ゴーカイジャー早いもので30話台に突入。これでもかこれでもかと毎回歴代戦隊の勇士達が登場して盛り上がっていますが、28話の鳥人戦隊ジェットマン回には、ブラックコンドル=結城凱が登場。冒頭からバーが出てきたり、オリジナルシリーズと同様に少し大人びた世界観でストーリーが展開していました。宿敵のキアイドーに恐れ戦くマーベラスを勇気付けるためにこの世に蘇ったのか、死してもまだ孤独に戦いを続ける凱の姿が熱くてカッコ良かった。ジェットマンと言えば、敵味方入り乱れての複雑な相関図、めまぐるしく色恋沙汰が展開し、それまでの戦隊とは、明らかに一線を画するものが確かにあった。キザで少し照れ臭いセリフを吐き巻くり、クールに熱くハジける。あの時代だったからこそ凱が輝いていたのかも知れない…そう思った事もあったが、意外と今でも通用するんではないかな…。
ところでこの回では、キアイドーとの戦いでゴーカイジャーがバイオマンとマスクマンにゴーカイチェンジした。いやあ、ようやく来ましたバイオマン。出ました必殺技のスーパーエレクトロン。全員が空一直線に飛び上がってキアイドーにぶつかっていく時に、CGながらも頭の電子頭脳がピコピコと光っていたが、そのサービスな演出に感動。でも結局必殺技は、キアイドーに跳ね返されていましたが…(苦笑)。続いて登場したのがマスクマン。オーラパワーでキアイドーに挑んだがこちらも簡単に弾かれてしまった。昭和戦隊のパワーはキアイドーには通用しないのか?いや、きっとマーベラスの心の迷いや恐れによってパワーが十分に出し切れなかったからに違いない。
29話は、これまたキターの戦隊恒例のピンクの七変化回。一番最初に見た七変化は、デンジマンの桃井アキラだったが、実は、七変化の始まりは、ゴレンジャーのペギー松山からだったようです。ちなみにペギーの七変化は、普段着の本人と変身後のモモレンジャーを除くと以下の通り
①ウェディングドレスの花嫁
②纏(まとい)持ちの女
③テニスの選手
④謎の金髪の外国人
⑤水中工作員
そして、ゴーカイジャーでは、アイムが
①ウェディングドレスの花嫁
②女子高生
③ナース
④婦警さん
⑤アバレピンク
と華麗に変化していました。私、この回で始めてアバレピンクなるものを拝見したのですが、これってアバレンでも一回?しか登場しなかった極めてレアなヒロインのようです。しかも、あのスーツ、この回に登場した三条笑里の自作なんだとか。アバレピンクになったアイムが「これではゴーカイに行けません・・・」なんて言っちゃって恥ずかしがっていましたが、まあ、お手製のスーツじゃ特別な力も出ないだろうし、その上、口丸出しの玩具のようなマスクにパジャマのような姿では、確かに豪快に戦えないわねぇ…(苦笑)。いや、でも爆笑させて頂きましたよ。あれ、アバレンジャーって爆笑戦隊だったけか…。そう言えば、この話、アバレンジャー回でもあったようです。
そして30話は、超獣戦隊ライブマン回で、イエローライオン=大原丈を演じた西村和彦さんがゲスト出演されていた。10年前に戦隊25作記念として製作された『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』には、レッドファルコン役の嶋大輔さんが出演し、中心になって活躍されていたが、今回は、23年ぶりにイエローが登場。生身でもダイナミックな戦いを見せた大原丈。アクションのキレやスピード感は、昔と変わっていませんでした。できれば、スケボーにも乗ってもらいたかったですね…(笑)。ライブマンと言えば、初の女ブルーの誕生、初の追加戦士の登場、そして、初の1号2号の合体によるスーパーロボットの登場などなど、ライブマン自体が戦隊10作品目(当時は、ゴレンジャーとジャッカー電撃隊は、戦隊シリーズに含まれていなかった)を記念した作品だっただけに初尽くし満載の内容だったが、かつての仲間が改造されて敵の幹部になると言う敵味方の対立構造も新鮮で面白かった。11話で、バリゾーグが自分の先輩のシドではないかと疑い始めたジョーだが、今回、奇遇?にも同じ名前の大原丈の力を借りて、バリゾーグの正体を暴き出そうとする。改造され敵の幹部になってしまったかつての先輩と戦わなければいけないジョー。そして、同じく友と戦ったライブマン。ジョーとバリゾーグの因縁をライブマン回に組み合わせるとは、なんともニクイ演出。
