忍者ブログ
10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

≪03月  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  05月≫
[4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14
先週、声優、俳優、そしてナレーターなど、日本のテレビ草創期から活躍されてきた大平透氏がお亡くなりになりました。短編アニメ「スーパーマン」で、日本のテレビ史上初の日本語吹替えを行い、その後も「鉄腕アトム (第1期)」「ハクション大魔王」「科学忍者隊ガッチャマン(南部博士)」「笑ゥせぇるすまん(喪黒福造)」などなど数多くのアニメや、テリー・サバラスのフィックス、1978年版の映画「スーパーマン」のスーパーマンの父・ジョー・エル、海外ドラマ「スパイ大作戦」の指令の声など、外国映画/ドラマの吹替えでも活躍されました。



大平さんと言えば、個人的には、特撮のナレーションが一番印象に残っていますね。最初にナレーションを担当した特撮作品は、1960年代に放送された「忍者部隊月光」だったようですが、私が覚えているのは、やはり、初期戦隊6作品(秘密戦隊ゴレンジャーから科学戦隊ダイナマンまで)と、メタルヒーローシリーズの宇宙刑事シャイダーから時空戦士スピルバンまでの3作品が一番印象に残っています。




宇宙刑事の初期二作品(ギャバンとシャリバン)は、正宗一成氏がナレーション担当されていたので、三作目のシャイダーも引き続き正宗氏が担当するものと当時は思っていましたが、ちょうど、戦隊のナレーションが超電子バイオマンから別の人に変わり、バイオマンと同年に放送されたシャイダーから大平さんがメタルヒーローのナレーションを担当するようになったので、ああ、移動になったのかと単純にそう見ていました。でも、シャイダーの世界観と太平さんの声は、見事にマッチしていたし、やはり、あの声を聞くと、画面が引き締まって、ワクワク感や緊迫感が漲りましたね。



劇中のナレーションも予告編での名調子も忘れられません。とくに番組初回(新番組)予告は、特別印象に残っています。毎年、放送前にテレビマガジンなどの雑誌で新ヒーローの写真や情報を見ていましたが、動く映像が見られるのは、この最初の予告編なので、太平さんの名調子も合わせて、毎年ワクワクしながら見ていましたね。






「太陽戦隊サンバルカン」







「大戦隊ゴーグルファイブ」







「宇宙刑事シャイダー」







「巨獣特捜ジャスピオン」







「時空戦士スピルバン」







数々の名調子楽しませて頂きました。大平透氏のご冥福をお祈り致します。



拍手[1回]

PR
今月からスタートした「動物戦隊ジュウオウジャー」。人間1人と異世界の住人(ジューマン)4人の組み合わせが新鮮。ジューマンの着ぐるみの造詣も良いです。人間態が登場した後は、着ぐるみの出番が減るかと思っていたが、今のところはわりと出番が多いですね。敵は、「デスガリアン」と呼ばれる宇宙船に乗った侵略集団。戦隊で宇宙から侵略してくる敵集団を見るのは久しぶり。まさに王道と言う感じがしますが、でも考えてみると、昭和の戦隊は、宇宙からやってくる敵集団が意外に少なかったですね。


ゴレンジャーの敵の「黒十字軍」、ジャッカーの「犯罪組織クライム」、バトルフィーバーJの「秘密結社エゴス」は、地球上から発生した悪の組織だった。戦隊シリーズで最初に登場した宇宙からの敵集団は、電子戦隊デンジマンの「ベーダー一族」。続いてチェンジマンの「大星団ゴズマ」、フラッシュマンの「改造実験帝国メス」などがありました。超獣戦隊ライブマンの「武装頭脳軍ボルト」は、一応、宇宙を本拠地(ヅノーベース)にしていたが、ボルトの首領は人間でした。そう言えば、ボルトの首領・大教授ビアスを顔出しで演じていた中田譲治氏がデスガリアンの幹部アザルドの声の担当で出演していますね。着ぐるみの敵も良いですが、ここ数年続いているので、そろそろライブマンみたいな顔出しのボスや幹部が登場する敵集団をまた見てみたいですね。



