忍者ブログ
10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/05月

≪04月  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  06月≫
[9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18]  [19
去年公開された劇場版『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』の感想を書こうと思っていた矢先に、コム長官を演じた西沢利明さんの訃報を聞いた。西沢さんは、やはりギャバンで初めて知りました。精悍で優しそうな顔立ちと凛々しい声がカッコ良く、長官役は、まさにハマリ役でした。以降、特撮以外でもサスペンスドラマや時代劇などテレビで度々西沢さんを見かけたが、概ね悪役が多く、コム長官と相反する役どころに戸惑いを感じた時期もありましたが、しかし、悪役をやっても知性や品格が感じられて、とても存在感のある役者さんだったと思います。



刑事ドラマでもよく犯人役を演じられていましたが、とくに印象に残っているのは、西部警察「汚ない奴」で演じた刑事役、太陽にほえろ! の「ドック刑事 雪山に舞う」と「ドック刑事 雪山に斗う」で演じた殺し屋役、刑事貴族牧編「その時、女神が微笑んだ」や風間編最終話「今日、刑事が死んだ」の警視庁の公安部長役などが大変記憶に残っています。映画では、渡哲也さん主演の「誘拐」。3億円の身代金を持った運び役が東京の銀座、新宿、歌舞伎町などの町を走り回り、その様子がテレビ中継されると言うモブシーンが話題になった映画ですが、西沢さんは、被害にあった企業の監査役を演じられていた。犯人から運び役を指名されて、町の中を走り回らされるのですが、札束の重さに耐え切れず途中でギブアップしてしまう役どころだった。ちょっとこれまでのイメージとは違った演技を見せられていたのがとても印象的でした。



特撮では、東映版スパイダーマンのガリア役やコンドールマン初回では、主人公を殺したモンスター一族のサドラーの人間態を演じられていました。でも、世代的には、ギャバンのコム長官のイメージが強い。新作の宇宙刑事ギャバンでもコム長官役を演じられていましたが、さすがにお歳を重ねられたなと思いながらも、やはり、存在感は、絶大でした。



コム長官の一番の名場面と言えば、「愛と悲しみの別れ とどめの一撃!!」。最強のダブルモンスター・サイダブラーに苦戦するギャバンの力になるべく、バード星から地球にやってきて、ギャバンと剣を打ち合わせて激しい特訓をする場面。それまであまり表に出ることがなかったコム長官が意を決して地球にやってきて、富士山をバックに熱く剣を振るう姿は、物凄くカッコ良かったですね。



  

  



去年、ギャバンが30周年を迎えて、テレビ放映時に実現しなかった劇場版が30年の時を経て公開。西沢さん演じるコム長官も出ていて、安心しきっていたのですが、まさか、この映画がコム長官の最後の姿になってしまうとは、本当に残念です。今年は、シャリバンが誕生30周年を迎えますが、残念ながらシャリバン単独の映画は、実現しなさそうですね。三人の宇宙刑事と一条寺烈の勇姿は、今月末に公開される『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』で拝めますが、やはり、コム長官がいないと画面が引き締まらない。でも去年の映画でコム長官の姿を見ることができて本当に良かったと思います。西沢利明さんのご冥福をお祈り致します。




拍手[2回]

PR

今年の戦隊キョウリュウジャーは、久々に5人全員が実物のバイクに乗るそうです。この間放送された3話では、猛烈な爆破をバックにレッドが乗るバイクが大ジャンプをキメていましたが、ライダー然り、戦隊のバイクアクションもこの頃派手になってきた印象です。がしかし、実車のマシーンの活躍が最近は少ない。かつて、戦隊は、バイク+ジープや4WDのオフロードタイプなどの車の組み合わせでマシーンを形成し、街を滑走していましたね・・・バイオマンぐらいまでは。チェンジマンから5人全員がバイクに乗るようになり、マスクマンでまたバギーが復活。ライブマンでもスズキのジムニーをベースにした車が登場していた。



