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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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東映チャンネルが今、開局20周年を記念して東映の名作ドラマ・特撮・アニメの初回だけを見せる特別企画を放送中しています。振り返ってみると自分がテレビっ子だった頃によく見ていたテレビ番組ってそのほとんどが東映の作品だったような気がしますね。子供の頃に見ていた懐かしい作品から生まれる前のモノクロ作品まで、ラインナップが中々興味深い。
















戦隊にライダーと、ヒーロー役者が勢ぞろいした「特捜最前線」。初回は特命課の課長・神代の先輩であり、退職間近の刑事・西田と暴力団との癒着を深るストーリーだった。

















最近他界された江波杏子さんが津村冴子警部補役でレギュラー出演していた「Gメン75」。ルガー銃を使ったスチュワーデス射殺事件の犯人を追う初回「エアポート捜査線」。歩道橋の上からジャックされたバスの屋根に飛び乗る草野刑事(倉田保昭)のアクションが強烈。

















「スケバンまで張ったこの麻宮サキが何の因果か落ちぶれて今じゃマッポの手先・・・」の名セリフが有名な「スケバン刑事」。ある学園の不正入学の実態を暴くため、生徒として学園に送り込まれた麻宮サキの活躍を描いた初回。悪徳な校長たちをヨーヨーで成敗する初代・麻宮サキを演じた斉藤由貴の初々しい姿が印象的。

















警視庁鉄道警察隊『東京丸の内分駐所』の捜査班の活躍を描いた「さすらい刑事旅情編」。初回のゲストは、現在、国会議員の三原順子と、鉄道ドラマの元祖ともいえる「新幹線公安官」にレギュラー出演していた三ツ木清隆。「ザ・ガードマン」の宇津井健と、「新・七人の刑事」に出演していた三浦洋一をメインに人気を博し、当時のJRの人気鉄道車両が数多く登場した。









このドラマはリアルタイムで見ていましたが、拳銃を撃ち合うような派手なアクションはなかったものの、当時のいろんな鉄道車両を見ることができたり、地方ロケが多くちょっとした観光気分を味わうことができましたね。ちなみに上の画像は、当時買った主題歌の「野郎(おとこ)たちの挽歌」のシングルジャケット。 堀内孝雄&チョー・ヨンピルという異色のコンビの曲でした。折り畳んでしまったけど懐かしい8cmシングル(苦笑)。

















3人の浪人が旅の途中に遭遇した悪党たちを懲らしめる痛快時代劇「三匹が斬る!」。藤岡琢也、桜木健一など、初回のゲストは中々豪華だった。これもリアルタイムで見たんですが、オール阪神・巨人が出ていたことをすっかり忘却していましたね・・・。岩石を積んだ荷馬車を豪快に走らせる千石(役所広司)の画がとてもカッコ良かった初回。小林亜星作曲のテーマ曲も好きでした。


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最近はNHKの大河ドラマぐらいで、地上波でほとんど見かけることがなくなった時代劇。昔は各局色々やっていましたよね。個人的に印象に残っているのは、TBS→水戸黄門、テレビ朝日→必殺シリーズ/暴れん坊将軍、フジテレビ→銭形平次、日本テレビ→長七郎江戸日記、テレビ東京→大江戸捜査網と、昔はこんなイメージがありました。80年代は、海外ドラマや刑事ドラマ、特撮もたくさん見ておりましたが、時代劇も毎年たくさん放送されていたのでよく見ましたね。やはり、一番好きだったのは、必殺シリーズ。1972年にスタートした「必殺仕掛人」を皮切りに、2009年までに31作のシリーズが製作され、今も人気の高い作品です。


悪人達の罠にはまり、命を落とした人々の晴らせぬ恨みを晴らすため、表稼業の商売道具を使って裏の仕事(暗殺)をする人間達の物語。必殺と言えば、藤田まことが演じた中村主水(もんど)が真っ先に思い浮かびますが、実は、主水は全シリーズに登場していたわけではありません。第1作の「必殺仕掛人」の主演は、林与一と緒形拳。当時人気があった「木枯らし紋次郎」に対抗して、様々な試みを採用して製作されたそうです。ホームドラマの要素を取り入れた時代劇、今までの時代劇と違う現代的な感覚の作風、映画風の重みのある作劇、陰影を強調した撮影手法、監督は、東映の深作欣二、音楽は、木枯らし紋次郎のフォークに対抗して歌謡曲になり、平尾昌晃が担当した。



