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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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最近は戦隊とライダーに固定化してしまっている東映特撮ですが、石森章太郎氏ご存命時はもっと多種多様な特撮作品を作っていましたね。とりわけ1970年代は、日本の特撮最盛期の時代。レインボーマン、ダイヤモンド・アイなどの川内康範原作の東宝特撮。宇宙猿人ゴリ、電人ザボーガーなどを製作したピー・プロダクション。シルバー仮面、レッドバロンの宣弘社・・・と当時は東映以外の製作会社もテレビ特撮にカを入れていた時代でありました。


うちの特撮HPの「特撮ヒーロー年表」を見て頂いてもわかる通り、70年代は色とりどりの特撮作品が生まれたわけですが、あれから40年以上の月日が経ち、これらの作品が記憶の中から薄らいでおります。10年くらい前まではスカパーで70年代の特撮作品がよく放送されていましたが、テレビのHD化の影響もあってか、最近は東映と円谷の作品しか見かけなくなりました。「鉄人タイガーセブン」「UFO大戦争戦え!レッドタイガー」などの未見の作品や、日本国家の滅亡と日本人撲滅を企む敵組織『死ね死ね団』が今見ると妙にリアルチックなレインボーマンなどももう一度見てみたいですが、すっかり時代の流れに押されて見られなくなってしまっているのが残念であります。



そんな中、近頃、時代劇専門チャンネルで特撮が放送されています。去年「西遊記」がスタートし、つい最近まで深夜に「西遊記2」が放送されていました。惜しくも今年の1月に玉竜(馬)役を演じたおひょいさんこと藤村俊二さんが亡くなられ、その追悼も合わせて久しぶりに見ましたが、当然ながら画質がグレードアップしていて大変驚きました。7年ぐらい前にファミリー劇場で見た時はフイルムの劣化が進み、所々画面が黒ずんで非常に見にくかったエピソードもありましたが、今回のHD放送では以前黒ずんで見えにくかった部分もはっきりくっきりと映り、とても綺麗な映像になっていたので、まるで別の作品を見ているような気分で楽しむことができた。


そして、西遊記2の後に始まったのが石森章太郎原作の東映作品で、変身ヒ一ローが江戸時代を舞台に活躍する「変身忍者 嵐」。東映の時代劇ヒーローと言えば真っ先に思い出すのは「仮面の忍者 赤影」ですが、変身忍者嵐は、簡単に言ってしまうと、時代劇版「仮面ライダー」。ナレーションが中江真司、怪物の造型や怪人の不気味な奇声もどことなくショッカーの怪人を彷彿させるし、怪人担当の声優さんもライダーとほとんど同じ。死神博士の天本英世が大魔王サタン役、地獄大使の潮健児がイタチ小僧役で出ていたり、チャンバラアクションでありながら、アクション、爆破の演出やSEなど、あらゆる部分で仮面ライダーと共通するところがありました。









伊賀忍者のタツマキ役は、仮面の忍者赤影で白影役を演じた牧冬吉。タツマキの娘・カスミ役は、「がんばれ!レッドビッキーズ」の林寛子。残念ながら役者の都合で、カスミは、32話で退場しています。そう言えば、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」にモモンシジャ一に変身する霞(かすみ)という名前のヒロインがいましたが、もしかしたら、変身忍者嵐のカスミを意識して名付けられたのでしょうかね??


それはさておき、ゲスト出演者の中でとくに気になったのは、「好き! すき!! 魔女先生」でヒロイン役を演じた菊容子が8話に怪人の人間態(くノ一・千恵)役で出演し、38話からくノ一・カゲリ役でレギュラーになったこと。魔女先生のアンドロ仮面みたいに変身女忍者になるのかと思いきや、どうやら最後まで変身はしなかったみたいです(笑)。他にも西部警察のおやっさん役をやっていた藤岡重慶や、当時活躍した力士の高見山、キレンジャーを演じる前の畠山麦、必殺シリーズの常連だった西崎緑、この番組の主題歌を歌っている水木一郎などがゲスト出演していました。一番印象に残ったのは、キックボクサーの沢村忠が急に衣裳を脱いでボクサースタイルになり、敵に強烈なニー・キックをおみまいすると言う、時代設定無視の戦いを繰り広げていたのが面白かった(笑)。


