されるなんてシーン、今の日本で映像化することができるのでしょうか。ウルトラマンを作っていた頃の円谷プロならやってくれたかもしれませんが、中々そういうチャレンジャーは今見当たりませんね。逆にアメリカはCGをうまく利用してどんどん鮮烈で過激な映像を生み出しておりますが、最近、ホワイトハウスを舞台にしたアクション映画が二本、同時期に作られていました。一つは、元シークレット・サービスの男が主人公の「エンド・オブ・ホワイトハウス」。もう一つは、元軍人の男を主人公にした「ホワイトハウス・ダウン」。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」・・・アメリカ独立記念日の翌日の7月5日、ホワイトハウスに来訪した韓国の首相を出迎えていた時、突如、国籍不明の輸送機がワシントンD.C.上空にあらわれ、ホワイトハウスに攻撃を仕掛けてくる。輸送機は、戦闘機によって撃墜されるも地上では、謎の武装集団がホワイトハウスに攻撃を開始し、突如韓国首相を警備していたメンバーが反乱を起こしてホワイトハウスを占拠してしまう。いち早く事態に気づいた元シークレット・サービスのマイク・バニングは、ホワイトハウスに忍び込み、テロリスト集団に一人で立ち向かうことに・・・。
ストーリーも映像も大変センセーショナルでしたが、言うなれば、ホワイトハウス版ダイハードと言う感じ。ホワイトハウス・ダウンのほうも十分にダイハードしていましたが、マイク・バニングは、超真面目なジョン・マクレーンな感じに見えた。この映画、何が凄いって実在する国の大統領を容赦なく殺害してしまうわ、テロリスト達がどう考えてもあそこの国の人達っぽいわ。テロリスト達の要求も朝鮮半島にいる米軍の撤退とか、第七艦隊の引き上げとかかなりスケールのでかいものだった。国際指名手配されるほど有名なテロリスト犯がどんな手を使って韓国首相の警備担当員になったのかとか他にもやや判然としない部分が目立っていたが、輸送機が不気味にホワイトハウスに迫る場面や、テロリスト達がホワイトハウスを陥落するまでの緊迫した展開や戦闘シーンがとにかく鮮烈に印象に残った。そう言えば、日本がバブル景気でイケイケだった頃に作られたダイハードでは、日本人の商事会社のビルがテロリストに占拠されて、社長がテロリストのリーダーに射殺されていたが、これを見ると、いろんな意味でやはり時代が変わったことを実感させられます。
「ホワイトハウス・ダウン」・・・大統領警護官への転職を志望している元軍人のジョン・ケイルは、娘のエミリーとともにホワイトハウスの見学ツアーに参加する。しかし、その最中、国会議事堂が爆破されるテロ事件が発生。民間人に紛れ込んでいた傭兵部隊がホワイトハウスを占拠し、大統領の警護をしていた警護官のマーティン・ウォーカーがソイヤー大統領を拉致した。事態を察知して行動を開始したジョンは、偶然にもバンカーで捕まっているソイヤー大統領を発見。大統領を助けたジョンは、大統領と共に行動することになる。
こちらは、テロを仕掛ける組織の首謀者が大統領の側近の人物であったり、犯行動機も警護間のマーティンの個人的な恨みによるもの(しかし他に真の目的がある)であったり、「エンド・オブ・・・」ほどストーリーや設定にスケール感を感じなかった。テロリスト達の風貌とキャラクターがいかにもアメリカンテイストな感じになっているところや、エミリーがホワイトハウス内の様子を携帯で撮影し、その映像をYOUTUBEにアップしたことをマスコミが実名入りで報道したり、ホワイトハウスの庭で派手なカーアクションが展開したり、大統領がスニーカーを履いて主人公と暴れ回ったりと、「エンド・オブ・・・」ほどシリアスでなく、緊迫の中にも所々に笑える演出が盛り込まれているのが面白かった。
ホワイトハウス・ダウンの監督のローランド・エメリッヒは、「インディペンデンス・デイ」でもホワイトハウスを容赦なく爆破していたが、今回の映画でもホワイトハウスめちゃめちゃに破壊しまくっていましたね。2012では世界を滅亡させたし、行き着くところまで行った感もありますが、次回作は一体何を破壊するつもりなんでしょうね・・・・(苦笑)。
