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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/05月

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FOXクラシックの「白バイ野郎ジョン&パンチ」シーズン1の放送は、昨年までに全22話の放送が終了。今月からまた夕方枠で初回から再放送されています。兼ねてから見たかった作品だけに、FOXクラシックでの放送は非常にありがたかったですね。とりあえずシーズン1のエピソードを全視聴することができました。



他のシーズンはまだ未視聴なので比べようがないのですが、シーズン1は、わりとダイナミックな事件が数多く描かれていて、凄味のあるアクションシーンをたくさん堪能できました。ハイウェイに軽飛行機が着陸するようなありえない展開もあれば、ハイウェイ・パトロールがニセの通報に惑わされててんてこまいするなど、わりとリアルな展開もあったり、テンポは緩やかなものの、ジョン&パンチたちが懸命に人命救助をする様子が丁寧に描かれていて見応えがありました。最終話では、ジョンとパンチが初めて出会った時の回想場面がありましたが、パンチがジョンに誘われて白バイ警官になるまでの経緯や、パンチの不良時代も見られたり、中々見所豊富な最終回でしたね。



印象に残ったエピソードは、たくさんありますが、その中からとくに気になったエピソードをいくつかご紹介致します。






涙・涙の減量作戦
Crash Diet

不審な男がハイウェイを走行中の車に向かって泥を投げつける事件が続発。パトロール中のジョンとパンチもその被害にあう。その男を捜索中、ジョン達は、裸の女性達を乗せた通りすがりのワゴンを見つけ追跡する。女性達は、バレーボールの選手で車内で着替えをしているところをジョン達に目撃されてしまったのだ。ハイウェイパトロールでは、本部からの指令で、職員達の減量計画が実施されるが、太り気味のアーティは、不安を募らせる。


日本の高速でも高速道をまたぐ橋の上から物を投げ落としたりする事件がたまにありますが、このエピソードでは、髭もじゃの男(レオナード)が突如沿道にあらわれて、高速を走る車に泥を投げつける事件を起こす。犯人の男がベトナムの帰還兵であるところや事件の動機も含め、時代を感じさせられました。クライマックスの、レオナードが高速道の真ん中に飛び出して、走っている車を次々と止めるアクションシーンは圧巻でした。





バレーボール選手のキャロル役のデボラ・プラット。デボラ・プラットと言えば、「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」のアークエンジェルの補佐官・マレラ役が印象に残っていますが、ジョン&パンチにも出演していたんですね。










走る凶器 標的は警官
Crack-Up

ジョンとパンチは、パトロール中に公道レースをしている2台のスポーツカーを発見。その追跡中、ジョンのバイクが暴走車と激突し、ジョンは病院に担ぎ込まれる。幸い大した怪我はなかったが、安静のためジョンは、しばらく入院することに。その間、パンチは、ギトレアとパートナーを組んで白バイに乗ることになった。パンチ達が犯人探しを続ける中、今度はアーティがレッカー車に跳ねられる事件が起きる。


事故に遭い入院中のジョンの代わりにギトレアがパンチとコンビを組んで凶悪な犯人を追う展開が新鮮。職場復帰したジョンがリベンジマッチのごとく犯人が乗るレッカー車に挑むクライマックスのアクションシーンが凄まじかったです。ジョンのバイクがスポーツカーと激突する時のスタントも然ることながら、レッカー車が荷台についているチェーンをブンブン振り回しながら暴走し、そのチェーンで白バイを転倒させるアクションが凄まじい迫力で見応えがありました。入院中のジョンを励ます喜劇女優のワンダの声を、サザエさんの初代カツオの声を担当していた高橋和枝さんが演じていたところも印象に残りました。



ナイトライダーは、今月からシーズン2がスタートしていますが、ジョン&パンチも早くシーズン2を放送して欲しいですね。


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FOXクラシックで放送中の「白バイ野郎ジョン&パンチ シーズン1」は、現在17話まで放送され早いもので残すところ後5話。以前にも触れたようにジョナサン・A・ベーカー(ジョン)役のラリー・ウィルコックスと、フランシス・ルウェリン・パンチョレロ(パンチ)役のエリック・エストラーダは、撮影当時は、撮影以外では一言も口をきかないほど、二人の仲は最悪の状態だった。その原因となったのがエストラーダの人気の上昇で、ウィルコックスは、それに相当な嫉妬心を持っていたそうです。