中村主水が登場したのは、2作目に当たる「必殺仕置人」からですが、仕置人における主水は、脇に徹している感じで、殺しに参加しない場合が多かった。その後、「暗闇仕留人」に登場し、「必殺仕置屋稼業」「必殺仕業人」などの作品で主水がメインを張るようになりました。シリーズの中で一番人気が高いのは、やはり「必殺仕事人」シリーズですが、私が一番好きだったのは、必殺版Xファイルのようなオカルト要素が強かった「翔べ! 必殺うらごろし」。視聴率的には振るわなかったようですが、他の必殺シリーズにない不思議なストーリー展開とインパクトのある映像、殺し方は、ただ刺すだけ、殴るだけで普通でしたがそれが逆に新鮮で、音楽も他のシリーズとは一味違って、せつないメロディの多用が印象に残りました。




必殺シリーズの見所の一つと言えば、仕事人達の殺し技。主水のように大刀でばっさりと悪人を斬ったり突いたりするものから、拍子木の紐を悪人の首に巻き付けて絞め殺した後に、「お命、ごよーじん!」と言って拍子木を鳴らすユニークな仕事人もいましたが、個人的に印象に残ってるのは、この3人。









必殺からくり人・富嶽百景殺し旅

宇蔵 (演:芦屋雁之助)

 

魚釣りの大型魚籠を悪人の頭に被せて、怪力で締め上げながら頭の骨を粉砕する。くしゃおじさんも真っ青なえぐいやり方でした(苦笑)。






必殺からくり人

仕掛の天平(演: 森田健作)

 

携帯用の花火を悪人の口の中に入れ、胃の中で爆発させる。爆発の様子を透視映像で映して漫画チックに見せていたけど、凄まじいですねこれ。悪人を打ち上げ筒に放り込んで、打ち上げ花火と一緒に打ち上げたエピソードもありましたが(苦笑)。ちなみに、花火師の殺し屋・天平を演じたのは、現・千葉県知事の森田健作氏。






必殺渡し人

大吉(演:渡辺篤史)

  

悪人の腸を素手で掴み、人差し指と中指で挟んで捻る。レントゲン映像でその様子が映し出していましたが、最初にレントゲン映像を使った殺しを見せたのは、「必殺仕置人」の念仏の鉄(山崎努)でした。


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今年でスカパー歴10年。見たかった番組をある程度見てしまったので、そろそろスカパーを卒業してもいい頃かな・・・と思う時もあるのですが、しかし、まだ未見の刑事ドラマがあるし、太陽にほえろ!が途中だし、必殺シリーズも途中だし、古い特撮も見たいし、新しい海外ドラマも見たいしで、まだまだやめられない。何らかの事情により、スカパーでも放送されていないドラマがまだたくさんあります。一度放送されたけど、それっきり再放送がない作品もあったりするし。リクエストの意味も込めて、今回は、もう一度見てみたいドラマ、今回は、「ヒロイン編」を書き出してみようと思います。










この子誰の子?(1986年)

1980年代半ば、フジテレビ水曜夜8時と言えば、大映ドラマ枠でございました。少女の二重人格を描いた「ヤヌスの鏡」に続き、杉浦幸が主演した「この子誰の子?」は、主人公の女子高校生が二人の男子高校生と関係を持ち、妊娠してしまうがどちらの子供かわからず、産むべきかどうか苦悩するストーリー。序盤から高校生同士のレイプシーンがあったりと、かなりセンセーショナルな内容だったのですが、視聴率はかなり良かったほうです。8時台に放送していたのが今じゃちょっと考えられないのですが、でも80年代は、小学生でもこういうドラマが平気で見られる時代だったんですね(笑) 。








放送されない理由は、出演者の中にジャニーズの俳優がいたからという説もあったり、それ以外の理由もあるのかも知れませんが、スカパーでも未だ放送されておりません(少なくともこの10年間は1度も放送されていない)。自分の中ではもう一度見てみたい大映ドラマNo.1の作品。当時最終回まで見たけど結末が全く思い出せない。椎名恵の主題歌がとても良くて印象に残っております。もう30年以上経つし、そろそろ解禁してもいい頃なのではと思いますがね(苦笑)。










セーラー服反逆同盟 (1986年)

ミポリンこと中山美穂主演の学園を舞台にしたアクションドラマ。ミポリンを含めた四人のメンバーが白いセーラ服を身につけ、学園内にはびこる悪党を倒していく。当時、フジテレビが放送していた「スケバン刑事」に対抗して、日本テレビが月曜の夜7:30に放送していたが、当時超売れっ子アイドルであったミポリンが他のドラマとかけ持ちで出演していたために出番が少なく、19話から正式メンバーになるも、番組は23話で終了してしまった。







