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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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日本のテレビ番組においても度々問題視される「やらせ」問題。ここ十数年地上波は見てないが、現在放送されているバラエティ番組もほぼやらせでできているのではないかと(苦笑、個人的には思っておりますが、子供騙しのバラエティ番組のやらせなんて何のその。国家的なスケールでやらせ問題を描いた映画がかつてありましたよね。それがこの

















「カプリコン1」


打ち上げを目前にした人類初の有人火星探査ロケット「宇宙船カプリコン1号」。そのカウントダウンの数分前、三人の飛行士のブルーベイカー、ウィリス、ウォーカーは船内から連れ出され、砂漠の真ん中にある古い基地へ連行され、ロケットは無人のまま打ち上げられた。


計画責任者のケラウェイ博士は三人の飛行士にある命令を下す。カプリコン1の生命維持システムに決定的な不具合が発覚するが、計画を中止すればNASAの予算が大幅に削減される危惧があるため、何としても避けねばならなかった。そこで博士が考えたプランは無人のままカプリコン1を火星に向かわせ、飛行士が乗船していることを「見せかける」というものであった。当然ながら飛行士達はこの命令を拒否するが、家族を人質に取られ、やむなく承服。セットの中で飛行士達が火星探査や地球と通信している様子を収録し、それを世界に公開するという前代未聞の大芝居が打たれることになった。


カプリコン1による人類初の火星着陸は捏造が明るみになることなく進行する。だが、帰還の最終局面に差し掛かった時、地球への再突入のショックにより外装の熱遮蔽板に問題が発生。ロケットは破壊されてしまった。この突然のアクシデントはケラウェイですら驚き、公式に計画の失敗を発表することになった。自分達が存在してはならない人間であると知り、身の危険を察した飛行士達は砂漠の基地から脱出を図る。





この映画を一番最初に見たのは学生の時、レンタルビデオ屋でビデオテープを借りて見た記憶があります。この映画が公開されたのはスターウォーズが公開された年と同じ1977年。なんと日本が全世界に先駆けて劇場公開したそうです。見かけは大スケールなSF映画に見えますが、実際はスケールの大きいやらせ・捏造を描いたサスペンス映画。しかし、この映画の最大の見どころはケラウェイ博士らの一味に命を狙われ、広大なモハベ砂漠を逃げ回る三人の飛行士たちの逃避行のアクションシーン。







映画の後半に、新聞記者のコールフィールドに協力者として農薬散布会社社長アルバインという男が登場しますが、その役を演じているのはテレビドラマ「刑事コジャック」で日本でもお馴染みだったテリー・サバラス。コールフィールドはアルバインが操縦する農薬散布用の複葉機に乗り、空軍のヘリに追われるブルーベーカーを助けますが、その後、ブルーベーカーが複葉機の羽根にしがみついたまま繰り広げられるスカイチェイスがこの映画の最高の名場面だと個人的には思っています(笑。



このスカイチェイスはカメラワークもとても迫力があり、実際にかなり危険なアクロバティック飛行をしているのが映像を見ていてもよくわかります。一番最初に見た当時はエアーウルフにどんハマりしていた時期と重なり、もしオンボロポンコツの複葉機がエアーウルフだったら、どんなドッグファイトを見せていただろうかなどと妄想を膨らませながら見ていたような気がします(苦笑。



この映画に登場する複葉機もエアーウルフのようにテキパキとスピーディに動き回って、急下降も急上昇を繰り返しながら大空を駆け回り、敵のヘリを豪快にやっつけてしまうところが圧巻でした。最後の最後にテリー・サバラスがおいしいとこどりをしているように見えてしまう映画ですが(笑、出番が少ないながらも中々の活躍を見せていたサバラスさんでした。



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水曜スペシャル・川口浩探検シリーズ!「カプリコン・1」
ガースさん、こんばんは。

>≧この映画が公開されたのは「スター・ウォーズ」が公開されたのと同じ1977年で、見かけは大スケールなSF映画に見えますが実際はスケールの大きいやらせ・捏造を描いたサスペンス映画をなんと日本が全世界に先駆けて劇場公開したそうです。

>自分は深夜映画で「カプリコン・1」を知りましたが、タイトルにつられてSF映画だと思ったら「壮大なやらせと捏造を描いたサスペンスムービー」だったことには驚きますよね。

最初は「NASAも協力的だったのがプレビューを見て、映画の内容を知ってから製作協力を拒否した」ことで有名だそうですが、この映画と言うとジェリー・ゴールドスミスの重厚なサウンドが耳に残る「カプリコン・1 Main Theme」という曲も印象深いですが、これを聞くと「衝撃の事実!人類は火星に着陸していなかった!?」というタイトルと「先ごろ、アメリカNASAは火星ロケットを打ち上げた!その名はカプリコン・1・・・人類初の火星着陸は成功したかに見えた!だが・・・」と語る田中信夫さんの声が聞こえてくるような錯覚を覚えます。

宇宙飛行士役では「裸の銃を持つ男」のノードバーグ役が忘れられないO.J.シンプソンとジェームズ・ブローリンが出ていますが、ブローリンは「007・オクトパシー」ではジェームズ・ボンド役の候補になっていたそうですが、もしロジャー・ムーアの後任がジェームズ・ブローリンだったらどこまでシリーズが続いていたかと想像します。

また、監督のピーター・ハイアムズは「2001年宇宙の旅」の続編である「2010」や刑事ものだとカプリコン・1で新聞記者役を演じたエリオット・グールドが主演した「破壊!」や「シカゴ・コネクション 夢見て走れ!」も撮っているので、こちらも機会あれば見てみようかと思います。
9人のコリない日本人 2020/08/12(Wed)23:36:06 編集
Re:水曜スペシャル・川口浩探検シリーズ!「カプリコン・1」
>人類初の火星着陸は成功したかに見えた!だが・・・」と語る田中信夫さんの声が聞こえてくるような錯覚を覚えます。

水曜スペシャルで特集が組まれそうなネタですもんね(笑。


>宇宙飛行士役では「裸の銃を持つ男」のノードバーグ役が忘れられないO.J.シンプソンとジェームズ・ブローリンが出ていますが、ブローリンは「007・オクトパシー」ではジェームズ・ボンド役の候補になっていたそうですが、もしロジャー・ムーアの後任がジェームズ・ブローリンだったらどこまでシリーズが続いていたかと想像します。

確かにこの頃のジェームズ・ブローリンはロジャー・ムーアのような顔立ちだし、ボンド役がぴったりはまそうな雰囲気がありましたよね。O.J.シンプソンは後に彼が起こした殺人事件が衝撃的で、俳優としてはあまり印象に残っていないのですが、この映画のシンプソンは存在感があったように思います。


>また、監督のピーター・ハイアムズは「2001年宇宙の旅」の続編である「2010」や刑事ものだとカプリコン・1で新聞記者役を演じたエリオット・グールドが主演した「破壊!」や「シカゴ・コネクション 夢見て走れ!」も撮っているので、こちらも機会あれば見てみようかと思います。

ピーター・ハイアムズと言えば、スティーブ・マックイーンのハンターや、ジャン=クロード・ヴァン・ダムのタイムコップも面白かったですね。
【2020/08/31 08:16】
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