ドラマ出演者の不仲は、今でもよくありますよね。日本でも「あぶない刑事」のタカ(舘ひろし)&ユージ(柴田恭兵)は、最初はあまり仲が良くなかったそうですが、撮影中の事故をきっかけにしだいに二人の仲は良くなり、それからは抜群のコンビネーションを見せるようになって、以後30年も続く人気シリーズとなった。ジョン&パンチも実は、撮影中にエストラーダが大怪我を負う大事故を起こしたことがあり、その時は、さすがにウィルコックスもエストラーダを介抱し、彼が意識をなくさないよう必死に声をかけ続けたそうです。しかし、二人の関係は、あぶ刑事のようにはならず、その後も修復しないまま、ウィルコックスはシーズン5をもって降板してしまいます。



しかし、仲が悪いながらもシーズン5まで二人の活躍は続きます。やはり当時のこの番組の人気の高さが窺えますね。ちなみに、ジョン&パンチは、現在リメイク映画の製作が進行中で、その撮影風景なども公開されています。かつての人気を再燃できるのか。テレビシリーズのような豪快なアクションも期待したいですね。


14話ほどまで拝見しましたが、とくに印象に残ったエピソードをいくつかご紹介致します。





オンボロバス必死の背走
MOVING VIOLATION


燃料切れを起こしてハイウェイに不時着した小型飛行機の様子を見に行ったパンチは、その飛行機に乗っていた美女にすっかりメロメロに。その夜、パンチは、その美女を自分のトレーラーハウスに乗せてデートに出かけるが、方向指示器を出さず右折してしまい違反切符を切られてしまう。その事をギトレア警部に知られるのを恐れたパンチはジョンに相談し、身分を隠して教習所に通うことになるが・・・。


冒頭の小型飛行機をハイウェイに着陸させるアクションシーンが凄い。CGではなく実物を使って撮影しているのでやはり緊迫感が違います。ヘビ泥棒が乗る車がジョン&パンチのバイクとチェイスした後、派手に横転したり、盗難された教会のバスが坂道を背走し、パンチが必死にバスを食い止めようとするなど、見応えのあるアクションシーンが多かった。スピード違反をしてジョン&パンチに違反切符を切られた大男が怒り狂って自分の車をボロボロになるまで破壊し続けた後、その場に車を置いたまま歩いて帰る姿が笑えました。


美女とデートをしている最中に交通違反をし、変装して教習所に通うはめになるなど、ドジっぷり満載のパンチに相反して、パンチに部下扱いされたり、事故死した男性の家族にその報告をしにいくなど、何かと損な役回りが多いジョン。二人のキャラの明暗が色濃く出ていた面白いエピソードでした。






偽警官は誰か
One two Many


トレーラーハウスが故障してパンチが寝場所を探していることを知ったジョンは、一晩だけパンチを自分のアパートに泊める。大荷物を抱えてジョンの家にやってきたパンチは、ジョンの女友達を見るなり大ハッスル。寝る時は、いびきや歯ぎしりをしてジョンを悩ませる。一方その頃、ジョンにそっくりのニセの白バイ警官が現れ、町の女性に声をかける事件が続発していた。


ジョンにそっくりの白バイ警官が登場して、次々と騒ぎを起こす話。自分の偽者が事件を起こして悩み続けるジョンの気持ちを逆なでするがごとく、ジョンの部屋を散らかしたり、大音量でラジオを聴くパンチには呆れるばかりだが、それにたまりかねて隣の女友達の部屋に逃げ込むジョンもかなり大胆(苦笑)。最後は、パンチに自分のアパートの鍵を渡して、アパートも車もステレオも女友達も好きに使えと言って完全にキレていたジョンが面白かった。少年が盗んだ車で暴走するアクションシーンで、ギトレア警部が珍しく活躍していたのが印象に残りました。




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21世紀に入ってから1970、80年代の名作海外ドラマのリメイクが続いておりますが、スカパーで放送中の「白バイ野郎ジョン&パンチ」もいよいよ映画化されるらしいですね。ジョン&パンチは10話ほど見ましたが、ハイウェイが舞台だけにチェイスシーンが多いし、アクションはなかなかハイスケール。二人のユニークな会話のやりとりやコンビネーションも抜群で今見ても面白いのでリブートも期待していますが、くれぐれもCG多様のギャグ漫画のようにはならないでもらいたいですね(苦笑)。


