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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/03月

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テレビで映画を見る時は、「ザ・シネマ」などのスカパーの映画チャンネルで見るのがすっかり習慣となりましたが、落ち着いて見られるのがいいですね。地上波みたいにCMが入らないし、カットシーンもないし、余計なテロップも出ないからとても見やすい。地上波は放送される映画が限定されてしまうが、スカパーは古今東西、多種多様な映画が放送されているし、昔の懐かしい吹替え作品も見られるしでメリットが多々あります。


しかし、私が子供の頃、今のスカパーの映画チャンネルのような役割を果たしていたのは、地上波の映画枠でした。TBSの「月曜ロードショー」、テレビ朝日の「日曜洋画劇場」、フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」、日本テレビの「水曜(金曜)ロードショー」。テレビ東京にも「木曜洋画劇場」という映画枠があったが、うちのテレビはテレビ東京が映らなかったので、子供の時は見ることができなかったが、当時は民放全局に必ず一つは映画枠があり、その枠でいろんな映画を楽しめることができたのです。


その頃の民放の映画番組にはそれぞれ解説者がいて、映画が開始前と終了後に解説者の解説を聞くことも一つの楽しみになっていました。今は、映画解説者が一人もいなくなってしまいましたが、当時は解説者がいるのが当たり前の時代。やはり一番印象に残っているのは、「日躍洋画劇場」の解説を担当していた淀川長治さん。淀川さんと言えば、解説の終わりに、「またお会いしましょうね。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」という名台詞を言っていたのが有名ですが、ついに番組にサヨナラ、サヨナラする時が来てしまったようです。



1966年から半世紀に渡り続いてきた「日曜洋画劇場」が今月で終了とのこと。私自身この10年間地上波で映画を見ていないので、最近はどんな映画が放送されていたのかは存じ上げませんが、どうやら視聴率対策のためにバラエティ番組ばかり放送して、映画の放送は少なくなっていたようですね。カットシーンが多い上に、CMの入り方が悪い、だらだらと宣伝テロップを流す、エンディングに変な演出をするなど、地上波での映画の扱いは年々酷くなる一方のようで、さらに今は表現規制の問題もあって放送できる作品も限られてしまい、地上波ではもはや大人が楽しめる映画は一切見ることができなくなってしまった。こんな状況では、無理にゴールデン帯に映画枠を残しても意味がないですよね。地上波で映画を見る時代ではなくなったということなのでしょうか。


かつては、メジャーな作品からマイナー作品、アクション、SF、ホラー、コメディ、ちょっとHな作品まで幅広いジャンルの映画を放送してくれた日曜洋画劇場。007シリーズ、ロボコップ、ダイハード、ビバリー・ヒルズコップ、未来警察、エイリアン、スターウォーズにネバーエンディングストーリー・・・スタローン、シュワちゃん、ジャッキーのアクション映画やヒッチコックの作品。ブルーサンダー、ブラックライダー、ザ・カー、クリスティーンを最初に見たのも、ナイトライダーやAチームなどの海外ドラマのスペシャル版を放送してくれたのもこの日曜洋画劇場でした。映画を見終わり淀川さんの締めの解説を聞き、その後に流れる次回の予告編を見ることも楽しみの一つでしたね。次はどんな映画を放送してくれるのか、毎週わくわくしながら見ていました。あの頃のテレビは本当に自由と夢がありましたよねえ。




感謝の気持ちをこめて、今回は、「ありがとう!日曜洋画劇場マイべスト」と題して、日曜洋画劇場で放送された映画の中から、思い出の映画2選をご紹介いたします。







ヒドゥン
 
(1987年作品 日曜洋画劇場で1990年4月にテレビ初放映)

エイリアンが人間の体を次々と乗り換えて、凶悪な殺人事件を起こしていくSFホラー・アクション。冒頭から高級スーパーカーの黒いフェラーリで派手なカーチェイスを繰り広げたり、カーアクションのインパクトも強かった作品。エイリアンの刑事役を演じていたのは、「デューン/砂の惑星」やテレビドラマ「ツイン・ピークス」などで知られるカイル・マクラクラン。


日本の特撮の「ブルースワット」はこの映画の影響を受けていると思われますが、解説の淀川さんによると、この映画は、日本の化け猫や、音楽は、歌舞伎の伴奏に似ているなど、日本の影響があると仰っていましたね。猿の惑星、スーパーマン、スターマン・愛・宇宙はるかに、コクーン、ゼイリブなどなど、日曜洋画劇場で見たSF映画は忘れられない作品が数多いですが、このヒドゥンもその一つです。カイル・マクラクランの声を松橋登さん、マイケル・ヌーリーの声を田中秀幸さんが演じた吹替えも良かったですが、未だDVDに収録されていないのが残念。








地獄のマッドコップ
 
(1988年作品 日曜洋画劇場で1989年6月にテレビ初放映)

「死霊のはらわた」「ダークマン」「スパイダーマン」などで知られるサム・ライミ監督作品の常連俳優であるブルース・キャンベルが主演した殺人ホラー映画。無実の罪で監獄送りになり、そこで滅多切りにされ殺された警官コーデルが地獄から蘇えり、復讐鬼と化してニューヨークの町で次々と殺人事件を起こす。今の地上波では絶対放送されないであろう内容の映画ですが、80年代はこういう映画をバンバン流していましたね(苦笑)。



  


警官版「ターミネーター」と言う感じで、ド派手なアクションが見応えありました。続編の「マニアックコップ2」も日曜洋画劇場で放送されましたが、「マニアックコップ3/復讐の炎」は、テレビ東京の『木曜洋画劇場』で放送されています。この映画、日本では劇場未公開でしたが、日曜洋画劇場で「地獄のマッドコップ」のタイトルで初放映されてから日本でも話題となったそうです。この際、日本のテレビ局が要請して6分間の追加シーンを加えたオリジナルバージョンが放送されています。当時のスタッフのこだわりというか、映画愛が伝わってくるエピソードですね。







1991年5月の2度目の放送時は、本編終了後に「マニアックコップ2」の映画宣伝が流れていました。




これを書いてたら他にも紹介したい作品がたくさん出てきたので、いずれまた第2弾をやりたいと思います(笑)。



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