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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2025/09月

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リアルタイム当時、ギャバンからスピルバンまでのこの五作品を宇宙刑事シリーズだと勘違いしていた人が自分の周りもかなりいましたが、メタルヒーローシリーズのイメージをガラッと一新させたのは、やはり、スピルバンの次に放送された「超人機メタルダー」でしたね。


銀、赤、青、白、黒と来て、次はいよいよ緑のメタルヒーローが出てくるのかなと思ったら、予想を遥かに裏切るデザインだったので、当時は、かなり衝撃を受けました。何が衝撃的だったかと言えば、まず、ウルトラマンとキカイダーを合わせた様な悲哀のあるマスクと、キカイダーを意識したような機械の赤と青のツートンボディ。そして、主人公が人間ではなく、戦中に開発されたロボットであると言う設定。一応、仮の姿として剣流星と呼ばれる人間態になれるが、あくまでベースは、ロボットであること。変身時の掛け声が「怒る!」なのも当時、インパクトがありましたね。人間態の剣流星と、メタルダーの声が違うところも驚きでした。


そして、さらに驚いたのは、敵のボスが宇宙からの侵略者ではなく、桐原剛造と言う名の一見普通のビジネスマン(人間)であるところ。しかし裏の顔は、ネロス帝国のボス・ゴッドネロスで、ヨロイ軍団、戦闘ロボット軍団、モンスター軍団、機甲軍団などロボット軍団を指揮する悪の支配者。初回から総勢40体以上にも及ぶ大量の敵ロボット達が登場して、ゴッドネロスの前に集結する場面は壮観でした。あれだけの大量の着ぐるみを一気に製作するのは、やはり大変だったようで、一部のロボットは、スピルバンに登場した怪人の着ぐるみを流用していたという話もあったようです。


桐原剛造がゴッドネロスへ変貌する時の変身場面もかなりインパクトありましたね。桐原剛造役は、東映版スパイダーマンや、デンジマンのヘドラー将軍を演じた藤堂新二さんでしたが、藤堂さんの顔が見る見る得体の知れない不気味な化け物になっていく、その過程の描写が凄まじくて、当時はホントに怖くて、目を背けるほどでした。ゴッドネロスは、僕の中の怖い顔の敵ボスのベスト3に入りますね。イナズマンFのガイゼル総統、ダイナマンの帝王アトンに並ぶ激コワな敵ボスでした。


スピルバンまでの勧善懲悪のフォーマットを打ち破り、初回からメタルダーが敗北したり、あるいは敵のロボットを助けたり、敵のロボットと共闘したりと型破りの活躍を続けたメタルダーですが、このような設定が斬新過ぎたのか、当時の子供の視聴者には受けず視聴率が低迷。ゴールデン枠(月耀の夜7時)から日曜の朝(朝9時30分)に番組が移動させられてしまい、メタルヒーローシリーズがゴールデン枠から撤退するきっかけを作ってしまった。



ゴールデン枠最後の放送となったのが、第24話の「プリンセス天功VSガラドーの魔術合戦」。タイトルの通り、このエピソードには、二代目引田天功ことプリンセス天功がゲスト出演し、ネロスの爆闘士ガラドーというロボットとマジック対決をする内容になっていました。ウィズダムの息子ヘドグロスJr.が登場した15話まで硬派なストーリーが展開したメタルダーですが、3枚目キャラクターの北八荒が登場する16話辺りからやや子供向けにシフトし、20話台以降も、宇宙刑事シリーズでも見られたミステリー風のストーリーや、ネロスのロボット軍団が運動会を繰り広げるなど、わかりやすい路線変更が続いた。


