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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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2年前の夏からチャンネルNECOで放送されているハングマンシリーズも気づけば、「新ハングマン」が終了し、すでに100話以上のエピソードを再拝見しました。あと4シリーズ残っているので、これでもまだ半分見た程度。昔のドラマは息が長いシリーズが多かったから、全てを見るのは中々大変ですね。スカパーに加入して来年で丁度10年目に入りますが、10年以上前から放送されている「太陽にほえろ!」もまだ全て見ることができてないし、必殺シリーズも見始めた時は、全シリーズを見てやるぞと息巻いていましたが、まだまだ未見のシリーズが多いです。


ワールドカップでの日本チームの歴史的な活躍によって再び脚光を浴びたラグビーですが、そういえば、30年前にも一時期ラグビーブームがありましたね。と言ってもドラマの話ですが、ラグビーのドラマで有名な「スクール☆ウォーズ」がスタートしたのが1984年の秋。日本のマシーンブームの火付け役ともなった西部警察PARTⅢが最終回を迎えたのもちょうどこの頃でした。そのマシーンブームに乗ったかのごとく始まったのが、同じく84年の秋から放送された「ザ・ハングマン4」



ハングマン諸君、この頃の世の中はひどいねえ
あまりといえばあまりだね
人の性は善だと今でも信じているけど、許せない奴がいるね
さあ、豹のように敏捷に、ライオンのように力強く
そして狐のように狡猾に悪人をやっつけてくれ
しかし、人の心は持ち続けてほしいね
ハングマン諸君、私は君たちの帰りを酒を温めて待っているよ

ゴッド




ハングマンシリーズ唯一の残留者・名高達郎氏演じる結城五郎がコードネームをE・Tからサファリに変えて再びリーダーを担当。「2」以来、再びハングマンに復帰したオショウ(植木等)と、元ボクサーの竜村新兵=コードネーム:クレイ(佐藤浩市)、オショウの元同僚で修理工場の経営者の娘の水木梓=コードネーム:ジャッキーが新たにメンバーに加わった。新ハングマンのナンバー2は、山城新伍氏が演じたチャンプでしたが、このシリーズのナンバー2と言えば、やはり佐藤浩市氏が演じたクレイ。一際アウトローな存在感がありましたね。クレイの活躍を前面に押し出したことや、ハングマン史上最年少のメンバーとなった渡辺祐子氏(当時18歳)演じるジャッキーの登場により、これまでのシリーズよりもかなりフレッシュなイメージになりました。


再放送以来約30年ぶりに拝見したが、のっけからいきなり結城が乗る車が謎の部隊のジープとヘリに襲われ、結城と部隊が格闘したり、結城が爆弾つきの車に縛り付けられるなど、ブラックの悲劇を思い起こさせるような場面もあり、かなりど派手な幕開けになっていましたが、ど派手と言えば、ハングマンのメンバーが乗る車。今回の表稼業はタクシー会社ということで、メンバーがそれぞれトヨタ車のタクシーを運転しています。サファリは前作の白のソアラから赤のソアラに乗り換えをし、クレイは、黒のカローラ、オショウは銀のクラウンに乗っています。「緊急指令 トラトラトラ」のハングマン出動の号令がかかると、それらの車は、タクシー会社「タイガーキャブ」の秘密の整備室に入れられ、ロボットアームによってルーフの表示灯やボディのステッカーが取り外され、ナンバープレートも交換されて普通車に変身します。この変身場面時に流れているBGMがとても印象的でお気に入りでした。







タクシーモードの時は中々派手なデザインになっていますが、とくにサファリが乗る赤いソアラが一際目立っています。警察の覆面車に赤いスポーツカーを使ったら、目立ちすぎて尾行時に犯人にすぐばれてしまうだろ(苦笑)、と西部警察を見ながらこんなツッコミを入れた人も多いでしょうが、赤色の2ドアのタクシーも中々珍しい。ハングマンもスパイ活動をしているので、タクシーと言えどもあの赤いソアラでの尾行はかなり目立ちそうですね。でもあんなタクシー、一度は乗ってみたいものです。