ところで、ジュオウジャーの初回のサブタイトルは、「どきどき動物ランド」。いやもうね、我々の年代なら絶対あの番組を思い出しますよね(笑)。関口宏が司会していた「わくわく動物ランド」。特撮と言えば、インパクトのある面白いサブタイトルが今までにもたくさんありましたが、今回は、個人的に記憶に残っているおもしろサブタイトルをいくつかご紹介致します。






好き! すき!! 魔女先生

「ゴキブリ父ちゃん! 怪人レスラーもビックリ」

サブタイトルにダイレクトに「ゴキブリ」を入れるのも凄いですが、「ゴキブリ父ちゃん」って何?。タイトル通り、誰かのお父さんがひかる先生の魔法でゴキブリにされてしまう展開かと思いきや、実は、生徒達からゴキブリ呼ばわりされてしまう教頭先生のお話なんですね。不良青年らが乗る車が泥を撥ねて、教頭先生の息子達に泥を浴びせてしまう。ゴミ出し中にそれを目撃した気弱な教頭先生は、青年達に謝罪し、穏便に事を済ませようとしたが、青年達に馬鹿にされた挙句、生ゴミの入ったバケツを頭にかぶせられてしまう。その様子を見ていた生徒達が教頭先生をゴキブリ呼ばわりするという、わりとサディスティックな内容です。


「怪人レスラーもビックリ」という部分もひっかかりますが、これは、物語の後半に、ザ・デストロイヤー風の巨体のプロレスラーが登場し、教頭先生と熱いファイトバトルを繰り広げます。つまり、レスラーがビックリする程、実は、教頭先生は●かったというオチ。ちなみに教頭先生役は、「仮面の忍者・赤影」で白影役を演じていた牧冬吉さんです。





仮面ライダースーパー1

「君の考えた最優秀怪人ショオカキング」

昭和ライダーや、宇宙刑事シリーズ以降のメタルヒーローシリーズのサブタイトルは、やや長めものが多かったですね。とくにメタルヒーローは、子供にはちょっと難しいものや、ハードさが際立つサブタイトルが数多くありました。スーパー1も長めでしたが、ダイレクトに内容が伝わってくるサブタイトルが多かったと思います。その中で気になったのは、45話の「君の考えた最優秀怪人ショオカキング」。最終回一歩手前に一体何事かと思いましたが(苦笑)、実は、一般公募で最優秀作として選ばれた怪人が登場するお話でした。

怪人の名前は、「ショオカキング」となっていますが、正しくは、「ショウカ(消火)キング」だそうです。応募した子供が間違えて書いた名前をそのまま使用したのでしょうね(笑)。当時の子供達にとっては、まさに夢の企画。原作者の石森章太郎さんももしかしたら選考メンバーに入っていたかもしれませんが、選ばれた子供は、さぞかし大喜びだったでしょうね。






鳥人戦隊ジェットマン

「カップめん」

1990年代に入ると、かなり短いシンプルなサブタイトルを見かけるようになりましたが、とりわけ戦隊シリーズは、その傾向が強くなっていきました。ダイレンジャーの「転身だァァッ」とか、「おやじぃぃッ!!」など、ちょっとふざけた感じのサブタイトルもありましたが(苦笑)、シンプルなタイトルで一番記憶に残っているのがジェットマンの「カップめん」。単に「カップめん」と書かれているだけなのに、余計な説明がない分内容が気になるし、わりと強く印象に残りました。


アコの先輩であるラーメンオタクの青年がカップめんの神「ゴッドラーメン」に究極のカップめんを作るよう命じられて、1分でできる究極のカップめん「陽気なアコちゃん」を完成させる。「陽気なアコちゃん」は、すぐさま大ヒットするが、それを食べた人達は、1分間もジッとしていられないせっかちな人間になり、暴力沙汰や騒動を引き起こすようになる。ゴッドラーメンの正体は、実は、次元獣「ヌードルジゲン」で、陽気なアコちゃんは、バイラムが仕掛けた作戦だった・・・。


