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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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スーパー戦隊シリーズやメタルヒーローシリーズの生みの親である東映の元プロデューサーの吉川進さんが亡くなられたそうです。初の特撮参加作品となったのは「人造人間キカイダー」。その後、スーパー戦隊シリーズを立ち上げ、「秘密戦隊ゴレンジャー」から「大戦隊ゴーグルファイブ」の第1話までをプロデュース。メタルヒーローは「宇宙刑事ギャバン」を初めとする宇宙刑事シリーズから「起動刑事ジバン」までを担当。また、仮面ライダーシリーズは「仮面ライダーBLACK」、オリジナルビデオ作品の「真仮面ライダー序章」や、映画『仮面ライダーZO』を担当。



キカイダー、ゴレンジャー、ジャッカー電撃隊はリアルタイムでは見られなかったのですが、私が子供の頃の夕方のテレビには特撮番組の再放送枠があり、そこでよくキカイダー、ゴレンジャー、ジャッカーを見て、バトルフィーバーJからゴーグルファイブまではリアルタイムで見ました。宇宙刑事シリーズやそれ以後のジャスピオン、スピルバン、メタルダーもリアタイで見ました。思い返すと、自分が子供の頃に見ていた特撮番組のそのほとんどは吉川さんが作ったものだったのだと改めて気づかされました。



ネットワークのねじれを見越して強力なコンテンツを必要としたNET(現・テレビ朝日)が新企画を立ち上げることになり、「仮面ライダー」より強いヒーローを模索した結果、グループヒーローのゴレンジャーをやることになったそうです。色を大胆に取り入れ、最初は7人だったが多すぎて描き切れないので5人になり、石ノ森章太郎さんが主題歌の作詩をした。


ゴレンジャーの大ヒット後、ゴレンジャーとは一味違うテイストの作品を作るということで生まれたのがジャッカー電撃隊。悪の前に倒れた人間がロボットとして再生するという基本設定。ジャッカーの企画を練り上げている最中に吉川プロデューサーの父親が亡くなる出来事があり、それが番組の内容に大きく影響したそうです。



マーベルコミックとの提携が決まり、スパイダーマンのように巨大ロボットを出すことになったバトルフィーバーJ。ゴレンジャーとは違うグループヒーローという発想の元、キカイダーや仮面ライダーの優れた部分を踏襲し、ヒーローの絶対的強さの集大成を見せた作品。アメリカンヒーローの下敷きだけでは日本の子供たちはピンとこないので、鉄山将軍など随所に時代劇の要素を取り入れたり、当時ブームだったディスコダンスを取り入れて時代性を出し、映像的にも斬新なイメージを打ち出したそうです。



宇宙SFと怪奇的なムードによって子供たちに驚きを与えられないかということで企画されたのが電子戦隊デンジマン。当初は「異次元戦士ストラッガー」など、タイトルが二転三転し、最終的に先進のメカのイメージでデンジマンになったそうです。電子とデンジ、同じような言葉をつなげてどうする?という意見もあったみたいですが、「電子からデンジへつながって語感が強くなるからこそ、印象的なんですね」と、吉川さんがそう説得されたそうです。



3人という意味と太陽のSUN、ローマ神話の火の神・バルカンを由来とするバルカン島、バルカン砲といった熱いイメージと強い音をもった言葉をプラスとして生まれた太陽戦隊サンバルカン。このネーミングは吉川さんもとても気に入っていたそうです。この当時吉川さんは宇宙刑事ギャバンの準備に忙しかったらしく、実質的な作業は鈴木武幸プロデューサーが担当したそうです。



