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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/05月

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初期戦隊で必ずあったエピソードと言えば、戦隊の秘密基地に敵が潜入する話。トッキュウジャーでも最近、シュバルツ将軍がトッキュウジャーの秘密基地とも言える烈車を乗っ取る話がありましたが、初期戦隊では、恒例行事だった記憶がありますね。




バトルフィーバーJ

「爆破寸前の大逆転」

銀行強盗の人質にとられたマサルをアシガラ星の金太郎が救う。マサルと金太郎は、仲良くなるが、金太郎の正体はエゴスのカラクリ怪人だった。マサルに接近すると共に、バトルフィーバー隊の秘密基地につながる地下通路を探り、自爆攻撃を仕掛ける計画を狙っていたのだ。だが、マサルと交流するうち、カラクリ怪人は、友情に目覚める。バトルフィーバー隊の基地に辿り着いたカラクリ怪人は、自爆装置を起動するが、マサルの必死の説得により、その回路を止める・・・。



エゴスのカラクリ怪人が宇宙人を装ってバトルフィーバー隊の連絡員・中原ケイコの弟・マサルに近づき、バトルフィーバーの基地に潜入する話。冒頭は、銀行強盗と警察の激しい撃ち合いから始まり、アクション刑事ドラマのような緊迫した雰囲気が漂っていた。巨大化して人間サイズになるところや、カクカクした体の動きがとても不気味なカラクリ人形の金太郎。マサルと友情を深めて行くところや、四郎達と戯れている場面は微笑ましかったが、やはり全編通して不気味だった。自分の正体がバトルフィーバー隊に感づかれるや、サロメを使って一芝居を打つなど、邪悪なエゴスの怪人らしいやり口を見せるが、最後は、「サラバ、トモダチ」と言う言葉を残し、マサルとの友情を示したところは印象的だった。


ビッグベイザーと呼ばれるバトルフィーバーの秘密基地は、海底の奥深くに造られており、その通路は、下水道やスナックのトイレなど様々な場所につながっているらしく、場合に応じてその場所を変えることができるようです。


金太郎がマサルのラジコンヘリを使ってバトルフィーバー隊を襲う場面は、この間見たハングマンのラジコンヘリ回を思い出してしまうが、当時は、特撮ものでもラジコンヘリを使った話を数多く見かけましたね。マサルと金太郎の顔って少し似てるような・・・。ちなみに、マサルの姉のケイコを演じているのは、現在、トッキュウジャーでグリッタの声を担当している日高のり子氏。




電子戦隊デンジマン

「虎の穴は逃走迷路」

ベーダーは、八百屋を営む礼子が黄山に想いを寄せていることを知り、その心を利用して黄山の暗殺計画を狙う。ベーダー怪物のメダマラーが乗り移った礼子が黄山に近づき、彼を礼子の虜にしようとするが、ことごとく失敗。しかし、メダマラーの本当の狙いは、礼子の瞳の中に入り込み、デンジランドへ潜入することだった。



デンジイエロー=黄山純のメイン回。ベーダーがメダマラーが乗り移る礼子を使って、黄山の暗殺を試みるも、黄山の実直な性格が功を奏してか計画は見事に空振り。礼子の瞳に入ってデンジランドの潜入に成功したメダマラーだったが、侵入者撃退用の秘密の通路に迷い込み、結局、デンジランドの本当の場所を見つけることはできなかった。デンジランドは、二重、三重のガードシステムがあるらしく、そう簡単には、見つけ出せないようだ。


デンジランドの外観は、巨大な岩山だが、その中には、最先端のメカで構成された秘密の要塞があり、そこにデンジタイガーが収納されている。バトルフィーバーの基地にも侵入者用の通路変更装置(移動式の壁を動かして本当の通路を隠し、別の通路を作る)みたいなものが出てきたが、デンジマンでは、延々と続く長い通路みたいな感じの不思議な映像になっていたのが印象的だった。




超電子バイオマン

「守れバイオベース」

有名な写真家の男になりすましたメカクローンが撮影した人物を操る「催眠カメラ」を使ってロケット研究所の所長を洗脳して研究所を爆破し、その後も次々と事件を起こす。事件現場付近で度々写真家の男を目撃したひかるは、カメラ助手を志望して、その男に近づくが、ひかるもカメラで撮影されてしまい、モンスター達をバイオベースへ案内することになる。



