YOUTUBE版東映チャンネル、今週は、宇宙刑事シャリバンの最終3話配信があったり、見所豊富ですね。以前東映特撮BBやDVDでも見たが、久々に『仮面ライダーアマゾン』第7話を視聴しました。アマゾンの仲間になったモグラ獣人が生きるべきか死ぬべきか苦悩しているが、それにしても愛嬌があって良い奴です。敵の怪人がヒーローの味方になって、しばらくの間レギュラー出演するなんて中々面白い展開。そう言えば、モグラ獣人の声は、レレレのおじさんの人なんですよね(苦笑)。
7話(とける!とける!恐怖のヘビ獣人!?)は、マサヒコの友達のヒロミちゃんの父で生物学者の有馬博士がアマゾンを実験材料にしようとする話なのですが、それを提案した有馬博士の助手は、ゲドンのヘビ獣人に溶かされて殺され、アマゾンは、檻の中で大ピンチを迎える。有馬博士を演じているのは、西部警察の二代目係長役でも御馴染みだった高城淳一さん。アマゾンがヘビ獣人と戦っている場面で、おやっさん(小林昭二)とツーショットになっていたが、思わずニヤリ(笑)。高城さんが特撮ヒーローものに出演している貴重なエピソードでもあるんですね。まあ、初代係長も恐竜戦隊コセイドンに出ていたぐらいですし、西部警察の出演者では、ジンや大将もヒーロー役やってましたよね…。
後半、ゲドンにさらわれたマサヒコとヒロミちゃんを探し求めてアマゾンが富士急ハイランドにやってくる。昭和の特撮ものでは、よく見かけた有名な遊園地ですね。ジェットコースターやお化け屋敷を見て驚きまくっているアマゾンが微笑ましい。と言うか、アマゾンが撮影されていた時期って、季節的に秋から冬になる頃だったのではと思うが、アマゾンの役者さんは、よくあの裸のままの撮影に耐え抜いたものだと感心するばかり。変身したアマゾンとヘビ獣人が急流滑りの乗り物に乗りながら戦ったり、結構危険なアクションシーンもやってます。ヘビ獣人の長い尻尾にぐるぐる巻きにされて苦戦するアマゾンですが、最後は、大切断でヘビ獣人の口を裂いて倒した。最近のヒーローものでは、ご法度らしい出血シーンも、このアマゾンでは、ごく当たり前に出てきますね。血生臭い、まさに獣のような戦いを繰り広げるこの前期の戦闘スタイルがやはり好きですね。当時の子供達には、受け入れられなかったらしいですが、まあ無理もない(苦笑)。
さて、いよいよあの衝撃の10話(さよならイエロー)が公開中の『超電子バイオマン』。関西では、1984年4月13日の金曜日に放送されたのですが、当時は、関東での戦隊の放送が土曜だとは知らず、「魔の13日の金曜日」に合わせてイエローの死の話が作られたのかと思っておりました(汗)。戦隊の交代劇は、前にも言ったように当時は、それほど珍しいことでなくて、ゴレンジャーのキレンジャーや、サンバルカンでは、リーダー格のバルイーグル、バトルフィーバーでは、バトルコサックとミス・アメリカの2人が中盤で交代していた。バトルコサックは、変身しないままエゴスの怪人に銃撃されてしまったが、イエロー・フォーの場合は、その逆で、終始変身したままの状態で、反バイオ粒子をエネルギーにしたバイオキラーガンをメイスンに何度も撃たれ続けて、命を落としてしまう。
なぜイエロー・フォーがあれほど狙い撃ちされなければならなかったのか、なぜ変身が解けないままだったのか、当時、少し疑問に思ったが、話としては、普通にまとまっていたし、それよりもメイスンやサイゴーンの残忍さや、ドクターマンの卑劣さのほうが印象に残ってこえええ奴らだと思うのと同時に、怒りに震えた程でした。実際は、撮影上でのトラブルであったにも関わらず、即座にこのような話に作り変えた当時のスタッフさん達のプロフェショナルな仕事振りに今更ながら感服するばかり。この話が後のシルバ登場の伏線となって、後半、さらに盛り上がる展開を見せるのだから、ほんと、わからないものであります。小泉ミカがそのまま出続けていたら、どのような展開になっていたのか、本当は、それも気になるところなんですが、この際、バイオマンをリメイクして、小泉ミカ存命バージョンを作ってみたら面白いかも(苦笑)。
来週は、二代目イエロー・フォーの矢吹ジュンが登場。さらに再来週は、現在海外ドラマ『リベンジ』に出演中の真田広之氏のゲスト出演回とまだまだ話題に事欠かないバイオマン。イエローの死が気になる方、今ならまだ間に合う。急いで、東映のYOUTUBEへ。シャリバンの次は、シャイダーでしょうか。ジャスピオンやマシンマンも見てみたい久しぶりに…。