とりわけ特撮ヒーローもので活躍した車として思い浮かぶのがマツダのRX-7。70年代終期に登場したSA22C型は、当時、特撮に限らず、映画や刑事ドラマなど様々なジャンルで大活躍していました。『バトルフィーバーJ』では、バトルフィーバーカーとして緑色のRX-7が使用された。外観は、とくに変更されておらず、そのままの状態で使われていました。バトルジャパンとミス・アメリカの専用車で、最高時速は、400kmと言う設定。そう言えば、「怪物(モンスター)マシンを奪え」の回には、モンスターマシンとして、やはり、レーシングタイプのRX-7が使用されていました。







『ウルトラマン80』では、UGMの隊員達が乗るパトロール車「スカウターS7」のベース車として使用されていた。色は、シルバーと黒のツートンだが、ボディにUGMのマークとカラーリングが施され、少し派手な装いになっている。S7とは「シークレットセブン」と言う意味で7つの秘密兵器が装備されていると言う設定だったそうですが、残念ながら劇中では未使用だった。確かに武器などはなく、普通の移動車って感じでしたね…。







『宇宙刑事シャイダー』では、女宇宙刑事アニーの専用車として黄色のRX-7が使用された。バトルフィーバーカーと同じく特別な改造やカラーリングの変更はされておらず、アニーのパトロール車として活躍。






『巨獣特捜ジャスピオン』では、ジャスピオンの専用車としてシルバーのRX-7が使われていた。これも特別な改造はされておらず、ジャスピオンのパトロール車として活躍した。






最後は、またまた戦隊に戻って『超電子バイオマン』。グリーンツー、ブルースリー、ピンクファイブが乗るマシーン「バイオターボ」は、赤色のRX-7がベースになっていた。ボディカラーは、赤と白のツートン、車体は一目でRX-7とわからないぐらいかなりの改造が施されており、上部に通信用アンテナ並びにレーダー、そして車体前面にはミサイルを装備。最高時速350kmで、スーパースピード使用時は、630km。運転は、グリーンツーが担当。「奪われたターボ!」の回は、唯一バイオターボがメインとなる内容でしたが、モンスターとジュウオウがバイオターボを強奪して街で大暴れをし、破壊の限りを尽くした。






このRX-7、海外ドラマの『ナイトライダー』の劇中でも使用されたことがあり、当時、内外問わず大人気の車だったようです。個人的には、2代目のFC3S型も好きなんですが、こちらも様々な特撮ものに使用されていましたね。



拍手[9回]

秘密戦隊ゴレンジャーから大戦隊ゴーグルファイブまで戦隊シリーズの初期6作品を盛り上げた音楽は、いわゆる「宙明サウンド」と呼ばれるものですが、特撮ヒーローものの音楽と言えば、やはり渡辺宙明氏を思い出します。戦隊以前のイナズマンやキカイダーシリーズなど石森章太郎作品の音楽もやはり宙明氏が担当されていましたが、まさに特撮音楽の祖と言う印象でいろんな曲が耳に焼き付き、心打たれました。キカイダーと言えば、ブラスにエレキギターのハーモニーの最高潮「01ロック」。これは、スピード感抜群でノリノリで素晴らしく熱い。


宙明サウンドと言えば、忘れてならないのが宇宙刑事シリーズ。宇宙刑事ギャバンからシャイダー、そして、巨獣特捜ジャスピオン、時空戦士スピルバンまでのメタルヒーローシリーズの音楽も担当されていました。宇宙刑事シリーズでとくに特色を感じるのはやはりレーザーブレードのテーマ。ギャバンのレーザーブレードのテーマは、当初は、マクーの襲撃をイメージして作られたそうです。あの高揚感バリバリのブラスとストリングスの勇ましいメロディを最後の決め技のテーマにした選曲の方のセンスは実に素晴らしかったですね。以後、シャリバンとシャイダーは、最初からレーザーブレードのテーマが作られていましたが、個人的には、有名なギャバンのよりもシャリバンのレーザーブレードのテーマのほうが好きですね。ギャバンのものをよりメロディアスに、より高揚感が増して、とどめのシャリバンクラッシュを物凄くゴージャスに盛り上げていました。シャイダーの場合は、本家のレーザーブレードのテーマよりも「出撃!超次元戦闘母艦」と言うタイトルの3曲目のBGMのほうがマッチしていると思うが、劇中では、2話ほどしか使われていなかった。