冒頭、カメラマンに扮したモンスターが公園にいる人達を撮影しようとするが、見ての通り、モンスターではさすがに恐れられると言うことで、プロのカメラマンに扮したメカクローンが作戦を実行。催眠カメラで操られたひかるが、モンスター達をバイオマンの秘密基地のバイオベースに案内しようとするが、ひかるの異変に気づいたジュンが間一髪のところでモンスター達の計画を阻止する。


バトルフィーバーやデンジマンと違い、こちらは、基地に潜入されるまでには至っていなかったが、戦隊メンバー自らが案内するところが印象に残った。ゴーグルファイブでは、ハイトロンエネルギーの力によって透明になったマズルカがゴーグルファイブと共にゴーグルクーガーに乗り込み、未来科学研究所の潜入に成功していたが、もし、モンスター達がバイオベースの潜入に成功していたら、どのような展開になっていたのか。そっちの展開も見てみたかったですね。ちなみに、バイオベースは、富士山の裾野の地下にあるそうだが、残念ながら基地のミニチュアは作られなかった。ネオグラードの外観もイラストだったし、その辺は、ちょっと物足りなかったですね・・・。




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平成に入ってからは、6人目のメンバーが加入することが定番になっている戦隊シリーズですが、『烈車戦隊トッキュウジャー』にもすでに登場しています。今年の6人目はオレンジ色のトッキュウ6号。オレンジ色の戦隊メンバーは、『バトルフィーバーJ』のバトルコサック以来、35年ぶりだそうです。トッキュウ6号は、以前は、シャドーラインのシャドー怪人「ザラム」と呼ばれ、幹部のシュバルツと共に悪事を重ねてきた男。雨を降らせるという特殊な能力で人間を苦しめたことに罪悪感を持ち、今は、人間の姿でレインボーラインの保線作業員として働いている。トッキュウジャーのメンバーによって、「虹野明」と言う人間の名前がつけられた。


虹野明が登場する時、いつもハーモニカーを吹きながら現れるのですが、ギターやトランペットを奏でながら登場していたキカイダーをリスペクトしているような印象を受けます。『仮面ライダー鎧武』では、リメイク版の新しいキカイダーが登場して鎧武と共闘していましたが、明のキャラ設定も、キカイダーのリメイク映画の影響がありそうですね。トッキュウジャーの敵の名はシャドーラインですが、そう言えば、キカイダー01の敵の名前は、「シャドウ」、闇を抱えた明の存在感がどことなく、ハカイダーの人間態のサブローを彷彿とさせ、やはり、色々とキカイダーリスペクトを感じさせてくれます。



シャドーラインの最高権力者として、11話から人間態の「闇の皇帝ゼット」が登場していますが、初期戦隊には、印象的な人間態の幹部やボスがたくさんいましたね。






電子戦隊デンジマン

ヘドラー将軍



へドリアン女王に大いなる忠誠を尽くし、武人として最後までデンジマンと戦い抜いたベーダーの幹部。人間に変装した時のヘドラーが凄くカッコ良くて、何でこの人が敵側の人間なのだろうと、リアルタイム当時は不思議に思ったが、ヘドラーを演じた藤堂新二(当時は、香山浩介)氏と言えば、東映版スパイダーマンで主人公の山城拓也を演じた元ヒーロー出身の俳優。でも、リアルタイムでスパイダーマンを見られなかったため、個人的には、悪側の印象が強かったですね。

他にも、宇宙刑事ギャバンでは、ミミーが恋する白バイ警官(実は、ヒョウダブラーの人間態)を演じたり、超人機メタルダーでは、桐原コンツェルンの代表・桐原剛造(夜の闇に包まれるとネロス帝国の支配者・ゴッドネロスに変貌する)役など、インパクトのある悪役をたくさん演じられていました。その藤堂氏は、なんと、現在制作中のVシネマ『宇宙刑事シャリバン&シャイダー NEXT GENERATION』で宇宙刑事達に指令を与えるゴードン長官役で出演しているそうです。コム長官に代わる新しい指令官役として、どのように活躍をされるのか気になるところですね。