そして、朝枠になって最初のエピソードは、なんと、ギャバンの大葉健二氏やシャリバンの渡洋史氏、マッドギャランの春田純一氏など、JACのスター達が勢ぞろいし、メタルダーと共闘する「とびだせ! ジャック電撃応援団」が放送された。他にもスピルバンでダイアナを演じた澄川真琴氏や、バイオマンの二代目イエローフォーの田中澄子氏なども登場し、二週に渡って、JAC軍団がダイナミックなアクションを披露するという特撮ファンにとっては大変贅沢なストーリーが展開していました。リアルタイム当時、豪華すぎる出演者に度肝を抜いて、画面に釘つけになりましたが、もっと贅沢をいうなら、ギャバンとシャリバン辺りには、ぜひとも変身してもらいたかったなあと(笑)。今なら、きっとそういう展開になりそうですよね。でも、素面のアクションだけでも十分圧倒されたし、できればこのメンバーで新たなメタルヒーロー作品を見てみたかったですね。



メタルダーと言えば、佐々木功氏が歌う主題歌「君の青春は輝いているか」や水木一郎氏が歌うエンディング「タイムリミット」も大変良い曲でした。とくに主題歌の詩の内容は、今聞くと大変耳が痛くなるが(苦笑)、とても心に残りましたね。あと、挿入歌では、シリーズ後半の瞬転シーン時にかかる「瞬転!夢の戦士」も印象的でした。劇伴(BGM)も素晴らしくて、十年ぐらい前に思わずサントラを買ってしまいましたが、とくに予告編や戦闘時に流れていた曲がしびれる程カッコ良くて、ドライブ中にも何度もリピートして聞きましたね(苦笑)。







メタルダーの劇伴は、特警ウインスペクターでも数多く使用されていましたが、そう言えば丁度今東映チャンネルでメタルダーとウインスペクターが放送されているので、この劇伴を頻繁に耳にします。改めて見直すと、ウインスペクターのある場面にメタルダーの主題歌をベースにしたBGMが使われていたり、本当にお構いなしにメタルダーの劇伴を使いまくってたんだなあと(苦笑)。まあでも、作品にマッチするなら、良い曲は何度も再利用されるべきですね。










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スカパーでは、懐かしの海外ドラマの放送も減りましたが、懐かしい特撮も最近はめっきり見かけなくなりました。以前は、ファミリー劇場が深夜にレインボーマンやアイアンキング、ダイヤモンドアイなどの70年代特撮を連日放送していたこともあったが、そのファミ劇でさえ最近は、平成の特撮作品しか流さなくなったし、ホームドラマチャンネルの特撮枠は消滅。チャンネルNECOも以前と比べると特撮の放送が少なくなり、今懐かしい特撮が見れるのは、東映チャンネルぐらいしかない。ただ、東映以外の古い特撮作品を見る手段がない現状は未だ続いたままになっておりますが、そんな中、ちょっと気になるものを見かけました。














両目があらぬ方向に向いているこの奇怪なキャラクターは一体何者?「ぐるぐるメダマン」というらしい。幼き頃テレビマガジンやテレビランドなどで写真は見たことがあるが、作品自体は今まで一度も見たことがなかった。リアルタイム放送当時、この作品を放送した東京12チャンネルの系列局がまだなかったし、再放送も一度も見ることができなかったので、記憶の中からすっかり消えていたのですが、なんと東映チャンネルで現在放送中なのです。


パッと見では、がんばれ!!ロボコン系のホームコメディという印象でしたが、実際、ロボコンのヒットを受けて制作したものらしく、メダマンが居候する高坂家の娘・マミ役は、ロボコンにも出演していた佐久間真由美氏が演じています。ロボコンは、ロボット達が活躍するドラマでしたが、では、メダマンはそもそも何者なのか?もしかしてロボット? ・・・ではなく実はオバケだそうです。メダマンの仲間には、アマノジャク、ミーラ男、うみぼうが、マッサラ、そしてアズキアライという女の子がいます。ミーラ男も、青色の指サックみたいな形をしているうみぼうずもオバケというよりは怪物のように見える。メダマンもオバケというより怪物くんに出てくるようなユニークな怪物みたいな印象ですが、あくまでオバケなんですね。