制作は東映ではないがJACのアクションを堪能できたし、毎回ユニークな刺客が登場するところも見所の一つでしたね。A-JARIのカッコイイ主題歌「SHADOW OF LOVE」は昔カラオケでよく歌いましたね(笑) 。東映の作品なら東映チャンネルでガンガン流してくれると思うのですが、残念ながら別会社の作品なので、中々日の目を見ない。少なくともこの10年間スカパーでは、放送されていません(5年程前にTOKYO MXテレビで放送されたそうです)。仮面ライダーフォーゼを見る度、なぜだかいつもこのドラマのことを思い出すんですよね(笑)。










アリエスの乙女たち(1987年)

「この子誰の子?」の後番組として放送された南野陽子主演の大映ドラマ作品。おひつじ座(アリエス)生まれの異母姉妹が過酷な運命に翻弄されながらも、壮絶に愛を貫こうとする青春ドラマ。この子誰の子?が強烈な内容だったからか、このドラマは、ストーリーが平々凡々に見えてあまり印象に残らなかった。きっと今見ると十分に衝撃的な内容だと思うのですが、当時は、それ以上に強烈な作品が多かったから、平坦に映ったんでしょうね。南野陽子が馬に乗っている姿と、スケバン刑事でナンノと共演していた相楽ハル子が出ていたのと、松村雄基が不良学生から陶芸家になるも途中で失明したことは、はっきり覚えています。








この作品は、ホームドラマチャンネルや地上波の放送局でも放送されたことがあったと思うが、見逃してしまったのでもう一度見直してみたい。大映ドラマと言えば、洋楽のカバー曲が定番ですが、このドラマの主題歌は、珍らしくオリジナル曲。フジの大映ドラマ作品は椎名恵がよく歌っていましたが、このドラマは、柏原芳恵が歌っていたので、主題歌だけは未だ根強く覚えていますね。


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この間の「妙に思い出す映画音楽」の記事で取り上げたホワット・ア・フィーリングを久々に聴いたら懐かしくなって、当時の洋楽カバーの曲を聴きまくりました。大映ドラマ以外にも洋楽のカバーを主題歌に使っていたドラマはなかったっけ?と思い、色々と調べてみたところ、やはり、1980年代は大映ドラマがもっとも多く洋楽カバーの曲を使っていたようです。「スクール☆ウォーズ」の「ヒーロー」は、有名ですが、その続編にあたる「スクールウォーズ2」の主題歌「FIRE」も実は洋楽のカバー(原曲は、ジム・スタインマンの「Out of the Frying Pan (And into the Fire)」)だったんですね。


ということで、今回は、大映ドラマ以外の、ドラマ主題歌の洋楽カバーの名曲をいくつかご紹介いたします。








I'm Free

「フットルース」やトム・クルーズの代表作「トップガン」の「デンジャーゾーン」で知られているケニー・ロギンスのヒットナンバー。日本では、渡辺美里がこの曲のカバーでメジャーデビューをし、TBS/東映製作の刑事ドラマ「スーパーポリス」のエンディング曲に起用された。このドラマは三浦友和主演、森永奈緒美(宇宙刑事シャイダーのアニ一役)や、卯木浩二(科学戦隊ダイナマンのダイナブルー)など当時のJACの若手がレギュラー出演したフレッシュな刑事ドラマでした。


軽快なリズムがいかにも80年代といった印象で、サビのメロディもインパクトがあり耳に残りますね。原曲もいいですが、初々しく元気一杯に歌い上げていた渡辺美里のカバーも良かったです。













CHA CHA CHA

これはあまりにも有名ですが、明石家さんまが主演したTBSの大ヒットドラマ「男女7人夏物語」の主題歌。曲のほうも石井明美が歌って大ヒットしましたが、実はこの曲も洋楽のカバー。イタリアのダンスグループ「フィンツィ・コンティーニ(Finzy Kontini) 」 の楽曲です。原曲もおしゃれなリズムでカッコいいですが、カバーのアレンジも好きでしたね。














愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜

南野陽子が主演したフジテレビのドラマ「追いかけたいの」の主題歌。原曲は、オーストラリアのシンガーソングライター、カイリー・ミノーグの「Turn It Into Love」で、当時のアイドルユニット「Wink」がこの曲を歌って大ブレイクしました。


このドラマは水曜の夜8時に放送されていたそうですが、見た記憶が全くありません。このドラマ以前は、大映ドラマの放送枠で、同じく南野陽子が主演した「アリエスの乙女たち」のほうは見ていたのですが・・・。全9話で終了しているので当時のドラマの評判がどうだったのかはわかりませんが、主題歌のほうは、原曲&カバーともに大ヒットしました。どちらかと言えば、ちょっとぎこちない踊りつきで歌っていたWinkのほうが印象に残っていますね(苦笑)。