ゴッドラーメンのデザインやキャラのインパクトも然ることながら、部屋中にカップめんの蓋やカップを貼り付けてコレクションしているラーメンオタクの青年や、陽気なアコちゃんのCMソングも強烈でした。





拍手[0回]

特撮番組でよく使われるロケ地と言えば、やはり、真っ先に思い浮かぶのは遊園地。最近では、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の第24話などにも遊園地回がありましたが、1970、80年代の特撮番組でも様々な遊園地が使用されていましたね。


ゴレンジャー(第17話)やギャバン(第12話)に登場した小山遊園地や、ゴーグルファイブの秘密基地(遊園地の地下に存在している設定)として使用された後楽園遊園地、仮面ライダーV3やアマゾンなどで使用された富士急ハイランドなどなど。特撮番組に限らず、引田天功の脱出シリーズや、ジャッキー・チェンの映画(香港発活劇エクスプレス 大福星)などにも使用された山梨の富士急ハイランドは、現在も存在しておりますが、残念ながら、小山遊園地は、2005年に閉園。戦隊シリーズのヒーローショーも行われていた後楽園遊園地は、現在「東京ドームシティアトラクションズ」という名称に変更されています。これらの遊園地と共に、かつて、数多くの特撮番組に登場し、ヒーローショーなども行われた施設がありました。それは「行川(なめがわ)アイランド」



行川アイランドは、1964年千葉県勝浦市浜行川に作られたリゾート施設で、レストランやホテル、野外ステージなどの施設の他、フラミンゴやクジャク、ホロホロチョウなど、鳥類の動物をメインにしたイベントショーが行われていたことでも有名な場所でした。開園以来活躍してきたフラミンゴの高齢化や、入場者数の減少にともない、2001年の夏に閉園。1960年代に「快獣ブースカ」、70年代には、昭和の「仮面ライダー」シリーズや、「超人バロム1」「アイアンキング」「キカイダー01」「快傑ズバット」などなど、数多くの特撮番組に登場し、当時のイベントなどの様子が残されています。1980年代の特撮番組でもよく見かけましたが、その中からいくつかご紹介致します。






ウルトラマン80 

「魔の怪獣島へ飛べ!!(前後編)」

怪獣探査衛星が潮風島の異常を察知し、その調査に向かったUGMのイトウ隊員の消息が途絶えた。猛、ハラダ・タジマが現地に行き、イトウの捜索を開始。そこで3人は、怪獣が女を掴み、海に消えていく姿を目撃する。


 

潮風島の有名なレジャー施設として登場。ホテルやプールなど様々な施設が映る他、フラミンゴショーや南国のダンスショーの様子も確認できます。ホテルの後ろに怪獣ラブラスが立つ合成シーンなども見られます。







仮面ライダースーパー1 

「巨腕コマ怪人! 灯台の死闘!!」

ジンドグマの怪人コマサンダーは、東京湾火の海作戦を実行するため、房総海岸の岬の灯台を占領し、海上を通る石油タンカーをコマ魚雷で沈めようとしていた。勝浦海岸で鬼火司令とコマサンダーを発見したジュニアライダー隊は、谷に報告後、コマサンダーの尾行を開始する。



  

冒頭にハルミとジュニアライダー隊が東日本旅客鉄道の行川アイランド駅に降りる場面が見られます。パーキングの映像の他、フラミンゴ、クジャク、ホロホロチョウ、オウム、アシカなど、当時飼育されていた様々な動物達が映る。ポリネシアンショーの様子や、プールでのダンスショー、「トロピカルバードセンター」の看板なども見られます。







星雲仮面マシンマン 

「海賊の宝を探せ!」

海賊フック船長は、レディMを誘い、100年前に祖先が隠した宝物を探し始める。一方その頃、健は、夏休み中の勝たちと旅行で、行川アイランドに来ていた。海賊フック船長の取材のため、真紀や週刊ヒットの編集長たちも行川アイランドにやってくる。真紀は、プールで泳いでいた健を呼び出し、フック船長のことを話した。健は、フック船長の件にオクトパスが関係しているのではと思い始めるが・・・。



 