宇宙刑事シリーズの後に登場したジャスピオンの曲も印象に残るものがたくさんありますが、戦闘シーンでよく使われていた「Desperate War」の一連のスケール感のある楽曲とか、串田アキラ氏が歌った挿入歌もそれぞれに特色があって聴き応えがありました。ジャスピオンは、海外輸出プレゼンテーション用フィルムのために英語バージョンの主題歌(I’m Juspion)、エンディング(A wolf in Space Juspion)も作られていましたが、それもお気に入りです。特撮ヒーローものの音楽で英語バージョンがあるのは、他にタイムレンジャーぐらいしか知りませんが、それが功を奏したのかジャスピオンは、ブラジルでいまだ絶大な人気を誇っているようですね。宇宙刑事シリーズの英語バージョンも聴いてみたいところです。


戦隊ものの主題歌は、一人の作品とは思えないぐらい本当にどれも毛色の違う名曲ばかりですが、特に好きなのは、デンジマンとサンバルカン、ゴーグルファイブの三曲。デンジマンは、とくに冒頭のイントロ部分。あのシンセパートのピコピコ音が今聞いてもかっこ良くて、リアルタイムで初めて見た時は、物凄くメカニカルな印象で鳥肌が立ったほど。サンバルカンは、当時絵本とセットになったコロちゃんパックのカセットテープを買ってもらい、家や車の中でもよく聞いていましたね。曲も素晴らしいが、詞の世界も壮大で美しかった。太陽がなくなったら、本当に地球はどうなってしまうのかと幼いながら深刻に考えさせられた(笑)。太陽の大事さを教えてくれた素晴らしい歌。ゴーグルファイブもイントロから転調してサビに至るまでさわやかで疾走感溢れるリズムが素晴らしくカッコ良い。ゴーグルファイブの主題歌には、冒頭に「ゴーグルファイブ・ゴーゴー」のコーラスが入った別バージョンもあったが、そっちもやはりお気に入りです。


さて、宙明サウンドと言えば、宙明さんの関わった作品の中では、必ずと言っていいほどあるいわゆる「流用曲」。バトルフィーバーの戦闘シーンでジャッカーの曲が、サンバルカンの戦闘シーンでデンジマンの曲が、ゴーグルファイブの戦闘シーンでサンバルカンの曲が流れたなんてのはよくある話。バトルフィーバーなんて、ペンタフォースの時は、キカイダーの楽曲だし、バトルフィーバーロボが電光険・唐竹割りの必殺技を出す時に流れる曲は、イナズマンからの流用でしたね。宇宙刑事シリーズでもシャリバンにギャバンの曲が使われたり、シャイダーに前の二作品のBGMが使用されることが多かったが、その集大成的な作品だったのが起動刑事ジバン。これは、制作上のトラブルで急遽宙明さんが音楽を担当することになったそうですが、制作時間があまりなかったためか、宇宙刑事シリーズや巨獣特捜ジャスピオンなど過去の宙明サウンドをありったけそろえて選曲されていた。ジバンは、リアルタイムでは見なかったのだが、数年前に機会があって見てみたら、凄まじい流用の嵐で衝撃を受けた(笑)。


ジバンの後に放送された特警ウインスペクターもメタルダーからの流用曲が多かったが、この時期のメタルヒーローは、劇中曲不遇の時代だったのでしょうか。でも、別の楽しみができていろんな発見ができるので逆に面白いかもしれませんね。






ささき氏のパワフルなボーカルとボンゴやドラムのリズムがたまらない魅力の
ジャッカー電撃隊の主題歌も素晴らしい名曲!



