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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/03月

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最近の海外ドラマは、日本でテレビ放送される時、本国の放送順通りに放送される事が普通になったが、ゴールデンタイムに放送されていた80年代以前の海外ドラマは、日本独自にエピソードの順番を入れ替えて放送される事が普通でした。とくに80年代海外ドラマの代表格と言ってもいい『ナイトライダー』も、1話完結のためか、本国の放送順は、完全に無視(苦笑)され、日本独自にエピソードの順番を入れ替えて放送されていました。ナイトライダーと同時期に放送された『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』や、『特攻野郎Aチーム』『特捜刑事マイアミバイス』などの人気ドラマも全て、日本独自の形態で放送されたが、とくにナイトライダーの場合は、その日本独自の放送形態によって、余計な混乱を招く原因にもなってしまったのです。


◆ナイト2000のメカニックの混乱
ナイトライダーは、テレビシリーズの放送前に、『日曜洋画劇場』で6本のスペシャル版が放送されました。一番最初に放送されたパイロットは、さておき、『ナイトライダー2』として放送されたエピソードは、本国では、シーズン2の初回に当たるスペシャル版「GOLIATH」。『ナイトライダー3』は、同じくシーズン2の「GOLIATH RETURN」。『ナイトライダー4』も同じくシーズン2の「MOUTH OF THE SNAKE」。『ナイトライダー5』は、シーズン3初回の「KNIGHT OF THE DRONE」。『ナイトライダー6』は、シーズン1の第2話「DEADRY MANUVERS」と、カールが初登場した第8話「TRUST DOESN‘T RUST」を繋ぎ合わせたものだった。シーズン2には、ナイト2000のメカニックとしてエイプリル・カーチスが登場した。キットの生みの親・ボニー・バーストは、シーズン1にメカニックとしてすでに登場していたが、ボニー役の女優が都合により、一旦レギュラーを降板し、シーズン2には、出演しなかった。しかし、シーズン3からまた復帰を果たした。つまり、日本では、エイプリルが登場するエピソードを真っ先に放送し、ボニーは、後回しにされてしまったのです。それは、テレビシリーズの放送でも踏襲され、エイプリルが登場しているシーズン2からスタートし、その後、ボニーが出ているシーズン1、3、4の順番で放送された。今となっては、地上波でもスカパーでも日本独自の放送順のナイトライダーは、見られなくなっていますが、リアルタイムでは、このようにかなり複雑な事情があったのです。


◆ナイト2000のシステムの違和感
日本では、シーズン2の後にシーズン1のエピソードを放送してしまったために、ナイト2000のシステムの進化にも若干違和感が目立つことになった。例えば、シーズン2では、ターボブーストの機能が多用されていたが、シーズン1では、ターボブーストのスイッチ設定が曖昧だったためか、マイケルがターボブーストのスイッチを押してもジャンプせず、ただ加速するだけの時もあった。もう1つは、キットが喋る時に光るボイスインジケータ部。これは、シーズン1の12話「Forget Me Not(日本未放映)」までは、四角い部分が赤く発光するだけだったが、13話「Hearts of Stone(日本未放映)」から、三本ラインのLEDインジケータに改良された。日本でも改良前のインジケータが登場しているエピソードが放送されたが、編集によって改良後のインジケータの映像に全て差し替えられて放送されたので、混乱する事はなかった。それは、テレビ版とDVDの映像を見比べると一目瞭然です。(例:デボンが濡れ衣を着せられ刑務所に収監されてしまうエピソード「NO BIG THING<日本題:デボン逮捕!!決死の脱獄・迫る巨大トレーラー!橋上の対決>」含めシーズン1のエピソード5本)。テレビ版では、三本ラインのLEDインジケータのカットになっているが、DVDでは、赤く発光するだけのインジケータになっているので、テレビ版をビデオ録画などでお持ちの方は、チェックされてみてはいかがでしょうか。


◆日本放送順の最終回はハッセルホフの理想だった
日本では、シーズン4のエピソードは、(ジャガーノート登場回は除く)『新ナイトライダー』のタイトルで放送された。放送時間もゴールデンタイムから土曜のお昼3時(ちなみに関西では、深夜に初放映された)に変更されたが、日本で最終回として放送されたエピソードは、マイケルとスティービーが三度再会し、悲劇的な別れを迎える「復讐の鎮魂歌・さらばナイト2000<原題:SCENT OF THE ROSES>」だった。これは、マイケル・ナイトを演じたデビッド・ハッセルホフが最終話として放送するようテレビ局に要望していたエピソードだったそうです。ちなみにアメリカでの最終回のエピソードは、マイケルが黒魔術によって洗脳されてしまう「VOODOO KNIGHT<黒魔術ブードゥ!恐怖の脳支配>」。残念ながら放送局のNBCは、ハッセルホフの要望を受け入れず、「SCENT OF THE ROSES」は、シーズン4の11話として放送されてしまったのですが、日本のスタッフが知ってか知らずか、ハッセルホフの要望を実現してしまったという不思議な珍事が起きてしまったのです。つまり、最終回については、日本の最終回のほうが「正しい最終回」だったと言うことになるのかもしれません。


 

knight11.jpg knight12.jpg
左は、改良前のインジケータ。日本の放送では、右の改良後のインジケータの映像に差し替えられて放送された。日本の放送で改良前のインジケータが見られたのは、パイロットの『ナイトライダー・電子頭脳スーパーカー誕生』と『ナイトライダー6』のみ。

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