オバケと言っても人間を怖がらせるだけではなく、ペンダントの神様からオバケの魂とも言うべき108個ある水晶玉を返してもらうために、人間に善い行いをします。ロボコンは、善行をしてガンツ先生の採点が100点になるとハートマークがもらえて、そのハートを10個を集めるとA級のロボットになれるという設定がありましたが、メダマンの水晶玉集めは、それとよく似ています。紅一点の女の子のオバケ・アズキアライは、どことなくロボコンのロビンちゃん的な存在に見えますね。あと、マミの同級生にスパナくんと呼ばれる眼鏡をかけた少年がいて、名前の通り、スパナでメダマンを分解しようとするのですが、ロボット8ちゃんのバラバラマンの原点?のように見えました。




メダマンには、飛行能力や変身能力がある他、「キエロ、キエレ、キエリ」と言う呪文で姿を消すこともできます。下向きの三角形の頭を上向きに変えることもできるようです。その姿を見ると、頭を変形させることによって感情の起伏を表していたバッテンロボ丸を思い出しました。アマノジャクは、弱点の呪文を聞くと、ロボコンのロボパーみたいに体がバラバラになってしまいます。赤い体操帽をかぶるミーラ男はくいしん坊でそれ以外にこれと言った能力はなく、マッサラは、皿のオバケで、話の語尾に「サラー」をつける口癖がある。アズキアライは、時々ロビンちゃんのように突然バレエを踊り出します。そして、この作品のオバケの中で一番インパクトがあったのがうみぼうず。転倒すると口から金魚やザリガニを吐き出します。オバケのくせに人間を極端に怖がっている姿も中々面白いです。





「人間こわいなあ~ドボドボドボ・・・」




東映不思議コメディーシリーズの一つと数えてもいいぐらい内容は充実しているし、騒動の描き方も強烈で面白い。とくに印象に残ったのは、「おバケの子守唄だぞ!」と言う話。ひょんなことからメダマンが赤ん坊の面倒を見ることになり、オバケのミルクを飲ませたために、赤ん坊が体だけ大人になってしまってそこから大騒動が巻き起こるのですが、このエピソードだけは子供番組の領域を超えて、かなりのハレンチテイストでしたね(苦笑)。「つげぐちわるくち犬の口」は、メダマンが子供達の口げんかを止めるために、カンニンブクロを使ったり、犬と子供達たちの声を交換して、犬のように口をきけなくしてしまうお話。カンニンブクロってドラえもんの道具にもありましたね。団地のベランダで花火をしている子供達の姿が映っていましたが、当時は、ベランダで花火をする子供が結構いたのでしょうかね・・・。




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テレビ放送から31年ぶりにVシネマで新作が公開された『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』。宇宙刑事シリーズでは、シャイダーは放送当時に劇場版が2本公開されていましたが、ギャバンとシャリバンは結局劇場版は製作されなかった。しかし、2012年に生誕30周年を記念してギャバンの初の劇場版が公開され、残るはシャリバンのみとなった。今か今かと待ち構えておったのですが、ようやくVシネマで新作が実現。個人的には、やはり主人公は伊賀電で、テレビシリーズのストーリーに沿ったイガ星で活躍するシャリバンのその後の姿を見たかったのですが、30年ぶりの復活ともあってか、どうやらそういうわけにもいかなかったようで、シャリバンは、ギャバンと同じく2代目にバトンタッチされ、テレビシリーズとは異なるオリジナルのストーリーが展開されていました。



シャリバンのスーツのデザインは、2代目ギャバンのように目の色やボディの一部に変更などもなく、テレビシリーズの時と全く同じだったのが逆に驚いた。ただ、スーツ作りの技術の向上で、戦闘時も常にメタリック感のあるテカテカのボディになり、一段とカッコ良くなった。初代シャリバンの伊賀電も登場したので、ギャバンと同じく、初代と2代目のW赤射が見られるか?と思ったが、シャリバンでは残念ながらそれは実現ならず・・・。2代目シャリバンの日向快は、極めてクールな印象で、もう少し初代のような熱さも欲しかったが、初代との違いを出すためあえてクールなキャラに設定されたのでしょうね。ストーリー的には、初代シリーズを踏襲しつつもややサスペンス色が強く、敵がチンピラ風味だったり、クラブが出てきたり、やたら流血シーンが多かったりと、いかにもVシネマのヤクザ作品を彷彿とさせる演出が目立っていた。