このシリーズからオープニングとエンディングもガラッとイメージが変わりました。特にエンディングの「ありがたや節」は、当時のパフォーマンス集団のダンスのインパクトもあり、かなり印象に残ります。 フランキー堺氏演じるゴッドは、前作までの非情さや闇を感じさせるゴッドとは違って、淡々としていて裏表のない実直な雰囲気がありますね。前作の天知茂氏のゴッドよりも出番が多く、人柄が伝わってくるのが良いですね。4話まではサファリを自分の屋敷に呼び出して、豪華な食事をしながら仕事の話をする場面が見られましたが、5話以降は、しばらく登場しないようです。


前作で旅行会社の事務員のおばさん役を演じていた三島ゆり子氏も引き続き出演。このシリーズでは、ゴッドの秘書になり、ハングマンにギャラを手渡す運び屋役を演じています。怪しまれないために毎回様々な変装をして登場しますが、今風に言えば三島ゆり子のコスプレショー的なミニコーナーのようにも見えますね(苦笑)。ハングマンのメンバーからは「カメレオンおばさん」と呼ばれているようです。


初回の「船上トバクでまる裸にされる!」では、浅草寺でサファリとオショウが初対面する場面がありましたが、リアルタイム当時は、二人の久々の顔合わせに感動するも、ちょっと違和感がありました。サファリではなく、デジコンとオショウが話しているようにしか見えなかったから(苦笑)。デジコンとサファリは別人ですが、今見ると、どうやらオショウも2の時のオショウとは別人のように見えました。おそらくこのやりとりは一種のファンサービスだったんでしょうが、ややこしい話ですね。

このエピソードで、オショウの元同僚で修理工場を経営者の水木義男(藤木悠)がハングマンのメンバーに加入していますが、もし、水木が殺されずにメンバーのままでいたら、どんなコードネームがついていたんでしょうね。ジャッキーと同じく整備担当になっていたでしょうから、トルクとかリフトとかスタンドなどと名付けられたかもしれないですね(笑)。男だらけのハングマンも悪くはないが、かなりシブミが強くなって、フレッシュさに欠けていたでしょうが(苦笑)・・・。




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地上波での再放送以来約30年ぶりに見続けた「新ハングマン」が先月無事終了。ハンギングシーンはやはり1や2よりもインパクトが薄く、エロシーンだけはかなりハードになっていた印象が強いです。チャンプと園やん(園山)のギャラ交渉の場面や、チャンプとアロハツーリストの事務員の野川さんのやりとりが面白く、チャンプ役の山城新伍の存在感が極めて大きいシリーズだったと改めて認識しました。


E・Tの元傭兵の設定を活かしたエピソードがもっとあるのかなと思っていたが、「兵隊を密輸する悪ガードマン会社」を超えるものはなく、また、マリアメインの回も少なかったし、ヌンチャクにおいてはメイン回が全くなかったのが意外でした。OP映像のようにヌンチャクが劇中でヌンチャクを使用する回が何度かありましたが、やはり俳優さんが実際に空手などの有段者だったのか、悪人達と戦う時の動きは1のドラゴンと匹敵するぐらいカッコ良かったですね。 最終回ぐらいは天知茂さんのゴッドに登場してもらいたかったが、美女シリーズなどのドラマの仕事で忙しかったのか、叶わなかったのが残念でしたね。23話以降でとくに印象に残ったエピソードは・・・






婚約娘を襲う誘拐株式会社

横川建設社長の横川(竜崎勝)の前に「キッドナッピングカンパニー」と名乗る誘拐株式会社の社員の男(長塚京三)があらわれる。男は、横川に一人娘のシズエを誘拐したことを告げ、身代金を要求。横川の友人である園山のたっての依頼を受けたハングマンは横川をマークし、謎の誘拐グループの正体を暴き出そうとする。


誘拐ビジネスの被害者になる建設会社社長の横川を演じているのは、竜崎勝氏。竜崎氏と言えば、元フジテレビアナウンサーの高島彩の父親としても知られていますが、ハングマン放送当時は、刑事ものや時代劇などでもよく見かけました。残念ながら、このエピソードが放送された年に(1984年)に44歳の若さで他界されています。西部警察の「ロング・グッドバイ」というエピソードに出演した時は、髪も黒く若々しい感じでしたが、このハングマン出演時は、髪が真っ白になり、髭を生やした老紳士風になって一層シブくなっていたのが印象的でした。


