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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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日本では、去年ナイトライダーの新しいテレビシリーズ『ナイトライダーネクスト』のBD&DVDがリリースされたばかりですが、本国では、また新たな動きがあるようです。ナイトライダーの映画化が本格始動とのこと。


シネマトゥディ


ファンとして喜ばしい話なのですが、ネクストが17話で打ち切りになってしまったことを考えると、引っかかることもある。ナイトライダーは、過去にも映画化の話が何度もあったりましたが、その度に立ち消えになったり、何度もそういうことを繰り返してきたんですよね。ネクストの時も最初は、映画化?みたいな話だったのが、気づいたらトランスフォーマーの便乗企画みたいな形でテレビドラマのパイロットが制作され、それが高評価を得てようやくテレビシリーズが実現したと言う経緯がある。今度もワイルドスピードシリーズがヒットしていることが映画化の後押しになったみたいな書き方をされているが、ネクストの時のような何かの便乗企画みたいのだと、おそらくまた方向性を見失ってコケてしまうのではないだろうか。そうではなくて、もし本当に作るなら正真正銘のナイトライダーの映画を作ってもらいたいのです…。ちなみに、よく勘違いされる方もいるのですが、ナイトライダーの映画は、今までまだ一度も作られたことがありません。日本でテレビ放送された作品は、いずれもテレビドラマです。


ネクストは、長年ナイトライダーファンをやっている自分の目から見ても、やはり物足りない部分が多かった。オリジナルでマイケル・ナイトを演じたデビッド・ハッセルホフがネクストのパイロットに少しだけ顔を出していたが、ハッセルホフは、前々からナイトライダーにもう一度出演したいと言っていたのだから、ネクストにもレギュラーで出してあげて欲しかったなあ。息子のマイクと連携を組んで事件を解決するとか、マイケルとキットが数十年ぶりに会話するところも見たかった。


ベース車のマスタングは、走りは、悪くなかったのですが、どうにも未来的に見えないデザインだし、ボディがごつすぎる。あのボディでは、ターボジャンプしにくそうだ。やはり、オリジナルのスレンダーなボディだったトランザムのインパクトが強すぎた。次の映画では、ベース車両は、一体どうなるのか。おそらくそれが一番のネックになるでしょう。トランザムは、残念ながら現在、生産されていないので、また別の車種になる可能性があるが、誰しもが納得の行く…と言うのは中々難しいでしょうけど、それなりにナイトライダーにふさわしい車をぜひしっかりと見つけてもらいたいものです。



さて、キット(KITT)の宿敵と言えば、ネクストにも登場していたプロトタイプのカール(KARR)。ネクストでは、ナイト3000のカールとして「ナイトの夜明け【Knight to King's Pawn】」の回に登場し、ベース車両もキットと同じくマスタングに変わっていたが、車のままキットと争うのではなく、なんと、ロボットにトランスフォーム(変形)して、キットと激しい戦いを見せていた。おいおい、ロボは、ちょっとやりすぎじゃないか…と、初見時は、苦笑いしながらもそれなり楽しんだが、やはり、車同士での対決が見たかった…。しかし、カールの吹替えの声は、なんと、オリジナルと同じく、麦人さんが担当されていたので思わず感動。ただ、対決のシーンでは、ほとんど一方的にカールが喋るだけで、キットとのセリフ合戦が見られなかったのがやはり残念だった。オリジナルのカールとは、全くつながりはなく、オリジナルの設定だけを借りたあくまで「ネクスト用のカール」であったところもちょっと物足りなかった。


オリジナルのシリーズでカールは、二度登場していたが、やはり、一番最初に登場した時(ナイトライダー6(後半)激闘!善と悪2台のナイト2000!【TRUST DOESN`T RUST】)のインパクトは、凄かった。初登場時は、意外にもわりとコミカルな描き方をされていたんですね。マイケルやボニーもナイト2000の中で冗談を交わしながら、カールの破壊に勤しんでいる感じだし…。「おまえとの会話は非生産的だ」とキットに言って逃げ回り、「重量を軽くする必要がある」と、助手席に座っていたコソ泥のトニーをイジェクトを使って射出させるなどカールの勝手気ままな横暴ぶりが笑える。ちなみに日本語吹替え版でトニーの声を担当しているのは、この間惜しくも亡くなられた内海賢二氏。ボニーの声を担当していたのは小山茉美さんでしたが、何気にアラレちゃんコンビ(アラレ&則巻千兵衛)がこのエピソードで共演していたことになるんですね。






