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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/05月

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この冬に公開が予定されているスターウォーズシリーズの最新作『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』。去年末にレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが惜しくも60歳の若さで他界し、最新作への影響が心配されていましたが、キャリーの出演シ一ンは撮影済とのことで、この作品が彼女の遺作になるようです。1977年に公開されたエピソード4の『スター・ウォーズ/新たなる希望』、その前段に当たるストーリーでスターウォーズシリーズのスピンオフ作品「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を鑑賞。


究極兵器のデス・スターを完成させた銀河帝国軍。デス・スターの開発者ゲイレン・アーソは、デス・スターの重要情報を帝国軍のパイロット、ボーディー・ルックに託す。この情報を知った反乱同盟軍は、ゲイレンの娘のジン・アーソを利用して、反帝国勢力「パルチザン」を率いるソウ・ゲレラに接触する。



「ローグワン」には、3つぐらい意味があるそうですが、その1つは、反乱軍のチ一ム名みたいなもので、この作品は、そのローグワンの戦士たちが帝国軍からデス・スターの設計図を奪取するところまでを描いています。エピソード4では、ローグワン達が命がけで手に入れたその設計図を元に、ルーク達反乱軍の戦闘機隊がデス・スターを攻撃を仕掛けて、見事デス・スターを破壊するところまでを描いていましたが、残念ながらこのローグワンには、ルークやハン・ソロは登場していません。


主人公は、デス・スターの開発者の娘であるジン・アーソ。反乱軍のスパイ、キャシアン・アンドー、ドロイドのK2-SOらと共に帝国軍に立ち向かいます。全体としてはわりと地味な展開が続き、本家ほど胸踊るようなシーンもなければ、戦闘シーンも本家で見たような既視感のあるものばかりで新鮮さがいまいち感じられなかったが、クライマックスの空中戦は見応えがあったし、『フォースの覚醒』に続いて女性が主人公であるところや、ドロイドのK2-SOが良い仕事をしてかなり目立っていたところも印象に残りました。


K2-SOってどことなく「天空の城ラピュタ」に出てきたロボットを彷彿とさせるのですが、C3POよりも有能で魅力的な戦闘ロボットという感じがした。エピソード3と4の間のストーリーということで、べーダー卿がかなり活躍するのではないかと思っていましたが、思いのほか出番が少なかったですね。とくに気になった登場人物は、ローグワンのメンバーの一人である盲目の戦士チアルート・イムウェ。華麗な棒術で敵を素早く倒していくところがカッコ良かった。香港のアクション俳優ドニー・イェンが演じているだけあってアクションのキレ味が凄い。デス・スターを開発した科学者ゲイレン・アーソを演じたのは、マッツ・ミケルセン。最近ではすっかり人喰いおじさんのイメージが定着していましたが、マッツには、普通の科学者役よりもべーダー卿と肩を並べるような凶悪な敵役で登場してもらいたかったですね(苦笑) 。



昨年亡くなったキャリー・フィッシャー演じるレイア姫が1シーンのみ登場していましたが、あのCGはよくできていたなあ。CGで驚いたのは、トロン・レガシーの若かりし頃のジェフ・ブリッジスのCGや、ターミネーター4の若かりしシュワちゃんのCGぐらいですが、レイア姫のCGも見事な作りで思わずおーっと声を上げてしまいました。登場したキャラや衣装、戦闘シーンも含め、70年代に作られたエピソード4っぽさがしみじみと感じられたローグワン。懐かしくもあり、スターウォーズの原点に返ったような、そんな映画でございました。


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ロジャー・ムーアの追悼に映画を見ようと思っていたら、ムーアのではなく、なぜだかトニー・カーティスの映画を立て続けに見てしまった(汗。ロジャー・ムーアの吹替えは、広川太一郎氏が担当していましたが、広川さんと言えば、トニー・カーティスのフィックス声優としても有名でした。この間見た2本の映画は両方とも吹替版。一つは、1958年に公開された「バイキング」と、もう一つは、67年の「サンタモニカの週末」。当然ながら両方とも広川さんがトニー・カーティスの声を担当していました。