やや大人を意識しすぎというか、テレビでシャリバンを見ていた当時のファンが自分も含めてかなり高めの(苦笑)年齢になったので、それに合わせたドラマ作りになったのでしょうが、もう少し子供にも見やすい感じでも良かったのではと思いました。しかし、そもそもシャリバンは初代のシリーズから子供にはやや理解しにくいハードなストーリーが多かったし、心霊、幻覚、念動力、エクトプラズムなどの描写も激しかったので、それらを考えると、今回の新作の内容は理解できるし、スピード感のある打撃系のアクション演出も見応え十分だった。



ところで、クライマックスのクラブのシーンで、大勢いる客の中に、気になる人物を見かけた。どこかで見たことのあるあの仮面・・・もしや???80年代のメタルヒーローに夢中になった方ならすぐにおわかりになったと思いますが、「時空戦士スピルバン」の戦闘員「キンクロン」がなんと客の中に紛れ込んでいたのです。このような遊び心のある演出は、特撮の醍醐味の一つでもありますよね。そう言えば、他の作品でも時々このような事象を見かけます。例えば「特警ウインスペクター」の「哀しみの最強ロボ」と言うエピソードに登場したブライアンの顔は、「巨獣特捜ジャスピオン」の敵幹部だったマッドギャランとそっくり。所謂「着ぐるみ流用」てやつですね。他にも色々見かけましたね。





●特捜ロボジャンパーソン「GG荒野に散る」に登場する殺人ロボットの一体→「星雲仮面マシンマン」の敵怪人・鉄人モンス


ちなみに胴体は、「特救指令ソルブレイン」のソルドーザーの胴体を流用していたとのこと。




●特捜ロボジャンパーソン「衝撃!! 処刑の街」の回想シーンに登場するロボット→「超電子バイオマン」のピーボ


ジャンパーソンには赤塗りにされて登場していた。




●ブルースワット「襲来!! 殺人昆虫」に登場したマザーブラハム→「超新星フラッシュマン」の敵兵士・ゾロー





そう言えば、シャリバンの新作に出ていた宇宙刑事エステバンも、ギャバンブートレグを金色に塗り替えての流用でしたね。



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円谷プロと言えば真っ先にウルトラマンシリーズを思い浮かべますが、ウルトラQやウルトラマンが放送されていた半世紀前の1966年にもう一つ有名な特撮作品を製作していました。それは、『怪獣ブースカ』




「僕、ブースカです!!」




ウルトラQのあるエピソードを元に作られたコメディ作品で、ずんぐりした体型の怪獣ブースカが子供達と共にはちゃめちゃな騒動を巻き起こす。発明好きの少年の屯田大作くんが飼っていたペットのイグアナに「クロパラ」と呼ばれる栄養剤を与えたところ突然変異を起こして怪獣ブースカを誕生させた。愛嬌のあるルックス、舌っ足らずな喋り方をし、「バラサ、バラサ」や「シオシオノパー」など、独特の言葉で感情を表現する。1966年と言うことで、ウルトラQと同じくこの作品もモノクロ撮影(ウルトラQは最近カラー化されたようですが)。一応この作品ギャグ路線の明るい作風なんですが、モノクロ映像のせいか、どことなく不気味さもあって最初見た時はSFホラーっぽい印象を受けた。同じ時代に実写化された忍者ハットリくんもモノクロの薄暗い映像とハットリくんの顔が怖すぎて、ホラーテイストな雰囲気がありましたが(苦笑)、ブースカは怪獣ながらも可愛らしいのでハットリくんほどの不気味さは感じなかったです。



ブースカの舌っ足らずな喋り方はとても愛嬌があって可愛らしいのですが、ブースカの声は、サザエさんの初代カツオの高橋和枝さんが担当されていました。ブースカでは主題歌も歌われていたんですね。「シオシオノパー」って言葉の響きとどことなく似ているのが、「ショックのパー」。ロボコンに出てくるロボパーと言うロボットがこの言葉を発すると、体がバラバラになってしまうというブラックテイストなギャグ描写がありましたが、今やったらうるさいんだろうなあ(苦笑)。