東映ヒーローの2度目の存亡の危機があった1981年。当時テレビで放送されていた仮面ライダーは「スーパー1」で終了することになり、また「それゆけ、レッドビッキーズ」も終了し、スーパー戦隊シリーズ一本だけになってしまった。そんな中、様々な企画を立ち上げ、セールスして、形になったのが石ノ森章太郎さん原作の「ロボット8ちゃん」と、「宇宙刑事ギャバン」だった。
仮面ライダーとは異なるヒーローの創造。銀色のメカニカルなヒーローが剣を持って立つ。メタルスーツを着たヒーローが異空間で激しい戦闘を繰り広げるという新時代の斬新なヒーローを生み出したのも吉川さんでした。




子供時代にたくさんのヒーローを生み出して楽しませてくれた方。数々の素晴らしいヒーローを見せて頂きありがとうございました。吉川進さんのご冥福をお祈り致します。


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愛の最終決戦・さらば、機動刑事ジバン!
ガースさん、こんばんは。

>≧マーベルコミックとの提携が決まりスパイダーマンのように巨大ロボットを出すことになったバトルフィーバーJ。ゴレンジャーとは違うグループヒーローという発想の元、キカイダーや仮面ライダーの優れた部分を踏襲し、ヒーローの絶対的強さの集大成を見せた作品。

>バトルフィーバーJは最初「キャプテンジャパン」という仮題が用意されていたそうですが、キャプテン・アメリカをモチーフにしているのでしょうね。

もし、東映とマーベルの提携が続いていたらアイアンマンやXメン・超人ハルクやファンタスティック・フォーなども東映制作で作られていたのではなかろうか…?と思いますが、どんな作品になってたか気になるところです。

そのマーベルも今度は円谷プロとコラボしてウルトラマンのコミックを出すそうですが、どんな出来になるか楽しみですね。

>≧宇宙刑事シリーズやそれ以後のジャスピオン、スピルバン、メタルダーもリアタイで見ました。思い返すと、自分が子供の頃に見ていた特撮番組のそのほとんどは吉川さんが作ったものだったのだと改めて気づかされました。

>吉川進さんはメタルヒーローシリーズに欠かせないお方でしたよね。平山亨さんとともに東映特撮に携わった立役者だと思いますが、この人がいなかったらメタルヒーローシリーズというジャンルは誕生しなかったと思います。

吉川さんが途中までプロデューサーとして携わった機動刑事ジバンもyoutubeの配信がやっと終わりましたが、終盤ではジバンの極秘事項なデータが盗まれ直人に隠された衝撃の事実が明かされたり、最終回前のエピソードでは石濱朗さん演じる柳田さんとハリーボーイがジバン基地とともに運命を共にし、最終回はドクターギバの手下であるマーシャとカーシャがジバンの眼前で消滅する場面やギバノイドとの最終決戦ではレゾン・バイカン・スパイラスが散っていく…という怒涛の展開でしたが、ドクターギバの飛行船から落ちるまゆみのピンチを救ったのがダイダロスだったのには「まだダイダロスがあったじゃないか!」と視聴者も気づいたのでは?と思います。

余談ですが、吉川さんのお嬢さんである吉川理恵子さんは女優をされていたそうで、ジバン第32話の真珠さん役や特警ウィンスペクターの第25話にもゲスト出演されているそうで、youtubeでウィンスペクターが配信されたらチェックしたいです。
9人のコリない日本人 2020/07/22(Wed)21:01:32 編集
Re:愛の最終決戦・さらば、機動刑事ジバン!
>バトルフィーバーJは最初「キャプテンジャパン」という仮題が用意されていたそうですが、キャプテン・アメリカをモチーフにしているのでしょうね。

企画段階では「強化服」というアイデアはなく、まさしくアメコミの「超人」という設定だったそうですね。変身の仕方も音のリズムによって細胞変化を起こし、スーパーヒーローに変わるというものだったそうです。超人設定のバトルフィーバーも見てみたかったですね。


>もし、東映とマーベルの提携が続いていたらアイアンマンやXメン・超人ハルクやファンタスティック・フォーなども東映制作で作られていたのではなかろうか…?と思いますが、どんな作品になってたか気になるところです。