健と勝たちがフラミンゴショーを観覧している場面が見られる。プールの場面では、真紀、ルミ子、週刊ヒットの編集長も水着姿で登場。健達と真紀が合流して太鼓ショーを観覧したり、動物園内にあった(と思われる)滑り台付近でマシンマンがボクシング男&トンチンカンと戦うアクションシーンもあります。行川アイランド内の喫茶店で真紀と編集長が勝たちに宝の地図について話したり、編集長が宝の地図を取るため、動物園内の池に侵入したり、健たちが宝の手がかりを求めて動物園内を走り回るシーンなども見られます。ラストも健や真紀達が全員でプールで泳ぐなど、施設をふんだんに使ったストーリーが展開しています。






拍手[3回]

この間、久々に「警視庁殺人課」のロープウェイジャックの話を拝見。初見時も驚いたが、何度見てもやはりこの回のアクションは凄いですね。ゴンドラにいる人質を救出するために、ミスター(菅原文太)がロープウェイの支柱の階段を登り、ワイヤロープを綱渡りしてゴンドラに接近するが、それに気づいた犯人に銃撃され、落下してしまう。しかし、ミスターは、ワイヤーロープに括りつけていた命綱でターザンのように大空を飛び回り、空中で振り子状態になりながら必死に勢いをつけて、ゴンドラに飛び移ろうとする。ゴンドラの上でミスターと犯人(寺田農)が格闘するアクションもあり、アップのカットは実際に役者が演じていたが、緊迫するアクションの連続でとても見応えがありました。



当時のアクションドラマでは、このようなロープウェイアクションをよく見かけましたが、特撮ものでも結構ありましたね。とくに、地方ロケ回ではよくやっていた印象がありますが、その代表的なエピソードをいくつかご紹介致します。






仮面ライダーV3

「生きていたダブルライダー」

 


劇場版と同時進行で撮影された四国・高知ロケエピソード(第20・21話)の後編。初回でカメバズーカと共に爆死した思われていたダブルライダー(1号・2号)が再登場し、V3と共闘する。作戦の拠点を高知に移し、ロープモノレールに乗って偵察活動をするデストロン。その時、風見志郎は、なんとそのゴンドラの上に立ち、デストロンの動きを見張っています。実際に風見志郎役の宮内洋氏自身が移動中のゴンドラの上に乗り、ゴンドラから落ちかけそうになるアクションも全てこなしています。ちなみに撮影に使用された「五台山ロープモノレール」は、1969年に開業。当時はまだ珍しかった自走式索道のロープウェイでしたが、山頂に道路が整備されるなどインフラが充実したことにより、82年に廃止されました。360度見渡せる(足元まで)全面ガラス張りの丸いゴンドラのデザインが中々ユニークでしたね。






科学戦隊ダイナマン

「追え! 天草の太陽」

 

九州ロケ第3弾。超兵器「太陽砲」の設計図を写したマイクロフィルムを巡り、それを狙うジャシンカとダイナマンが天草を舞台に壮大なバトルを繰り広げる。王女キメラとシッポ兵がロープウェイに乗り込み、星川竜(ダイナブラック)がそのゴンドラの下にロープを引っ掛けて、ゴンドラにぶら下がりながらキメラ達を追う。星川役の春田純一氏が実際に移動中のゴンドラから垂れ下がるロープにぶら下がって派手な動きを見せたり、また、ゴンドラの上でキメラやシッポ兵と激しく立ち回るアクションを披露しています。アップや遠景、俯瞰、仰角、ゴンドラ直下の視点や対向のゴンドラからの視点など、いろんな角度から撮られたアクションショットとカメラワークが圧巻です。ちなみに、このエピソードで使用された「天草海上ロープウェイ」は、天草国際ホテル(現:ホテルアレグリアガーデンズ天草)から海の上を跨いで対岸にある展望台にかかっていたもの。2000年頃まで営業され、ホテルのリニューアルの際に廃止されてしまったそうです。






世界忍者戦ジライヤ

「磁雷矢VS妖魔一族」

 