この回では、園山に娘がいることが明らかにされたり、「服役者の妻を犯す警察署長」以来、園山が再びハングマンの秘密の指令本部を訪れるなど、園山が目立っていたように思います。2の「クイズ!? 電気ショックの恐怖」に続いてゲスト出演の長塚京三氏や、「あぶない刑事」のパパこと山西道広氏など、顔馴染みの俳優さんが悪人役を演じていたのも印象に残りました。E・Tが久々に銃を撃ち、当時の刑事ドラマのようなアクションを見せていたところや、結婚式場で悪人達に罪を自白させた後、ウェディングカーに乗せて街宣させるハンギングシーンも面白かったですね。









女体を人体実験する悪魔の病院長

海津洋一郎(多々良純)が運営する慈善団体「太陽の里」で1年もの間に54人の入院患者が不審な死を遂げていた。E・T達は、太陽の里の紹介をしているちり紙交換屋のオサム(水上功治)に近づき、ヌンチャクを太陽の里に潜り込ませる。そこでヌンチャクは実験室を発見し、女性の死体を使った人体実験が行われているのを目撃する・・・。


最終回のこのエピソードは、慈善団体施設を装った実験施設が舞台になっており、元細菌部隊にいた男が入院患者を開発中の細菌兵器の実験台に利用するというハードな内容になっていた。以前、不良少女の厚生施設を舞台にしたエピソード(「セーラー服を犯す教育評論家」)がありましたが、あのエピソードを彷彿とさせる部分もありましたね。


正体を見破られて緊迫した展開が続いた1や、タミーとヨガが衝撃的な死を遂げた2の最終回と比べると、それほどインパクトは感じられなかったが、JCIA(内閣情報室)に正体を知られたハングマンが園山の(ハングマン解散の)忠告を無視して、大物の悪人達にハンギングを仕掛ける展開が面白かったですね。最初は、2000万円の報酬に目が眩んで、E・T達と対立したチャンプも最後は協力し、いつも通り4人でハンギングを実行し、悪人達を懲らしめるところが実に爽快で良かった。


表家業のアロハツーリストを廃業し、借りていた部屋をもぬけの殻にして鮮やかに消えたハングマン。衣装用のロッカーの奥に隠されていた秘密の指令本部が賭博場にすり替わっていたところは面白かったですね。カジノ台とかどこから運び入れたんだろう(苦笑)。事務員の野川さんに報酬の2000万円で買ったダイヤを退職金代わりにプレゼントするチャンプの粋な計らいも良かった。メイン回はなかったものの、入院患者として施設に潜り込み、実験室を見つけるなど、ヌンチャクの最後の活躍ぶりも印象に残りました。




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早くも今月で最終回を迎えるチャンネルNECOの「新ハングマン」。22話ぐらいまで見直しましたが、このシリーズは、1や2と比べるとハンギングシーンがやや地味になった印象。その分、女性が脱いだり、きわどいベッドシーンなどが定番化し、お色気シーンが充実していたシリーズだったのだと改めて認識しました。しかし、これを夕方に再放送していた昔のテレビは、やはり凄いですね(苦笑)。子供の頃は、何の違和感もなく見ていたが、どう考えても小学生が見る内容のものではない(爆)。昔の夜9時以降のテレビは、大人の時間帯だったから、こう言ったお色気の激しい内容のものも放送できたんでしょうね。ドラえもんを見て宇宙刑事を見て、(時々)新日本プロレスを見て、そしてハングマン、その後の必殺と・・・あの頃の朝日放送の金曜夜のラインナップは、本当にバリエーション豊富で最強でしたなあ。ずっと朝日に釘付けだったなんて、今では考えらないですね(苦笑)。


そして、いよいよ今月末からは、「ザ・ハングマン4」がスタート。ET役の名高達郎氏のみ残留で再びメンバーチェンジされ、1・2にレギュラー出演していた植木等氏が再びオショウ役で復活したことでも話題となったシリーズ。クレイ役は、これが初のアクションドラマのレギュラー出演だった佐藤浩市氏。ゴッド役は、天知茂氏からフランキー堺氏にバトンタッチされた。フランキー堺氏と言えば、当時「赤かぶ検事奮戦記」で赤かぶ検事役を演じていたので、そっちのイメージが強かったですが、「新」の天知さんよりも出番が多かったし、オープニングのナレーションも味があって、中々存在感のあるゴッド役でしたね。