二度目に登場したシーズン3の「悪魔のナイト2000カールまたまた出現!復讐の空中大勝負!!【K.I.T.T. VS. K.A.R.R.】」では、一度目の対決とは打って変わって、かなりシリアスかつ恐怖感を増した演出がなされていました。最初の戦いでカールの恐ろしさを知ったからでしょうか、マイケルも非常に真剣になってカール探しに躍起になっていました。一度目は、逃げ回っていたカールですが、今回は、かなりふてぶてしく狡猾になり、ボディのカラーを黒とシルバーのツートンに変更し、よりパワーアップした。財団の移動本部トレーラーを襲撃したり、カップルを人質にしてマイケル達を誘き寄せたり、「これで最後だ、マイケルナイト!」と、不気味な言葉を吐いて、レーザーを使って本気でマイケル達を殺しにかかるところが恐ろしかったですね。


新しい映画にカールが登場するのか?そこも気になる部分ですが、とにかくいつかしっかりと決着をつけてもらいたいところです。DVDに収録されている佐々木&野島コンビの日本語吹替えだと面白さ倍増!!




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ナイトライダーネクストは、すでに全18話視聴完了。思っていたよりマスタング=ナイト3000のシャープな走りは良かったのですが、ナイトライダーの名物でもある実車を使ったジャンプシーンがなかったのはとても残念だった。オリジナルのほうは、毎回必ず2度3度ジャンプシーンがあり、ズバ抜けた迫力のジャンプをしていた。今回は、数ある名ジャンプシーンの中からとくに印象に残った場面をご紹介致します。



「刑務所脱獄!復讐の時限爆弾を探せ!!(BROTHER`S KEEPER)」

市の中央部にミノタウロス爆弾を仕掛けた爆弾犯が第2級殺人の罪で服役中のピーター・マッコードの釈放を要求してくる。FBIからの依頼を受けたマイケルは、刑務所に潜り込み、マッコードを刑務所から脱獄させる。マイケル達を刑務所から脱出させるため、ナイト2000がナイト財団のトレーラーから自動走行で車道に下りて出発→刑務所の壁を飛び越えるため、ターボブーストを点火→警備員から激しい銃撃を受ける中、マイケルとマッコードがナイト2000に乗り込み、再びターボブーストで刑務所の壁を飛び越え、外の車道へ着地→脱獄を嫌がるマッコードが無理矢理ハンドルを操作して車を止めようとするが、オートクルーズモードが作動して走行が安定する…。




  

と、この一連のカーアクションシーンが物凄くカッコ良くて印象に残っている。このターボジャンプシーンは、シーズン2のOPにも使用されていますが、ジャンプする直前と着地シーンは、実車を使い、肝心のジャンプは、ミニチュアで表現されています。ミニチュアなんですが、刑務所の敷地の中へ着地した時のタイヤのバウンドなどなかなかリアルに表現されていて、見応えがある。また刑務所の外へのジャンプしてからの実車を使った着地も迫力十分。カットごとに変化するブースト音や、画面の動きに合わせて演奏されるオーケストラのBGMの相乗効果もあり、ナイトライダーを象徴する最高のジャンプ演出になっていた。



「ビデオテープは死のサイン!芸能界潜入!マイケル歌手に!!(LET IT BE ME)」

ロックバンドのギターリストの死の謎を追って、マイケルがバンドに潜り込むため歌手デビューを果たし、元恋人スティービーと共に、犯人探しをするエピソード。当時、マイケル役のデビッド・ハッセルホフとスティービー役のキャサリン・ヒックランドは、実際に結婚しており、劇中のステージでは、演技を通り越して二人の息の合ったライブパフォーマンスを披露している。何者かに命を狙われているスティービーのボディガード役を引き受けたマイケル。ミュージックビデオの撮影中に、マイケルとスティービーが乗っていた黄色い車のブレーキが突然利かなくなるハプニングが発生。踏み外せば、転落死確実の崖際の坂道を制御不能の車が猛スピードで走り下りていく。そして、マイケル達を救うべくキットがマイケル達の元へ急ぐ。猛追して二人の車の背後にやってきたナイト2000が勢い良くジャンプして、車の前に着地、体当たりで車を止める。




