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10年の時を経て遂げたエポリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2017/06月

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先月ファミ劇で特集放送されていた『特捜最前線』。NETが現在のテレビ朝日の名称に変わった1977年からスタートし、1987年まで10年間放送された刑事ドラマ。「特別機動捜査隊」「太陽にほえろ!」に継いで長く続いた刑事ドラマであり、アクション刑事ドラマが量産されていた70年代後半から80年代の刑事ドラマの中でも一際社会派かつハードフルな作風だった。爆弾を扱ったアクション回もあったが、西部警察みたいに毎回銃撃戦やカーチェイスがあるわけではなく、時には、地味めな犯罪捜査や当時の社会性を反映した難事件などをリアルに描いたエピソードが数多かった。



リアルタイムで何度か見たことはありますが、なんせ当時まだガキだったので放送時間の水曜夜10時には、寝ていたか、あるいは裏の夜のヒットスタジオを見ていたかで、ほとんど見た記憶がありません。ニュースステーションがスタートした年(1985年)に、放送時間が木曜の夜9時に移動し、その時間になってからようやく見始めたと思う。つまり、リアルで見たのは、シリーズが終了する手前の2年間ぐらいで、初期から中期の作品は、お昼に放送されていた再放送でほんの数話見た程度でした。前にもご紹介したとおり、このドラマには、特撮ヒーロー主演者が数多くレギュラー出演していたので、もちろん興味はあったのですが、やはり、お子様には、あの独特の世界観は取っ付き難かった。話は地味だし、モノローグ調で刑事が語り出すし、オープニングもエンディングもBGMもなんだかオドロオドロしくて非常に暗いしで、演出がかなり大人向け。大人になってからもう一度見て、ようやくその作品性を理解することができた。そして今また改めて見ると、深い味わいを感じます。



今回爆弾をテーマにした作品を4本拝見。「爆破60分前の女」は、特命捜査課に届けられた小包の中にラジコンカー型の遠隔操作爆弾が入っていたことから、特命課にパニックが巻き起こるお話。課長の神代(二谷英明)は、爆弾によって捜査課の部屋に閉じ込められ、財界首脳会議に出席する要人の護衛に当たろうとしていた桜井刑事(藤岡弘)は、犯人グループに拉致され、彼らを会議場まで案内するはめに。当時、他の刑事ドラマでもよく見られたラジコン爆弾が登場し、犯行グループの目的を探るべく、特命捜査課のメンバーが奔走するのですが、とにかく緊迫感が半端ない。課長の異様な雰囲気を察知した船村刑事(大滝秀治)の鋭い直観力によって、事態は大きく動き出していくのですが、その一方で空気が読めなかった高杉刑事(西田敏行)には笑った。ラジコンカーをいじろうとして神代に怒られ、「あの四角ダルマがあ!」と神代の悪口を言ってぼやいている姿が西遊記の猪八戒とかぶる(笑)。あぶ刑事には、狸課長がいたが、特捜の課長のあだ名は、四角ダルマですか。初めて知りました。犯行グループと直接対決する桜井刑事のカッコ良さも相俟って、アクション編の快作だった。ちなみに、犯行グループのリーダー役がこれまた70年代に特撮ヒーローもので活躍していた打田康比古氏(仮面ライダーXのアポロガイスト役や、超神ビビューンでは、超神ズシーン役で出演し、津上刑事役の荒木 しげる氏と共演している)だったのでまさに特撮最前線クオリティ。




ライダー1号とアポロガイストの対決も見所!!




放送3周年を記念して制作された「復讐Ⅰ悪魔がくれたバリコン爆弾!」「復讐Ⅱ5億円が舞い散るとき!」は、二週にわたり前後編で放送された爆弾ストーリー。後に特命捜査課の犬養刑事役でレギュラー出演した三ッ木清隆氏が凶悪な爆弾魔を熱演している。特命課がある高層ビルに消火器型の爆弾が仕掛けられ、10、20、30階の3箇所にセットされる。特命課本部にも爆弾が届けられるが、その爆弾には、周囲の動きを敏感に感知するバリアブル・コンデンサーが組み込まれており、爆弾が爆発すると、その爆発音に反応して、消火器型の爆弾も誘爆する仕掛けになっているという。神代と婦警の高杉幹子は、特命捜査課の部屋に足止めされて、無線で犯人とやりとりしその指示に従い続ける。音に反応する爆弾は、『西部警察PARTⅡ』「狙われた天使」で使われていたが、この話に登場するバリコン爆弾は、音ではなくて、動きを感じとる爆弾なんだとか。音に反応するなら高杉婦警の甲高い声だけでメーターが振り切れて爆発してしまいそうな感じなんですが・・・。