ボクシング会場でのバトルシーンでは、ゴーカイブルーとピンクがデンジブルーとデンジピンクにゴウカイチェンジ。久々に登場のデンジマン。でもピンクは、これで4度目の登場か(笑)。デンジパンチの時の銀色の手がよりオリジナルに近いものになっていたのは驚き。会場の照明のせいか、マスクのテカリ具合が艶やかでよりシブく映ってカッコ良かったなあ。そしてゴーカイチェンジは、等身大だけにとどまらず、今回は、巨大ロボまでゴーカイチェンジして、スーパーライブロボが登場していた。ゴーカイジャーも残り20話ほどとなりましたが、このままこの路線が続くなら、他の歴代戦隊のロボの登場もありうるのだろうか?次回は、オーレンジャー回。まだまだスペシャルなサプライズが続くようです。
リメイクに限らずここ最近日本にやってくるアメリカのドラマは、フラッシュ・フォワードやTHE EVENTなど打ち切りになったものが多い。そう言えば、日本のドラマが打ち切りになったという話は、最近あまり聞かないな…。そもそもアメリカみたいに人気が出ればブッ続けで何年も続くことはないし、大概は、1クールで終了するので、視聴率や評判がよっぽど悪くなければ、滅多に打ち切りにされることはない。日本も太陽にほえろ!や必殺シリーズなどが放送されていた時代には、アメリカと同じく、人気がある限り何年も続くドラマがたくさんあったはずだが、そんな時代も遥か遠くなりにけり…。
打ち切りにされ、短命に終わるドラマもあれば、長く続いた番組も数多くありますね。CSIシリーズは、現在ラスベガス、マイアミ、ニューヨーク、それぞれがシリーズ継続中。ラスベガスは、12シーズン目に突入し、マイアミも10シーズン、ニューヨークも8シーズン目に入っている。日本でもNHKで放送されていた『ER緊急救命室』は、全15シーズンで終了したが、医療もののドラマでこれほど続いた作品は、他に聞いたことがありません。しかし、これらよりももっと長く続いた海外ドラマが存在するのです。それは…
「ガイディング・ライト(Guiding Light)」
1937年NBCのラジオドラマから始まり、1952年からCBSでテレビドラマがスタート。アメリカの奥様方をターゲットにした「ソープ・オペラ」…所謂日本で言うところの昼ドラのこと。なぜソープかと言うと、石鹸用品を扱う会社がたくさんスポンサーについているからだそうです。当初は、シカゴ郊外のファイブ・ポインツが舞台の牧師一家を主人公にしたドラマだったそうだが、ここ数年は、スプリングフィールドと言う町に舞台が変わっていたとか。なんせ72年も続いたので、出演者もスタッフはもちろんのこと、物語の内容も何度となく様変わりしていたようです。2009年まで放送され、ラジオ時代も含めると72年間、のべ15762話のエピソードが放送されたと言われている。『トレマーズ』『インビジブル』など、現在も映画・テレビで活躍するケビン・ベーコンもかつて出演していたそうです。それにしても72年間、全てのエピソードをコンプした人は、はたしているのだろうか…!?
リメイクと言えば、日本でもまもなく放送予定のこの作品もそう。『V』のオリジナルシリーズは、先に5本のミニシリーズが制作され、後に『V2〜ビジターの逆襲』のタイトルでテレビシリーズが作られた。リメイク版は、いかなる結果に…!!?
シューティングと言っても様々な視点のものがありましたね。スペース・インベーダーやギャラクシアン、ギャラガのようなフィックス(固定)画面のものや、ゼビウスやスターフォースなどの縦スクロール、グラディウス、ファンタジーゾーンなどの横スクロールなどなど。そして、もう一つは、全方位スクロール型。所謂3Dシューティングってやつです。スカイデストロイヤー、スターラスター、アフターバーナー他色々ありましたが、一番思い入れがあるのは、ジャレコの記念すべき第一弾ソフト『エクセリオン』。3Dと言ってもこれは、擬似3D型と呼ばれていて、背景画面だけが3D描画のような作りになっています。近所の駄菓子屋さんにゲーム機が置かれていて、学校帰りに子供がたくさん集まってよくやっていましたが、その中にものすごーく上手にプレイする子がいて、隣でその華麗なプレイを覗き見ていたのを思い出します。しばらくしてファミコンソフト化されると、自分でもやり始めてしばらくハマりました。