  

このジャンプシーンでナイト2000は、マイケルとスティービーが乗る車の上を飛び越えていますが、もちろんこれは実車が使用されています。面白いのは、マイケル達の車からの視点でナイト2000の豪快なジャンプをとらえた映像があること。CG全盛の今なら容易に作りだせる映像かもしれないが、車のカメラ(カメラマンが後ろに乗りこんでいる)がその頭上を飛び越えていくナイト2000をしっかりとらえているカットが何気に凄かったりする。役者はおそらく代役の人達だと思うが、頭上を飛んでいるナイト2000にびびったのか、スティービー役の人が思わず身を屈めてしまうリアクションがなんとも生々しくて印象的。当時のスタッフの心意気と言うか、こだわりが垣間見えるジャンプシーンだった。


今回は、シーズン2オンリーでしたが、いずれ別のシーズンのジャンプシーンの話もご紹介致します。



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ナイトライダーネクスト第11話「ナイト最大の危機(後編)(Day Turns Into Knight)」。マイクは、スティーブンスに捕まり、ナイト3000は、核爆弾を取り付けられてしまった。スティーブンスの指示に従い、ナイト3000を北へ走らせるマイク。スティーブンスは、GPSを使ってナイト3000の動きを監視。万が一、コースから外れたり、時速160キロ以下になると爆弾が起爆する。マイクは、サラと通信をとり、速度を保ちながら爆弾の解除方法を考える。45分以内に解決策が見つからない場合、F15戦闘機のミサイルがナイト3000を破壊する。一方、国連大使のオララ・クマリが幽閉されている倉庫にたどり着いたキャリーと兵士達は、スティーブンスが仕掛けた爆弾によって瀕死の重傷を負う。スティーブンスは、更なる要求を出してきた。それは、2時間以内に10億ドルを用意すること。それができなければ、オララは死に、半径48kmの国土が消滅するという。


渋滞にさしかかり、工事中によって車線は狭まり、目の前に障害物が待ち構えるが、ナイト3000は、難なくそれらを回避していく。キットの計算により、スティーブンスの狙いが政府の核廃棄物処理施設であることがわかる。やがて、チャールズ達が乗る輸送機が走行するナイト3000に接近。ナイト3000は、公道に着地して進む輸送機に乗り込み、輸送機は、そのまままた離陸するが、目の前に陸橋が立ち塞がり、危機的状況に陥る…。


と言うことで、前回の続きでのっけから目まぐるしい展開が続くエピソードですが、何より、今回の最大のポイントは、キャリーとチャールズの突然の退場。詳しい事情はわかりませんが、視聴率低迷のための人員削減なんでしょうね。オリジナルは、マイケルとボニー(エイプリル)、デボンの3人(シーズン3まで)でごく少数で動いていたのに、ネクストは、もう完全に24のCTUみたいな巨大組織になってしまった。スタッフも数え切れないくらいいたし、とくにキャリーやビリーは、持て余している感じが強かったから気にはなっていたのですが。まあ違った空気を出したかったのでしょうが、やはり大人数過ぎましたね。しかし、まさか、チャールズがいなくなってしまうとは、意外でした。オリジナルのようにマイクとサラとチャールズだけ残して、新たに出発したほうが良かったのではないかと…。


それはさておき、今回、ナイト3000は、パトカーモードにトランスフォームして、白バイの猛追をうけながら、道端で立ち往生していたトラックを避けるため、ターボジャンプします。ジャンプして浮かび上がってる部分は、CGでしたが、着地するカットでは、実車を使っていました。前回と同じくこのジャンプシーンもオリジナルの「刑務所脱獄!復讐の時限爆弾を探せ!!(BROTHER'S KEEPER)」の3度目のターボジャンプ(バリケードを張るパトカーを飛び越える)を意識した風な描写に見えました。他には、ナンバープレートの変更、ステルスアタックモードなどの機能を使っています。