そして、1980年代後半に日本でも放送されたあのドラマもリブートの話が・・・。特攻野郎はすでに映画化され、白バイ野郎も近々映画化・・・・とくれば、次にくるのは「冒険野郎」。トラック野郎シリーズのヒットの影響か、あの頃のアクションものの海外ドラマにはタイトルの前に「○○野郎」をつけるのが流行っていましたね。それはさておき、ついにあの「冒険野郎マクガイバー」がテレビシリーズで復活と言うニュースが飛び込んできました。




「シネマトゥデイ」→「冒険野郎マクガイバー」テレビシリーズで復活!
マクガイバーは、自分の豊かな科学知識と経験で様々な危機を乗り越え目的を遂行するフェニックス財団のトップエージェント。個人的にはひとりスパイ大作戦の主人公的なイメージがあるのですが(苦笑)、現在スカパーで放送中のシーズン1を見ていると、初期は科学知識よりもスタローンやシュワちゃんの映画みたいに、結構肉体派的な活躍が目立ちますね。吹替版でマクガイバーの声を担当しているのは石丸博也氏。当時は、映画でジャッキー・チェンを演じ、海外ドラマではマクガイバー、アニメはトランスフォーマー2010のロディマスコンボイと、いろんなところで声を聞きましたが、ジャッキー映画で石丸さんの声を聞くと、時々マクガイバーのことも思い出していましたね(苦笑)。









マクガイバー役のリチャード・ディーン・アンダーソンは、マクガイバー以降は、スターゲイトのテレビシリーズでジャック・オニール大佐役を演じたことでも有名ですが、最近は全く見かけなくなりましたね。白バイ野郎のパンチ(エリック・エストラーダ)のほうは、この間ディスカバリーチャンネルで放送されていた「ファスト&ラウド」というクラシックカーを蘇えらせる番組のナイトライダーの回に出演していたのを見かけたが・・・。さすがに新シリーズでまたマクガイバーを演じることはないでしょうが、もしかしたらなんらかの形で出演してくれるかもしれませんね。



フェニックス財団の要人でマクガイバーの上司のピーター・ソーントン役のダナ・エルカーは、実は、パイロットでは、アンディ・コルソンという別役で登場しているのですが、吹替版では、ピーターと呼ばれているので、別役であることに気づかなかった人も多いのでは。ダナ・エルカーと言えば、ナイトライダーや特攻野郎Aチームにゲスト出演していましたが、とくにナイトライダーの「殺人ヘリ攻撃ミサイルの恐怖!決死の空中戦・超パワー全開」が印象に残っています。このエピソードでダナ・エルカーは武器の密売人を演じ、最後はデボンに迫られ、あえなく御用となっていましたが、今見るとナイト財団とフェニックス財団の要人達のまさに夢の競演という感じに見えて面白いです。ちなみにデボン役のエドワード・マルヘアーはマクガイバーの「クロスカントリー」というエピソードにゲスト出演しています。






パイロットの「決死の救出作戦」では、爆発事故が起こった秘密の地下研究施設に閉じ込められた研究員達を救出し、「黄金の三角地帯」では、生物を死滅させる劇薬を積んだ輸送機がミャンマー奥地で墜落し、その劇薬の回収に向かうなど、一人では中々不可能と思える作戦を様々な知恵や経験を活かして難なく切り抜けてしまうマクガイバーがカッコ良いですね。


「少女イアナ」は、秘密情報が隠されている懐中時計を持っていたイアナと言う少女とその家族がKGBに狙われ、マクガイバーが収容所に送られてしまったイアナの家族を救出し、懐中時計を取り戻すお話。このエピソードの後半、マクガイバーはイアナの一家を亡命させるため開催中のロードラリーに紛れ込み、ミニクーパーに乗り込んでブダペストの街を駆け巡るのですが、これが中々凄まじいカーアクションの連続で見応えがあった。でもこの場面、どこかで見たことがあるような・・・。と思ったらやはりこのカーアクション場面は、1969年に公開された映画「ミニミニ大作戦」の映像を借用したものだったようです。確かに走行中の車内のカットがどう見ても合成丸出しだったし、所々のカットに違和感を覚えたが・・・。ナイトライダーにもカール初登場回で、カールが崖から転落するカットに「ザ・カー」というカーアクション映画のカットを借用した事例があったが、映画の映像をこれほど大胆に使っているのはある意味珍しいですね。