拍手[2回]

YOUTUBE 東映チャンネルで配信中の「巨獣特捜ジャスピオン」。宇宙刑事シリーズ終了後に登場したニューヒーローと言うことで注目しました。初回から宇宙を旅して惑星を駆け巡ったり、その目的が巨獣探しであったり、変身バンクのない変身シーン、黒いメタリックな敵戦士マッドギャランの登場や、人型のロボットに変形する超惑星戦闘母艦ダイレオンのアグレッシブな活躍など、宇宙刑事シリーズとは違う斬新さと異色さを前面に打ち出した作品になっていた。見た目が宇宙刑事のようなメタリックなデザインだったので、リアルタイム視聴当時は、多少の戸惑いはあったが、スターウォーズやネバーエンディングストーリーの世界観を意識した惑星を巡るダイナミックな展開に目を奪われましたね。少々口の悪い女性型ポンコツアンドロイドのアンリと、・ビージー星でジャスピオンに助けられた珍獣ミーヤとジャスピオンの凸凹コンビぶりも印象的でしたが、まあ、何よりやはり一番インパクトあったのが…






jaspion02.jpg

主役の髪型がアフロヘアー。

銀河の野生児と言う設定もあったのでしょうが、でも当時は、こう言う髪型はさほど珍しくはなかったんですよね。アース・ウィンド・アンド・ファイアーを始め、黒人系のスター達は、ほとんどがアフロだったし、日本でもクリスタルキングとか、B&Bの島田洋八とか笑福亭鶴瓶、井上陽水などのフォークソング系の歌手達も一時期は、あの髪型だった。アニメの「伝説巨神イデオン」の主人公もバリバリのアフロヘアーだったし、よくよく考えてみれば、「機動戦士ガンダム」のアムロもアフロっぽい髪型をしていた。ただ、ジャスピオンがスタートした1985年辺りになると、ファッションも様変わりしたせいか、さすがにアフロヘアーをした人を見かけることは少なかったように思います。実写のヒーローものの主人公がアフロヘアーなのは、確かにインパクトあったし、自分的には面白かったんですが、当時の世間は厳しかったようで、11話でアンリによって散髪されて、最終的には、ストレートヘアーになっていた。今なら、おそらく1年やり通せるんではないだろうか。そして、






jaspion04.jpg

「フン!」だけの変身

宇宙刑事のような漢字二文字の掛け声はなく、両手を耳に当ててエネルギーを送るだけで、僅か0.03秒でメタルテックスーツを装着する。これもまた異色な変身シーンではありましたが、やはり、特撮ヒーローものは、何かしらの掛け声があるのが常識であったためか、当時の子供達からの評判は賛否両論であった。難しい変身ポーズもなくて、シンプルだし個人的にはありだと思っておりましたが。海外のヒーローものにも別段掛け声や変身ポーズがあるわけではないし…。さらに、エンディングは…







jaspion03.jpg

ジャスピオンが熱狂的に踊りまくる

…と言う時代を先取りしたような映像になっていたんですが、これもまた評判が良くなかったのか、回を追うごとにダンスシーンが徐々に減っていき、髪型が変更された後は、もう完全に消えてしまっていた。今の戦隊にも引き継がれているエンディングでのダンスですが、ジャスピオンの場合、踊っている場所にディスコ風な演出がなされていたり、少し、大人的なシチューエーションになっていた。変身したジャスピオンが歩いているシーンは、シャリバンのエンディング映像を彷彿とさせ、とてもカッコ良いし、このダンスシーンとのカットバックがとても面白かったんですが、やはり当時の世間は、厳しかったようで…。







 

jaspion05.jpg

世間の荒波とも戦ったジャスピオン!!!



 

拍手[3回]

一時期に比べるとスカパーで放送されている特撮作品の数が減少傾向でございますが、チャンネルNECOも例外ではなく、只今放送されている特撮の本数は、僅かに一本。前は、2から3作品ぐらい枠があったのにどういうわけか減ってしまったのは、非常に残念でございます。と言ってもこのチャンネルの場合、円谷プロの作品、しかもウルトラマン以外のものが中心なので、特撮がお茶の間を席巻していた1970年代の作品が多いです。一度だけ東映が製作したコンドールマンを放送していたことがありましたが、本当にそれっきりで、以後東映作品は、放送されていない。

 

