10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
先月からマクガイバーが始まり、来月からは「刑事ナッシュブリッジス」がスタートするなど、ますますラインナップが充実するFOXクラシックで放送中の「ナイトライダーHD」。2つ目の日本未放映回「命をつなぐ水 渓谷の水を守りぬけ!(NOT A DROP TO DRINK)」と、「デボン逮捕!決死の脱獄・迫る巨大トレーラー!橋上の対決(NO BIG THING)」についてレビューします。
命をつなぐ水 渓谷の水を守りぬけ!
NOT A DROP TO DRINK
水利権を巡り8つの牧場経営者達とブレーメンと呼ばれる大牧場の経営者が争っていたが、ナイト財団の顧問弁護士によって牧場経営者側が裁判に勝利した。だが、その祝勝パーティの最中に、牧場主の一人フランチェスカ・モーガンの家の近くにある滝のセキが爆破される事件が起こる。デボンの依頼を受けてマイケルは、フランチェスカ達の牧場を守るため、ブレーメンと対決する。
前回、女性政治家を守ったマイケルですが、今回は、小さな牧場主の経営者達を守るため、広大な牧場エリアでブレーメンと壮大なバトルを展開させます。この回で初めてナイト2000にフックが設置され、ショベルカーとの対決時に活用されていました。アクション的な見所と言えば、やはり、ナイト2000が3台の工事車両に囲まれた時に見せたスキーモード(片輪走行)をしながらのバック走行。キットが闘牛士になりきって、興奮する牛を手懐ける時にターボジャンプをしていたが、これまた荒っぽい派手なジャンプを見せていました。爆破されたダムから流れ出した大量の水を止めるため、ロケット弾(ROCKET FIRE)を岩山に撃ち込んで、崩れた岩石や土砂で水をせき止める場面も見応えがありました。
このエピソードを最初に見た時に、ふと思い出したのが、シーズン3の「爆走デビル・トラック!必殺クラッシュ!巨大タイヤの恐怖(THE ROTTEN APPLES)」。このエピソードも牧場が舞台になっていて、マイケルが牛泥棒達と壮絶な戦いを繰り広げていたが、こちらは、モンスター・トラックを使ったアクションがとてもインパクトありましたね。
宇宙人になりきってブレーメンの若い男を怖がらせるキットが印象的でしたね。その場面の吹替えのやりとりも面白かったです。フランチェスカの声もハマっていて、全く違和感がなかった。ちなみに、フランチェスカ役の ソンドラ・カーリーと言う女優は、「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」の「コンピュータ電子戦!! 盗まれた設計機密」というエピソードに出演しており、ホークのライバル・ウィンチェスター博士の助手役を演じていた。こちらでは、フランチェスカとは真逆のかなりの悪人ぶりを見せていたのが印象に残っています。
デボン逮捕!決死の脱獄・迫る巨大トレーラー!橋上の対決
NO BIG THING
新聞記者のフランク・レストンに会うため、リンドハーストフラッツの町に向かっていたデボンが交通違反を理由に警察に逮捕されてしまう。ボニーの知らせを受けてマイケルはデボンを迎いに警察署へ行くが、デボンはすでにそこにはおらず刑務所に収監された後だった。マイケルは、レストンの元妻キャロルと共に、腐敗した警察組織からデボンを救い出そうとする。
地上波放送時第19話として放送されたエピソード。警察に罪をなすりつけられて刑務所に送り込まれてしまったデボンをマイケルが救出するお話。デボンの初メイン回でもあるこのストーリーでは、デボンが第二次大戦中にドイツで二度収容所から脱出したことが明らかにされ、自分の戦時中の経験を活かして、囚人らと共に刑務所から脱出するデボンの活躍が描かれています。最近の日本も警察官による殺人事件が起きるなど腐敗が深刻ですが、このエピソードに登場する悪徳警官達もかなり酷い。マイケルに救出された後、悪徳警官達を裏で操っていた判事にデボンが制裁のパンチを食らわす場面はとてもカッコ良かったですね。
今回はスキーモードを使わず、脅威のバック走行を見せていたナイト2000。刑務所のゲートに突っ込んでマイケルを救出したり、橋の上で二台の車に挟み撃ちにされるも、ターボジャンプで危機を乗り切るなどキットの活躍ぶりも素晴らしかった。今回はナイト2000だけでなく、デボンが運転するトラックが逃走中に大ジャンプをキメる場面もあり、見応えあるジャンプシーンが充実していました。
気になる新録の吹替え部分ですが・・・
①冒頭のマイケルとキットの会話の場面。キットの「その例えは不適切ですマイケル・・・」のセリフの部分。
②ガソリンスタンドで給油後のマイケルとキットの会話のシーン。
③マイケルとキットがアメフトオッズの話をしているシーン。
カットされていたのは、ナイト2000の走行シーンと車内でのマイケルとキットの会話のみ。今回は、デボンの新録部分もあると思っていたのですが、意外にも全くありませんでした。
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