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ここ数年スカパーのほうも往年の懐かしいドラマの放送が少なくなっておりますが、そんな中、ファミリー劇場の日曜深夜に突如「日曜テレビ秘宝館」なるものが登場。何やら気になる番組なので、さっそくレコーダーで録画。記録されていたのは、今までタイトルさえ聞いたことがない往年の日本のスパイアクションドラマ「コードナンバー108 7人のリブ HDリマスター版」であった。




このドラマは、1976年に関西テレビ系の火曜夜10時枠に放送されていたという。制作局の関西テレビは在阪のテレビ局で、フジテレビ系列のテレビ局ですが、個人的に関西テレビの火曜夜10時といえば、やはり東映時代劇の千葉真一率いるJACが影の忍者を演じた「影の軍団」シリーズや、桂三枝が司会をした「三枝の愛ラブ!爆笑クリニック」を思い出します。三枝の番組が終了した90年代以降は、現代劇の枠として定着していますが、影の軍団の以前も、現代劇が放送されていた時間帯だったんですね。影の軍団のつながりでこのドラマも東映制作のドラマなのかと思ったら、宣弘社だった。当時、海外では「チャーリーズ・エンジェル」が始まった頃であり、女性オンリーのアクションドラマが流行り始めた頃だったのでしょうね。日本には、もっと前に「プレイガール」なるお色気アクションもののドラマがありましたが、このドラマは、その流れからできたものらしいです。




国際秘密捜査機関の7人の女スパイ達が活躍するアクションドラマという内容を聞いただけでも凄いですが、レギュラーの役者陣がこれまた凄い。リーダーの南條亜紀を演じるのは、キイハンターなどこの時すでにアクションものの常連であった野際陽子氏。ゴージャスなオフィスで指揮を取るその姿は、女版丹波哲郎のようなリーダーの気品と風格に溢れています。芹沢マリ役は、前田美波里氏。オープニングで踊っている姿を見た時、一瞬マッハ文朱と勘違いしてしまったが(汗)、この方も長身でタッパがあるから、足を振り上げるなどのアクション場面ではものすごくダイナミックに見えます。岡野れいこを演じるのは、「緊急指令10-4・10-10」や「スーパーロボット レッドバロン」など、特撮ものでも活躍した牧れい氏。この方、「プレイガール」の後継作品「ザ・スーパーガール」にも出演していたようです。







立花雅子役は、大ヒット曲「魅せられて」を歌ったことでも知られる台湾出身の女優ジュディ・オング氏。この方は、魅せられての衣装と振りのインパクトが強かったせいか、未だに女優というよりも歌手のイメージのほうが強いですね。当時は、必殺シリーズなど数多くの時代劇にも出演し、最近も「「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」にゲスト出演しているようです。そして、七人のメンバーの中でも一番下っ端と思われるミッチー・浜田役は、「ジャッカー電撃隊」出演前のミッチー・ラブ氏。このドラマ以前にもアクションもののドラマには出演していたみたいですが、レギュラーでは、このドラマが初出演だったようですね。当時は、志穂美悦子主演の空手映画などにも出ていましたが、映画・ドラマとも出演作が少ないだけに、かなり貴重な出演作といえます。


現在2話まで拝見しましたが、ごくシリアスな作風。作戦中に色仕掛けをするような展開もなければ、あぶ刑事のようなギャグ交じりなやりとりもなく、全体的にハードな雰囲気が漂っています。脚本に永原秀一氏や、監督に長谷部安春氏など当時、数多くの日本のアクション刑事ものに携わったスタッフがいることもあって、ストーリーもアクションシーンも安定のスケール感があり、すんなり溶け込めた。オープニングタイトルも中々カッコいいです。スパイものらしく、国際的な事件を扱っているせいか、外人のゲスト出演者がやたら目に付きます。初回は、いきなりメンバーの一人が殉職したり、新幹線のホーム上でスパイの男がスーツケース型の銃で要人を射殺したり、ロボトミー手術のシーンがあったりと、中々強烈な場面が多かった。オープニングでは、ヌンチャクアクションを披露していたが、今のところ劇中での活躍シーンが少ないミッチー・ラブのアクションにも期待です。



改めてこの時代のアクションドラマを見ると、当時の日本はアクションもの作るのがうまかったんだなあとしみじみ感じますね。今の地上波テレビでは、中々こういったスケール感のあるアクションものはお目にかかれないが、今やったらやっぱりCGだらけになっちゃうのかな・・・(苦笑)。