「バイキング」の舞台は、9世紀のヨーロッパ。海を荒らし回す北方の民族バイキング。バイキングのラグナー王とイングランド王妃との間にできた息子エリック(トニー・カーティス)と、同じくバイキング王の息子のアイナー(カーク・ダグラス)の異母兄弟が運命に翻弄されながら骨肉の争いをする歴史活劇。この時のトニー・カーティスは、二枚目俳優であり、ものすごく勇ましくシリアスな演技を見せていました。カーティスの声を担当する広川さんも当然ながらおふざけや駄洒落は一切なしの演技。ちなみに、ラグナー役はアーネスト・ボーグナイン。エアーウルフのドミニクと同じく、富田耕生さんがボーグナインの声を担当していました。ラグナーは、映画の中盤に英軍に捕まり、狼の群れがいる穴に自ら飛び込んで処刑されてしまうんですが、そのシーンのボーグナインの演技がカッコ良かったですね。この時、ボーグナインはすでに40代。考えてみたら、エアーウルフに出ていたのは70歳前だったんですよね。



「サンタモニカの週末」は、タイトル通りアメリカ西海岸にあるサンタモニカの町が舞台。自動車事故をきっかけに青年のカーロ(トニー・カーティス)は、ローラという女性と親しくなるが、ローラがプ一ル建設会社の社長のロッドの愛人と知るやいなや、カーロはその弱みにつけ込んでロッドの会社のセールスマンとなり、様々なトラブルに巻き込まれるラブ・コメディ。バイキングと打って変わって二枚目半の軽々しい演技を見せるカーティスと、ギャグや駄洒落は抑え気味ながらも、どこかしらスッとぼけた演技の広川さんの吹替えが印象的でした。豪雨の影響で地滑りが発生し、海岸沿いにあるカーロの自宅が土砂に流されてひっくり返り逆さまになるクライマックスのシーンがインパクトがあり見応えがありました。










トニー・カーティスと言えば、「がんばれ!ベアーズ」シリーズの第3弾「がんばれ!ベアーズ大旋風(1978年)」に主演し、この撮影のため来日しています。日本が舞台になったこの映画で、当時活躍していた俳優の若山富三郎や、プロレスラーのアントニオ猪木、テレビのバラエティ番組で大人気だった萩本欽一と共演。フジテレビの日曜夜8時に放送されていた「家族対抗歌合戦」にカーティス演じる芸能エージェントが乱入する場面があったり、プロレスの試合で大乱闘を繰り広げたりと無茶苦茶な展開でしたが、結構面白かったです(笑)。カーティスの吹替えは、もちろん広川太一郎。








完全三枚目のトニー・カーティスと、ジェームズ・ボンドになる前の若かりしロジャー・ムーアがコンビを組んだ「ダンディ2・華麗な冒険」も面白かったですね。ムーアとカーティスともに広川さんが演じていたら、ギャグや駄洒落満載の猛烈なアドリブ合戦を展開していたかもしれませんが(苦笑)、ムーア=佐々木功の声も抜群のハマリ具合でした。



次こそはムーアの映画をじっくり見て、追悼したいと思います。

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普段雑誌はあまり読まない私でありますが、この間「私たちが愛した80年代洋画」という映画の本を読みました。タイトルの通り、1980年代にヒットした作品をジャンル別にランキング形式で紹介しているものでしたが、その中で取り上げらていた作品は、ほとんど「日曜洋画劇場」か「ゴールデン洋画劇場」で見たものばかりでしたね。



いかに自分がテレビで80年代の映画をたくさん見ていたかを再認識させてもらいましたが、意外に未見の作品も結構ありました。ソビエトが1989年に公開した「不思議惑星キン・ザ・ザ」。当時のソビエトの社会を風刺したSF映画らしいのですが、ソビエトの映画なんてゴールデン帯の映画枠で放送されることなんてなかったし・・・。もしかしたら深夜の映画枠で放送されていたのかもしれないけど、当時アメリカと香港映画にのめり込んでいたので、昔風に言うと「アウト・オブ・眼中」だったのかもしれません(苦笑) 。



80年代の映画をみっちり紹介しているだけでなく、「スパルタンX」や「バットマン」など、80年代映画のファミコンゲームについての特集もあったり、読んでいるうちに80年代にどっぷりタイムワープできてしまう一冊でございました。興味はある方は、アマゾンなどで探してみてください。ところで、80年代の映画の魅力と言えば、やはり音楽もその欠かせない要素の一つでしたが、今回は、『妙に思い出す80年代の映画音楽』をいくつか紹介致します。






U・ボート(1981年)