無料配信中のYouTube東映チャンネル、バイオマンが始まったと思ったら、次は、仮面ライダーアマゾン、宇宙鉄人キョーダイン、そして、今週からロボット8ちゃんの配信も始まりましたね。バラバラマン懐かしい…。ロボット8ちゃんと言えば、東映不思議コメディシリーズの第一弾。がんばれ!!ロボコンと同じ系統のロボットコメディものでしたが、関西は、土曜日の朝の7時半の放送だったので、学校に行く準備や、登校時間とかぶってあまり落ち着いて見た記憶がありません。当時、ロボット8ちゃんの玩具(足が割れて車に変形する)を持っていましたが、8ちゃんの中で一番好きだったロボットは、警察ロボットのエバポリスだったんですよね。やはり、この頃から警察に関連するものが好きだったのかなあ。西部警察とか太陽にほえろ!も見ていた頃だし…(苦笑)。
1970・80年代の東映特撮がまさかネットでしかも無料で再び見られるなんて、本当に良い時代になったもんです。一方、本家と言うか、スカパーのほうの東映チャンネルでも名作の東映ヒーローものがたくさん放送されていますが、この間仮面ライダーをちょっと見ていたら、おや、ライダーの声が違う。しかも、ライダーが終始変身したままの状態で登場し、本郷たけしが全く登場しないエピソードが2回あった。時期的には、死神博士との最終決戦間近の話でしたが、これは、一体どういうことなのかと思っていたら、なるほどこれがかの有名な「藤岡弘失踪事件」の影響を喰らった回だったようです。その2つのエピソードと言うのは、66話の「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」と67話「ショッカー首領出現!! ライダー危し」。当時主演の藤岡氏がNHKドラマのオーディションを受けて合格し、その話をライダーの制作側に通していなかったために問題となり、藤岡氏は一時姿を消してしまったとか。この影響は、劇場版の『仮面ライダー対じごく大使』の制作にまで及び、当初映画の目玉になるはずだった怪人(カミキリキッド・66話に登場)が先にテレビに登場することになってしまったり、死神博士の真の正体として用意されていた怪人(ノコギリザメス・67話に登場)もテレビ用の一般怪人になってしまったという。
この話を聞いて思い出したのが、現在YouTube東映チャンネルで配信中の超電子バイオマンにおけるイエロー・フォー/小泉ミカ役の女優の失踪事件。当時の戦隊ものは、それまでの作品にもメンバーの殉職や交代劇というのが頻繁にあったので、メンバーの交代については、そんなに珍しい事ではなかったのですが、バイオマンに関しては、なぜこんな早い時期(10話で)に殉職・交代があるのかなあと不思議に思っていた。仮面ライダーと同じく、10話では、イエロー・フォーが終始変身したままの姿で登場し、バイオキラーガンを撃たれて死んだ後も変身した姿のまま葬られてしまう。当時は、女性戦士の唐突な殉職があまりに衝撃過ぎて、裏事情のことまでは、全く気にならなかったのだが、その後、ネットで、イエロ・フォーを演じた女優が何らかの理由で失踪し、制作に穴を開けていたことを知り、二度ショックを受けた。小泉ミカ役の女優さんは、JAC出身で、バイオマンの前に宇宙刑事シャリバンにもベル・へレン役で出演していた。そこでも素晴らしいアクションや演技を披露していただけに、バイオマンでも期待していたのだが、早々の降板は本当にもったいない話だった(二代目イエロー・フォーの女優さんのアクションもかなり凄かったが…)。
この降板劇は、後のストーリー展開にも大きく影響したようですが、この事件のお詫びのために、当時JACを引っ張っていた真田広之氏が13話にゲスト出演することになり、またバイオハンター・シルバ登場回においては、シルバがバイオマンにとってとてつもない強敵であることを視聴者に知らしめるために、イエローの死をうまく活用していた。これは、中々説得力があった。
なお、第7話から9話までは、クリリンやルフィでも御馴染みの田中真弓氏が小泉ミカの声を担当している。それは、今週の配信分でチェックできます。殉職回も来週配信されるので、気になる方は、お忘れなきよう。