核爆弾を成層圏で爆発させるために、輸送機が高度5万1255フィートの上空まで飛んでしまうのですが、なんか、エアーウルフにもそんな話がありましたね。「搭載コンピュータの反乱!! 高度2万メートル逆落し(MOFFETT'S GHOST)」。エアーウルフにとりついたモフェットの亡霊(暴走プログラム)を取り除くために、エアーウルフが高度2万メートル(約6.5万フィート)上空まで飛び上がって、コクピットのコンピュータを凍らせて麻痺させるために急落下する話。ハイテク武装車バイパーだけでなく、エアーウルフのテイストまで取り入れてしまうとは(笑)。この輸送機もエアーウルフみたいに何か特殊な構造になっているのでしょうか。輸送機から爆弾を放り出すのに人間では、たちまち凍り付いてしまうと言うことで、この時活躍するのが、前回も登場していたチャールズのロボット・ハンク。これから本格的に活躍するのかと思いきや、チャールズが事故死してしまって、ハンクの出番もなくなってしまった。



ナイト2000のキットは、飛行機が苦手でしたが、度々パラシュートを使ったりして空を飛ぶことがあった。このエピソードでも、ナイト3000がパラシュートを使って輸送機から降下する場面がありましたが、こっちのキットは、高い所も平気みたいですね。まあ、飛行機が苦手だと、移動手段の輸送機にも乗れなくなってしまいますからね。しかし、このエピソードで輸送機も退場となりました。ネクストの中では、やはり最大の転機になった話であり、かなり怒涛な展開で面白かったと思います。




チャールズの亡霊がとりつく話も見てみたかったな…。
そう言えばこちらもチャールズでしたね…。




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ナイトライダーネクスト第10話「ナイト最大の危機・前編(Don't Stop the Knight)」。国連大使のオララ・クマリを拉致し、身代金を要求する犯人の指示に従って取引現場へ向かったマイクとキット。そこへ到着すると、マイクは、止まっている一台の車のそばに近づいた。マイクが車体の下に潜り込んで、そこに取り付けられていた携帯電話を取ろうとした時、小型の無人偵察機がやってきて、身代金が入っているスーツケースを奪い去った。マイクとキットは、無人偵察機を追跡するが、身代金を取り戻すのは困難と判断し、元の場所に戻り、携帯電話を取り行く。その携帯に犯人と思われる男から連絡が入る。男は、マイクに新たな指示を出す。それは、マドラス刑務所に服役中のガンナー・ハースを一時間以内に釈放しろと言う内容だった。取引に応じれば、大使を6時に始まる和平会談に出席させることができる。しかし、CIAが彼の釈放を認めない。マイクは、独断でハースを刑務所から連れ出すことを決め、ナイト3000で刑務所に侵入、ハースを車に乗せ、脱走させる。はたして誘拐犯の真の狙いは何か…。



このシリーズの転換点となるこのエピソードは、次回の後編(Day Turns Into Knight)と合わせて2話構成になっております。刑務所脱出シーンは、オリジナルのエピソード「刑務所脱獄!復讐の時限爆弾を探せ!!(BROTHER'S KEEPER)」 を彷彿とさせられましたが、やはり、CGのターボジャンプは、いまいち迫力に欠けますね。とくにこの回のは、アングルも中途半端で、ゲーム画面みたいで安っぽい。オリジナルのほうも実は、ミニチュアを使ったジャンプシーンになっていましたが、実物表現でしっかり作りこんでいるので、それなりにリアルに映っていた。音楽も全く緊迫感がないし、演出がちょっと残念な感じでした。



今回、チャールズが開発したハンクと呼ばれるロボットが登場しています。このハンクは、後編で大活躍するのですが、見た目が映画ショートサーキットのナンバー・ファイブみたいで、なんか懐かしい感じのロボットになっています。しかし、ナンバー・ファイブほど人間的ではないようだ。また、犯人のクリストファーが使用する「ドローン」と呼ばれる無人偵察機は、ハイテク武装車バイパーでディフェンダーモードに設置されていたプロブと呼ばれる偵察装置を彷彿とさせる。前回の電磁パルスもそうですが、ネクストは、バイパーの世界観も結構取り入れている感じがします。



