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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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80年代のハリウッドのアクションスターと言えば、真っ先に思い浮かべるのは、シュワちゃんとスタローンの2大マッチョ系俳優ですが、それ以前は、スティーブ・マックイーン、クリント・イーストウッド、チャールズ・ブロンソン辺りが有名どころ。でも、忘れてならない人がまだ一人。『ドラゴンへの道』でブルース・リーの敵役を演じ、コロッセオで激しい格闘シーンを見せたあの人、チャック・ノリス。スカパーのザ・シネマで今月チャック・ノリス主演映画の吹替え版特集が放送されていた。昔は、日曜洋画劇場とか、ゴールデン洋画劇場やらで何度も放送され見たが、21世紀に入ったらパタッと途絶えて、深夜にも放送されなくなってしまった。あの時もっとこまめにビデオを録っておくんだったと悔やんだが、『地獄のヒーロー』『野獣捜査線』『デルタ・フォース』の吹替え版3作品を久々に鑑賞。DVDの字幕版もいいが、やはり、初見がテレビなので吹替え版のほうが馴染み深い。

元空手チャンピオンであり、それを活かしたキレのあるダイナミックな動きがカッコ良いノリスだが、彼が70年代に主演した作品は、興行的に振るわなかったようで、日本では、中々お目にかかれない。80年代にヒットした戦争アクション映画『地獄のヒーロー』シリーズは、日本では、全5作公開されているが、実は、シリーズは、3で完結していて、残りは、日本が勝手にタイトルを変えて続編もの扱いにした全くの別作品だったとか。フィリピンのジャングルでノリス演じるブラドック大佐が捕虜奪還のため大暴れする。あの頃、ベトナム戦争をテーマにした戦争映画や流行っていたなあ。主人公が元ベトナム従軍兵士で、戦争中に捕虜になった仲間を助けると言った内容の映画やドラマをたくさん見た気がする。スタローンのランボーシリーズや、エアーウルフのホークなんかもその類になるんでしょうが(サブタイトルに「地獄のヒーロー」の文字を入れたエピソードもありましたな。内容も地獄のヒーローそのものと言う感じの…(笑)〉、ジャングルアクションの代名詞的な存在の映画と言ったらやはりこの作品。

ノリスの映画は、わりかしB級アクションと言う評価が多いが、偏にB級と言ってしまうのは、もったいないほどに素晴らしく体を張ったアクションシーンが数多く見られるのもノリス映画の特徴と言えます。加えてハイテク的な要素も取り入れた豪快なアクションが見られたのが『野獣捜査線』。この映画でノリス演じるシカゴ市警の刑事エディは、果敢にも1人で2つの麻薬組織と対決する。空手アクションは、控えめだが、ビリヤード場での白熱したファイトシーンは見応えあり。高架上を走る列車の屋根の上でノースタントの格闘を見せるノリスに燃える。クライマックスには、エディが何やら黒い装甲車みたいなものを遠隔操作して、マシンガンやランチャーで次々と敵を撃ち倒す。まあね、1人で2つの組織を相手にするわけだから、マイケルにキットがあるようにエディにも装甲車がないとね…(苦笑)。こう言うアクション好きですよホント。

アメリカ陸軍特殊部隊(デルタ・フォース)がゲリラ組織にハイジャックされた旅客機の人質の救出作戦を展開させる『デルタ・フォース』。実際あったテロ事件に基づいて製作されたアクション映画。実話を取り入れると内容が重くなりがちな映画はたくさんあるが、この映画は、その逆でひたすら軽快で、ダイナミックなアクションもてんこ盛り。何よりアラン・シルベストリのテーマ曲が軽快で、映画の重い雰囲気を柔らげている。ノリスは、デルタフォース部隊のマッコイ少佐を演じるが、この映画のノリスは、ズバ抜けてカッコ良い。とくに後半から見られるバイクアクションは、必見。敵のアジトに突入する時、バイクをジャンプさせて家の窓をブチ破ったり(しかも窓枠に頭をぶつけそうなくらいスレスレで突っ込んでいる)、バイクに装備している機銃や小型ミサイルをぼんぼん撃ちまくったり、滑走路を走る離陸寸前の飛行機をバイクで追っかけて、後部のドアから垂れ下がったロープに捕まり、何とか飛行機に乗り込むシーンなど、何度も流れるテーマ曲と共に繰り広げられるアクションが最高です。それにしてもあのストリートホークのような超高性能武装バイクのインパクトが凄い。そう言えば、ストリートホークと同じ年(1985年)に製作された映画だったんですねこれ。