気づいたらもう後半戦に入って終盤に差し掛かっている『仮面ライダーフォーゼ』。一年って本当に早い(笑)。カブト以降、フィルム画質になって、CGの見栄えも違和感が薄まり、カッコ良さとスピード感が増したアクション演出が冴え渡る平成ライダーですが、フォーゼは、アメドラの学園テイストがあり、アクション演出は、懐かしさと斬新さが両立してて良いけど、見慣れたとは言え、歴代ライダーと比べると、未だにあのデザインがどうも馴染めない(苦笑)。インパクトは確かにあるし、マグネットステイツなんかはもっとあるけど(笑)、ライダーとして見ると、やはりなんか異色感が強過ぎる印象がありますね…(汗)。新しく出てきたコズミックステイツは、メタルヒーローぽくて今のところ一番のお気にいり。変身ポーズは、ギャバンを彷彿とさせるカッコ良さだし、変身時のCGもフレーム使ったりして凝ってて良い。シャイダーのビッグマグナムを思い出した(笑)。メテオの怪鳥音バリバリのブルースリーを意識したアクションも面白くて、時々登場する戦闘員の忍者アクションもジャスピオンの宇宙忍者っぽく派手で良い。しかし、世界観のアンバランスが気になると言うか、また財団Xが出てきたし…カオス感が半端ない。まぁそこが面白いところなのでしょうが…。
今週と先週は、恒例の東映太秦映画村が舞台になっておりました。オーズの時は映画に、Wの時は、夢の中で登場していたが、フォーゼは、やはり学園ドラマらしく、修学旅行と言う事で映画村だけでなく、京都駅前も映ったり、京都タワーもギャグっぽく使われていた。予算の関係なのか仮面ライダー部全員は行けなかったみたいですが、例年よりも地方ロケ色が強い作品になっていました。ところで、ようやく、アストロスイッチの開発者で、歌星賢吾の父・歌星緑郎が出てきましたが、なんと演じているのは、風間トオル。弦太朗の祖父は八名さんでしたが、八名さんは、過去に戦隊のボスをやってたから、違和感がないけど、これは、意外でした。ホロスコープスの司令塔が15歳の父なのも驚かされたが(笑)、フォーゼは、キャスティングがユニークですね。
昭和ライダーのテイストも混在しているフォーゼですが、メテオのサポートをするタチバナと呼ばれる人物もその一つのようです。1号からストロンガーまでのライダー達を熱心にサポートしていた立花のおやっさん。21世紀の平成のこの時代ともなると宇宙を徘徊している人になってしまうんですね…(苦笑)。まだ正体が明らかになっていませんが、銀色の変なマスクを取ったら、CGの小林さんが登場したり…なんてことはないと思いますが(苦笑)。
「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪を倒せと俺を呼ぶ。聞け、悪人ども!俺は正義の 戦士!仮面ライダーストロンガー!」 つぅぱしれ~そらをとべ~ブラックサタンを倒すまで…ストロンガーと言えば、70年代に誕生した仮面ライダーシリーズのその7番目に当たるライダーで、腸ねん転により、NET(現・テレビ朝日)から移動して、TBSで初めて放送された記念すべきライダーと言われている。もっとも昭和のライダーシリーズは、関西にある毎日放送が制作していたので、こちらでは、ずっと4チャンネルで放送されていたから当時は、そんなことは、一切気にならなかった。ストロンガーは、第一期の仮面ライダーシリーズを締めくくる作品でもあり、その最終回では、仮面ライダー1号の本郷たけしからストロンガーの城茂までの変身前の7人が全員勢ぞろいしたことでも有名な作品だった。
残念ながら、リアルタイムで仮面ライダーを見始めたのは、ストロンガー終了から4年のブランクを経てスタートした仮面ライダー(スカイライダー)だったので、ストロンガーの存在を知ったのは、テレビマガジンなどの子供向けの特撮ヒーロー系雑誌だったが、ストロンガーは、スカイライダーに度々登場し、変身前の城茂も出ていたので、馴染みはあった。それからずっと気になって、いつかテレビシリーズを見てみたいと思いつつ、子供の時は、テレビの再放送を待ったが、大阪では、なぜだかV3以降の仮面ライダーの再放送がなく(あったかもしれないが見逃していたかもしれない)、結局ずっと見れないままだった。