スカパーで今週放送の「指令007作戦」では、マクガイバーがタキシードを着て、まさにジェームズ・ボンド張りの活躍を見せています。新シリーズでは、どのような活躍ぶりを見せてくれるのか、新しいキャストのことも含め色々と気になりますね。




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懐かしの海外ドラマを放送中のFOXクラシック。最近レコーダーの容量がだんだん限界値に近づいておりますが(苦笑)、リアタイで見ていたナイトライダーやマクガイバー、Xファイルはもちろんのこと、もう一つ気になっているのが「かわいい魔女ジニー」


かわいい魔女ジニーは、アメリカのNBCで1965年から70年まで5シーズンに渡り放送されたコメディ番組。アラビア風の出で立ちをした魔女のジニーがNASAの宇宙飛行士・トニーによって2000年ぶりに閉じ込められていた壺から解放され、トニーを「殿」と呼び、彼を喜ばせるために魔法を使うが、それにより様々な騒動を巻き起こす。同時期に放送されていた「奥さまは魔女」と人気を二分した作品で、日本では、NET(現・テレビ朝日)の系列局の毎日放送が製作し放送していたそうです。


「奥さまは魔女」は、主人公の魔女・サマンサは最初から人間の世界に溶け込み、人間の男性(ダーリン)と結婚して夫婦生活をしているので、サマンサは見た目普通の主婦の姿をしているのに対し、ジニーは、普段は魔法使いの格好をしていて、独身のトニーをご主人様と崇めて、トニーの家に住み着いてしまう。どちらもホームコメディなので、見比べるとそんなに大差はないのですが、やはり、ジニーのほうがいかにも魔女ドラマの主人公という雰囲気がありますね。奥さまは魔女のほうは、ダーリンにいたずらをするサマンサの母親・エンドラの存在も大きかったが、ジニーのほうには、それに相当するキャラクターはいないので、騒動の原因を作るのはいつもジニーになってしまうのですが、ジニーがキュートなので何をしても許せてしまう(笑)。両腕を前に組んで、首をちょんと縦に振る魔法のポーズも良いですね。ジニーを見ているとなぜだか日本のアニメ「ハクション大魔王」のアクビちゃんを思い出してしまいます。



ジニー役のバーバラ・イーデンは、他の作品では一度も見たことがないのですが、映画のほうでももっと活躍して欲しかったですね。そのイーデンさん、2年前に行われたとあるイベントで再びジニーの衣装を身にまといステージに立ったそうです。当時78歳でありながら、相変わらずのキュートさ。あの魔法のポーズでクリントン元大統領やエルトン・ジョンなど大物達を呼び出すという演出をやったみたいですが、いくつになってもあの格好とポーズが似合うのは、やはりイーデンさんしかいないんでしょうね。吹替版のジニーの声を、「チャーリーズ・エンジェル」でジル・マンロー(ファラ・フォーセット)の声を演じた中村晃子さんが担当しているところも興味深いです。


トニー役のラリー・ハグマンは、残念ながら3年前に81歳で亡くなりましたが、ちょうど半世紀のドラマだからこのドラマ出演時は30代半ば。この時は、いかにもナイスガイって感じでカッコいいですね。後に「ダラス」というドラマに主演し、強烈な悪役を演じたことでも有名な俳優さんでした。トニーの声は、「大都会PARTⅡ」で二代目課長の武井役を演じていた小山田宗徳さんが担当しています。



FOXクラシックでは、早くもシーズン2に突入しています。シーズン2からオープニングテーマと、全編アニメーションのオープニング映像も新しくなっていますが、アラビア風のダンスを踊ってるアニメのジニーが印象的です。テーマ曲もシーズン1、2それぞれ1960年代の大らかかつ和やかな味わいがあって好きですね。