「ネバーエンディング・ストーリー」や「アウトブレイク」など数々の名作を世に送り出したウォルフガング・ペーターゼン監督の戦争映画。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの占領下にあったフランス大西洋岸のラ・ロシェル港を出航したUボート「U96」の艦内を舞台にした作品。この映画も地上波のテレビで何度も放送され、よく見ました。Uボートの音楽と言えば、クラウス・ドルディンガーによるテーマ曲が有名ですが、なんといってもU96が急速潜航する場面で流れていた雄大かつ勇ましいあの一曲が妙に頭に残っています。フジテレビ版の吹替え(艦長の声:内海賢二、ヴェルナー少尉の声:野沢那智)でもう一度見てみたいなあ。











フラッシュダンス(1983年)

「ビバリーヒルズ・コップ」「トップガン」「バッドボーイズ」などで知られる映画プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが製作した青春映画。ジェリー・ブラッカイマーと言えば、アクション映画のイメージが強いですが、意外にも最初に大ヒットさせたのがこの作品だったんですね。これもテレビで見ましたが、主人公のアレックスの声が戸田恵子だったり、ジェニーの声が潘恵子、ケティが横尾まり、ジェイクが富田耕生と、「ナイトライダー」「エフーウルフ」ファンなら思わずニヤリとしてしまう組み合わせの吹替えだったので、青春映画を見るのがあまり得意ではなかった私もこの映画は、なぜかよく見ていました(苦笑)。


この映画の主題歌でアイリーン・キャラが歌っている『ホワット・ア・フィーリング』は、1983年に放送されたTBSのドラマ「スチュワーデス物語」の主題歌にも使われ、麻倉未稀が日本語でカバーした曲を歌っていました。スチュワーデス物語は、当時日本で大ヒットした高視聴率のドラマで、私もリアルタイムで見ました。最近は、航空機の客室乗務員のことをキャビンアテンダント(CA)と呼ぶらしいので、スチュワーデスと言われても何のことだかさっぱりわからないって人もいるでしょうが、当時は、スチュワーデスと呼ばれていましたね。このドラマのせいか、原曲よりも日本語版のほうが結構印象に残っているんですが(苦笑)。











フェノミナ(1984年)

イタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェントの猟奇スリラー。当時14歳の美人女優ジェニファー・コネリーが虫と交信ができる特殊な能力を持った少女を演じて話題となった作品です。ダリオ・アルジェントの作品と言えば、おぞましい流血や残虐シーンのインパクトと共に、やはり音楽がとても印象的です。「サスペリア」「ゾンビ」「シャドー」など、ゴブリンの不気味な音楽を全面に押し出した作品は、未だ強烈に耳に残っていますね。


フェノミナのテーマ曲は、クラウディオ・シモネッティらしいサスペンスフルかつヘビメタ調のリズムがカッコいい曲でした。もう一つ気になる曲は、ジェニファー・コネリーが殺人犯に拉致されて、監禁された部屋から脱出する場面で流れていた「Flash of the Blade」という曲。当時、この曲が聞きたいがために、アイアンメイデンの「パワースレイヴ」というアルバムも買ってしまいました(笑)。ゴブリンの曲と妙にマッチングしていましたね。








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この間、「ナイトライダーシーズン3」の黄金カ一が登場する回を久々に見たら、チアガールのシーンの時にゴーストバスターズの主題歌が流れていた。ナイトライダーの挿入歌はHPでも紹介しているし、このブログでも何度か記事にしているので大半は覚えているのですが、ゴーストバスターズの主題歌はなぜだか頭から抜けておりました。









公開当時は、島田紳助がこの主題歌を歌っていると思い込んでいたのですが(苦笑)、なぜそんな勘違いをしたのかな・・・。声が似てたからか、ひょうきん族でパロディやってたからなのか・・・?



近年のリメイクブームに乗っかったのか、ゴーストバスターズも昨年リメイクされました。新作は、当初旧シリーズのメンバー(ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド他)で製作する予定だったそうですが、スペングラー博士役のハロルド・ライミスが亡くなったため、監督の提案によりメンバー全員を女性に変更したそうです。新しいメンバーは、それほど有名ではないし、顔馴染みの女優さんが誰一人いないので、やはり旧メンバーと比べるとパワー不足が歪めない・・・と思ったのですが、見ているうちにわりとすんなり溶け込んでいました。