ブースカの大好物はラーメン。ラーメン大好き小池さんもびっくりするほど大量のラーメンを食い上げます。そう言えば、ジェットマンのあるエピソードにカップ麺の姿をした怪人が出ていたが、ブースカならその怪人も食べ尽くしてしまうでしょうね。ブースカの頭には、「ブー冠」と呼ばれる三本の角があり、これを暖めると頭が良くなり、冷やすと幼稚園児レベルに頭が悪くなってしまうそうです。ブー冠には「ブースカニウム」という物質を作る能力があり、これをエネルギー源にブースカは超能力を使っていますが、ブー冠が取れてしまうと超能力が使えなくなります。ウルトラセブンのアイスラッガーみたいですね。





「僕、チャメゴン!!」



シリーズ後半には、「チャメゴン」と言う名のブースカの弟が登場します。チャメゴンは、大作くんが発明した「物体電送構成装置」によってリスと宇宙生物の原子を合成して作られた宇宙快獣。なので、兄弟にも関わらずブースカとは、全く似ていません。クルミを食べるといろんなものに変身できるそうです。苦手ものは、ハットリくんと同じく蛙だそうです。猫やキツネじゃないんですね。ちなみにチャメゴンの声は、ハットリくんの声をやっていた堀絢子さんが担当していました。



東映のロボコンや不思議コメディシリーズ(ロボット8ちゃん、バッテンロボ丸など)の原点のようにも見えるブースカですか、最終回は、ブースカとチャメゴンが人類の未来のため、カミナリ博士が開発したロケットに乗り込んで、宇宙へ旅立ちます。カミナリ博士役は、ロボコンでおまわりさん役をやっていた由利徹氏。冒頭の場面でロケット打ち上げの実況をしているのは、ウルトラクイズの司会者だった福留功男氏。そうか、ブースカは日本テレビで放送されていたのか。日本テレビで特撮と言えば、マシンマン、バイクロッサー、サイバーコップぐらいしか思い浮かばなかったが、この頃から特撮番組を放送していたんですね。



ブースカ達は、20日間の宇宙の旅をするつもりになっていますが、宇宙の一日は地球の一年に相当するらしく、今度ブースカ達が地球に戻ってくる時、地球は20年後の未来になっている。ブースカと一緒に遊んでいた子供達も立派な大人になっているわけで、ブースカ達から見れば、それはもう別世界にいるような気分になるでしょう。当時から数えて20年後と言うと、1986年になりますが、あの頃の子供達はファミコンに夢中になっていたし、60年代の子供達のように、外で自由奔放に遊んでいる子もいたにはいたけど、そういう光景が少しずつ失われ始めていた時代だったかもしれませんね。そして、半世紀近く経った今は、保護者同伴でないと公園でさえまともに遊べなくなっている。ブースカ達がこんな地球の姿を見たらさぞ悲しむことでしょうね。結構深いメッセージ性を持った最終回、色々考えさせられました。


それにしても小学生ながら物体電送構成装置のようなもの発明してしまう大作くん天才過ぎ(苦笑)。ブランドル博士もびっくり。そんな子いたら友達になりたい。こんな装置あるなら、犬か猫の原子でブースカのお母さんも作ってあげれば良かったのにね(苦笑)。




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80年代の特撮はかなり見ていたほうなんですが、90年代はしばらく特撮から離れていた時期もあって未見の作品が数多く、東映チャンネルなどで拝見しておりますが、最近一番印象に残ったのはジャンパーソン。敵勢力が豊富で途中からジャンパーソンの相棒となるガンギブソンが登場したり、敵側もジャンパーソンとよく似た赤いメタルボディのビルゴルディが出てきて、白熱した戦闘を繰り広げたり、今見ても十分に面白かった。