超電子バイオマン

メイスン



新帝国ギアのボス・ドクターマンに生み出されたメカ人間。ビッグスリーの幹部としてジューノイドを指揮し、数々の作戦を打ち立てバイオマンを苦しめた。ビッグスリーの中でも一番の野心家であり、ドクターマンが人間であることを知って暗殺計画を練ったが、ドクターマンに見破られて失敗。ドクターマンの正体に関する記憶は消去され、後に強化改造されて、右腕にメイスンミサイル、右手にメイスンバルカンを装備するようになる。

メイスンを演じた中田博久氏と言えば、当時は、刑事ドラマや時代劇の悪役などでも有名でしたが、ヒーローものでは、仮面ライダーアマゾンのゼロ大帝などの敵のボスや、仮面ライダー(スカイライダー)では、それとは真逆の正義に燃える空手家を好演されていたこともあった。他にも怪人の人間態など、数々のヒーローものに出演されていましたが、キャプテンウルトラでは、主人公の本郷武彦を演じられており、この方もヒーロー出身の俳優さんでしたね。






超獣戦隊ライブマン

ドクター・ケンプ



科学アカデミアの優秀な学生・月形剣史は、武装頭脳軍ボルトの大教授ビアスに心酔し、自身の天才的な能力を活かすために自らボルトに加入し、その幹部ドクター・ケンプとなる。かつての友人だった勇介達(ライブマン)と真っ向から争い、戦闘時は、美獣ケンプとなって、改造された肉体でライブマンを打ちのめした。後にパワーアップして恐獣ケンプとなった。ライブマンの敵味方の構図は、それまでの戦隊のそれを覆す斬新さがありましたが、ドクター・ケンプは、元は人間であり、自ら敵側のメンバーに加わって、かつての仲間と対決するところが物凄く衝撃的で目新しい幹部だった。ライブマン以前の人間態の幹部は、顔に派手めなメイクをしているのが定番でしたが、ケンプは、ノーメイクの幹部だったのが逆に新鮮でした。その辺は、闇の皇帝ゼットなど、最近の戦隊の幹部と相通ずる部分でもありますね。

ドクター・ケンプ役の広瀬裕氏は、『超新星フラッシュマン』では、改造実験帝国メスの幹部レー・ワンダ、『鳥人戦隊ジェットマン』では、次元戦団バイラムの幹部帝王トランザ、『五星戦隊ダイレンジャー』では、魔拳士ジンなど、戦隊シリーズで数多くの幹部を演じられていました。個人的には、仮面ライダーBLACKのバイクレーサー役も印象に残っています。

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ファミリー劇場で久しぶりにヤットデタマンが放送されている。ヤットデタマンと言えば、タイムボカンシリーズの第5作目として製作されたタツノコプロのアニメで、それまでのシリーズでは、ヒーローは、男女の二人組で構成されていたが、このシリーズで初めて男一人になり、巨大型ロボット「大巨神」が登場した。当時は、ロボットアニメ全盛の時代だったが、ヤッターマンやゼンダマンなどのタイムボカンシリーズは、動物型のロボットに乗っているのが特徴だった。


大巨神は、自分の偏平足をとても気にしたり、「罪を憎んで人を憎まず」と、毎回、悪玉達に情けをかけるのだが、悪玉達の陰口を聴いて、怒りのトドメを刺すなど、中々ユニークなキャラのロボットで面白かった。いよいよこのシリーズも本格的にロボットアニメの方向に進んでいくのかと当時、そんなことを思いながら見ていました。実際、この後に放送された「逆転!イッパツマン」も男一人のヒーローと巨大ロボの組み合わせが継承されたが、しかし、それ以後は残念ながら続かなかった。


改めて見ると、ヤットデタマン自身の活躍がさほどなかったことに驚く。笛を吹いてミレンジョたちの前に現れて、一応一戦を交えるのだが、出番は非常に短く、すぐに大巨神に乗り込んでしまう。リアルタイムで見ていた時は、全く気にならなかったが、このアニメは、ほとんどが悪玉三人のコントとロボット戦で成り立っていたんですね。ところで、ヤットデタマンは、ワタル青年が勇気を念じることによって僅か3秒で変身する(しかし、その変身には、様々なプロセスがあることが29話で明かされる)のですが、最近もこんな変身の仕方をするヒーローがいたな・・・あ、今放送中のトッキュウジャーではないですか。