シーズン1









シーズン2






そう言えば、シーズン2の「税金さんこんにちは」と言うエピソードに、ポール・リンドが税務署員のハリー役でゲスト出演していた。ポール・リンドと言えば、「奥さまは魔女」にサマンサの叔父・アーサーおじさん役でレギュラー出演していましたね。その他にもアメリカでは、数多くの番組に出演していた人気者で、自分の名前をタイトルにした「Paul Lynde Show」なる番組も持っていたそうですが、1982年に55歳の若さで他界しています。つまらないジョークを吐いては一人でウケまくっている姿がとても印象的だったアーサーおじさん役はまさに彼のハマリ役。吹替版の声もとてもマッチしていて、アーサーが出てくる回は、とくに面白かったですね。このエピソードでは、ジニーが魔法で余計な贈答品を出してしまい、それを必死に誤魔化そうとするトニーにしつこく迫る税務署員を演じていました。吹替版の声は、穂積隆信さんだったので、アーサーとは随分印象が違っていましたが、持ち前のあの笑顔が実に良い。






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今月からスタートした懐かしの海外ドラマチャンネル「FOXクラシック」。一時期のスーパーチャンネル(現・スーパードラマTV)のようなラインナップで再放送も多く、自分の中では、今一番よく見ているチャンネルですが、来月からはなんとあの「冒険野郎マクガイバー」もスタートするんだとか。今「ナイトライダーHD」「Xファイル」「かわいい魔女ジニー」を見てますが、マクガイバーが増えたら、また大変なことになりそう・・・(苦笑)。



もう一つ忘れてならないのが「白バイ野郎ジョン&パンチ」。ずっと前から見たくて、スカパーのアンケートにも何度もリクエストしていた番組なんですが、ついにスカパーで待望のテレビ放送が実現、3話まで拝見しました。毎回ハイウェイ上を白バイが軽快に走るシーンがあったり、犯人の車を追跡するハードなチェイスシーンが見られる反面、ストーリーは、実にコミカルでかつ緩い。カリフォルニアハイウェイパトロール・セントラル分署に配属されている主人公のジョンとパンチの二人が白バイに乗り、ハイウェイで交通取締りをする、ただそれだけを主眼に置いたドラマに見える。高速道路交通警察隊や機動捜査隊のパトカーにテレビ局のスタッフが同行して、事件や事故を追う日本の警察24時などの番組があるが、あれを彷彿とさせる。ドキュメンタリー風に描いた白バイ野郎達の物語というのが第一印象だった。


セントラル分署のメンバー全員でスカッシュやバスケなどスポーツを楽しんだり、ジョンとパンチの二人の私生活も描かれているが、それらはほとんどおまけみたいなもので、ドラマで描かれるのは、ハイウェイ上での出来事がほとんど。撮影は、ロサンゼルスの北のサンフェルナンドバレーで行われ、交通事故などのシーンは、一般には開通されていない工事段階、または完成間もないハイウェイが使用されていたそうです。


第2話の「パンチの入院」は、レッカー車を装った強盗を追跡中に、交通事故で散乱していたボンベのガスを浴びてしまったパンチが一時入院する話で、ジョンが入院しているパンチを見舞うシーンでは、二人の友情が垣間見えましたが、ジョン役のラリー・ウィルコックスと、パンチ役のエリック・エストラーダは、当時不仲だったらしく(エリックの人気ばかりが上昇したため)、なんとシーズン5でラリーが降板してしまうアクシデントが起こった。そのため、シーズン6からは、トム・ライリーが演じるボビーネルソンがパンチの新しいパートナーになった。原題は、「CHIPs=California Highway Patrol」なので問題なかったが、日本題は「白バイ野郎ジョン&パンチ」だったので止むを得ず改題され、シーズン6の放送から「白バイ野郎パンチ&ボビー」に変更されたそうです。


テレビシリーズ終了後も二人の不仲説は続いたが、それを吹き飛ばすかのように、1993年に公開された映画「ローデッド・ウェポン1」(リーサル・ウェポンシリーズをベースにしたパロディムービー)に、ラリーとエリックが揃って出演して話題となり、99年には、「帰ってきた!!白バイ野郎ジョン&パンチ」で、再び二人が共演を果たした。二人が乗る白バイは、「カワサキZ1000POLICE」で、実際に当時のCHPでも採用されていたバイクだったそうです。日本のバイクがドラマで使用されたことで、日本での人気もグンとアップしたそうですね。