CGで派手に動き回るゴースト達を見ていたら、所々のシーンに旧メンバーが登場していて、思わず声を上げてしまった。ビル・マーレイもダン・エイクロイドも良い感じに歳を取っていましたね。ビル・マーレイは気づくのに結構時間がかかってしまいましたが(笑) 。「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーバーもチョイ役で出演していたが、やはり30年の月日を感じさせられました。3人の出演シーンを詳しく書くつもりでしたが、楽しみを奪うことになるので、もしこれからご覧になられる方は自分で探してみてください(笑)。



もう一人気になったのは、アンディ・ガルシアが市長役で出ていたところ。アンディ・ガルシアと言えば、1980年代の終わり頃から90年代の前半の映画でよく見かけましたが、一番印象に残っているのは、日本でロケが行われた「ブラックレイン」の刑事役。松田優作演じる凶悪犯に首チョンパされたシーンが未だに忘れられません。その次に「愛と青春の旅立ち」や「プリテイ・ウーマン」のリチャード・ギアと共演した「背徳の囁き」。この映画では、リチャード・ギアが珍しく悪徳警官役を演じており、内務調査官役の正義感みなぎるアンデイをぐいぐい追いつめていくスリリングなサスペンス映画でしたが、中々見応えがありました。


ゴーストはCGになってユニークなキャラが増えていました。様々なオバケ達の中には、旧作で絶大な人気を誇ったあのマシュマロマンもいて、とても懐かしかったです。ゴーストバスターズのロゴの白いオバケも登場し、巨大化して大暴れしていました。コミカルな雰囲気は、旧作と変わりませんが、そのせいか既視感ありありの映像が多くいまいち新鮮味が感じられなかった。できれば、ニューヨークではなく、西海岸側の街で撮影してもらいたかったなあ。続編があるならぜひそうしてもらいたいです。


吹替版で見ましたが、ゴーストバスターズのメンバーの声は日本の女芸人が担当していましたが、さほど違和感はなかったです。ビル・マーレイが安原義人さん、ダン・エイクロイドが玄田哲章さん、他にも野島昭生さんや三ツ矢雄二さんなど、協キャラの声のほうが豪華だった印象。




当初の予定通り、オリジナルのメンバーで「ゴーストバスターズ3」が作られていたら、どんな内容になっていたのか。まだ間に合うんじゃないかな・・・(苦笑)。








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テレビで映画を見る時は、「ザ・シネマ」などのスカパーの映画チャンネルで見るのがすっかり習慣となりましたが、落ち着いて見られるのがいいですね。地上波みたいにCMが入らないし、カットシーンもないし、余計なテロップも出ないからとても見やすい。地上波は放送される映画が限定されてしまうが、スカパーは古今東西、多種多様な映画が放送されているし、昔の懐かしい吹替え作品も見られるしでメリットが多々あります。


しかし、私が子供の頃、今のスカパーの映画チャンネルのような役割を果たしていたのは、地上波の映画枠でした。TBSの「月曜ロードショー」、テレビ朝日の「日曜洋画劇場」、フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」、日本テレビの「水曜(金曜)ロードショー」。テレビ東京にも「木曜洋画劇場」という映画枠があったが、うちのテレビはテレビ東京が映らなかったので、子供の時は見ることができなかったが、当時は民放全局に必ず一つは映画枠があり、その枠でいろんな映画を楽しめることができたのです。


その頃の民放の映画番組にはそれぞれ解説者がいて、映画が開始前と終了後に解説者の解説を聞くことも一つの楽しみになっていました。今は、映画解説者が一人もいなくなってしまいましたが、当時は解説者がいるのが当たり前の時代。やはり一番印象に残っているのは、「日躍洋画劇場」の解説を担当していた淀川長治さん。淀川さんと言えば、解説の終わりに、「またお会いしましょうね。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」という名台詞を言っていたのが有名ですが、ついに番組にサヨナラ、サヨナラする時が来てしまったようです。



1966年から半世紀に渡り続いてきた「日曜洋画劇場」が今月で終了とのこと。私自身この10年間地上波で映画を見ていないので、最近はどんな映画が放送されていたのかは存じ上げませんが、どうやら視聴率対策のためにバラエティ番組ばかり放送して、映画の放送は少なくなっていたようですね。カットシーンが多い上に、CMの入り方が悪い、だらだらと宣伝テロップを流す、エンディングに変な演出をするなど、地上波での映画の扱いは年々酷くなる一方のようで、さらに今は表現規制の問題もあって放送できる作品も限られてしまい、地上波ではもはや大人が楽しめる映画は一切見ることができなくなってしまった。こんな状況では、無理にゴールデン帯に映画枠を残しても意味がないですよね。地上波で映画を見る時代ではなくなったということなのでしょうか。