東映版アイアンマンとか、東映版ハルクとかあったら、どんな映像になっていたのか気になりますね。


>そのマーベルも今度は円谷プロとコラボしてウルトラマンのコミックを出すそうですが、どんな出来になるか楽しみですね。

そうなんですか。どんなウルトラマンになるのか興味津々ですね。


>吉川進さんはメタルヒーローシリーズに欠かせないお方でしたよね。平山亨さんとともに東映特撮に携わった立役者だと思いますが、この人がいなかったらメタルヒーローシリーズというジャンルは誕生しなかったと思います。

いろんな事情はあるんだろうけども、吉川さんのように果敢に新しいことにチャレンジする精神は今の東映にも見習ってほしいものです。


>まゆみのピンチを救ったのがダイダロスだったのには「まだダイダロスがあったじゃないか!」と視聴者も気づいたのでは?と思います。

ジバンはメカや武器が多いメタルヒーローでしたが、そのメカたちが最終回前にどんどん破壊されていなくなる壮絶な展開が見ごたえありましたよね。ダイダロスは光線銃を出す武器の役目もありましたが、飛行できるメカのイメージのほうが断然強いですね。


>余談ですが、吉川さんのお嬢さんである吉川理恵子さんは女優をされていたそうで、ジバン第32話の真珠さん役や特警ウィンスペクターの第25話にもゲスト出演されているそうで、youtubeでウィンスペクターが配信されたらチェックしたいです。

ギャバン、シャリバン、エクシードラフトや戦隊のダイレンジャーにも出演されていましたね。シャリバンの5話では後にジバン(田村直人)を演じた日下翔平さんの恋人役を演じられていました。
【2020/07/31 10:38】
バトルフィーバーJは東京12チャンネルで放送される予定だった。
東映の特撮ヒーローの産みの親である吉川進さんは特撮ヒーローのバトルフィーバーJの製作に関わっていてバトルフィーバーJは実は東京12チャンネル(現在のテレビ東京)の水曜日の夜7時30分で放送される予定だったのですよ。もし仮にバトルフィーバーJが東京12チャンネルの水曜日の夜7時30分に放送されていたら、それ以前に東京12チャンネルの水曜日の夜7時30分に放送されていたこれも前述の吉川さんが製作に関わっていた特撮ヒーロードラマの忍者キャプターと同じ7人編成になっていたかもしれません。もし仮にバトルフィーバーJが7人編成の特撮ヒーローだったら既存の5人であるアジア代表のバトルジャパンとヨーロッパ代表のバトルフランスとユーラシア代表のバトルコサックとアフリカ代表のバトルケニアと北アメリカ代表のミスアメリカに加えてオセアニア代表のバトルオーストラリアとか南アメリカ代表のバトルブラジルのようなキャラクターが生まれていたかもしれません。なぜバトルフィーバーJは忍者キャプターをベースにせずゴレンジャーをベースにした5人編成になったかというと東映の関係者が忍者キャプターとゴレンジャーの人気を競わせてゴレンジャーの方が人気が高かったのでバトルフィーバーJはゴレンジャーをベースにした5人編成になったということです。忍者キャプターの場合は初代ヒロインの花忍役の松葉夕子さんが途中で降板したから人気が下がったと思います。もし仮にに松葉さんが忍者キャプターで途中で降板せずに最終回までヒロインの花忍役を続けていたら忍者キャプターの方がゴレンジャーより人気が高くなってバトルフィーバーJは忍者キャプターをベースにして7人編成になっていたと思います。なぜなら忍者キャプターでヒロインの花忍役を演じていた松葉さんは美人でセクシーで人気が高かったので。もし松葉さんが忍者キャプターで途中でヒロインの花忍役を降板していなくて松葉さんが忍者キャプターで最終回まで花忍役を続けていたら忍者キャプターはゴレンジャーより人気が高くなってバトルフィーバーJは忍者キャプターをベースにした7人編成になっていたと思いますか?みなさんの意見を聞かせてください。よろしく頼みます。
張学明 2020/08/03(Mon)00:54:52 編集
Re:バトルフィーバーJは東京12チャンネルで放送される予定だった。
>東映の特撮ヒーローの産みの親である吉川進さんは特撮ヒーローのバトルフィーバーJの製作に関わっていてバトルフィーバーJは実は東京12チャンネル(現在のテレビ東京)の水曜日の夜7時30分で放送される予定だったのですよ。

