ザ・シネマで久々に『インディ・ジョーンズ』シリーズ3部作(吹替版)を見た。初期3作は、ストーリーもよくできてるし、終始流れるように続くアクションシーンとアナログな特撮シーンも味わいがあって、やはり今見ても面白い。レイダースの洞窟を転がる大きな丸岩(ひょうきん族や宇宙刑事ギャバンなどで真似された)や魔宮の伝説のトロッコチェイスは、映画史に残る名シーンだし、最後の聖戦のバイク、ボートチェイスや空中戦など、CGなしの当時のSFX満載のアクションシーンを今見ると一際独特で個性的に見える。今は、CGでなんでも映像化できてしまうので、ワクワク感がいまいち薄れてしまったと言うか、映画の醍醐味が大きく消失してしまった感が拭えない。
インディジョーンズもDVD化などに伴っていくつかの場面がCGで修正されたようですが、スター・ウォーズほど大胆ではなかった。映っていてはいけなかったものを軽く消した程度のものや(レイダースの遺跡からの脱出シーンの丸岩の仕掛けや魂の井戸のシーンでのインディとコブラの間に立てられたガラスの仕切りなど)、チェイスシーンで崖下に転落する輸送車の場面は、まるまるCGに変えられていた。3部作それぞれ違った面白さがありますが、なんと言っても一押しは、最後の聖戦。インディとその父ヘンリーの漫才コンビのようなセンスの良いやりとりと、繰り広げられる陸・空・海の大スケールの壮絶かつユニークなアクションは、今見ても十分に楽しかった。少年時代のインディまで見れるし、見出したら2時間なんてあっという間。
ザ・シネマで放送された吹替えは、DVD/ビデオに収録されているソフト版だったが、ソフト版も村井国夫さんが担当されていたんですね。初めに見たのが日本テレビ版の吹替えだったので、最後の聖戦のショーン・コネリー(ヘンリー)の声に少々違和感があったが、とくに悪い感じはしなかった。ただ、日本テレビ版の吹替えも今となっては貴重なのでまた久しぶりに見てみたいなあ。ショーン・コネリーは、やはり若山さんの声で聞いてみたいし、魔宮の伝説のケイト・キャプショー(ウィリー)は、藤田さんのがとても印象に残っている。ショート・ラウンドは、ソフト版は、野沢雅子さんでしたね。日本テレビ版は、田中真弓さんでしたが…初期は、冒険ものだったドラゴンボールを意識したキャスティングなんでしょうか(笑)。最近、WOWOWでデンジグリーン(内田直哉さん)のバージョンも製作され、地上波でも一度見かけたことがありますが、こっちも慣れると新鮮な印象。しかし、インディジョーンズシリーズのハリソンフォードの声は、やはり村井さんだなあ。それにしても気になるのがフジテレビで放送されたインディ=玄田哲章版の最後の聖戦。コネリーは、日本テレビ版と同じく若山弦蔵さんだったらしいですが、どうなんでしょう。シュワちゃん声(最近は、ゴリサキ)のインディも悪くはないんだろうけど…(笑)。
レイダースの名シーン(左)。日本のバラエティ番組やドッキリなどの企画でもよく真似されていた。レイダース公開の翌年にスタートした宇宙刑事ギャバン「盗まれた日本列島」では、マクーが潜伏する孤島に潜入した烈(ギャバン)が高速の大きな丸岩に追いかけられる場面(右)で再現されていた。ギャバンのほうは、合成でしたが、当時は、結構ドキドキさせられましたね…。
>≧レイダース公開の翌年にスタートした宇宙刑事ギャバンの第2話「盗まれた日本列島」では、マクーが潜伏する孤島に潜入した烈(ギャバン)が高速の大きな丸岩に追いかけられる場面再現されていた。ギャバンのほうは合成でしたが、当時は結構ドキドキさせられましたね…。
>「盗まれた日本列島」というと、マンモスタンカーがダブルマン一味にシージャックされ「アルファ」という犯罪組織が日本政府を脅迫・事件を受けてインターポールの長官が来日する…と言うところから始まるエピソードですね。
「アルファ」が富士山を寄越せと第2の要求を日本政府に突き付け、捜査を開始するギャバンが政府施設やに潜入するシーンやマクーのアジトである小島に潜り込み、クラッシャーを一人ずつ蹴散らしてもギャバンの身軽さに圧倒されますが、ガマラモンスターたちを前に蒸着→変身プロセス解説シーンが流れる展開もよかったです。
特撮面では、オープニングテーマをバックに宇宙空間で展開される電子星獣ドルVSマクー戦闘円盤のドッグファイトや大都会の上空で繰り広げられる無線操縦されたマンモスタンカーを追いかけるドルのシーンも迫力ありました。
このエピソードはギャバンの中でも一番スケール感のあるお話でしたよね。マクーが武器や宇宙船の部品に利用するダイヤモンドを手に入れるために日本政府を脅迫して、大量のダイヤモンドを積み込んだロケットを打ち上げさせたり、富士山を手に入れようとしたり、空飛ぶタンカーで日本を攻撃しようとしたり、ダイナミックかつ奇想天外な展開に圧倒されました。
>特撮面では、オープニングテーマをバックに宇宙空間で展開される電子星獣ドルVSマクー戦闘円盤のドッグファイトや大都会の上空で繰り広げられる無線操縦されたマンモスタンカーを追いかけるドルのシーンも迫力ありました。
電子星獣ドルが火を吐くシーンは、本物の炎を使っているだけあって、中々見応えのある映像でしたね。東京上空に向かう巨大タンカーを止める時もドルを使っているし、ドルが一番活躍したエピソードでもありましたね。
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