インターネットの時代に入ってから、DVDが発売され、またネットでも見られるようになり、ようやく色々と見る手段ができて、10年ほど前だったか初めてネットで仮面ライダーストロンガーを見た。ストロンガーは、やはり、見れば見るほど不思議で味のあるデザインだ。盛り上がった肩、そして、他のライダーよりもどでかい顔がとてもインパクトがある。また、ストロンガーには、初の女性のライダー「電波人間タックル」が登場している。天道虫をモチーフにしたその姿は、やはり、インパクトがあり、必殺技の電波投げは、衝撃的で面白い技だった。小林昭二さんが演じたおやっさん(立花藤兵衛)が活躍する最後のライダーシリーズでもあった。シリーズ前半で繰り広げられた一つ目タイタンとの戦いも良かったが、やはり後期に登場したジェネラルシャドウ率いるデルザー軍団編の面白さは格別だった。鋼鉄参謀、荒ワシ師団長、ドクロ少佐などその個性的で不気味なデザインの怪人達と対決するストロンガーの雄姿が印象に残った。タックルを失い、デルザー軍団の死闘で傷ついたストロンガーが強化され、チャージアップして戦う姿もカッコ良かった。そして、最終回が近づくごとに歴代ライダーが登場し、7人のライダーが力を合わせてヨロイ騎士を倒すシーンと共に、変身前の7人が勢ぞろいするラストは、ライダーシリーズ第一期の終幕にふさわしい最高の名場面でした。
そのストロンガー=城茂を演じた荒木しげるさんがお亡くなりになりました。タックル役の女優さんも早くに亡くなられ、ライダーマン=結城丈二を演じた山口暁さんも40代の若さで亡くなられているが、主役のライダーを演じた俳優さんが亡くなられたのは、今回が初めて。最近、タックルが死ぬ回をまた見る機会があったが、茂もユリ子もおやっさんももういないなんて…。荒木さんは、『超神ビビューン』のビビューン役や『特捜最前線』の津上刑事役も演じられていましたね。姿なくともヒーローは心の中でいつまでも生き続ける…荒木さんのご冥福をお祈り致します。
今年誕生30周年を迎えた宇宙刑事ギャバンがスクリーンで復活を遂げた『海賊戦隊ゴーカイジャーvs宇宙刑事ギャバン』が早くもブルーレイ&DVD化されました。シャイダーは、2本劇場版が作られたけど、ギャバン、シャリバンは、映画を撮る余裕がなかったのか、今まで一本も作られていなかったんですよね。30年目にしてようやくそれが実現したと言うわけで、告知のCMを見た時は、本当に驚きました。しかも、戦隊のゴーカイジャーとの共演と言う事でも2度びっくり。ディケイドにシンケンジャーがゲスト出演したり、今春には、オール戦隊&ライダーが壮絶バトルを展開する映画も登場したりと、最近は、戦隊とライダーが共演することは、珍しくなくなりましたが、宇宙刑事と戦隊のコラボってのは、予想もしていなかったので、意外でした。
そして、もう一つの驚きは、復活したギャバンのスーツの質感が常にギラギラに輝いていて、そのままの姿でスピーディーかつダイナミックなアクションを繰り広げていたこと。テレビシリーズの常に傷がついていて、汚れていたアクション用のゴムっぽい質感のスーツも好きでしたけど、やはり、コンバットスーツが輝くと、いっそうカッコ良さが増します。冒頭の夜のシーンがやはり、一番印象に残りましたね。東京上空でゴーカイガレオンを追跡するドルギランがCGだったのは、ちょっと残念だったが、しかし、テレビシリーズではありえなかった動きとかカメラワークが見られ、その辺りは、とても楽しめた。地上に舞い降りたギャバンが頭やボディの電飾をきらびやかに光らせてカッコ良くポーズを決めた時は、もう感動一入。あのギャバンが30年の時を経て、再び帰ってきた…動きも一層ダイナミックに、ゴーカイジャーよりも豪快に戦っていて、少しお子さんに申し訳ない気持ちにもなったが、しかし、後半は、ゴーカイジャーも豪快に戦っていましたね。
やはり、一番の見所は、ギャバンとその偽者ギャバンブートレグとのレーザーブレード戦。ギャバンブートレグは、ギャバンと同じくシルバーのボディがギラギラに輝き、冷酷な殺人マシーンっぽさが色濃く出ていました。ロボット戦士と言うことで、感情的な喋りはしなくて、戦隊で言えば、シルバとか、ライダーで言えば、ブラックに出てきたシャドームーン的な存在に見えました。ジャスピオンのライバルのマッドギャランみたいに、人間態がいても面白かったと思うんですが。ギャバン対マッドギャラン戦と、その中の人の対決も一度でいいからリアルタイムで見てみたかったなあ(苦笑)。それは、さておき、ギラギラのコンバットスーツ同士の激しい剣の打ち合いがもうとにかく熱くてカッコ良くて魅せられました。ゴーカイジャーのアクションのほうも凄かったですね。とくにグリーンが高所から二段落ちした時は、ジャッキーの映画っぽくて、ちょっとひやひやさせられましたが…。そして、テレビシリーズではやらなかった全員ピンクのゴーカイチェンジで戦っていたのも印象に残りました。新戦隊のゴーバスターズとバスコ組の戦いも良い感じでした。