 

 

 

アラン・シルベストリのテーマ曲。今聞いてもカッコ良い。

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アメリカ映画って昔からアクション系スターというのが いつの時代にもいますよね・・・
体当たりの出演でいい作品多いですよね ただ難をいえば のちのちまで名作として残らないですよね・・(笑)
カズ 2011/09/28(Wed)18:03:28 編集
「おまいわァ~タン・ロンぐわァ?」
ガースさん・こんにちは。

>≫でも、忘れてならない人がまだ一人。そう『ドラゴンへの道』でブルース・リーの敵役を演じ、コロッセオで激しい格闘シーンを見せたあの人、チャック・ノリスだ。

>「ドラゴンへの道」と言うと、コロッセオでのチャック・ノリスとブルース・リーのバトルが見ものですよね。

リーとノリスのタイマン勝負を見ると、「カンフーVS空手」な雰囲気が伝わってきますが、「この映画がなければチャック・ノリスはハリウッド進出しなかったのだろうか」と感じました。

「ドラゴンの道」と言うと、ウォン・インシック演じる日本人空手家の長谷平がブルース・リーに「お前がタン・ロンか?」と問うシーンに出てくる「おまいわァ~タン・ロンぐわァ?」と言う長谷平を見ると「こいつ、ホントに日本人か?」な印象を覚えました。

ブルース・リーといえば、レンタルで「ドラゴン怒りの鉄拳」を観ましたが、終盤での橋本力さん(大映の「大魔神」のスーツアクターや「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」でバイラス星人の人間態を演じた方だそうです)VSリーの戦いにおいて、橋本さんが吹っ飛ぶシーンのスタントを無名時代のジャッキー・チェンが担当していたことを知った時は意外な印象を覚えました。
9人のコリない日本人 2011/09/28(Wed)18:18:50 編集
名作は数あれど・・・
>カズさん
>ただ難をいえば のちのちまで名作として残らないですよね・・(笑)
今も現役で頑張っているスタローンやシュワちゃんの作品は、わりと日本での認知度は高いと思いますけど、その他のアクションスターの作品は、残らないと言うよりかは、テレビ放送もないし、中々日の目を見なくなったと言ったほうが正確かもしれませんね。マックイーンやブロンソンの映画も地上波ではもう全く放送されなくなりましたし、スタローン世代の後継者と思われていたドルフ・ラングレンやジャン・クロード・バンダムの作品も最近はバッタリ…。

個人的には、名作と思われる作品は一杯ありますけど(笑)、おそらく時代が一回りしてしまって知らない(あるいは忘れた)人が増えたんだと思いますね(苦笑)。
ガース 2011/10/03(Mon)04:54:08 編集
グレートスタントマン
>9人のコリない日本人さん
>「この映画がなければチャック・ノリスはハリウッド進出しなかったのだろうか」と感じました。
リーの映画に出ていなかったら知名度もそこそこだったかもしれませんが、空手家としての実力もあったし、違った形で有名になっていたかもしれませんね。

>「こいつ、ホントに日本人か?」な印象を覚えました。
まあ実際韓国の俳優ですからね(苦笑)。あの声は、吹替えだと言う説もありますね。韓国人が日本人役を演じるケースは、今でもよくありますよね。