この4は、ハングマンの表の稼業がタクシー会社(タイガーキャブ)になっており、リーダーのサファリ(名高達郎)が赤いソアラ、クレイが黒いカローラ、オショウがシルバーのクラウンと、男性メンバー全員にそれぞれ専用車が与えられているところも特徴の一つだった。専用車は、普段、表稼業に合わせてタクシー仕様になっているが、ハングマン出動の発令がなされると、それらの車は、秘密の整備工場に持ち込まれ、ロボットアームによって、ルーフの表示灯やボディのロゴマークが取り外されたり、またナンバープレートも交換されて、一般車に姿を変える・・・という、特撮ヒーロー顔負けのマシーン変身演出がなされていた。このシーンは、車ファンのみならず、特撮ファンもうならせる要素がありましたね(笑)。西部警察に継いで、マシーン演出が華やかでした。これも見るのは、地上波の再放送以来、約30年ぶりぐらいになるので、とても楽しみです。





「新」は残すところあと3回の放送となりましたが、私立探偵の三好忠治のエピソード以降でとく印象に残ったのは・・・






「服役者の妻を犯す警察署長」

犯罪者の妻たちを夜な夜な呼び出しては、関係を迫る城西警察署長の吉田(小松方正)。ある夜、吉田は、行為中にある女性を謝って絞殺してしまい、部下の刑事達に遺体を始末させ、その罪を手頃のいい一般人になすりつけようとしていた。そして、たまたま刑事達の手帳にリストアップされていた結城がターゲットにされる。結城は、突然警察に逮捕されて無実の罪で檻の中に入れられてしまう。ゴッドは、ハングマンに結城の抹殺指令を命じるが・・・。


冒頭のきわどいベッドシーンも然ることながら、話の内容もかなりセンセーショナル。警察署長が強姦、殺人の常習犯であることや、罪のない一般人(ドラマの中では結城が犠牲になった)を殺人者に仕立てて、自分の犯罪を闇に葬り去ろうとするなど、まさに悪代官顔負けの警察署長の凄まじいワルぶりが印象に残った。もし結城が被害者になっていなかったら、この事件は表に出ず、署長の犯罪は繰り返されていたんでしょうね。いつも東京の名所でチャンプとギャラの交渉している園やん(平田昭彦)が初めてハングマンの秘密の指令本部にやってきて、チャンプ達にETの抹殺指令を告げる場面も印象的だった。






「復讐する女の標的は黒いミサイル」

結城が突然暴漢に襲われる。結城を襲った男達がジャーナリストの安田の写真を落としていったことから、自分が安田と間違われたと知った結城は、真相を探るべく安田の部屋を訪れるが、安田は、何者かに刺殺されていた。結城は、安田の部屋から出て行った女性を探し、警官に捕まりそうになっていた島崎由香利(朝比奈順子)と言う女を助ける。ハングマンは、安田が生前調べていた総会屋グループのボス・権藤と三ツ星物産の黒いつながりを調べ始める。


当時、西部警察にもミサイルに関連する話がありましたが、まさかハングマンにもこんな話があったとは。安田の愛人の由香利が黒いつなぎを着てバイクで走り回る姿が、女版鳩村のように見えた(笑)。倉庫の荷物がミサイルの精密機器だったり、死の商人などのキーワードを聞くと、やはり、同時期にやっていたナイトライダーやエアーウルフの話を思い出してしまいますが、日本のドラマも当時は、軍事的な話をオープンに作っていたんですね。ハンギングシーンもやはり必然的にか、ミサイル(偽)を使用したものなっていましたが、いつもより派手な感じになっていて面白かった。




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チャンネルNECOで放送中の「新ハングマン」早くも残り10話ほどになりました。「娘の真珠を奪ったハレンチ官僚」に続いて14話の「海女の刑・女体を密輸する逃がし屋」は、伊勢ロケ編でした。当時は、西部警察をはじめとした刑事ドラマや特撮ヒーローものにも地方ロケ編がよくありましたね。地方ロケ編は、概ね2話連続で放送される事が通例でしたが、西部警察の北海道ロケ編のように地方ロケ編を一本放送した後、通常のエピソードを数話挟んでまた地方ロケ編のエピソードを放送するというパターンもありました。新ハングマンは後者のパターンだったようですね。