ジライヤの記念すべき初回。妖魔一族に拉致されたケイを救出するため、山地闘破が鬼忍毒斎が指定してきた取引場所のロープウェイへ向かう。闘破が乗るロープウェイのゴンドラが途中で止まり、対向のゴンドラから星忍烈牙が姿を現す。闘破と烈牙がケイと粘土板(ボード)の交換交渉をしている間、ケイは、ロープで縛られ、ゴンドラから吊るされた状態にされる。アップの映像では、ケイ役の女優(関口めぐみ)が吊るされているが、実際にゴンドラから吊るされていたかどうかは不明。もし本人がやっているのなら子役でありながら驚異的なプロ根性を見せていますね(汗)。ゴンドラ内やその上で鳥忍カラス天狗達と激しい格闘を見せたり、華麗なターザンアクションをキメるなど、闘破のアクロバットなアクションが迫力満点。ちなみに、撮影に使用された埼玉県秩父郡にある「宝登山(ほどさん)ロープウェイ」は、現在も運行中です。






拍手[2回]

最近CMで懐かしいものを見かけました。「一瞬で冴える」をコンセプトに作られたキリンの「スーパーファイア スピードブレイク」のCM。時代劇、映画、アニメなどからパッと目を見開く瞬間の映像計8カットを使用しているもので、その中に、「超新星フラッシュマン」に戦隊史上初の2号ロボとして登場した「タイタンボーイ」がチラッと映っていた。戦隊のロボがCMに出ること自体大変珍しいことなのですが、でもなぜゆえ数ある戦隊ロボの中からタイタンボーイが選ばれたのかが気になるところですね。タイタンボーイって腹ボテで動きがもたもたしていた印象が強かったですが、ニンニンジャーのシノビマルを見ると、似てるわけではないけどなぜかタイタンボーイを思い出してしまいます(苦笑)。



CMで目から光線を出している人を見たら、宇宙刑事ギャバンの「初恋は宝石の輝き さようなら銀河特急」に出ていた女性アンドロイドのことが一瞬過ぎった。






レイク星の物理学者ドクター・バーンズが開発した放射能クリーンシステムを狙うマクーとギャバンの戦いを描いたもので、謎の転校生の雨宮三郎とわかばちゃんが宇宙旅行する場面がとても印象的なエピソードだった。その宇宙旅行の場面や、雨宮三郎が路上で烈とぶつかって水晶体を落とす場面で流れていたBGMもとても印象に残りましたね。ところでこのBGM、放送当時はギャバンのBGMだと思っていたのですが、実はそうではなかったことを最近知りました。そのBGMの出元はどうやらこの作品だったようですね。















「透明ドリちゃん」

透明ドリちゃんは、1978年テレビ朝日のゴールデンタイム(土曜夜7時30分)に放送されていた魔法少女ドラマ。





10年前に行方不明になった妖精界・フェアリー国の王女ゼリアンとピピル王子は、人間界で青山ミドリと青山虎男として育てられ小学生になっていた。ある日、二人は、フェアリー国に連行され、大統領のガンバス大王から自分達の本当の正体を告げられるが、二人は、妖精界には戻らず人間界での生活を希望する。ガンバス大王は、ミドリに透明になれる魔法の玉「ドリームボール」と、妖精を呼び出す魔法のベル「フェアリーベル」を与え、「人間達へ夢を与え続けていく」事を条件に二人を青山家に帰した。ミドリは、妖精の特殊な能力を使って、様々な事件を解決していく・・・。


3クールで打ち切られてしまったジャッカー電撃隊の後番組として放送され、テレビ史上初の実写の魔法少女ものということもあって一躍人気を獲得。後の「東映不思議コメディーシリーズ」の原型となったそうです。


ドリちゃん役の柿崎澄子氏は、ドリちゃんの前にもキカイダー01やジャッカー電撃隊などの特撮作品に出演していますが、個人的に印象に残ってるのは、宇宙刑事シャリバンのイガクリスタル親衛隊のリーダー・みゆき役。ドリちゃんは小学生ですが、演じる柿崎さんは当時すでに中学生だったようです。シャリバン出演時は、もう大人になっていましたが、ドリちゃんの頃の面影がありましたね。