>橋本さんが吹っ飛ぶシーンのスタントを無名時代のジャッキー・チェンが担当していた
後ろ姿しか映りませんが、あの吹っ飛び方はまさしくジャッキーでしたよね(笑)。
ガース 2011/10/03(Mon)05:44:05 編集
TWA847便ハイジャック事件の1年後
こんばんは、ガースさん。

>≧アメリカ陸軍特殊部隊(デルタ・フォース)がゲリラ組織にハイジャックされた旅客機の人質の救出作戦を展開させる『デルタ・フォース』のノリスは、デルタフォース部隊のマッコイ少佐を演じるが、この映画のノリスはズバ抜けてカッコ良い。実際あったテロ事件に基づいて製作されたアクション映画で、実話を取り入れると内容が重くなりがちな映画はたくさんあるが、この映画はその逆でひたすら軽快で、ダイナミックなアクションもてんこ盛り。何よりアラン・シルベストリのテーマ曲が軽快で、映画の重い雰囲気を柔らげている。

>「デルタフォース」ですが、1985年に発生したトランスワールド航空847便のハイジャック事件がモチーフになってるそうですね。調べてみると、(wikipedia参照)本編にあった「ハイジャック犯がスチュワーデスに乗客からユダヤ人を呼び出すよう要求する」「旅客機に乗り合わせた海軍隊員が殺される」というサブエピソードは847便の事件にも同じような出来事があったそうで、事件発生の1年後に映画化されていることにも驚きます。

映画の内容は、アラン・シルベストリ作曲の緊迫感あふれるシンセサウンドをバックに展開される「チャック・ノリス演じるマッコイのピート救出→輸送機離陸と救出作戦失敗を告げるニュース音声」で始まりますが、ハイジャッカーの片割れが人形を取りに来た少女に「俺にも同い年の子供がいるんだ」といって人形を手渡すシーンや「私はドイツ人よ!ユダヤ人を呼び出すことができないわ…」と叫ぶスチュワーデス・イングリッドやハイジャッカーに呼び出されたマーチン・バルサムを前にした妻の叫びやジョージ・ケネディ演じる神父がロバート・フォスター演じるラファイに「俺もユダヤ人だ…この人たちと同じだ」と進み出るシーンも胸を打ちますが、デルタフォースが人質のいる学校で銃撃戦を展開するシーンやダマスカス街道の攻防戦になるとそれまでの重い雰囲気が吹き飛んだように感じました。

また、農場で「ATW機ハイジャック事件」の報道特番を見たマッコイが部隊に復帰し、アレクサンダー大佐たちと共に出動するシーンやベイルートでのラファイの子分相手にマッコイと同僚がカーチェイスを繰り広げるシーンや学校の銃撃戦・ダマスカス街道の攻防戦や人質・デルタフォースを乗せて離陸するATW282便のシーンでかかるメインテーマを聞くと、「アラン・シルベストリってシンセサイザーでも作曲するんだな」と思いました。
9人のコリない日本人 2015/02/15(Sun)22:58:16 編集
Re:TWA847便ハイジャック事件の1年後
>映画の内容は、アラン・シルベストリ作曲の緊迫感あふれるシンセサウンドをバックに展開される「チャック・ノリス演じるマッコイのピート救出→輸送機離陸と救出作戦失敗を告げるニュース音声」で始まりますが、
911以降のハイジャック事件を扱った映画はかなり悲惨な描写が多いですが、この映画は、特殊部隊が人質を救出して、犯人達を壊滅させる言わばランボーのようなアメリカンヒーローものとして描かれているのが痛快でしたね。チャック・ノリスの軽快なアクションに呼応しているようなアラン・シルベストリの音楽も良かったし、何よりあの時代を象徴しているようなシンセサイザーの音色とリズムが抜群でした。
【2015/03/30 00:38】
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