トッキュウジャーは、不可能を可能にする力・イマジネーションを持った若者達が変身して敵を倒しますが、勝利のイメージを想像している場面など見ると、ワタル青年のことをつい思い出してしまいます。そう言えば、7話には、人間にハンコを押してやる気を失わせてしまうハンコ怪人みたいなのが出ていたが、ヤットデタマンの武器のドレミ剣は、剣先がスタンプになっていて、いつも悪玉に赤いマークを押していた。


意外とタツノコアニメ・テイストも垣間見えるトッキュウジャーですが、10話のサブタイトルは、「トカッチ、夕焼けに死す」は、なかなか思わせぶりなタイトルでしたね。タイプシャドーに「トカッチ、夕焼けに死す」と打ち込まれ、死の宣告をされてしまうトカッチ。ファイナルファンタジーのアーリマンみたいな感じの怪人ですが、何より、ピンときたのは、10話にこのタイトルを持ってきたところ。今から丁度30年前に放送された「超電子バイオマン」の10話は、イエロ・フォーが衝撃の死を遂げた戦隊シリーズの歴史に残るエピソードでしたが、こちらは、大人の事情もあって、イエローが本当に死んでしまったのです。しかも変身したままの状態で。「アキバレンジャーシーズン痛」の最終話にも「死んだ戦隊ヒーロー大集合的」な場面にイエロー・フォーが登場していましたが、やはり、トッキュウジャーの10話は、バイオマン30周年を意識したパロディ・エピソードだったのでしょうか。



トッキュウジャーのロボ戦で流れる「烈車合体!トッキュウオー」は宮内タカユキ氏が歌われていますが、宮内氏と言えば、やはり、バイオマン。初期戦隊のロボ戦の歌は、どれも勇ましくてカッコいい曲が多かったですが、バイオロボの歌もどこか物悲しさがありつつも力強く、燃える曲でしたね。










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ひさしぶりにYOUTUBE東映チャンネルを覗いてみたら、『電子戦隊デンジマン』が無料配信されていた。その前は、『バトルフィーバーJ』が配信されていましたが、やはり、自分の中で戦隊と言うと真っ先に思い浮かぶのがこのデンジマン。リアルタイムで初回から見た最初の戦隊だけあって思い出深いですね。


昔の特撮と言えば、オープニングのカットからとんでもない爆破シーンがありましたよね。有名なのが『仮面ライダーV3』のV3が乗るバイクがジャンプすると猛烈に吹き上がる爆破のカット。あれを最初に見た時は、本当にブッたまげました。『忍者キャプター』のOPでも、公道を走るキャプターカーの両脇で爆破が起こり、その粉塵の中をキャプターカーが走り抜けていくと言うカットがありましたが、昔は、ああいう公道でも普通に本物の爆破ができていたんだなとその自由奔放さに感心するばかり。そして、デンジマンにも、電子リズムのあのカッコいいイントロが流れている時に、猛烈な爆破シーンが出てきます。



見よ。いきなりこの爆発力(笑)。


こう言う爆破シーンがある特撮ヒーローものは、本編を見る前からかなりドキドキさせられましたね。この3年後に放送された『科学戦隊ダイナマン』のOPは、爆発シーンがてんこもり、『兄弟拳バイクロッサー』のOPには、主人公の二人が飛行するヘリから垂れ下がっているロープに捕まり、地上から猛烈に吹き上がる炎の中を潜り抜けると言うカットがあった。おそらくオープニング用に撮られたアクションシーンなのでしょうが、当時は、オープニングのカットも物凄い気合いが感じられました。



さて、デンジマンと言えば、なんと言ってもデンジマンの敵となるベーダー一族のボス・へドリアン女王の圧倒的な存在感なくして語ることはできません。へドリアン女王を演じた曽我町子さんは、デンジマン以前にも『レインボーマン』でゴッドイグアナと言う魔女を演じられていましたが、特撮ヒーローの女王役と言えば、やはりこのお方。戦隊シリーズでは、同じキャラクターで異例の二作品連続出演を果たしたことでも有名。