ビリーが「超セクシ~」と言ってたSVR(ロシア対外情報諜)の三人の女性外交官は、チャーリーズ・エンジェルを意識したような登場の仕方で期待させた割にキットのソフトな武器で気絶させられて活躍せず肩透かし。オリジナルの「女賊アマゾネス!狙われた最新鋭ミサイル!!(KNIGHT IN RETREAT)」のビアンカ達ぐらいの活躍は見せて欲しかったところ。キットに、時速160キロ以下になると爆発する爆弾が取り付けられるところは、映画のスピード的な演出になることを期待したいが、この辺の展開もオリジナルの「刑務所脱獄!…」の展開を意識している感じがした。キャリーと兵士達がものの見事にクリストファーの仕掛けた罠にハマってしまうのは…視聴率低迷のための人員削減とはいえ、なんだか「新エアーウルフ復讐編」初回の悪夢再び的な唐突な展開で気になりましたが、はたして、マイクは、危機をどう乗り越えるのか、それはまた次回の講釈にて。









ネクストはなぜこんなに画面からはみでるのか…。

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「ナイトライダーネクスト」第9話「ナイト・フィーバー(Knight Fever)」。CIAの衛星によって監視されていた一台のトレーラーを追うマイク。そこへ3人組の謎のバイク集団があらわれ、突然トレーラーのコンテナ内に侵入した。キャリーは、FBIが到着するまで時間稼ぎをするようマイクに指令するが、マイクは、トレーラーの前に回りこんでナイト3000をバックで走行させ、電磁パルスを使ってトレーラーを止める。マイクがトレーラーを確認しようとした時、突然コンテナから一台のハーレーが降りてきてその場を走り去った。コンテナの中にいた3人のバイカーは死に、マイク達は、その死因を調べ始める。どうやらチャールズの助手をしていた科学者のライアン・アローが開発したアローウィルスが原因らしい。アローウィルスは、金属に感染して移動しながら電子機器のマイクロプロセッサーに入り込み、それを破壊する。電話線やインターネットを経由して世界中のあらゆる電子機器を一瞬のうちに破壊してしまう驚異的なウィルスである。人体にも影響があるようで、酸のように人間の体を焼いてしまう性質があるらしい。マイク達は、逃げたハーレーの行方を捜し、アローウィルスの拡散を阻止しようとするが…。



この話は、オリジナルを意識したような展開が多かったですね。冒頭で、バイク集団がトレーラーを襲う場面は、オリジナルの「凶悪の牙・襲われた財団司令室!!(THE WRONG CROWD)」を彷彿とさせるし、ナイト3000がトレーラーを止めようとその前に回りこんでバック走行を始めるところは、「デボン逮捕!!決死の脱獄・迫る巨大トレーラー!橋上の対決(NO BIG THING)」で猛烈なバック走行をやっていたナイト2000を思い出します。さらに、送電網を走るハーレーを追うナイト3000は、「恐怖の高電圧・消えたナイト2000(LOST KNIGHT)」で、4WDを追っかけていたナイト2000を彷彿とさせてくれます。驚異的なウィルスとマイク達の攻防を描いたエピソードですが、映像だけ見ているとなんだかポルターガイストのような心霊現象的なものに見えてしまいますね(苦笑)。そのアローウィルスに感染したキットが判断を謝って、ライアン・アロー博士の自宅をミサイルで破壊したり、暴走を始める展開は、「謀略!復讐の暗殺車ナイト2000!!(KILLER K.I.T.T.)」の話のノリに近い。サラの元恋人でもあったアロー博士に嫉妬するマイクの姿もマイケルっぽい雰囲気があった。キットがアロー博士を自宅もろともミサイルで吹き飛ばして殺してしまう展開には、少し唖然としたが(苦笑)、マイクの内心はいかに…。