「娘の真珠を奪ったハレンチ官僚」には、星雲仮面マシンマンでトンチンカン役を演じていた大島宇三郎氏を犯人役で見かけましたが、「海女の刑・女体を密輸する逃がし屋」には、当時刑事ドラマの犯人役をよく演じていた片桐竜次氏がゲスト出演していました。ストーリーは、東南アジアの女性を密輸入している組織の取材をしていたフリーカメラマンの男が謎の自殺を遂げ、ハングマンがその事件の真相を探ると言うもの。冒頭のチャンプと園やんが交渉するシーンに、最近取り壊された旧国立競技場が映っていました。来年サミットが開かれる伊勢でロケをしていたり、冒頭に国立競技場が映ったりと、何やらタイムリーなネタで豊富なこの地方ロケ回でしたが(苦笑)、ハンギングシーンで、マリアとヌンチャクが海女さんの格好になって犯人達を懲らしめていたのも印象的でした。


「サラ金苦につけこむ吸血肩代わり屋」と「天使を喰うハイエナ病院」には、チャンプに代わってガッツ石松氏演じる探偵の三好忠治が登場し、ハングマンに協力していました。メンバー以外の人間がハングマンの作戦に参加するのは、最初のシリーズや「2」では考えられなかった展開ですね。ハングマンの元となった必殺仕事人では、仕事人のメンバー以外の殺し屋達が登場して、主水達と一緒に悪人を抹殺するといった展開が何度かありましたが、ハングマンにおける三好も、言わばそれの現代版的な感じになるのでしょうね。






「サラ金苦につけこむ吸血肩代わり屋」

旅行帰りに轢き逃げされ死亡した会社員の塚本という男の調査中にETは、三好忠治という私立探偵と出会う。三好もまた不審死した塚本の調査をしていた。ETは、三好をタクシードライバーの替え玉にして、借金を肩代わりする裏組織の全貌を暴こうとする。

ETが発案した替え玉作戦に乗った三好は、借金を抱えるタクシードライバーの石田という男になりすまし、裏組織に接触しようとする。石田の自宅から裏組織の別荘に行って交渉するまでの間、いかにも凄腕のスパイ的な印象に見えた三好ですが、ドジを踏んであっさりと敵に正体を知られてしまっていたのが笑えました。石田の妻になりすましたマリアの老けメイク姿も印象に残りましたね。三好の得意技は関節外しで、組織に捕まって縛られた時にその技をうまく利用していました。ETも手首の関節を外されて声を上げていましたね。ちなみに、チャンプは女子大生に付き添って、ワイキキへ旅行中・・・という設定になっておりました。







「天使を喰うハイエナ病院」

不要な手術したり、患者を薬漬けにして退院させないなど、金儲けのために悪辣な経営を続ける豊里病院の実態を暴くべく、ハングマンは、院長の豊里裕次郎を調べると共に、内部告発しようと出版社に接触後、失踪した看護婦の上原美和子の行方を探す。

葬儀屋でアルバイトをしていた三好とETが再び遭遇。豊里病院の隔離病棟に拉致されている看護婦を助け出すため、三好が怪我人を装って豊里病院に潜入する。三好を病院に送り込むため、ETが三好をフルボッコにするシーンがありましたが、三好は、怪我人になりきるため前回に続き、今回も得意技の関節外しを使っていましたね。隔離病棟に潜り込んだ後は、三好忠治のスパイ大作戦みたいな展開になり、ハングマン以上に三好のスリリングな活躍が描かれておりました。

院長役の菅貫太郎氏は、必殺シリーズの悪人役でもよく見かけましたね。ハングマンシリーズには、1の「罠に落ちた逃亡者」「生か死か!?ドラゴン危うし」と、2の「ヤミの談合ナマ中継」に続いて4度目のゲスト出演でしたが、この回の病院長役も時代劇の悪人を思わせる雰囲気があり、良い味を出していました。副院長の緑川を演じていた有川博氏も脇役ながらも存在感のある悪人役で印象に残りました。




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早くも折り返し点に入ったチャンネルNECOで放送中の「新ハングマン」。先週放送された「サラ金苦につけこむ吸血肩代わり屋」には、チャンプ役の山城新伍の代わりに、私立探偵の三好忠治役でガッツ石松氏が登場し、ハングマンの作戦に参加していました。レギュラーメンバー以外の人がハングマンの中に入って、ハンギングまで見届ける展開は、このシリーズならではという感じがします。生きる死人設定があった1や、生者になり職業を持ちつつもその正体を隠していた2ではありえなかった展開ですね。