デンジマンの後に始まった『太陽戦隊サンバルカン』の4話のラストで氷河の中で眠るへドリアン女王のカットを見た時は、かなり驚いたが、5話で復活した時にもっと驚いたのが衣装が全く変わってしまったところ。何で頭に変なボールみたいなもののっけてんだろうと、その不思議な出で立ちを見て子供ながら疑問を持った(苦笑)。妖魔術の使い手と言う設定だから水晶玉をイメージしたものかと思ったがそうではなかった。当時は、ディスコブーム真っ只中で、デンジマンにもディスコが出てくるエピソードがありましたが、あの頭は、ディスコのミラーボールをイメージしたという説が有力のようです。





デンジマンに敗れたベーダー怪物を我が子のように慈しむへドリアン女王の姿がとても印象に残っています。ところで、ベーダー怪物と言えば左右非対称の不気味な姿が特徴でしたが、そのネーミングに面白いものがいくつかありました。例えば、3話に登場したチカゲリラー。都市のビルや工場地帯のオイルタンクなどを次々と地盤沈下させ、水道からオイルを吹き出させて、東京を火の海にしようとしたベーダー怪物でしたが、このエピソードの戦闘シーンや特撮シーンは、デンジマンの中でも屈指の名シーン。デンジレッドが乗るデンジマシーンのバイクアクションシーンや、デンジマンの地下の移動手段となるデンジシューターの初登場シーン、ダイデンジンが戦闘機を叩き落すシーンなど、かなり力の入ったシーンが数多く見応えがありました。作戦の内容を知ると、チカゲリラーと言う名前は合点がいくし、結構笑えるのですが、作戦そのものはかなり脅威的で恐怖を感じましたね。


チカゲリラーに次いでインパクトがあったのが、6話に登場したヒゲキタコラー。継母との折り合いが悪く、人生に絶望した少女が飛び降り自殺を図るが、運良くデンジマンに救われる。そんな悲劇の少女に目をつけたベーダーは、ヒゲキタコラーが憑依する少女の分身体を使って、人間達を不幸に陥れていく。デンジマンのホラー描写ってかなり凄まじいものがありましたが、一番強烈だったのは、2話のシャボンラーのしゃぼん玉を浴びて石化した人間が倒れて砕け散るシーン。あれは、幼少時に見たら誰もがトラウマになる恐怖シーンでしたが(苦笑)、何よりこの6話は、少女の自殺シーンから始まるのがかなり衝撃的。そして、少女の分身体が次々と異常な行動を起こし、ポルターガイスト現象によって人間達を悪魔的に苦しめる描写が圧巻だった。衝撃的と言えば、デンジレッドが電車よりも早く走って、少女の自宅に先回りし、ヒゲキタコラーが憑依する少女の分身体がやって来るのを待ち伏せするシーンがあるのですが、少女のベッドで寝てるデンジレッドがなんともシュールというか思わず吹いた(笑)。


ポルターガイストって聞くと、デンジマンよりも宇宙刑事シャリバンのほうを思い出してしまう(ドクター・ポルターと言う女幹部もいたし)のですが、当時の特撮ものは、ハードなホラー描写ありきでしたよね。それにしても悲劇とタコを結びつけるこのネーミングセンスが良い(笑)。キゲキモグラーとかカンゲキゴリラーとかスンゲキリンラーとか組み合わせは色々あるけども、やはりヒゲキタコラーには敵わない(笑)。





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先月から始まった「烈車戦隊トッキュウジャー 」は、ゴーカイジャー以来の男3人女2人のメンバーで、21世紀の戦隊の中で一番シンプルなデザイン。一気にファイブマン辺りのデザインに戻った雰囲気があり、懐かしい感じがする戦隊。メンバーの呼び名がカラーではなく、番号なところが新鮮。他の戦士に乗り換えができるフォームチェンジは色が変わるだけなので、見た目のインパクトは薄いが面白い。アナウンスつきの変身シーンや名乗りのポーズもユニークですが、トッキュウジャーの一番の特徴と言えば、マスクのゴーグルの前についているレール。レールつきのゴーグルって今までにないタイプですが、あれは取り外し可能な仕様みたいですね(2話でトッキュウ2号のレールがズレる場面が見られた)。男のメガネキャラ(トカッチ=トッキュウ2号)がいるも新鮮。戦隊で男のメガネキャラと言えば、古くは、ジェットマンのイエローまで遡ることになるのか・・・。戦隊じゃないけど、ビジュアルは、マシンマンの高瀬健を彷彿させます。


