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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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まもなく始まる新しいスーパー戦隊が宇宙戦隊であったり、この夏公開される「スペーススクワッド」に宇宙刑事ギャバンが登場するなど、今年の特撮界はにわかに宇宙ブ一ムの到来を予感させておりますが、そう言えば、20世紀には宇宙ものの特撮番組が結構ありましたね。1960年代には「キャプテン・ウルトラ」、「スター・ウォーズ」の一作目が公開された翌年の1978年には、「宇宙からのメッセージ・銀河大戦」や「スター・ウルフ」など、東映、円谷ともに宇宙を舞台にした壮大なスケールの作品を世に送り出していました。その頃に公開された特撮映画にもスター・ウォーズのブームに乗ったと思われるSF大作がいくつかあったようです。今回は、その一つとなった東宝作品の「惑星大戦争」についてご紹介致します。


「惑星大戦争」は、チャンネルNECOで現在放送中の特集「特撮大国日本」で初めて見ました。この作品、1978年のお正月に合わせて公開された映画だったそうです。スター・ウォーズではなく、当時大人気だったSFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の人気にあやかって作られたとも言われています。当初この『惑星大戦争』というタイトルは、スター・ウォーズの邦題になる予定だったそうですが、スター・ウォーズが本国で大ヒットしたことや、日本ではアメリカの翌年に公開されるなどの理由により、最終的に本作のタイトルとして流用されたそうです。ストーリーは以下の通り。




1988年、世界各地に謎の飛行物体ヘル・ファイターが飛来し、世界の各都市が次々と破壊され始めた。国連宇宙局・宇宙防衛軍 (UNSF)は、中断していた宇宙防衛艦「轟天」の建造の再開と乗員の編成を滝川正人(池部良)に要請する。

滝川の指揮下、完成した轟天は飛び立ち、ヘル・ファイターの大編隊を全滅させた。しかし、敵の本拠地がある金星へ向かった滝川の娘・滝川ジュン(浅野ゆう子)が拉致されてしまう。ジュンを救出すべく轟天は金星に辿り着いたが、そこに敵の戦艦「大魔艦」が立ちはだかるのであった。






1963年に公開された「海底軍艦」に登場した轟天号が再登場したことでも話題になった本作。何より私的に気になったのキャスティングです。国防軍パイロット教官・室井礼介役が沖雅也。











沖さんと言うと必殺シリーズや刑事アクションもののイメージが強いですが、このようなSF映画に出演していたのは意外でしたね。この映画と同じく、1978年に公開された実写映画の「火の鳥」では、火の鳥を捕まえようとしたために黒焦げになってしまうヒナクの亭主役を演じていたり、かたや、この年は、日本テレビのアクション刑事ドラマ「大追跡」に出演していたりと、映画にテレビに引っ張りだこだったようですね。



国連宇宙局の三好孝次役は、「俺は男だ!」など青春ドラマで活躍し、現在は千葉県知事の森田健作。国連宇宙局日本支部員で、宇宙工学博士の滝川正人の娘・滝川ジュン役は、昨年末のガキ使で激しい踊りを見せていた浅野ゆう子。国防軍空挺隊員冬木和夫役は、「仮面ライダーV3」など、当時数々のヒーロー作品に出ていた官内洋。他にも国連宇宙局日本支部所長・松沢博士役の大滝秀治、国防軍司令の大石役の平田昭彦と異色の顔合わせで中々見応えがありました。刑事ドラマの悪役でよく見かけた兼末隆も国防軍空挺隊員の若い隊員役で出ていましたね。





















なんといっても轟天号がカッコいい。リボルバーのシリンダーのようなミサイル発射装置が回転しながらミサイルを撃つところがとくに良い。先端についているドリルは、「海底軍艦」でも大活躍していましたね。













敵の大魔艦のデザインも中々良い感じでしたね。















チューバッカのまがいもののような獣が気になりました。








鍾乳洞を宇宙船が潜り技ける場面は、スターウォーズを彷彿とさせるような映像でした。人間の皮をかぶった宇宙人は「V」のビジターの宇宙人を連想しました。映画の後半、浅野ゆう子がボンテージ風の衣装を着せられていましたが、あれは謎が残りましたね(笑)。



戦艦同士が激しいバトルをしたり、隊員が戦艦に乗り込んで戦闘を繰り広げる展開は、初期の戦隊や宇宙刑事シリーズのラストバトルを思わせるものがあり中々印象的でした。やはり、宇宙ものの特撮には、戦艦同士のバトルが欠かせないですよね。戦艦が登場するのかはわかりませんが、キュウレンジャーでもこういう展開があるといいですね(笑)。




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同時上映は「百恵・友和の霧の旗」
ガースさん、こんばんは。

>≧当初、この『惑星大戦争』というタイトルはスター・ウォーズの邦題になる予定だったそうですが、スター・ウォーズが本国で大ヒットしたことや日本ではアメリカの翌年に公開されるなどの理由により最終的に本作のタイトルとして流用されたそうです。

>「惑星大戦争」がスターウォーズの邦題になるはずだったという話ですが、もしスター・ウォーズに「惑星大戦争」という邦題が採用されていたら「惑星大戦争エピソード4 新たなる希望」「惑星大戦争エピソード5 帝国の逆襲」「惑星大戦争エピソード6 ジェダイの帰還」「惑星大戦争エピソード7 フォースの覚醒」「惑星大戦争エピソード1 ファントム・メナス」「惑星大戦争エピソード2 クローンの攻撃」「惑星大戦争エピソード3 シスの復讐」というラインナップになってたのではないか?と思いましたね。