敵機は、画面上部から様々な編隊を組みながらあらわれ、『ファイターEX』と呼ばれる自機を操作し、画面中央から下の位置で攻撃します。ミサイルは、二種類使えます。Aボタンは、連射ができるシングルミサイルだが、数に制限がある。Bボタンは、数に制限はないが連射ができない複式(デュアル)ミサイル。Bボタンのミサイルで敵を撃ち倒すと、Aボタンのミサイルの数が増える仕組みになっている。このゲームのもう一つの特徴は、自機に慣性がついていること。これが当時斬新で、物凄く空を舞っている感覚が伝わってきて、軽快なスクロール感がたまらない。例えば、撃ち損じて接近してきた敵機から逃れるために急上昇して空高く舞い上がり、円を描くように敵機をぐるっと周り込みながら急降下して、ある程度距離をとったところでミサイル発射…と言った一連の動きもスムーズで面白い。しかし、それがうまく行かないと、敵機にぶつかったり、はたまた敵機のミサイルを食らって、自機が派手に爆発…となってしまう。その特殊な操作性を理解しないと敵の弾を食らったりしてすぐにゲームオーバーになってしまいますが、慣れてくるとその飛行感覚が楽しくなります。
ステージは、山岳地帯、草原、未来都市、遺跡の4つあり、ボーナスステージの後は、その4つのステージの繰り返しです。プレイ中は、ギャラガやゼビウスなどと同じく、BGMは、一切鳴りませんが、大空を舞っている時にグオングオン(聞こえ方は個人差あり(苦笑))と言う機械音がなるのですが、その音が妙に心地良くて何度も鳴らしたくなる(笑)。『フォーメーションZ』『チョップリフター』『アーガス』などなど、当時のジャレコのシューティングゲームは、一癖あって個性的なものが多かったですね。特殊な分、難しくもありましたが…。
右下の数字は、シングルミサイルの残数。複式ミサイルの発射が鈍いから、連射つきのシングルミサイルも併用して『三連ミサイル』攻撃にすると敵を倒しやすいのだが…
三連ミサイルを使うと、当然のごとく次のステージに移ってもシングルミサイルの数が増えない。
タマがタマらんわぁ・・・
今月からスタートした『仮面ライダーフォーゼ』。過去特撮で学園ものと言えば、『ウルトラマン80』や、未見ですが『高速戦隊ターボレンジャー』もそれらしい感じがあったが、ライダーでは、今回初ではないかと思います。アメフトやらチアガールやら80年代のアメリカの学園ドラマを想起させるようなリッチな演出と、そこにいかにも昭和風の不良っぽい主人公がやってきて、ひたすら友達を求めると言うなんともカオスな雰囲気。それにしても主人公のあのツッパリ風のいかつい髪型に、短ランという組み合わせ…これ、お子様メインの番組じゃなかったけ…あそこまでやっちゃっても平気なの?と思ってしまうくらいブッ飛んだ設定だ。おそらく昭和時代だったら、許されなかっただろう。主人公が学校の中で突然殴り合いの喧嘩を始めたり、かと思えば、月面とつながっている秘密基地に迷い込んで、一気に宇宙テイストになったり、世界観がかなりまどろっこしくて、まさに無重力のようなふわふわした印象を受けるが、でも確かに今までにない新鮮な作風に見える。
肝心の変身後の姿だが、2話までを見た限りでは…。ライダーとしては、ちょっと違和感のあるデザインだ。他の平成ライダーと比べてもなんだかまとまりが悪いというか、戦っている姿もあまりかっこ良くは見えない。とくにあの尖った頭がものすごく気になる(笑)。ただ、変身ポーズの時の腕を高く掲げるところは、ギャバンっぽくて、少しニヤッとした(笑)。ライダーではないが、昔頭の尖ったヒーローが何人かいた。石森さんの作品なら、『宇宙鉄人キョーダイン』を真っ先に思い出す。もしかしたら、フォーゼのデザインは、キョーダインのオマージュ?なのかもしれないが、それでも、やはり微妙な印象…。ボディ色に宇宙服を意識した白色を使っているところは、これまで真っ白なライダーは皆無なので、他のライダーと比べても一際目立つ。
アクションに関しては、中々派手な戦闘シーンが多く、とくにここ数年CGのレベルが上がってきているのか、空中戦や水中戦など多彩な場所で、かなり凝ったバトル演出が取り入れられている。バイクアクションも実車を使ってジャンプを多用したり、昭和風の演出も取り入れつつ、アクティブで複雑な動きをCGで表現している。そして、今回のライダーは、バイクと共に発射台で、宇宙に打ち上げられて、宇宙空間で敵を倒す。中々壮大な演出だ。昭和ライダーにもスーパー1は、宇宙にまつわる設定もあったが、実際宇宙で戦闘を繰り広げることはなかったし、宇宙刑事もタイトルに「宇宙」とついていながらも、戦闘は、地球か敵が作り出した幻の空間で戦うのがメインであった。この先毎回宇宙に飛び出して戦うのかは、わからないが、アクションは期待できそう。内容は、今のところ問答無用のイケイケ風味のようなので、今のところはあまり気にしないようにする(笑)。
