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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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この間大映ドラマの話をしましたが、なんと関西では昨日から神戸在局のサンテレビで「ヤヌスの鏡」の再放送が始まった。最近は、スカパーでも放送が少なくなっている80年代の大映ドラマですが、地上派でやるのは本当に久しぶりですね。


ヤヌスの鏡は、1985年の12月からフジテレビで放送された人気ドラマ。当時、大映制作のドラマは、TBS(火曜夜8時と土曜夜9時)とフジテレビ(水曜夜8時)の3枠あったと思います。フジの水曜夜8時枠は、以前は時代劇が放送されていたが、84年の秋から突如大映ドラマ枠に切り替わり、最初にヒットしたのが堀ちえみの「スタア誕生」だった。堀ちえみと言えば、スチュワーデス訓練生の役で主演した「スチュワーデス物語」が大ヒットしましたが、スタア誕生は、2作目の主演作でした。こちらもヒットして、当初半年で終了する予定が、あまりの人気のため放送回数が伸びたと言う逸話も残っているとか。


スタア誕生の放送が延長したため、ヤヌスの鏡は、12月という中途半端な時期にずれ込んでのスタートだった。主演は、これが芸能界デビュー作であり、ドラマ初主演の杉浦幸。当時、無名の新人で本当に「誰?」と言う感じだったのですが、二重人格の高校生と言う当時のテレビドラマとしては、大変センセーショナルな役だったため、一気に注目を集めた。厳格な祖母の元で育てられた成績優秀な高校生の裕美に、ある日突然、不良少女のユミと言う別人格があらわれる。ユミは、夜な夜な六本木を徘徊し、得意の合気道を使って街の不良達や暴走族を片っ端からブッ倒していく。普段はか弱い女子高生が別人格になると最強のワルになり、夜の六本木で暴れ捲くると言う特撮ヒーローものも顔負けのブッ飛んだ内容が話題を呼び、スタア誕生に続いてこの作品も大ヒット。当時の大映ドラマもユミのように最強でしたね。


裕美の高校の担任堤先生役を演じた山下真司は、「スクール・ウォーズ」に続いての教師役で再び注目を集めました。こちらも普段は、気弱な先生なんですが、実は、とても強いんですね。過去に体罰を与えていた生徒に妻を殺されてしまい、それ以来、体罰を使わなくなり、強い自分を隠しているという役どころでした。他にも、体罰を容認する教師役に、「夜明けの刑事」シリーズの石橋正次氏、校長に「ザ・ガードマン」の中条静夫など、歴代の大映ドラマ作品に出演していた俳優さん達が絶妙にキャスティングされているところも面白かったですね。裕美のクラスメイトに竹内力、演歌歌手で当時はアイドルだった長山洋子、「西部警察PARTⅡ」のゲンさんの娘役や「代表取締役刑事」に婦警役で出演していた荒井玉青など、今見るとこんな人も出ていたのかと懐かしくなりました。




さて、大映ドラマと言えば、ドラマの内容と同様に、主題歌も大変壮大かつロマン溢れる曲が多かったですね。大映ドラマの主題歌は、海外アーティストのカバー曲がとても多かったが、フジテレビで放送された大映ドラマ作品の主題歌と言えば、やはり椎名恵さん。ヤヌスの鏡をはじめ、計4本の作品の主題歌を担当されていましたが、どれも忘れられない名曲ばかりでしたね。








「古代ローマの神ヤヌスは、物事の内と外を同時に見ることができたという。この物語は、ヤヌスにもう1つの心を覗かれてしまった少女の壮大なロマンである。もし、あなたに、もう1つ顔があったら・・・。」
来宮良子さんのナレーションも大変印象的でしたね。ヤヌスの鏡の主題歌「今夜はANGEL」は、映画「ストリート・オブ・ファイヤー」の挿入歌「Tonight Is What It Means to Be Young(ヒューバート・カー)」のカバー曲。





「神はこの世に生まれた全ての生を嘉(よみ)したもうか…。この物語は愛の神に心を委ね、生きる事への過酷な挑戦を試みた一少女の愛のロマンである。」
ヤヌスの鏡に続いての杉浦幸主演第2弾となった「このこ誰の子?」の主題歌。レイプされて妊娠した女子高生が子供を生むことを決意し、様々な困難に立ち向かいながら強く生きていくと言う、今では考えられないくらい衝撃的な内容のドラマでしたが、水曜の夜8時によく放送できたものだ(笑)。その過激な内容のせいなのか、DVD化もされず、スカパーでも中々再放送されないという…。「悲しみは続かない」は、「Good Girls Go to Heaven(Bad Girls Go Everywhere)」のカバー曲。オリジナルは、ロック調なんですが、日本版のアレンジのほうがやはり良いですね。





「神よ、父の祈りの中、九死に一生を得てこの世に生を受けた祈子(れいこ)。祈る子と書いて祈子。今、祈子は神に何を祈るか…。」
それまでは、フィルム撮影が主流だった大映ドラマですが、「プロゴルファー祈子」は、ビデオ撮影で放送された。やはり、ビデオだと大映ドラマ独特のぶっ飛び演出が浮いて見えちゃって、当時は違和感ありありでしたね。CGもまだまだ発展途上の技術で浮いてたし、5番アイアンを背負い奇抜なメイクで登場する祈子もさらに浮いてたという(苦笑)。フィルム撮影だったらまた違った雰囲気になっていたんでしょうね…。この作品の主題歌「THE WIND」は、カバーではなくオリジナル。




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