宇宙防衛艦「轟天」が活躍する特撮シーンでは、池部良さん演じる滝川艦長の「メインエンジン始動、メインドリル始動…艦首レーザー砲発射!」の言葉と勇壮なメロディをバックに轟天発進→航空爆雷でヘル・ファイターの一群を一掃するシーンや「リボルバーのシリンダーのようなミサイル発射装置」から艦載機スペース・ファイターが出撃して金星上空でヘル・ファイターとドッグファイトを繰り広げるシーンやリボルバービームで金星大魔艦を迎撃するシーンが印象に残りました。

>≧人間の皮をかぶった宇宙人は「V」のビジターを連想しましたが、チューバッカのまがいもののような獣が気になりました。

>「チューバッカのまがいもの」ですが、関連書籍によると宇宙獣人という名前がありマンモス鈴木さんというプロレスラーの方がスーツアクターを担当されているそうですね。「人間の皮を被り暗躍する宇宙人」の描写は「UFOの調査中に死んだはずのシュミット博士が滝川家を訪れ,轟天の設計図をよこせと言い出すが…」と「出発直前の轟天に突如敵の工作員が乗り込んできた」という描写に出ていましたが、室井たちが死んだ「偽シュミット博士」の死体を起こすとその顔は人間ではなかった…というシーンを見ると不気味な侵略者を印象付けているように感じました。

>≧国連宇宙局の三好孝次役は「俺は男だ!」など青春ドラマで活躍し現在は千葉県知事となった森田健作さんを筆頭に、国連宇宙局日本支部員で宇宙工学博士の滝川正人の娘・滝川ジュン役は昨年末のガキ使で激しい踊りを見せていた浅野ゆう子さん・国防軍空挺隊員の冬木和夫役は「仮面ライダーV3」など当時数々のヒーロー作品に出ていた宮内洋さんでした。

>浅野ゆう子さんというと、昨年BSプレミアムで放映された「てるてる家族」というなかにし礼さん原作の朝ドラで〝自宅をパン屋兼喫茶店にしたり長女と次女をスケート選手と歌手に育て上げ、四女を宝塚へ入団させようとするお母さん″を好演した印象が強いですが、若いころに特撮映画のヒロイン役を務めていることに驚きました。

また、宮内洋さん演じる冬木和夫と沖雅也さん演じる室井礼介の初登場シーン(「三好が帰国したぞ!」と冬木が室井に声をかけるシーン)を見ると「正木本部長とスコッチ刑事の共演」を見ているような錯覚を感じましたが、室井と冬木が森田健作さん演じる三好と並ぶ姿を見ると「仕掛けの天平・棺桶の錠・島帰りの龍」のスリーショットを見ているような気分になりました。

その他の出演者では、銀河帝国司令官・ヘルを演じる睦五郎さんを筆頭に「必殺仕置屋稼業」の印玄を演じた新克利さん(宇宙ステーション「テラ」のクルー)と「特別機動捜査隊」の藤島主任や「ウルトラセブン」のキリヤマ隊長でおなじみの中山昭二さん(国防軍幕僚)で出演されていますが、「とうとうヘルファイターの爆撃は東京にも伸びた!」のシーンで中山さん演じる国防軍幕僚が「轟天は…轟天はまだ出撃できんのですか!?」と平田昭彦さん演じる国防軍の大石司令に詰め寄るシーンが見ものでした。
9人のコリない日本人 2017/01/25(Wed)17:48:14 編集
Re:同時上映は「百恵・友和の霧の旗」
>というラインナップになってたのではないか?と思いましたね。

惑星大戦争というタイトルのままだったら、はたして日本で大ヒットしていたでしょうかね(笑) 。


>>「チューバッカのまがいもの」ですが、関連書籍によると宇宙獣人という名前がありマンモス鈴木さんというプロレスラーの方がスーツアクターを担当されているそうですね。

宇宙獣人てチェンジマンを思い起こしてしまうネーミングですね。あちらは宇宙獣士と呼ばれていましたが(苦笑) 。


>若いころに特撮映画のヒロイン役を務めていることに驚きました

私は未だにトレンディドラマをやっていた頃(抱きしめたい!など)のイメージが強いのですが(笑) 、そう言えば浅野さんを特撮系の作品で見たのはこれが初めてでしたね。ジャッカー電撃隊に夏樹陽子が出ていたのと同じくらいの衝撃を受けました(笑) 。


>「仕掛けの天平・棺桶の錠・島帰りの龍」のスリーショットを見ているような気分になりました。

三人とも必殺シリーズに出演してましたね(笑) 。必殺のファンの方々にとってはまさに夢の共演という感じになるのでしょうね。


>中山さん演じる国防軍幕僚が「轟天は…轟天はまだ出撃できんのですか!?」と平田昭彦さん演じる国防軍の大石司令に詰め寄るシーンが見ものでした。

ウルトラシリーズに出演されていたお二人がこの映画で共演されているところも見所でしたね。この二人、この数年後に共にハングマンで悪役を演じていましたが、当時のウルトラシリーズファンの方々はどのように感じられたのでしょうかね・・・。
【2017/02/11 01:55】
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