先週は数十年ぶりの大雪で家や車の屋根とか木の上に雪が降り積もって、近くの学校の運動場からは、子供達がきゃきゃと騒ぐ声が聞こえておりましたが、雪で思い出す映画と言えば、グレムリン、ホームアローン、ダイハード2、クリフハンガー。最近だと、ディアトロフ・インシデント、オブビリオンなどなど色々ありますが、4シーズンあったけど、雪上を舞台にした話がなくて残念だったナイトライダー。日本の刑事ものでは、西部警察の福島ロケとか、太陽にほえろ!、刑事貴族など、必ず雪上を舞台にしたエピソードがありましたけど、アクション系の海外ドラマでは、あまり見かけなかったなあ・・・。エアーウルフも同様に雪の中での不利な気象の中でのドッグファイトみたいなものが見たかったのですが、こちらも実現せず。ナイトライダーの場合だと、猛烈な吹雪でキットのコンピュータが凍結寸前、雪崩に巻き込まれて大脱出とか、雪上での壮絶なカーチェイスも見てみたかったですねえ。
ところで去年浮上した映画化の話ですが、最近少し動きがあった模様です。
クリス・プラットは、最近では、『ゼロ・ダーク・サーティ』のアクション映画にも出演している若手の俳優らしいですが、彼がマイケル役になる可能性あり。もう一人、ダニー・マクブライドは、数々のコメディ映画でコミカルな演技を披露している俳優らしいですが、彼がキットの声、もしくはデボン役になるんだとか。この人まだ37歳でクリスと3年しか歳が離れていない若い俳優兼脚本家らしいですが、そんな人がデボン役ってのは少々無理があるんでは・・・。でも、チャーリーズ・エンジェルのボスレーも若返っていたし、デボンも若返ってしまうのかな・・・。これってもしかして、はちゃめちゃなパロディ・リメイク映画になる布告?それはちょっと勘弁願いたいところですが、この人選だとそういう方向性もさもありなん・・・?。
さて、久々に日本未放映だったハイライト。日本版のDVDに収録されなかったシーズン1、2のハイライトを中心にご紹介していますが、今回はこの三本。
シーズン2の第2話「BROTHER`S KEEPER」。日本では、「刑務所脱獄!復讐の時限爆弾を探せ!!」のタイトルで放送されたエピソード。このブログでは、度々話題にしているエピソードですが、日本でも第2話として放送されました。第1話から3話までは、「ナイトライダー誕生エピソード」というテレ朝が独自に編集したパイロット版のあらすじを紹介するVTRが放送されたため、冒頭のハイライトの放送はカットされましたが、第1話「驚異のスーパーカーナイト2000水上爆進!黄金像の謎を暴け!」の本編終了後、次回予告としてこの映像が放送されています。もちろん、吹替えもついておりました。
シーズン1第13話「Hearts of Stone」。日本では、未放映だったエピソード。違法な武器密売を阻止するため、メキシコに向かったマイケル達がそこで敵対するギャング同士の争いに巻き込まれてしまうお話。キットのボイス・インジケータが四角い枠の中で赤く点滅するだけのものから、三本ラインの赤い光が上下に伸びるものに変更されたエピソードでもあります。この変更については、とくに劇中では触れられておらず、これ以降、キットと言えば、この三本ラインのイメージが定着しましたね。
シーズン2第17話「GOLIATH RETURNS」。日本では、日曜洋画劇場枠「ナイトライダー3 替え玉博士略奪作戦」のタイトルで放送されたエピソード。シーズン2初回に登場したマイケルと瓜二つの顔を持つガース・ナイトがゴライアスの力を借りて刑務所を脱走し、再びマイケルと対決する話。ハッセルホフ・・・ではなくて、マイケルとガースに加えて、ベルグストロム博士の偽者まで出てきて、なんだかカオスな展開になっていましたよね(苦笑)。もう何度も言ってますけど、やはりシーズン4辺りにもう一度ガースを登場させて、マイケルと最後の決着をつけてもらいたかった。日曜洋画劇場枠での放送だったため、ハイライトは、カットされた。
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