ところで、ジャンパーソンは、シボレー・コルベットをベースにしたダークジェイカーと言うマシーンに乗っていましたが、この作品の放送当時(1993年)はまだ公道を自由に走り回ることができたようで、今よりは撮影に制限がない分、生き生きしたマシーンの走りを見ることができた。現在放送中の仮面ライダードライブも当初は、実車を使った走行シーンが多かったが、やはり予想通りというか、制約が多いせいか回が進むごとに出番が減ってきて、最近はあまり見かけなくなりましたね(汗)。エンディング辺りに「トライドロンは許可を得た私有地内で撮影しています」なんてテロップが出ているが、毎回これ見るとほんとしらける(苦笑)。今後も車の活躍はあまり期待できなさそうではありますが、タイトル通りもっと車を活かしたアクションを見せてもらいたいものです。



ジャンパーソンに続いて始まった「ブルースワット」も中々面白い。1994年に製作されたメタルヒーローシリーズ第13弾に当たる作品で、宇宙犯罪組織スペースマフィアから地球を守るため秘密裏に組織された戦闘部隊「ブルースワット」の三人の戦士が活躍する物語。一応メタルヒーローシリーズに数えられている作品のようですが、宇宙刑事みたいな完全なメタリックスーツのヒーローではなく、普通の戦闘服の上にメタリックなアーマーとマスクをつけたデザインが特徴で、見た目的には、世界忍者戦ジライヤと同系のヒーローのように見えます。





敵のスペースマフィアの目的は、地球外知的生命体=エイリアンのことで、人間や乗り物にインヴェード(乗り移り)し、地球人を隷属化することのようですが、これを見ていると、昔、日曜洋画劇場でよくやっていた「ヒドゥン」という映画を思い出します。未知なる異星人が地球人の体に寄生して、次々と人間を乗り換えていって、凶悪事件を巻き起こすSFホラーでしたが、あの映画の雰囲気とよく似ている。カイル・マクラクランが演じた主人公の刑事は異星人という設定でしたが、ブルースワットの中にも一人だけ異星人のメンバーがいるところを見ると、やはり、ヒドゥンを意識しているように見えます。


劇中で流れる曲で一つ気になったのは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のテーマ曲をモロ●クリしたようなBGMがあること。どう聞いてもBTTFにしか聞こえない(苦笑)。当時はこういうのもアリだったのでしょうかね。まあでも、デンジマンの主題歌もよくよく聴いてみると、アメリカの古いドラマ「ローハイド」だし、劇場版のBGMには、スティーブ・マックイーンの映画「ブリット」のテーマ曲に似たものもあったし、これはこれでいいのかもしれませんが・・・。


ブルースワットのアクションも中々ハードなシーンが多くて見応えがありますが、最近見た中では、宇宙刑事シリーズでよくやっていたロープを使ったターザンアクション。シャリバン(伊賀電)やアニーがロープで橋の下をダイナミックに渡っていましたが、ブルースワットでは、エイリアンの攻撃によって、川の水が天高く噴き上がり、その水柱のそばを女性隊員のサラがターザンで擦り抜ける映像が圧巻。一層迫力がありました。


  



23話には、ブルースワットのメンバーで主人公ショウの怒り反応して時空を超えて現れる黄金の戦士「ゴールドプラチナム」なるものが登場していたが、ジライヤに突然磁雷神が登場した時のようなインパクトがありました。「仮面ライダーストロンガー」の主人公を演じた荒木しげる氏が鬼塚コンツェルン会長役で出ていたが、もしかしてこのまま敵幹部の役でレギュラー出演?と思いきや、残念ながら2話だけの出演だったようですね。他にも「24」のジャック・バウワーの吹替えで知られる小山力也氏や、堀田真三氏、片岡五郎氏など刑事ものでもよく見かけた人達がゲスト出演していて印象に残りました。