かつては、メジャーな作品からマイナー作品、アクション、SF、ホラー、コメディ、ちょっとHな作品まで幅広いジャンルの映画を放送してくれた日曜洋画劇場。007シリーズ、ロボコップ、ダイハード、ビバリー・ヒルズコップ、未来警察、エイリアン、スターウォーズにネバーエンディングストーリー・・・スタローン、シュワちゃん、ジャッキーのアクション映画やヒッチコックの作品。ブルーサンダー、ブラックライダー、ザ・カー、クリスティーンを最初に見たのも、ナイトライダーやAチームなどの海外ドラマのスペシャル版を放送してくれたのもこの日曜洋画劇場でした。映画を見終わり淀川さんの締めの解説を聞き、その後に流れる次回の予告編を見ることも楽しみの一つでしたね。次はどんな映画を放送してくれるのか、毎週わくわくしながら見ていました。あの頃のテレビは本当に自由と夢がありましたよねえ。




感謝の気持ちをこめて、今回は、「ありがとう!日曜洋画劇場マイべスト」と題して、日曜洋画劇場で放送された映画の中から、思い出の映画2選をご紹介いたします。







ヒドゥン
 
(1987年作品 日曜洋画劇場で1990年4月にテレビ初放映)

エイリアンが人間の体を次々と乗り換えて、凶悪な殺人事件を起こしていくSFホラー・アクション。冒頭から高級スーパーカーの黒いフェラーリで派手なカーチェイスを繰り広げたり、カーアクションのインパクトも強かった作品。エイリアンの刑事役を演じていたのは、「デューン/砂の惑星」やテレビドラマ「ツイン・ピークス」などで知られるカイル・マクラクラン。


日本の特撮の「ブルースワット」はこの映画の影響を受けていると思われますが、解説の淀川さんによると、この映画は、日本の化け猫や、音楽は、歌舞伎の伴奏に似ているなど、日本の影響があると仰っていましたね。猿の惑星、スーパーマン、スターマン・愛・宇宙はるかに、コクーン、ゼイリブなどなど、日曜洋画劇場で見たSF映画は忘れられない作品が数多いですが、このヒドゥンもその一つです。カイル・マクラクランの声を松橋登さん、マイケル・ヌーリーの声を田中秀幸さんが演じた吹替えも良かったですが、未だDVDに収録されていないのが残念。








地獄のマッドコップ
 
(1988年作品 日曜洋画劇場で1989年6月にテレビ初放映)

「死霊のはらわた」「ダークマン」「スパイダーマン」などで知られるサム・ライミ監督作品の常連俳優であるブルース・キャンベルが主演した殺人ホラー映画。無実の罪で監獄送りになり、そこで滅多切りにされ殺された警官コーデルが地獄から蘇えり、復讐鬼と化してニューヨークの町で次々と殺人事件を起こす。今の地上波では絶対放送されないであろう内容の映画ですが、80年代はこういう映画をバンバン流していましたね(苦笑)。



  


警官版「ターミネーター」と言う感じで、ド派手なアクションが見応えありました。続編の「マニアックコップ2」も日曜洋画劇場で放送されましたが、「マニアックコップ3/復讐の炎」は、テレビ東京の『木曜洋画劇場』で放送されています。この映画、日本では劇場未公開でしたが、日曜洋画劇場で「地獄のマッドコップ」のタイトルで初放映されてから日本でも話題となったそうです。この際、日本のテレビ局が要請して6分間の追加シーンを加えたオリジナルバージョンが放送されています。当時のスタッフのこだわりというか、映画愛が伝わってくるエピソードですね。







1991年5月の2度目の放送時は、本編終了後に「マニアックコップ2」の映画宣伝が流れていました。




これを書いてたら他にも紹介したい作品がたくさん出てきたので、いずれまた第2弾をやりたいと思います(笑)。



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毎年恒例の30年前を振り返る企画。今年は「映画音楽で振り返る1987年」と題して、30年前にタイムワープしてみます。