スパイダーマンと同じくマーベルのキャラから生まれたバトルフィーバーなので、東京12チャンネルで放送されても何ら不思議なことではないですね。キャプターのように7人編成ならどんな戦隊ものになっていたのかとても想像が膨らみます。今ならバトルコリアとかバトルチャイナとか、ミスアメリカとバトルチャイナによる戦隊内の内紛とかそんな展開があっても良さそうですが(笑、さらに面白い展開になったかもしれませんね。


>なぜバトルフィーバーJは忍者キャプターをベースにせずゴレンジャーをベースにした5人編成になったかというと東映の関係者が忍者キャプターとゴレンジャーの人気を競わせてゴレンジャーの方が人気が高かったのでバトルフィーバーJはゴレンジャーをベースにした5人編成になったということです。

そう言えば、ゴレンジャーとキャプターは同時期に放送されていましたね。ゴレンジャーは当時の子供たちに圧倒的な人気があり、当初の予定から大幅に放送期間が延びて、2年間も放送された戦隊ものでしたから、やはり、その成功体験を元にバトルフィーバーを製作したのでしょうね。


>忍者キャプターの場合は初代ヒロインの花忍役の松葉夕子さんが途中で降板したから人気が下がったと思います。もし仮にに松葉さんが忍者キャプターで途中で降板せずに最終回までヒロインの花忍役を続けていたら忍者キャプターの方がゴレンジャーより人気が高くなってバトルフィーバーJは忍者キャプターをベースにして7人編成になっていたと思います。

松葉さんて当時そんなに人気があったのですか。仮に彼女が最後まで花忍を演じ続けていたらその流れでバトルフィーバーにも出演していたかもしれませんね(笑。そう言えば、キャプターを真似たわけではないでしょうが、バトルフィーバーも女戦士のミスアメリカの変身前の人が途中で交代していましたね。
【2020/08/06 09:00】
バトルフィーバーJは東京12チャンネルで放送される予定だった。
もし仮に忍者キャプターの初代ヒロイン役(花忍役)の松葉夕子さんが最後まで忍者キャプターのヒロイン役(花忍役)を続けていたらバトルフィーバーJは忍者キャプターがゴレンジャーより人気が高くなって忍者キャプターと同じ7人編成をベースにしていましたかね?なぜなら、松葉さんは美人でセクシーで人気が高かったので。みなさんの意見を聞かせてください。よろしく頼みます。僕は個人的にバトルフィーバーJは5人編成よりも7人編成になって欲しかったので。
張学明 2020/08/07(Fri)19:57:46 編集
Re:Re:バトルフィーバーJは東京12チャンネルで放送される予定だった件ですが
もともと戦隊枠がジャッカ―電撃隊の不振で打ち切りになり、事実上、放送枠がテレ東に左遷になった事で旧戦隊スタッフによる日本版スパイダーマンが誕生、これが好評だったためテレ朝が戦隊枠を買い戻した事で、バトルフィーバーから再びテレ朝で東映特撮が放送されるようになったとか(逆に東映ロボアニメ枠は闘将ダイモスの不振でテレ東に左遷)。
また、マーベルコミックと東映の提携はスパイダーマン以降5年契約だったらしく、テレ朝復帰後もゴーグルファイブくらいまではマーベルとも少なからず繋がりがあったとかなかったとか…。
そういえば、トランスフォーマーの初代アニメも日本の東映と米国のマーベルの共同制作みたいな感じだったと記憶してますが…。
NONAME 2020/08/09(Sun)13:39:49 編集
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