オリジナルのいろんな話を組み合わせたような展開で中々興味深かったです。オリジナルを知っていたら、二倍楽しめます。今回は、レギュラーメンバー全員が満遍なく活躍していたし、バランス具合も良くて面白かった。しかし、キットだけでなくSSCにも自爆装置が用意されているとは(苦笑)。ナイト3000のキットにも人間を傷つけないような行動指針がプログラムされているらしいですが、ナイト2000よりも攻撃的なシステムが目立ちますよね。電磁パルスってもはや『ハイテク武装車バイパー』の世界観ではないか…(笑)。そして、このエピソードにもカールの伏線が描かれています。カール登場の前に衝撃的な展開がありますが、それについては、また後日…。





ナイト2000の暴走もえげつなかったなあ。
ちなみにボンネットにマイケル乗ってます…。




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ナイトライダーネクスト第8話「ナイト・イン・ベガス(Knight of the Zodiac)」。ラスベガスと言ったら最近は、CSI:科学捜査班の舞台にもなっていますが、空撮の撮り方がまんまCSIって感じ。オリジナルのほうでも何度か舞台になったことがありましたが、カジノ場面を見ると、ついついマイケルが宿敵ガースと初顔合わせしたシーンを思い出してしまいます。もちろんネクストにガースは出ていませんが(笑)。



FBI支局からテロ対策用のデータが入ったハードディスクを盗んだ男をキャリーが逮捕した。取り調べの結果、男は、乙女座と呼ばれ、互いに素性を知らないメンバーと共にアラスカのアンカレッジで強盗事件を起こしていたことがわかる。マイクは、強盗団のメンバーと接触するため乙女座になりすまし、ビリーと共にラスベガスのホテルに向かった。そこで山羊座と呼ばれるリーダー格の男とスリの蠍座の男、武器担当の双子座の女、情報通信担当の獅子座の男、そして水瓶座の美女と出会ったマイクは、彼らの次なる襲撃作戦を阻止しようとする・・・。



あらすじを聞いただけだとまんま「オーシャンズ11」てな感じなんですが、見ず知らずの五人が初顔合わせする場面や作戦会議の場面などを見ていると、どことなくスパイ大作戦みたいな雰囲気もある。ビリーがカジノ場で知り合ったコートニーと言う女といちゃいちゃしたり、チャールズは、SSCの調査にやって来た国防総省の査察官テスと軽くロマンス(昔恋人同士だったらしい)を繰り広げたりと、本筋と関係ないところでのラブロマンスの展開が目に付くこの話。オリジナルなら、この手のロマンスは、マイケルが一手に引き受けていたが、息子のマイクだけ一人真面目に捜査をしているところを見ると、親父の悪い血は引き継がなかったのであろうか(苦笑)。ていうか、ビリーは一体何をしにラスベガスに行ったのか、全く意味不明(笑)。ラストのほうで、ナイト3000に乗り、正体を見破られて危機に陥ったマイクを助けに行っていたが、キットだけでも助けに行けたわけだし…。後のてこ入れの要因が見え隠れすると言うか、やはりこの時点ですでに役者を持て余している感じが見受けられる…。



カジノの襲撃シーンでは、新車のフォードフレックスにトランスフォームして、展示品としてカジノ場に忍び込んだナイト3000が作戦の手助けをするが、カジノ場が停電する場面は、「宝石強盗゛黒猫゛の正体を暴け!怪盗キャットvsナイト2000(K.I.T.T THE CAT)」を思い出した。強盗団は、それぞれ役割を果たしていたが、キット一人で全てやれるような作戦内容で、いまいち拍子抜けな感じがした。カーアクションシーンもほとんどなく、やはりアクション的には物足りない展開であったが、まあそれなりに楽しめました。



さて、オリジナルでは、パイロット(「ナイトライダー1/電子頭脳スーパーカー誕生」 )と、「ナイトライダー2 無敵ゴライアスvsナイト2000(GOLIATH)」他、ラスベガスを舞台に話が展開していましたが、ネクストでは、ガースに匹敵するような敵役が出てこなかったのが誠に残念。せめてゴライアスのような巨体なマシーンを登場させてナイト3000と対決させるような展開が見たかったですね…。巨体と言えば、この数回後にキットの宿敵のあいつが出てきますが…。









ナイト2000はベガスの夜の街がよく似合う



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