現在東映チャンネルで放送中ですが、特撮でお馴染みの出演者が数多いですね。ミドリのボーイフレンド・白川大介のおばあちゃん役が後にデンジマンでヘドリアン女王を演じた曽我町子氏。ミドリの学校の先生役がモモレンジャーの小牧りさ氏。ゲスト出演者も多彩で、ヒーローを演じた俳優さん達が数多く出ていました。ウルトラマンレオの真夏竜氏やゴーグルブラック/ダイナブラックの春田純一氏(当時は春田二三夫)、ミドレンジャー/初代バトルコサックの伊藤幸雄氏、キレンジャーの畠山麦などなど。ゴレンジャーのメンバーの出演が目立ちますね。ガイラー将軍の栗原敏氏や、デスギラー将軍の高橋利道氏、仮面ライダードライブに久しぶりに博士役で顔を見せていた大月ウルフ氏など、当時、特撮で悪役を演じた人たちも数多く見かけました。


第18話の「ミドリは名探偵」には、ギャバンの大葉健二氏(当時は本名の高橋健二)が出演していました。このエピソードは、美術館や展覧会に度々出没する怪盗ルパンを追って、ベテラン刑事と若手の刑事がその捜査に奮闘する話で、大葉さんは若手の刑事・西条五郎を演じていました。ベテラン刑事の大山と西条は、ロボット刑事の芝と新條のコンビを彷彿とさせます。






やはり、大葉さんのゲスト出演回ともあって、トランポリンを使った格闘シーンや、デパートの屋上から綱渡りを見せるなど、通常回では見られない凄まじいアクションの連続でした。ギャバンよりも前に刑事役を演じていたとは。まさにギャバン/一条寺烈の原点を見ているような貴重な回でした。綱渡りと言えば、当時の刑事ドラマや映画の中でもよくやっていましたが、実際に生身でやっているから、今見ても本当にドキドキさせられます。この回だけ別番組を見ているような気分になりましたね(笑)。

拍手[1回]

リアルタイム当時、ギャバンからスピルバンまでのこの五作品を宇宙刑事シリーズだと勘違いしていた人が自分の周りもかなりいましたが、メタルヒーローシリーズのイメージをガラッと一新させたのは、やはり、スピルバンの次に放送された「超人機メタルダー」でしたね。


銀、赤、青、白、黒と来て、次はいよいよ緑のメタルヒーローが出てくるのかなと思ったら、予想を遥かに裏切るデザインだったので、当時は、かなり衝撃を受けました。何が衝撃的だったかと言えば、まず、ウルトラマンとキカイダーを合わせた様な悲哀のあるマスクと、キカイダーを意識したような機械の赤と青のツートンボディ。そして、主人公が人間ではなく、戦中に開発されたロボットであると言う設定。一応、仮の姿として剣流星と呼ばれる人間態になれるが、あくまでベースは、ロボットであること。変身時の掛け声が「怒る!」なのも当時、インパクトがありましたね。人間態の剣流星と、メタルダーの声が違うところも驚きでした。


そして、さらに驚いたのは、敵のボスが宇宙からの侵略者ではなく、桐原剛造と言う名の一見普通のビジネスマン(人間)であるところ。しかし裏の顔は、ネロス帝国のボス・ゴッドネロスで、ヨロイ軍団、戦闘ロボット軍団、モンスター軍団、機甲軍団などロボット軍団を指揮する悪の支配者。初回から総勢40体以上にも及ぶ大量の敵ロボット達が登場して、ゴッドネロスの前に集結する場面は壮観でした。あれだけの大量の着ぐるみを一気に製作するのは、やはり大変だったようで、一部のロボットは、スピルバンに登場した怪人の着ぐるみを流用していたという話もあったようです。


桐原剛造がゴッドネロスへ変貌する時の変身場面もかなりインパクトありましたね。桐原剛造役は、東映版スパイダーマンや、デンジマンのヘドラー将軍を演じた藤堂新二さんでしたが、藤堂さんの顔が見る見る得体の知れない不気味な化け物になっていく、その過程の描写が凄まじくて、当時はホントに怖くて、目を背けるほどでした。ゴッドネロスは、僕の中の怖い顔の敵ボスのベスト3に入りますね。イナズマンFのガイゼル総統、ダイナマンの帝王アトンに並ぶ激コワな敵ボスでした。