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先月始まった『シークレット部隊』がなんと今日で最終回。やはり毎日の放送だとあっという間です。ザ・ガードマンのように長く続かず、26回で終了しているのでなおさら早く感じます。現時点で22話ほど拝見しましたが、やはり、ザ・ガードマンを踏襲したようなサスペンス色が強い作風で、まさに市民を犯罪から守るガードマンが、保険のチェックマンに衣替えをして、悪党を打ち倒すと言ったノリのドラマに見えました。


多彩なゲスト出演も見所でしたね。第1回に登場していた萩本欽一や、後にアクション刑事ドラマで活躍した黒沢年男、藤竜也、地井武男。そして、曽我町子、賀川雪絵のサンバルカンコンビ。峰岸徹(峰岸隆之介)や、中尾彬、高橋昌也、三谷昇は、短期間に2回出演していたが、意外にゲスト出演者の使い回しが激しい作品だったんですね。個人的に面白かったエピソードをいくつか挙げると・・・



「女の悲劇はスポーツカーから」・・・東西自動車が開発した時速250キロを出すことができるスポーツカー「X1号」のスピードテストが行われる。しかし、スピードが250キロに到達した時、突然車体が不安定に揺れ始め、X1は、コースを外れて転落、爆発し、テストドライバーの宮川が死亡した。社長のアイザワ(高橋昌也)は、事故の隠蔽を従業員達に指示。研究所の主任技師・クボタ(長谷川明男)は、宮川の遺体を別の車に乗せ、居眠り運転によって峠で事故死したように見せかける。宮川の死に不審を抱いた大和達チェックマンは、さっそく調査を開始。同じく宮川の死に疑問を抱く同僚の青木(中尾彬)と宮川の妻の協力を得ながら、テストドライバーの死の真相を突き止めようとする。


第2回でも華麗なドライビングテクニックを見せていた関(藤巻潤)がA級ライセンスを持つテストドライバーに成りすまして、X1の後継車「X2」を運転する。テスト走行場面では、実際、サーキット場が使われていたが、肝心のスポーツカーがハリボテ状態で、お世辞にもあまりカッコ良く見えなかったのが残念。今リメイクして、レクサスLFA辺りの車を使ったら、面白い展開になりそう(笑)。関と青木が車に仕掛けられていた電気椅子の罠にはまったり、特撮ヒーロー風味の奇想天外な演出も見られた。初回に船員役で出ていた中尾彬氏が今度はテストドライバー役となり、今回は、チェックマンの協力者として活躍していた。


「セクシー女優殺人事件」・・・「スターに似ましょう真似まショー」と言う番組で女優・五条ゆかり(賀川雪絵)のそっくりさんが選ばれ、森タマコ(賀川雪絵・二役)が優勝を果たす。五条ゆかりには、アクション映画「暗黒街のメロディー」に出演するため、一億円の保険金が掛けられていた。そんな時、ゆかりが映画の撮影中にセットから転落して怪我をする。ゆかりは、マネージャーの今津が自分を殺して、保険金を手に入れようとしているのではと疑いを持つ。二人は、激しく揉め合うが、その時、ゆかりが今津に突き飛ばされて頭を打ち死んでしまう。今津は、タマコをゆかりの代役に使い、映画の撮影に参加させるが・・・。


昔、海外ドラマでもよくあった所謂「替え玉」作戦が展開する。サンバルカンやジャスピオンなどのヒーロー作品で悪の女幹部を演じた賀川雪絵氏が二役で初々しい女優を演じているのが面白かった。ゆかりの相手役の男優を西沢利明氏が演じ、そっくりさんを探す番組の司会者が玉置宏(実際に当時ものまね番組の司会を担当していた)など、やはり、キャスティングが面白い。


「危機一髪!馬泥棒一家」・・・アカネ繊維の社長の西岡に五千万円の融資を申し込むも、断られた下請けの立川繊維工場の社長・立川が首釣り自殺をする。立川の工場で働く立川の息子、そして、工場長と工員達は、西岡に復讐を果たすため、西岡が大事にしている競走馬「タイガースター」の誘拐計画を実行する。


レース中の馬を伝染病に見せかけて、外に連れ出し誘拐してしまう大胆な作戦が面白い。また、立川工場の従業員達のキャスティングがこれまた濃いメンバーだった。立川の息子役に西田健氏、射撃を得意とする工員役に地井武男氏、馬の扱いが得意な工員役に平泉征氏。「大都会PARTⅡ」で二代目の課長役を演じていた小山田宗徳氏がタイガースターの馬主・西岡役を演じていた。しかし、地井さんがライフル握ったら、別のドラマに見えちゃうな…(苦笑)。



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