スカパーに加入してからまもなく6年ぐらいになりますが、東映以外の作品は、ほとんど見たことがなかったので、70年代の多様な作品が見られたのは良かった。で、最近放送されている「プロレスの星 アステカイザー」も中々面白い作品。原作は、デビルマンやキューティハニーの永井豪。前々から特殊な構成で話題になったと聞いていたので、一体どんな作品なんだろうと気になっていたのですが、このヒーローもの、実写なのですが、クライマックスの戦いの部分がなんとアニメになっている。主人公のアステカイザーが「カイザー・イン!」と叫ぶと同時に主題歌がかかって、画面は、実写からアニメにチェンジし、サイボーグ格闘士を倒し終わるとまた実写に戻るという変わった趣向が取り入れられているのです。アニメ部分は、まさにデビルマンなどの永井さんのアニメを見ている感覚になりますが、でもこれって、肝心かなめの戦いの部分をアニメにしてしまったら、実写で撮っている意味があまりないような気がするのだが、当時の子供達は、どう思って見ていたのでしょうね。宇宙刑事で例えるなら、マクー空間での戦闘シーンがすべてアニメになってしまうようなもんですからね。きっと私がガキの頃、リアルタイムで見ていたら、多少げんなりしていたかもしれないが、今見ると、中々特殊性があって面白く見える。一応、実写パートにも戦うシーンはたんまりあるのですが、できれば、サイボーグ格闘士を倒すところまでを実写で見てみたかったですね。



 

asute.jpg asute02.jpg

実写からアニメへカイザー・イン!
 




ブラック・ミストに兄を殺された元プロレスラーの鷹羽俊が速水博士の開発したファイティングスーツを着てアステカイザーとなり、サタン・デモンが送り込んでくるサイボーグ格闘士と激闘を繰り広げるのですが、実際に当時活躍していたプロレスラーが数多く登場するところもこの作品の見所。なんてたってこの頃は、プロレス全盛期。新日本プロレスが全面で協力してますからね。初回には、あのアントニオ猪木が顔を出しているし、初代タイガーマスクの佐山聡や、藤原喜明、小林邦昭など、かつての新日のスター選手がこれだけ顔をそろえているヒーローものは他にはありえない。さらに、サタン・デモンに洗脳され、偽アステカイザーとなって、本物と対決する元チャンピオンのジャガー春木役を、キカイダー01など当時、特撮もので活躍していた池田駿介氏が演じているし、初回には、デンジマンでバンリキ魔王を演じた大前均氏がストロング・リキと言うレスラー役で出演しています。ブラック・ミストの幹部サタン・デモンを演じる山本昌平氏は、チェンジマンでギルークという敵の幹部を演じたのは知っているが、スターウルフでは、ヴァルナ軍団の司令官を演じていたり、わりと昔から敵幹部を数多くやっていたんですねえ。



それにしても、アステカイザーが乗っている三輪バギーカーのマッハビート号のダイナミックな走行シーンが迫力があって好きだ。海辺でも砂地でもギュンギュンかっ飛ばしているところを見るとかなりパワフルなマシーンだったのではと推測できるが、最近あんなバギーは街では見かけませんものね。昔のヒーローものは、ヒーローも個性的だが、マシーンも個性的で実際に公道などでアクションやっているから面白いんですよね。



 

asute03.jpg


 

拍手[1回]

宇宙刑事シリーズは、今年ギャバンが誕生30周年を迎えたこともあり、ゴーバスターズにギャバンが登場したり、劇場版では、3人の宇宙刑事が揃い踏みして注目を集めましたね。しかし、その影に隠れて中々陽の目を見なくなってしまっているメタルヒーローが…。