スピルバンまでの勧善懲悪のフォーマットを打ち破り、初回からメタルダーが敗北したり、あるいは敵のロボットを助けたり、敵のロボットと共闘したりと型破りの活躍を続けたメタルダーですが、このような設定が斬新過ぎたのか、当時の子供の視聴者には受けず視聴率が低迷。ゴールデン枠(月耀の夜7時)から日曜の朝(朝9時30分)に番組が移動させられてしまい、メタルヒーローシリーズがゴールデン枠から撤退するきっかけを作ってしまった。



ゴールデン枠最後の放送となったのが、第24話の「プリンセス天功VSガラドーの魔術合戦」。タイトルの通り、このエピソードには、二代目引田天功ことプリンセス天功がゲスト出演し、ネロスの爆闘士ガラドーというロボットとマジック対決をする内容になっていました。ウィズダムの息子ヘドグロスJr.が登場した15話まで硬派なストーリーが展開したメタルダーですが、3枚目キャラクターの北八荒が登場する16話辺りからやや子供向けにシフトし、20話台以降も、宇宙刑事シリーズでも見られたミステリー風のストーリーや、ネロスのロボット軍団が運動会を繰り広げるなど、わかりやすい路線変更が続いた。


そして、朝枠になって最初のエピソードは、なんと、ギャバンの大葉健二氏やシャリバンの渡洋史氏、マッドギャランの春田純一氏など、JACのスター達が勢ぞろいし、メタルダーと共闘する「とびだせ! ジャック電撃応援団」が放送された。他にもスピルバンでダイアナを演じた澄川真琴氏や、バイオマンの二代目イエローフォーの田中澄子氏なども登場し、二週に渡って、JAC軍団がダイナミックなアクションを披露するという特撮ファンにとっては大変贅沢なストーリーが展開していました。リアルタイム当時、豪華すぎる出演者に度肝を抜いて、画面に釘つけになりましたが、もっと贅沢をいうなら、ギャバンとシャリバン辺りには、ぜひとも変身してもらいたかったなあと(笑)。今なら、きっとそういう展開になりそうですよね。でも、素面のアクションだけでも十分圧倒されたし、できればこのメンバーで新たなメタルヒーロー作品を見てみたかったですね。



メタルダーと言えば、佐々木功氏が歌う主題歌「君の青春は輝いているか」や水木一郎氏が歌うエンディング「タイムリミット」も大変良い曲でした。とくに主題歌の詩の内容は、今聞くと大変耳が痛くなるが(苦笑)、とても心に残りましたね。あと、挿入歌では、シリーズ後半の瞬転シーン時にかかる「瞬転!夢の戦士」も印象的でした。劇伴(BGM)も素晴らしくて、十年ぐらい前に思わずサントラを買ってしまいましたが、とくに予告編や戦闘時に流れていた曲がしびれる程カッコ良くて、ドライブ中にも何度もリピートして聞きましたね(苦笑)。







メタルダーの劇伴は、特警ウインスペクターでも数多く使用されていましたが、そう言えば丁度今東映チャンネルでメタルダーとウインスペクターが放送されているので、この劇伴を頻繁に耳にします。改めて見直すと、ウインスペクターのある場面にメタルダーの主題歌をベースにしたBGMが使われていたり、本当にお構いなしにメタルダーの劇伴を使いまくってたんだなあと(苦笑)。まあでも、作品にマッチするなら、良い曲は何度も再利用されるべきですね。










拍手[1回]

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
最新コメント
[04/29 Douglasunton]
[04/28 Scottces]
[04/28 Scottces]
[04/28 Scottces]
[04/28 Scottces]
[04/28 Scottces]
[04/28 Scottces]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ガース
性別:
男性
カウンター
アーカイブ
バーコード
by thanks

Copyright © 超ぼやき宣言 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]