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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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一昨年の秋に東映チャンネルでスタートした「キイハンター」は、全262回あるのですが、150回目で打ち切り...ではなく中断されたみたいですね。特別機動捜査隊も650回で一旦終了し、今また451回から再放送されているので、キイハンターも同じような流れになるのかもしれません。



カラー化された第105回から150回までの中でとくに印象に残ったエピソードは、生体実験によって首だけにされてしまった男とユミちゃんが繰り広げるメルへンチックなドタバタ活劇「私の首を返して頂だい」。日本政府と建設予定の石油コンビナートの調印のために来日していた某国の皇太子がホテルの一室で暗殺される。ユミ達は犯人と思われる男・眉村(ジェリー藤尾)の行方を捜すが、眉村は、暗殺事件のあった当日の夜、何者かによって殺され、眉村の死体を運び去ったと思われる救急車が発見された。その救急車がとある病院のものであることを知ったユミは、看護婦になりすましてその病院に潜入し、そこで恐るべき人体実験が行われているのを目撃する。ユミが忍び込んだ部屋には、眉村の生首が保管されていた・・・という内容。


キイハンターってハ一ドボイルドアクションものだと思っていたけど、このようなSFチックなエピソードもあるんですね(笑)。中国で首のすげ替え手術をやったというようなニュースをどこかのサイトで最近見ましたが、1950年代には、モスクワで犬の頭の移植実験が行われていたという話もあります。絵空事ではなく、人間の頭の移植は人類の永遠のテーマになっているのでしょうか。それをドラマの中に一早く取り入れていたキイハンター。70年代の作品ということもあり映像はチープでしたが、こういう奇想天外なストーリーが時々見られるのもキイハンターの魅力の一つですね。ちなみにこのエピソードは今回東映チャンネルで放送されるまで、ずっと欠番扱いになっていたそうです。





他にもたくさん印象に残ったエピソードがあるのですが、それはまた次の講釈にするとして、中断したキイハンターの代わりにスタートしたのが、「江戸川乱歩の美女シリーズ」の明智小五郎役などで有名な天知茂主演の「非情のライセンス」の第1シリーズ。警視庁特捜部に所属するクールな刑事・会田健が型破りな単独捜査で巨悪と戦うハードボイルドな刑事ドラマ。


以前、ファミリー劇場で第3シリーズは見ましたが、第1シリーズは未見だったので今回の放送は嬉しいですね。ザ・ハングマンのゴッド役でも知られる山村聰が特捜部の部長を演じており、天知茂演じる会田刑事と毎回シリアスでシブいやりとりを見せるところも良いし、オープニングテーマと天知茂が歌うエンディング「昭和ブルース」も男の世界を感じさせ、とてもシブ味があってカッコ良い。


初回の「兇悪の門」は、覚醒剤の密造工場を突き止めるため、会田刑事が囚人に扮して刑務所に潜入するところから始まりますが、田中浩、財津一郎、仲谷昇など、顔馴染みのあるベテラン俳優が囚人役を演じていて驚いた。他にも看守役に名古屋章、囚人・浜井の愛人役を加賀まりこが演じていました。第2回「兇悪の迷路」には時期的にキイハンター終了後にゲスト出演したと思われる野際陽子が何者かに命を狙われる政治家の秘書役で出ていました。



左とん平が演じるクリーニング屋の竜巻太郎は、第1シリーズの最終回で会田の身代わりになって暴力団に射殺されてしまうそうです。左とん平は引き続き第2シリーズにも右田刑事役で出演しますが、このシリーズでも暴力団に撃たれて殉職。しかし、第3シリーズでも浦川刑事という別の刑事役を演じ、会田の片腕的な存在として全3シリーズに出演しています。1度殉職して、再び別の刑事役で復活したケースと言えば、西部警察の舘ひろし(巽刑事→鳩村刑事)を思い出しますが、左とん平は、クリーニング屋から刑事に昇格した後1度死んで、再び刑事役を演じたことになるんですね。


その左とん平さん、先頃亡くなられました。世代的にはやはり「西遊記」の二代目猪八戒のイメージが強烈に残っています。ついこの間、太陽にほえろ!にゲスト出演していた回を見て、その直後にこの訃報を聞いたので大変びっくりしました。俳優としてはテレビでいろんなドラマや映画を見ましたが、歌手活動をされていた時期もあったんですね。最近聞いた「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」は衝撃を受けました。男の魂を感じさせるソウルフルなボーカル。演奏も素晴らしい。こんなカッコイイ曲があったことを今まで知らなかったなんて、何か損した気分になりました。この曲を聴きながら、左とん平さんのご冥福をお祈り致します。









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