列車がモチーフと言うことで、トッキュウジャーの移動基地的な存在になる「烈車」が登場しますが、やはり烈車内のシーンを見ると、仮面ライダー電王のデンライナーを思い出します。そして、五つの烈車が合体して巨大ロボットにトッキュウオーになるわけですが、そのトッキュウオーの合体プロセスがこれまた異様・・・と言うかシンプルで驚いた。昔、トランスフォーマーに6体合体するトレインボットなるものがいましたが、電車のロボットは、構造上どうしても角張った感じのデザインになってしまうようですね。トッキュウオーも胸や肩の出っ張りが少々目立ちます。


どうやら五人のメンバーは、記憶を失っているらしく、それぞれの過去の秘密がストーリーが進むにつれ明らかになっていくようです。5話までの中で一番印象に残った場面は、2話の烈車の屋根の上で トッキュウ1号と敵怪人が戦った場面。つい最近、「ウルヴァリンSAMURAI」を見たところなので目についた。この作品にも新幹線の屋根の上で、主人公のローガンが日本のヤクザと戦うシーンがあり、時速300kmで走る新幹線の風圧に耐えながら、必死にヤクザと戦うローガンの姿が面白かった。トッキュウジャーのほうは、レールの上ではなく、空中を走る烈車の屋根で、トッキュウ1号とサーベルシャドーが激しい戦闘を繰り広げた。戦隊でこういうアクションシーンが見られるのは初であり、非常にレアな感じがします。シャドーラインの烈車クライナーのデザインがカッコいいですね。それに乗るシュバルツ将軍も敵の中では、群を抜いて良いですね。ふとエバポリスを思い出してしまったけど(笑)全然違うな・・・。



戦隊もトッキュウジャーで38作品目。歴代戦隊が勢ぞろいしたゴーカイジャーがもう3つ前の作品になっていることにびっくりしますが、トッキュウジャーのように印象に残るアクションシーンは、歴代戦隊の中にも色々ありましたね・・・。



バトルフィーバーJ
「美女と野獣の結婚式」・・・うるう年(2月29日)生まれの女性と結婚してエゴス新人類を生み出そうとするギンガ怪人。紋付袴姿のギンガ怪人がお寺の結婚式場で女性と結婚式を挙げている最中に、突如バトルフィーバーがあらわれて女性を救出する。埼玉県の「吉見観音」と呼ばれる由緒あるお寺で展開されるアクションが面白かった。お寺の階段で名乗りをあげる五人や、お寺の外側の通路で派手にキックや前転飛びを決めるコサック、大仏の前で戦うミスアメリカなどなど、古風な場所での豪快なアクションが印象に残った。


  



電撃戦隊チェンジマン
「長崎の謎の幽霊船」・・・長崎のオランダ村を舞台にした地方ロケ編第1弾。アハメス初登場回でもあります。幽霊船が現れるという噂を聞いた疾風は、それを調査するため、単身長崎へ向かう。しかし、そこで疾風は、オランダ衣装を身につけた謎の美女と強化されたヒドラー兵に突如襲われ、姿を消す。消息を絶った疾風を探すため、他の4人のメンバーも長崎に向かう。1983年に開園したオランダ村の施設を利用したアクションがなんだか楽しそうだった。風車の前で名乗り上げ、華麗に飛び降りるチェンジマン(チェンジグリフォンを除く)や、マーメイドとフェニックスに倒されて「パイプスライダー」を滑り落ちるヒドラー兵など、情緒溢れる街並みをバックに激しい戦闘が繰り広げられた。オランダ村は、その後、ハウステンボスと言う名前で営業が続けられましたが、2001年に閉園。しかし、なんと2015年に再オープンされるそうですよ。


  