日本の刑事ドラマ「噂の刑事トミーとマツ」のタイトルは、「刑事スタスキー&ハッチ」やこのジョン&パンチをヒントに名付けられたそうですが、当時のエリック・エストラーダと松崎しげるってちょっと雰囲気が似ていると思った。笑った時の表情とか、ちょっと黒ずんだ肌とかが(苦笑)。シーズン1のテーマ曲はジャズバージョンですが、シーズン2以降のディスコバージョンよりも壮大感があり、聴き応えがありますね。テーマ曲をベースにした劇伴もなかなか魅力的なものが多くて、サントラが欲しくなった(笑)。ジョン=田中秀幸と、パンチ=古川登志夫のコンビによるテンポ抜群の吹替版のセリフのやりとりもとても良いが、どうやら、この作品にも地上波放送時にカットシーンがあったらしく、カットされた部分だけ字幕なってしまうところが少々残念だ。4話以降も楽しみですね。










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FOXのリニューアルチャンネル『FOXクラシック 名作ドラマ』がついに今月1日からスタート。先行放送として「ナイトライダー」「白バイ野郎ジョン&パンチ」「チャーリーズエンジェル」「Xファイル」などの名作ドラマが無料で放送されていました。


さっそく契約して確認したところ、まず、「ナイトライダー シーズン1HD」は、パイロットの「電子頭脳スーパーカー誕生」が放送されていました。このパイロット、日本では、1984年12月16日テレビ朝日系の「日曜洋画劇場」枠で初放送されたもので、吹替版も当時のものがそのまま使用されていました。本来パイロットは、2時間枠で放送されたものですが、今回の放送では、前後編に分けられて、1時間枠で2週に渡って放送する仕様になっています。11年前に発売されたDVD-BOXには、残念ながらパイロットには日本語吹替版がついていなかったのですが、去年発売されたブルーレイには収録されていたので、今回の放送でももしや・・・と思っていましたが、予想通りでした。大阪では1994年と98年に地上波で再放送がありましたが、テレビでパイロットを見るのはそれ以来ですね。


9年程前にCS/スカパーのスーパーチャンネル(現:スーパー!ドラマTV)で放送された時は、電子頭脳スーパーカー誕生をはじめ、日曜洋画劇場枠で放送されたナイトライダー2~6並びに、10本の日本未放送エピソードは放送されませんでしたが、FOXクラシックでは、なんと日本未放送エピソードの吹替版も放送してくれるそうです。日本未放送エピソードは、11年前にDVD-BOXで初めて見たのですが、その時からずっと吹替版を熱望しておりました。去年発売されたブルーレイで、オリジナルの吹替メンバーによる吹替追加収録が実現し、そして、今年、それがテレビで放送される・・・。地上波での放送から30年以上経ちますが、改めて新鮮な気持ちで今回の放送を楽しめそうです。ファンとしては本当に感無量ですね。




次に「白バイ野郎ジョン&パンチ シーズン1HD」の吹替版を拝見。このシリーズは、ほぼ初見なのであまり詳しくはないのですが、地上波では、1979年に日本テレビが土曜の深夜に放送していたそうです。当時は、当然ながらブラウン管テレビなので、4:3の画面サイズで放送されましたが、今回のFOXクラシックの放送では、本来の画面サイズの上下を切り取り、ハイビジョンテレビ用に画面サイズが16:9に変更されていました。


画質は申し分なく綺麗で、田中秀幸氏(ジョン)と古川登志夫氏(パンチ)のやりとりも抜群。やはり、テレビドラマとは思えないスケール感のあるアクションドラマでした。ハイウェイで大掛かりなロケをしていて、派手に白バイを走らせたり、カークラッシュさせたり、疾走感溢れるアクションシーン満載のパイロット。この作品も今年、日本語吹替版収録のコンプリートDVD-BOXが出ており、シーズン3まで発売されているそうです。全6シーズンあるそうですが、今回の放送では、どこまでやってくれるのか気になりますね。全てのシーズンの放送を期待したいです。



他にも気になっている作品が一杯あるのですが、他はレギュラー放送が始まってから確認したいと思います。こんなチャンネル、ずっと待ち望んでいた。もっと早くこういうチャンネルと出会いたかったですね。これからのラインナップも期待しております。




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