「好き! すき!! 魔女先生」と言えば、2クール目からヒロインがアンドロ仮面に変身して敵と戦う変身ヒロインものに路線変更されていましたが、同じくこの変身忍者嵐も度重なるてこ入れと路線変更がなされています。変身忍者嵐は、NET(現・テレビ朝日)の金曜夜7時のゴールデン帯に放送されたそうですが、その裏のTBSでは、「ウルトラマンA(エース)」が放送され、両作品が激しい視聴率競争を繰り広げていたそうです。第21話から「西洋妖怪編」がスタートし、レギュラーメンバーの衣裳や設定、変身ポーズも変更され、さらに路線変更の切り札としてもう一人のヒーローが投入されたのです。それがこの・・・










「月ノ輪」と呼ばれる仮面剣士。嵐が敵に苦戦すると必ずどこからともなくあらわれ、嵐をピンチから救ってくれるオタスケマン的な存在のヒーロー。デザインモチーフは「ツキノワグマ」だそうですが、なるほどもしかしたら・・・








このヒーローや・・・











このヒーローのルーツになっているヒーローなのかもしれませんね。



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無題
変身忍者嵐は仮面ライダー響鬼の元ネタという話は
結構有名ですね。こちらも本家?同様、
テコ入れを余儀なくされましたが…。
NONAME 2017/03/15(Wed)16:24:37 編集
Re:無題
>変身忍者嵐は仮面ライダー響鬼の元ネタという話は
>結構有名ですね。こちらも本家?同様、
>テコ入れを余儀なくされましたが…。

はじめまして管理人のガースです。

仮面ライダー響鬼も途中でプロデューサーが代わってシリーズの後半から様々なテコ入れがなされていましたが、そう言えば、変身忍者嵐によく似たデザインの『鬼の鎧』という名のキャラが登場していましたよね。
【2017/03/18 09:09】
渡哲也さんの弟、逝く…
この記事とは無関係ですが…。ピラニア軍団の助け人にして渡哲也さんの弟でもあった、渡瀬恒彦氏が、今年の3月14日、多臓器不全により、この世を去られました…。渡瀬恒彦さんは、アクションシーンにおいては代役を立てず、自らの手でスタントを演じ、「新 仁義なき戦い 組長の首」、「実録外伝 大阪電撃作戦」、「暴走パニック 大激突」、「狂った野獣」、「皇帝のいない八月」、「大激闘マッドポリス'80」、「化石の荒野」等でその迫力のアクションを見せつけたりと、兄の渡哲也さんに負けない程の実力を発揮する凄さでしたね(もはやハリウッドのアクション俳優並の体力)…。 ただ北陸代理戦争においては撮影中に事故って予告編のみの出演になったこともありましたね…。
マイケル村田 2017/03/16(Thu)19:13:24 編集
Re:渡哲也さんの弟、逝く…
>この記事とは無関係ですが…。ピラニア軍団の助け人にして渡哲也さんの弟でもあった、渡瀬恒彦氏が、今年の3月14日、多臓器不全により、この世を去られました…。

まだまだ活躍して欲しい俳優さんだったのに、早過ぎます。このブログにも書きましたが、渡瀬さんの出演作品は主にスカパーに加入してから見たので、自分の記憶の中ではつい最近の作品のような感覚になっておりますが、結構たくさん見ました。渡瀬さんは日本のアクションスターの草分け的な存在でもありましたよね。演技をしながら危険なカースタントもこなしていたなんて本当にカッコ良過ぎます。まだ未見の作品が残っているのでこれからもどんどん見て行こうと思っております。

【2017/03/18 09:20】
4月からは、
快傑ライオン丸が、時代劇チャンネルで始まるらしいですよ
しかも、朝の5時から(笑)
ケイト 2017/03/25(Sat)11:08:26 編集
Re:4月からは、
>快傑ライオン丸が、時代劇チャンネルで始まるらしいですよ
>しかも、朝の5時から(笑)

はじめまして、
管理人のガースです。
ライオン丸は未見の作品だったので、今回の放送を楽しみにしています。時専さんナイスチョイス(笑) 。
【2017/04/02 07:24】
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