チャンプと言えば、「恋を引き裂く愛人バンク」でも秘密クラブの調査のためバンコクに行ったのを理由に、その回のハンギングには参加していませんでしたが、最初から一度も姿を見せなかったのは、この「サラ金苦につけこむ・・・」のエピソードが初めてでした。当時、バラエティ番組の司会などでも人気者だった山城新伍氏ですが、他の仕事で忙しかったのでしょうか。ちなみにガッツ石松氏演じる三好探偵は、今週放送の「天使を喰うハイエナ病院」にも引き続き出演するみたいです。


ハングマンと私立探偵のコラボが実現した「サラ金苦につけこむ・・・」も印象に残るエピソードでしたが、この話については、「天使を喰うハイエナ病院」とセットでまたの機会に書くとして、今回は、三重県の志摩で展開された新ハングマン初の地方ロケ編「娘の真珠を奪ったハレンチ官僚」について。




「娘の真珠を奪ったハレンチ官僚」

チャンプとヌンチャクは、ソープからの帰り道に男達に追われていた若い女を助けるが、女は、記憶を失っていた。女の記憶を取り戻すため、ハングマンは、女が所持していた一枚の写真と真珠を手がかりに調査を開始する。女が持っていた真珠は、プラスチック製の偽真珠であることがわかり、写真に写っていた場所が養殖真珠のメッカ・賢島の近くにある安乗崎灯台であることを突き止めたハングマンは、志摩半島に向かい、事件の真相を探り出す。



ハングマンの地方ロケと言えば、1の「地獄へ送る世紀の大魔術」の富士急ハイランド(山梨)や、「恐怖の処刑 空中引き回し」の浜名湖(静岡)ロケなどを思い出しますが、今回は初の近畿圏でのロケ。地方ロケ編らしく、伊勢の名所(伊勢神宮や岩戸屋など)が次々と映し出されていましたが、観光汽船の船上バーベキューの場面で、楽しそうに海老や魚を焼いているヌンチャクの姿が一番印象に残りましたね(笑)。


偽真珠に穴を開けてそこに盗聴器を仕込んだり、法被を着てしろんご太鼓を叩いていたETも印象に残りました。記憶喪失の女性がETの叩く太鼓の音を聴いて記憶を取り戻そうとするのですが、この場面既視感というか、何かのドラマで見たような・・・。そうそう、西部警察PARTⅡの「燃える原野! オロフレ大戦争」で大門が記憶喪失のゆきえという女性に湯鬼神太鼓の音を聴かせて記憶を取り戻させようとする場面とそっくり。ちなみに、西部警察のこのエピソードも地方ロケ編(北海道)で、湯鬼神太鼓を叩く場面は、登別のホテル内で撮影されたようです。



砂浜でのカーアクション、水着姿で男達と格闘するマリアとヌンチャク、観光汽船を借り切って行われたハンギングなど、いかにも地方ロケ編らしいバラエティに富んだ場面が目白押しで面白かった。伊勢志摩と言えば、来年開かれるサミットの開催地に選ばれましたが、それに合わせてハングマンも復活!再び伊勢でロケ・・・なんてことがあればいいのですが(苦笑)。




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ハングマン諸君 
今この国は豊かである
枝もたわわに 果実を付けた大木のように栄えている
しかし 果実の中には腐った実もある

ハングマン諸君
すえた匂いを放つ果実が 大木そのものを枯らさぬうちに人知れず摘み取ってほしい
ただし枝一本、葉一枚動かしてはならない

蝉時雨が降り注ぐ庭を見ながら

ゴッド



チャンネルNECOで先月からスタートした「新ハングマン」。地上波の再放送以来二十数年振りに見ています。Ⅰ・Ⅱのオープニング曲も良かったですが、新しいオープニング曲も改めて聴くと一段とカッコ良くなっていますね。エンディングの「絆 FOREVER」も当時の東京都心の映像と非常にマッチしたハードなロックナンバーで、今でも聴きごたえがあります。BGMもバリエーションが増え、より洗練された印象です。このシリーズからデジコン役の名高達郎氏を残してメンバーが一新され、名高氏の役どころも「デジコン=加納良次」から「E・T=結城五郎」にチェンジ。「爆走!ドーベルマン刑事」の頃から名高氏と共演し、ハングマンでも良いコンビネーションを見せていたマイト役の黒沢年男氏が降板してしまったのは残念でした。



