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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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今回のコロナ騒動で思い出した映画はいくつかありますが、ダスティン・ホフマンのアウトブレイクも然ることながら、今から丁度40年前に公開されたこの映画のことも脳裏を過りましたね。

















小松左京原作の「復活の日」


吹雪のアルプスの山中で発見された遭難機。それに乗せられていたジェラルミン製のトランクに入っていた「MM-88ウィルス」が漏れ出した。やがてそれはヨーロッパ各地に広がり、「イタリア風邪」と呼ばれるようになり、被害は全世界に広がった・・・。



この小説が発表されたのは1964年。なんと東京オリンピックが開催された年だったんですね。これも何とも不思議な因果を感じますが、1980年に公開された映画を見ると、今回のコロナ騒動との一致点がいくつもあって改めて恐怖を感じました。医師や看護婦たちがバタバタと倒れていく描写はクラスターが発生した病院を想起させるし、3日で肺炎になるところも今のコロナと一致する。イタリアの状況が酷い描写、マスクをして病院の前に佇む親子、さらに原作ではプロ野球や大相撲が短縮や中止になる描写が書かれているところも見事に一致しています。



小松左京さんの映画は劇場で「首都消失」が見たのが最初でしたが、復活の日はその後テレビで見た記憶があります。この人の先見の明は物凄いものがあるし、偉大なSF作家であったと、今回の件で改めて感じているしだいです。映画はまさしく「もし東京が武漢のようになったら・・・」をまざまざと描いているように見えました。未知のウィルスの脅威を前に何の手立ても打ち出せないまま死んでいく人間達。生き残ったのは南極大陸の観測隊員たちと、原子力潜水艦ネレイド号(イギリス軍)やT-232号(ソ連軍)の乗組員たちのみ。



映画ではさらなる脅威が描かれている。ワシントンD.C.近郊で巨大地震が発生し、核攻撃と誤認し作動した報復用のICBMの発射を止めるため、南極アメリカ隊のカーター少佐と南極日本隊の吉住周三(草刈正雄)がネレイド号に乗り込み、ホワイトハウスに潜入する。しかし、自動報復装置を停止できず、核ミサイルは発射されてしまう。その後、一人生き残った吉住はアメリカ大陸を徒歩で縦断し、チリ南端の湖畔へたどり着き、そこで暮らしていたマリトやラトゥールたちと再会を果たす。



大作映画として十分に素晴らしい作品なんですが、できれば生き残った吉住がアメリカ大陸を横断している様子をざっくりとではなく、チリにたどり着くまでどうやって食い繋いだのかとか、その辺の描写も含めてもうちょっと長めに描いてもらいたかったと思いました。


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