1987年でとくに印象に残っている出来事と言えば、やはり石原裕次郎さんの死去。裕次郎さんの訃報を最初に知ったのは、「トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ」というアニメを見ていた時に流れたニュース速報のテ口ップでした。その日の夜は通常の番組を急遽変更して裕次郎さんの映画を放送したテレビ局もありました。戦後最大のスターの死ということで世の中が騒然としたのを覚えています。


国鉄が民営化され「JR」になったのがこの年。ニューヨーク株式市場の株価が大暴落し、「ブラックマンデー」と呼ばれたのもこの年。今週、金正男が暗殺される事件が起こりましたが、30年前には、日本人に成り済ました北朝鮮の工作員が、乗客乗員115名が乗る旅客機を飛行中に爆破した「大韓航空機爆破事件」がありました。


私はこの年初めて友達と一緒に映画を観に行きましたが、劇場で初めて見た映画は、シュワちゃんの「プレデター」でした。この年、シルベスター・スタローンは、「オーバー・ザ・トップ」という腕相撲で戦う映画に出演。ジャッキー・チェンは、「プロジェクトA2」と、三大アクションスターが華々しく群雄割拠していた時代でしたね。



この年流行った曲の中で一番印象に残っているのは、光ゲンジの「STAR LIGHT」。ローラスケートで走りながらダンスするというあの「ローラーダンス」はとてもインパクトがありましたよね。この年一番売れた曲は、瀬川瑛子の「命くれない」でした。演歌勢がまだまだ元気な時代でもありました。そして、87年で一番印象に残った映画音楽はというと・・・






ロボコップ

元祖ロボコップも劇場公開から今年で早30年。当時はまだCG技術が乏しく、ロボコップの敵として登場したED209の動きをストップ・モーション、所謂「コマ撮り」で表現しているもところも今となっては、とても時代を感じさせてくれます。階段が降りられず、スッテンコロリンしてしまうED209さんはとてもかわいかったですね(笑)。3年前にリブート版が公開され、細身の黒いロボコップが話題になりましたが、やはりロボコップは、重量感のあるロボットでないといけません(苦笑)。細身だと貧相だし、強く見えない。


日本では、1990年に「日曜洋画劇場」枠でテレビ初放映されましたが、その時の視聴率が30%を超えたところもあったり、今では到底考えられないくらいの高視聴率をはじき出しておりました。「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」の主人公ストリング・フェロー・ホークの声でも御馴染みの磯部勉氏がロボコップの声を担当していました。ロボコップの吹替え版を見る時は、今でも必ずこの日曜洋画劇場のバージョンを見るようにしています(笑)。














バトルランナー

アーノルド・シュワルツェネッガーの隠れた名作。日本では、フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」でテレビ初放映されました。この映画は、近未来が舞台になっていましたが、時代設定はなんと今年(笑)。2017年、独裁政権が支配し、社会経済が混乱したアメリカ。暴動を起こした一般市民への発砲を拒否したために、無実の罪で強制労働所へ収容されてしまう警官のお話で、シュワちゃんが主人公の警官ベン役を熱演しておりました。今現在のアメリカの姿と符合するところがあったり、改めて見るといろんな意味で面白いです(笑)。


ベンは、「凶悪犯と正義の戦士との戦い」を実況する人気番組「ランニングマン」に凶悪犯として出場させられ、「死のハンター」との戦いを余儀なくされてしまう。テレビの合成映像によってベンが犯罪者に仕立てられたり、ランニングマンの勝者がねつ造されたりと、当時は、テレビのねつ造問題を皮肉った楽しいSF映画って感じに見えましたが、今は、内外で日常茶飯事的にそういうことがあるのでとてもリアルに映り、恐怖すら感じてしまいますね(苦笑)。













ビバリーヒルズコップ2

日本でも1作目と同様にヒットしたエディ・マーフィ主演の刑事アクションの第2弾。当時、シルベスター・スタローンの妻だったブリジット・ニールセンが強盗団の黒幕役で出演して話題になりましたが、ニールセンはこの映画が原因?(監督のトニー・スコットと浮気)でこの年にスタローンと離婚してしまったそうです。


のっけから主人公のアクセル・フォーリーが赤いフェラーリを乗り回したり、高級感溢れる演出とスタイリッシュな映像で人気を集めたこの作品。アクセルが着ていたスタジャンも流行りましたね。最近、エディ・マーフィはすっかり姿を見なくなりましたが、またあのシャカリキなマシンガントークを見せてもらいたいものです。それにしてもこの主題歌は今聴いても最高にテンションが上がりますね。











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