光戦隊マスクマン
「タケルが消される時間」・・・山の洞窟の調査に向かったマスクマンは、そこでタイムドグラーと遭遇。タイムドグラーが開いた「時穴」に吸い込まれてしまったマスクマン達は、13年前の時代にタイムスリップし、そこで11歳のタケルと出会う。イガムとフーミンに命を狙われる子供時代のタケルを救うべく、マスクマンが悪戦苦闘するエピソードで、クライマックスは、船上バトルが展開されます。船上バトルと言えば、ゴーグルファイブの劇場版や、前述のチェンジマンの長崎ロケでも見られたが、マスクマンでは、イガムとフーミンの二人の幹部がかなり激しい戦闘を繰り広げ、マスクマンを追いつめていたのが印象的だった。アクションとは無関係だが、子供時代のタケルがジージャンとジーパンを着てジローの姿になり、キカイダーの変身ごっこをしていた場面が面白かった。


  




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今週終了した『獣電戦隊キョウリュウジャー』、なかなか熱い最終回でした。変身前の役者さんたちにもアクションの見せ場が多く、もちろん変身後もアグレッシブかつブレイブな動きが冴え渡り、バイクアクションもあり、昭和戦隊風の熱い展開も見られて面白かった。いつかあるであろうと思っていたキョウリュウレッド=桐生ダイゴの父・ダンテツ役の山下真司氏の変身。トリンに成り代わってシルバーになったのは、意外でしたが、戦隊の史上最年長変身者としてまた新たな記録が生まれました。そう言えば、ここ数年、80年代に大映ドラマで活躍された俳優さん達が相次いで戦隊シリーズに出演されていますが、振り返ると、

伊藤かずえ・・・獣拳戦隊ゲキレンジャー(真咲美希)
伊藤麻衣子・・・天装戦隊ゴセイジャー(ゲスト)

「乳姉妹」や「ポニーテールはふり向かない」などに出演していた森恵が『超獣戦隊ライブマン』のブルードルフィン=岬めぐみ役で出演されていたのを含め、どんどん増えてきている印象ですが、次のシリーズでは、どんな人が出てくるのか、それも気になるところですね。そろそろのろまな亀か、大木辺りが来るのかなあ・・・(笑)。


アクションだけでなく、キョウリュウジャーが面白かったのは、80年代のテレビドラマや映画のパロディ、初期戦隊のオマージュが数多く盛り込まれていたからでしょうか。例えば、


○「荒れるぜ!止めてみな!!」のポーズが「五人そろってゴレンジャー!!」→秘密戦隊ゴレンジャー

○最終回間近でレッド(桐生ダイゴ)とピンク(アミィ結月)が恋仲になる→ジャッカー電撃隊最終回の桜井五郎とカレン水木を彷彿させる。

○メンバーに外人(キョウリュウシアン=ラミレス)がいる→バトルフィーバーJのミス・アメリカ=ダイアン・マーチンを彷彿させる。

○トリンが死んだ→電子戦隊デンジマンでダイデンジンと一体化したデンジ犬アイシーを彷彿させる。

○デーボスジャンプ→太陽戦隊サンバルカンの太陽ジャンプ

○46話でキョウリュウジャー達(レッド除く)が見せた必殺技→大戦隊ゴーグルファイブのゴーグルビクトリーフラッシュを彷彿させる。



○グリーン=立風館ソウジの両親がダイナブラックとダイナピンク→科学戦隊ダイナマン

○優子が二代目キョウリュウシアンに→超電子バイオマンの二代目イエロフォーを彷彿させる。

○キャンデリラとラッキューロが生き残り、最後にキョウリュウジャーの味方になる→電撃戦隊チェンジマンのゲーターやギョダーイを彷彿させる。

○怒りの戦騎ドゴルドの仮面が割れて空蝉丸の顔が露になる→超新星フラッシュマンの大帝ラー・デウスの白い仮面が割れる場面を彷彿させる。

○ブルー=有働ノブハルが敵のキャンデリラと恋仲に→光戦隊マスクマンのレッドマスク=タケルとイアル姫の関係を彷彿させる。



やや強引な部分もあるでしょうが(苦笑)、個人的に気づいたところではこんな感じ。戦隊以外では、マッドトリンと言うネーミングがジャスピオンのマッドギャラン、トリンが笛の音を聞いて暴れ出すところは、キカイダーのプロフェッサー・ギルを想起させる。他にも様々なヒーローのオマージュがあるかもしれないし、見返す度に新たな発見ができるかもしれませんね。



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