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今年は戦隊のゴレンジャーが丁度40周年で、チェンジマンが30周年、オーレンジャーが20周年、マジレンジャーが10周年の記念イヤー。メタルヒーローのジャスピオンも30周年です。チェンジマンとジャスピオンは両方ともバイクに乗っていましたが、バイクに乗るヒーローと言えばやはり仮面ライダー。そう言えば、30年前は、ライダーもウルトラマンも新シリーズが放送されず不在でした。しかし、その年、ライダーに代わる新たなバイクのヒーローが誕生しました。その名も「兄弟拳バイクロッサー」










バイクロッサーは、「星雲仮面マシンマン」の後枠で放送され、赤と青の二人の兄弟戦士がドクターQ率いる悪の組織デスターと戦うヒーロー番組。子供の泣き声を聞くとダイヤモンドを吐き出す魔神ゴーラの像を持つドクターQがあの手この手で子供を泣かせてダイヤモンドを手に入れ、資金を稼いで世界征服をもくろむ・・・という、マシンマンと同じく敵のターゲットが子供になっているのが一つの特徴でした。戦隊やメタルヒーローとは、一味違った世界観が売りの特撮ヒーローですが、真横に細いゴーグルと口つきのマスクデザインが少しバイオマンとかぶってるかなとリアルタイム当時はそう思いましたが、今改めて見ると異色な雰囲気がありますよね。目が光るところやケンがアンテナを伸ばして敵を探知するところなどメタルヒーローっぽい雰囲気もありました。オープニングの映像を初めて見た時は、かなり度肝を抜かされた記憶があります。なんたって、いきなりのこのアクション(笑)。







水野兄弟が乗るバイクが敵のヘリの襲撃を受け、バイクから降りた二人がヘリから垂れ下がったロープにぶら下がり、猛烈な爆撃の中を潜り抜けるこの映像・・・。なんだのっけからこの大迫力は(笑)。オープニングからこの豪快なアクションシーンなので、本編でもきっと凄いアクションが見られるのであろうと、期待しながら見ていました。



兄弟の連携アクションは中々良いし、メカニックがこれまたカッコ良かったですね。二人が乗り込む「スターコア」と言う名の戦闘母艦。スターコアの中には、兄弟専用のマシーンが格納されています。兄のケンが乗る「ケンローダー」は、毎週同じ場所を飛んで、谷間を潜り抜けたり、突き出た岩を破壊しながら進むバンクシーンが定番でしたが、これも見応えがありました。弟のギンは「ギンクロン」と呼ばれる空飛ぶバイクに乗っていて、飛行時は、カウルがギンの体を覆って小さなロケットみたいな形になります。カウルが覆ってる時は、ギンは前屈みの姿勢になって、かなり窮屈なそうな感じで運転していましたが、あの窮屈感は、マシンマンのマシンドルフィンと通じるものがありましたね(苦笑)。




 



そのギンクロンが兄弟の合体技で使われるのですが、その映像がこれまた強烈なインパクトがありました。その名も「ブレーザーカノン」






バイク担ぐのも前代未聞ですが、まさか、弟乗せたまま担ぐなんてね・・・(苦笑)。神輿じゃないんだからと当時かなり突っ込んだけど、お祭り的な気分になるし、なにより、伝説になりましたよね(笑)。飛んできたギンクロンをケンが受け止めた時に、重量感のあまり踏ん張ってたケンの両足が引きずられて煙が上がる演出など、強烈な必殺技に目を奪われました。現在放送中の仮面ライダードライブは、トライドロンと言う車に乗っていますが、活躍の場が少なく、いまいちインパクトが足りない。バイクロッサーのようにいっそのこと必殺技に使って、担いでみたらどうだろうか(爆)。



ちなみに、ギン=水野銀次郎を演じた土家歩氏は、「宇宙刑事シャリバン」でベル・ビリー役を演じ、その時初めてこの人のことを知りました。残念ながらバイクロッサー出演の数年後に、交通事故で亡くなられてしまいましたが、当時そのニュースを聞いた時はとてもショックを受けました。もっとヒーローもののほうでも活躍してもらいたかったですね。



現在、YOUTUBEや東映チャンネルでも絶賛放送中ですので、興味を持った方はご一見くださいませ。

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