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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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6代目ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグの最後の出演作と噂されている『007 スペクター』を拝見。この映画の撮影中にダニエルは、膝を怪我して手術を受けたそうですが、もしかしたらその事もダニエルがボンド役を辞めたくなった理由の一つになったのかもしれませんね・・・。


少年時代に過ごした生家「スカイフォール」の瓦礫の中から回収した写真を受け取ったジェームズ・ボンドは、その写真の謎を解き明かすため、前任のMの遺言に従って単身ローマに向かい、そこでマルコ・スキアラの妻ルチアと巡り合う。ルチアから秘密組織が会議を行うことを聞いたボンドは、その会議に潜り込み、組織の首領フランツ・オーベルハウザーという男の存在を知る。



「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」「スカイフォール」の集大成的とも言える内容で、「007は二度死ぬ」や「女王陛下の007」のオマージュがあったり、「スペクター」「ブロフェルド」が30年ぶりに復活するなど、初期の007シリーズを彷彿とさせる要素が数多く見ることができました。前任のMを演じたジュディ・デンチや、「007 カジノ・ロワイヤル」でル・シッフルを演じ、テレビシリーズ「ハンニバル」のハンニバル役でも有名になったマッツ・ミケルセンも写真だけの登場だったが顔を見せていて、懐かしい気分になりましたね。


オープニングタイトルに出てきたタコが女性に絡みつくイメージシーンは、「007/オクトパシー」と何か関係がある?のかと思ったが、単にスペクターの幹部達がはめているリングのマークだったようです。スペクターとは、ショーン・コネリーが演じた初代ジェームズ・ボンドと数々の戦いを繰り広げた犯罪組織のことで、首領の名は、エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド。最初は、声と体の一部分だけをあらわにして顔は隠されていたが、シリーズ第5作「007は二度死ぬ」で初めてブロフェルドの顔が明らかになった。権利関係で揉めていたため、「007/ユア・アイズ・オンリー」にブロフェルドらしき人物が出て以降、スペクターは、全くシリーズに登場することはなかったが、ようやくその問題が解消し、今回の映画でスペクターが再び戻ってきたとのことです。



映画の冒頭、メキシコシティの広場で展開したヘリコプターのアクション。実機で建物の合間を飛んだり、大群衆がいる上空で、ピッチ、ロール、ヨーを最大に駆使した緊迫感漲る華麗な飛行シーンに度肝を抜いた。荒々しく飛んでいるヘリの中でボンドが敵と生死を賭けた格闘を繰り広げるなど、「007/ユア・アイズ・オンリー」冒頭のヘリアクションを彷彿とさせる凄まじいアクションの連続でした。「死者の日」の場面に骸骨メイクの人々が出ていたが、あのシーンを見ていたら「007/死ぬのは奴らだ」に登場した黒人の犯罪王ミスター・ビッグをふと思い出してしまいましたね(苦笑)。


007と言えば、お馴染みのボンドカーを使ったカーチェイス。今回は、ボンドがアストンマーティン「DB10」に乗り込み、ミスター・ヒンクスが乗るジャガーC-X75と夜のローマの市街地で白熱のレースを見せていました。市街地の狭い路地でのジャンプや、バチカンのサン・ピエトロ広場周辺を時速177キロで走行したり、階段をスピーディーに駆け下りたり、川沿いの道を障害物を避けながらひたすらカッ飛ばすなど、爽快感抜群のカーバトルが瞬く間に展開。特殊装備のバックファイヤーを使ってジャガーのボディを燃やしたり、イジェクトシートを使って間一髪車から脱出するなどの場面もありました。イジェクトシートと言えば、ナイトライダーでもよく使われていましたね。ジョン&パンチに登場したコルベットベースの特殊車にも同じような機能がついていましたが、一番最初にやったのは、「007/ゴールドフィンガー」のアストンマーティンDB5でした。これぞ007と言ったカーアクションが目白押しで懐かしさもあり見応え十分でした。


ボンドが操縦する黒い小型プロペラ機(ブリテン・ノーマンBN-2アイランダー)と、ヒンクス達が乗るランドローバーによる雪上アクションも大迫力。両翼と着陸装置を失って、ソリのように雪の上を滑りながら、ヒンクス達の車を追いかけるボンドの飛行機。しかし、途中から機体はコントロールを失い雪の斜面を暴走し、ダイナミックに山小屋に突っ込んだ後、さらにヒンクス達の車列に突っ込むと言う荒技を見せていた。4WDで森の斜面を駆け下りて、敵の車列に突っ込んだコマンドーのメイトリクスを彷彿とさせるアクションでしたが、このシーンだけは、ダニエルが一瞬シュワちゃんに見えてしまいましたね(苦笑)。


アクション以外の場面で印象に残ったのは、映画終盤の拷問シーン。ボンドが拷問装置の椅子に座らされて、細いドリルで顔に穴を開けられてしまう。なんでもドリルが紡錘状回に達したら相貌失認を起こして、顔を見ても誰かわからなくなり個人の識別が出きなくなるという。顔に穴開けられている時のボンドの表情がかなり痛々しかった。ボンドの腕時計型の爆弾で吹き飛ばされた後、ブロフェルドの顔の右側に大きな傷跡ができていたが、「007は二度死ぬ」に登場したブロフェルドと同じような顔になっていたのが印象的でした。



ダニエル=ボンドも「カジノ・ロワイヤル」から始まって今年でちょうど10年。ダニエルも48歳になり、そろそろボンド役を引退をしてもおかしくはない年齢になった。5代目のピアース・ブロスナンも50歳になる前にボンド役を降りたし(ただし、本人は、ボンド役を続けたかったが交渉で行き詰った模様)、4代目Q役のベン・ウィショーみたいに、ボンドも若返りの時期が来ているのかもしれません。個人的には、あともう一本ぐらいダニエル=ボンドを見てみたいですが、はたして次回作は、誰がボンド役を務めるのか?そこも注目ですね。







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