『巨獣特捜ジャスピオン』・・・宇宙刑事シリーズ終了後に新たに誕生したメタルヒーロー。見た目は、ギャバン達と同様にメタリックなスーツで、色は、マスクが白。首から下の部分は、リアルタイムで見た当時は、マスクと同じく白だと思っていたが、最近よく見直したら、シルバーだった。宇宙刑事のコンバットスーツをさらに進化させた感じの洗練されたデザインがとてもカッコ良かった。宇宙刑事の3人と並んでも遜色のないデザインなので、ジャスピオンを宇宙刑事と間違える人も多いかもしれませんが、タイトルに「巨獣特捜」と書かれている通り、サタンゴースと呼ばれるダースベイダー風味の巨神の力によって凶暴化した巨獣を倒すべく、ジャスピオン達が宇宙を旅し、やがて地球に降り立って、日本の東京を舞台に激烈な戦いを繰り広げる。宇宙刑事との大きな違いは、ジャスピオンでは、巨獣との戦い、つまり戦隊と同じく毎回巨大戦が展開するところ。戦闘母艦ダイレオンは、完全な人型ロボットに変形し、巨獣たちとプロレス的な派手な戦いを見せていた。

 

ジャスピオン役は、超電子バイオマンで山守正太と言う野生児を演じた黒崎輝氏。ジャスピオンは、当初は、人間離れしたパワフルさと陽気でコミカルなキャラクターを合わせ持つ山守正太をさらにパワーアップさせたようなユニークなキャラだった。初期の髪型がなんとアフロヘアー。それが当時ものすごく強烈なインパクトがあり、それまでのヒーローよりもかなり軟派で型破りであった。しかし、どこやらかクレームが来てしまったようで、1クール過ぎた辺りでそのキャラは封印の目にあい、宇宙刑事達と同じような硬派な真面目キャラにあえなく変えられてしまった。仮面ライダーフォーゼの如月弦太朗も物議を醸しそうなリーゼントに短ラン姿だったけど、最終回までその姿を維持していた。やはり、時代なんですね。宇宙刑事の後だけにジャスピオンにも同じような熱血風なキャラクター性を求められてしまったのか。私は、あの陽気なアフロの兄ちゃん姿が好きだったのに、普通の姿になってしまったのが物凄く物足りないと言うか、残念に思っていた。ジャスピオンも平成に放送されていたら、きっとあのアフロヘアーに陽気なキャラクターのまま一年間続けられたに違いない。

 

ジャスピオンには、宿敵がいて、そいつがまた黒いコンバットスーツを着ているような感じのデザインでカッコ良かったんですね。名前も「マッドギャラン」。「宇宙刑事マッドギャラン」と書いても違和感ない。マッドギャランの人間体を演じていたのは、ゴーグルブラックやダイナブラックを演じた春田純一氏。アクションの迫力は、ピカ一で当時は、ブラックのアクション場面になると、画面に釘付けになっていましたね。ギャバンと同じく変身しなくても強い人って言うイメージで、毎回キレの良い凄まじいアクションを披露していた。そしてこの作品でもブラックですが、初の悪のヒーロー。アクションのスピード感とキレ味が鋭かった黒崎氏と春田氏、さらには、シャリバンを演じ、ブーメラン役で後から加わった渡洋史氏の3大アクションスターの組み合わせが最高のアクションヒーロー番組であったジャスピオン。日本では、忘れ去られているのかもしれないが、ブラジルでは、大人気だったようです。向こうの人が何かのイベントで日本語でジャスピオンの主題歌を歌っている映像を見たことがあるが、感動してしまった(笑)。



ジャスピオンと言えば、後半に登場した銀河魔女ギルザが忘れられません。

「カタブンダベルベカン、

 カタブンダベルベカン、  

   
キケラ!!


の呪文を唱え、妖術を使ってかなりジャスピオンを追いつめた。怖かったですね。ジュリーが「魔界転生」で演じた天草四郎時貞と同様に、ジャスピオンのブレーザーソードによって切り落とされた自分の首を腕に抱えて、不気味に笑っている姿は、えげつなかった。姉貴のギルマーザのほうは、カスタネット持って踊り出したり、少し笑える要素もあって怖い感じはしなかったのだが…。今のヒーローものではこんなことやれねーだろうな(苦笑)。


 

jaspion.jpg

頭から何か出してはります。こわっ


 

拍手[1回]

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ガース
性別:
男性
カウンター
アーカイブ
バーコード
by thanks

Copyright © 超ぼやき宣言 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]