動揺して泣き喚く高杉婦警役の人と必死になだめる神代役の二谷さんの演技が凄いです。神代の命令通りに動いて、5億円を積んだ現金輸送車をまんまと強奪されてしまった特命課メンバーが神代の異変に気づき、3年前の銀行立て篭もり事件を調べ、真犯人を突き止めるまでのスリリングな展開がなんとも見応えがある。このエピソードの中で描かれている3年前の銀行立て篭もり事件って、おそらくこれ三菱銀行人質事件を参考にしているのでしょうねえ。ドラマでは、コーヒーの中に睡眠薬を入れて、犯人を眠らせる検討がなされていましたが、実際あの事件でも犯人に差し出すビーフステーキに睡眠薬を入れることが検討されていたらしいし、人質が数名死んで犯人は射殺されている。で、ドラマの中でこの事件の指揮を担当した細島刑事部長を演じているのは、西部警察の佐川係長役でもお馴染みだった高城淳一氏。細島は、どちらかと言えば、佐川よりも『大都会 PARTⅢ』の加川課長のような雰囲気があった。




いびり役というか嫌味な上司役がハマっていた高城氏。



昨年25年ぶりに新作が制作されたそうです。タイトルもズバリ「特捜最前線2012」。これも先月ファミ劇で放送されていましたが、感想はまた後程。それにしてもここ数年でレギュラー出演者が相次いで亡くなられている特捜最前線。刑事ドラマ以外でも数々の名演技を残したあの大滝秀治さんまでが。寂しくなります…。



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実録!銀行人質事件
ガースさん、おはようございます。

>≫このエピソードの中で描かれている3年前の銀行立て篭もり事件って、おそらく三菱銀行人質事件を参考にしているのでしょうねえ。ドラマでは、コーヒーの中に睡眠薬を入れて、犯人を眠らせる検討がなされていましたが、実際あの事件でも犯人に差し出すビーフステーキに睡眠薬を入れることが検討されていたらしいし、人質が数名死んで犯人は射殺されている。

>「三菱銀行人質事件で犯人に差し出す料理に睡眠薬を入れることが検討されていた」というエピソードは、大谷昭宏さん原作の漫画「こちら大阪社会部+α」の「銀行人質事件」でも引用されていましたね。

自分は三菱銀行人質事件は名前しか知らない世代ですが、「銀行人質事件」を読むと警察・新聞記者サイドと犯人の駆け引きや主人公の勤務する新聞社で「事件発生~社会部の記者は現場でどんな取材をしているか」を経過報告する記事を掲載したり「読者の考えた犯人を逮捕するアイデア」を掲載するなど、狙撃部隊が「犯人をどの角度から狙撃できるか」と作戦を練るというエピソードも興味深かったです。
9人のコリない日本人 2013/03/03(Sun)10:17:46 編集
Re:実録!銀行人質事件
>自分は三菱銀行人質事件は名前しか知らない世代ですが、「銀行人質事件」を読むと警察・新聞記者サイドと犯人の駆け引きや主人公の勤務する新聞社で「事件発生~社会部の記者は現場でどんな取材をしているか」を経過報告する記事を掲載したり「読者の考えた犯人を逮捕するアイデア」を掲載するなど、狙撃部隊が「犯人をどの角度から狙撃できるか」と作戦を練るというエピソードも興味深かったです。
最近も愛知だったか、梅川の事件を模倣した信金のたてこもり事件がありましたが、死亡者が出ることもなくわりと早く解決していましたよね。やはり、あの事件の教訓が生きているのでしょうね。
【2013/03/04 17:11】
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