リアルタイム当時は、このメンバーにマイトがいれば・・・と考えたこともありました。確かにⅠの時は、一番多い時で7人体制、Ⅱは5人、そして、新は4人と、シリーズを重ねるごとにメンバーの人数が減っていくことに違和感があり、新もマイトを入れた5人体制ならもっと面白くなると思ったこともありましたが、今回改めて見直すと・・・4人でも十分。前のシリーズよりもさらにスケールアップした作戦が多く、ハングマン専用の秘密の作戦指令室が登場したり、メンバーが専用車に乗り込んで一斉に発進するなどなど、よりスパイアクションテイストの強い作品になっていることを再確認しました。



デジコンは、元・科学捜査研究所の研究員でコンピュータや科学に強く、巧妙な作戦に欠かせない頭脳派だったのに対し、E・Tは、元傭兵で己の肉体を武器にして様々な危険な場所に出向いて、敵と真っ向から挑む肉体派。Ⅰ・Ⅱでは、マイトが肉体派のリーダー的な感じでしたが、新では、E・Tがその役割を与えられているようです。山城新伍氏演じるチャンプ=小出英樹は、関西出身の元警察署署長でコテコテの関西弁を喋り、ゴッドの執事の園山(平田昭彦)とギャラの交渉をしたり、最年長ということもあって、メンバーの先導役も果たす頭脳明晰なエロ親父と言った印象。



ヌンチャク=前島アキラ(小林竜一)は、少林寺拳法、柔道、合気道、空手など様々な有段の持ち主で、人一倍正義感が強いが、若さゆえか作戦においては失敗することもある。Ⅰのドラゴンのような雰囲気があります。そして、このシリーズの紅一点のマリア=雨宮礼子(早乙女愛)は、初回で両親を殺した組織に単独で潜り込み復讐を果たそうとするも失敗し、命を奪われる寸前にハングマンに助けられて、作戦完了後に正式にハングマンのメンバーになる。Ⅰの時は、戸籍のない死人であり、陰で暗躍することがハングマンのメンバーの鉄則みたいなところがありましたが、新になると、そういうものはなくなり、型破りの性格がゆえ職を失ったはぐれものの集団というイメージが強くなりました。




チャンネルNECOではすでに5話まで放送されていますが、前のシリーズよりも刺激的なサブタイトルがのっけから並んでいて、お色気度もパワーアップしていることがよくわかります(笑)。ゴッド役もこのシリーズから天知茂氏に変わりましたが、初回だけしか出演していないのが残念ですね。現時点でとくに印象に残ったエピソードは・・・




「兵隊を密輸する悪ガードマン会社」

元防衛隊特殊部隊の隊員でガードマンの植村という男の焼死体が発見される。警察は失恋が原因の自殺と断定するが、植村の同僚が相次いで変死を遂げていることから偽装自殺の疑いがあるとして、ハングマンが調査を開始する。旧陸軍の生き残りの望月(神田隆)が社長を務める東日警備保障に潜り込んだE・Tは、そこで傭兵時代の仲間・マイケル北山(団次朗)と再会する。






ブラックの母親と妹、マイトの同僚の刑事、パンの妻と娘などなど、Ⅰにもハングマンのメンバーの関係者にまつわるエピソードがよくありましたが、さっそく新ハングマンにもE・T=結城の傭兵時代の仲間・マイケル北山が登場します。北山に誘われて、ある場所に連れて行かれる結城。そこは、秘密の傭兵訓練所で、北山がリーダーとなり傭兵を養成していた。結城=傭兵という設定を100%活かしたハードな内容で、憲法改正で揺れている今の日本を皮肉っているようなタイムリーなお話でした。


ヌンチャクが東日警備保障の面接を受ける場面で、劇中で初めてヌンチャクを振っていましたが、中々の腕前でしたね。今回ヌンチャクは、バイクの腕前も見せており、結城を後ろに乗せて2人乗りでスピーディーに走り回ったり、大ジャンプを決めていました。東日警備保障の社長が神田隆氏、専務の大川役に石橋雅史氏、傭兵部隊のリーダー・マイケル北山役に団次朗氏とゲストも顔馴染みの面々が数多く出演していて面白かった。








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