日テレプラスで放送中の『刑事貴族』は、風間編に突入しています。アイドルから脱皮して大人な雰囲気を醸し出していた郷ひろみが風間役で主演・・・当時、それを知った時は、正直微妙に感じたのですが、見てみるとニューヨーク帰りの元FBIの刑事という役どころは、イメージ的にぴったりであった。郷ひろみが出ている刑事ものは、それまで一度も見たことがなかったので、ある意味新鮮さを感じながら最終回まで見ていました。牧編に続いて宮本課長役の松方弘樹と武田刑事役の地井武男、そして、泉刑事役の布施博と岩田刑事役の布川敏和のレギュラー陣が残留し、高樹沙耶が演じる青木順子刑事と、『あいつがトラブル』でもフレッシュな刑事役を熱演した宍戸開が村木拓役で新しく代官署のメンバーに加わった。今思うと、このシリーズは、元アイドル出身者(郷さんとフッくん)同士の共演も実現していたんですね。初回のスペシャル版には、風間の妹役で渡辺美奈代も登場していたり…(笑)。
牧編を受け継いでシリアス路線を継続。ただ、村木拓=タクの加入で、コミカルな場面も増え、泉と順子が激しく罵り合う場面もあり、牧編にあったワイルドさやハードさは薄れてしまった感じ。風間も一匹狼というほどでもなく、牧ほどのインパクトのある活躍は、あまり見られなかったが、個人的には、初回のスペシャル版「熱い街から来た刑事」と最終2話は、とても印象に残っています。「熱い街から来た刑事」は、風間が代官署に赴任して早々、FBI時代の因縁のある殺し屋に狙われる話。殺し屋モトニシを演じたのは、当時、土曜ワイド劇場などのサスペンスものでよく犯人役を演じていた西田鍵。やくざ組織の大竜会のメンバーとして、往年の刑事ドラマでは、お馴染みの中田博久、粟津號、そして、刑事貴族シリーズでは、牧編の「その時、銃弾がワナを射抜いた」、そして風間編の「殺人ビデオへの招待」、本城編では、脚本なども担当していた遠藤憲一などの錚々たる人達がゲスト出演していた。風間の登場編と言うこともあって、風間の私生活やFBI時代のエピソード、風間が課長や泉と対立する姿なども描かれていたが、それらを全て掻っ攫うかのごとく、話の途中から静かに登場し、タケさん(武田刑事)の名前を無断で借用して大竜会に潜入したタクのほうがものすごく目立っていたような気がしてならない(笑)。
レギュラー陣一新と共に、劇伴も新たなものが加わり、牧編と比べるとかなり陽気なムードの楽曲も増えた。牧編でよく使用された「Sneaking Up」があまりかからなくなってしまったのは残念だったが、予告編では、牧編に引き続いて使用された。オープニングは、ライナセロスの「Jump Back, Jack」に変更された。初見時は、少し違和感をもったが今聞くと、ニューヨーク帰りの風間のイメージにぴったりマッチしている感じがした。Jump Back, Jackは、シングルCD化されているが、そのB面の「Cookie & TEA」という曲も「熱い街から来た刑事」の劇中で使用されていたようです。新たな覆面車として、トヨタの2代目に当たるZ20型の白いソアラが登場していたが、今見てもやはりカッコ良い。劇中でもカッコ良い走りを見せていました。ミニカー未だに置いてあります(笑)。
5話に初登場したマシ・オカが演じる検視官マックス・バーグマンも度々見かけるが、14話「無実の男」にもチョイ出。短い出番ながらもユニークな存在感を発揮しています。レギュラー入りするシーズン2も今から楽しみ。ダニーの覆面車であるシルバーのカマロ(なぜだかほとんどスティーブが運転していることが多いが)の走行シーンがどことなくナイトライダーを想起させるカットやカメラワークがあり面白い。最近は、グリルのところに青いランプをつけてピカピカ光らせて走るようになったが、それもまたナイト2000っぽかったりするのは、気のせいか…。ダニーのハスキーボイスを聞いてると、『ハイテク武装車バイパー』のコールをどうしても思い浮かべてしまうのですが、そう言えば、吹き替えを担当しているのは、山路和弘さんだった。ダニーの覆面者がバイパーだったら一人で大受けしていたに違いない(笑)。14話のラストでスティーブとダニーが本部のテレビで『白バイ野郎ジョン&パンチ』を見ながら、俺がパンチだパンチだと言い合っていたが、なるほど二人が憧れていたテレビドラマの刑事は、パンチだったのか…。てっきり『スタスキー&ハッチ』のほうだと思っていたのに(苦笑)。わたいも早くジョン&パンチをHD画質で見たいな…。
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