佐野さんのウィーバルの出番が少なかったのと、マクー空間に入る時にサイバリアンが登場しなかったのは、物足りなかったが、大葉さんに程よくスポットが当てられ、また、ギャバンとゴーカイジャーの見せ場もバランス良く配分されていて、シンプルに楽しめました。ラストに大葉さんが演じたバトルケニアとデンジブルー、そしてギャバンが揃ってポーズを決めていましたが、あれは、シャイダーの最終回で、三人の宇宙刑事が最後にポーズを決めたシーンのパロディでしたが、宇宙刑事ファンには、涙もののシーンでしたね(笑)。来年は、シャリバンが30周年を迎えますが、はたして、シャリバンがギラギラのコンバットスーツでアクションをする日がやって来るのだろうか…。
特撮ヒーローに出てくる怪人、最近は、あまり怖いのを見かけません。最近のは、なんと言うか、ある意味怪人芸人みたいなのが多い。見た目が少し怖いだけで、心底怖いと言う感じはしません。戦隊も最近は、たまあに不気味な雰囲気を持つデザインの怪人が出てきますが、喋り出したら、コメディアンかと思うぐらい笑いを取ってくるし(笑)。例えば、フォーゼは、作風がコミカルタッチだからああいう感じで良いのかもしれませんが、でも、敵側に不気味な迫力のある怪人や幹部やボスがいないと盛り上がりに欠ける感じがします。今まで見た特撮の中で一番インパクトあったのは、超人バロム・1のドルゲ魔人。体の部位をモチーフにした怪人がとにかく気持ち悪い何の。今見てもかなりインパクトがあります。
思い起こせば、ゴレンジャーに出て来た怪人は、後期からコミカルなキャラの怪人がほとんどでしたね。最近のヒーローものに出てくる怪人のイメージと重なります。デンジマンの頃は、何も喋らないでただ吠えてるだけの怪人がたくさんいました。初めから巨大化した状態で現れて、街で大暴れしていたムササビラーなんかは、リアルタイムで見た当時は、びくびくさせられたものです。見た目と言動の怖さの絶妙なマッチング、これが最強最悪の不気味な怪人を生み出すポイントなんでしょうか。我々の時代は、敵ボスや怪人などの声は、とくに飯塚昭三さんや渡部猛さんの声が強烈に印象に残っていますが、あのいかにも悪魔的なローボイスには、毎度ドキドキさせられました。他に戦隊では、ジャッカー電撃隊のアトミック魔女、バトルフィーバーJの青スジ怪人や口裂け怪人などは、見た目の気味悪さのインパクトが強かった。サンバルカンのダークQ、バイオマンのメカクローン(仮面が割れてメカの顔がむき出しになるところ)、チェンジマンのヒドラー兵など、初期の戦隊は、戦闘員もかなりキモイ系の奴が多かった。敵ボスでは、ダイナマンの帝王アトン、チェンジマンの星王バズーは、今見てもえげつないですね。
宇宙刑事シリーズ出てくる怪人も怖いものがたくさんいましたが、シャリバンやシャイダーのギミックを使った怪人は、当時新鮮でした。穏やかな表の顔と、もう一つの醜くて恐ろしい裏の顔が露になる演出が画期的でしたね。巨体で人間の腕らしきものがついているドン・ホラー、掠れた声が怖かった魔王サイコ、不気味な大きな顔の大帝王クビライなど、巨大なボスのインパクトも凄かった。これらは、実物大セットで表現されているところがまた凄くて、リアルな怖さを出していました。クビライは、口もリアルに動いていましたし。仮面ライダーXのキングダークもアジトで頬杖をついて寝転がってる姿が実物大セットで作られていて、物凄いインパクト。仮面ライダーアマゾンの十面鬼ゴルゴスも実物大セットで作られていたが、不気味なゴルゴスと9人の顔で構成されている赤い人面岩との奇妙なコンビネーションがより不気味さを醸し出していました。何より人面岩から顔だけ出している9人が一体何者なのか、考えただけで不気味過ぎてオチオチ眠れなかった幼少の頃…(苦笑)。
ヒーローものでよく見かけたお馴染みのあの人の顔もありますが…
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